JP2003232154A - 指紋認証管理システム - Google Patents

指紋認証管理システム

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JP2003232154A
JP2003232154A JP2002031946A JP2002031946A JP2003232154A JP 2003232154 A JP2003232154 A JP 2003232154A JP 2002031946 A JP2002031946 A JP 2002031946A JP 2002031946 A JP2002031946 A JP 2002031946A JP 2003232154 A JP2003232154 A JP 2003232154A
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Masahiko Shimizu
昌彦 清水
Akira Miyaoka
皓 宮岡
Katsumi Kobayashi
克己 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管理する機器とその作業者ごとの作業分野を予
め分別して作業の諾否と許諾した作業の履歴の記録とを
自動的かつ確実に行うことが出来る管理システムを提供
する。 【解決手段】自動販売機1の適宜の箇所に鍵で開けるこ
とのできる認証用扉を設け、内部に指紋認証装置5を配
置する。記録装置9には自動販売機1の保守、商品補
充、又は売上金回収を行う作業員のID番号、氏名、指
紋及び開閉部開錠の諾否を示すデータが相互に対応付け
て記憶されている。例えば商品補充と売上金回収を行う
作業員の場合であれば、自己の指紋を指紋認証装置5に
読み取らせて指紋登録者本人であることが認証される
と、本体扉開錠機構6により本体扉が開錠され、更に金
庫開錠スイッチ7を押すことで金庫開錠機構8により金
庫蓋14が開錠される。そして開錠と施錠の履歴が記録
装置9に記録され、不図示の通信インターフェースを介
して外部ホスト機器に通知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋認証によって
管理対象者ごとの作業分野を分別して作業の諾否と許諾
作業の履歴を記録する指紋認証管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、不特定多数の人を対象とし装
置本体の金銭投入口に投入される対価と引き換えに対価
投入者が所望する物品や娯楽を提供する無人運用の自動
機器として例えば街中に設置されたジュースやタバコの
自動販売機、駅構内や地下街に設置された自動写真撮影
機、ゲームセンターに設置されたゲーム機等がある。
【0003】これらは、提供された物品が無くなる前に
補給要員によって物品が補充され、あるいは保守要員に
よって不具合部分の保守が行われ、且つ提供された物品
や娯楽の対価として投入されて本体装置の投入金銭収納
部に収納されている金銭が回収要員によって回収され
る。
【0004】また、金銭のみを自動的に取り扱う無人運
用の機器として、銀行内や街中の専用ボックスに設置さ
れた現金自動預払機がある。これらの自動機器も、適宜
のタイミングで、一方では払い出し紙幣や小銭のコイン
を補充し、他方では預け入れられた紙幣や小銭のコイン
を回収する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば自動
販売機を例にとると、金銭の回収、物品の補填、定期ま
たは不具合時の保守等の業務を行う際に本体装置の開閉
を行うには、一般には上述した専任の回収要員、補給要
員、保守要員等の作業員が鍵によって本体装置の扉を開
けて上記の業務を行っている。また、場合によっては、
上記の回収要員、補給要員、及び保守要員は、それぞれ
兼任されることもある。
【0006】ところが、自動販売機の一つの管理会社に
よって管理される地域に設置される自動販売機は、通
常、共通の鍵で管理されおり、この共通の鍵が一定範囲
の地域を担当する各作業員にそれぞれ渡されるようにな
っている。これは、自動販売機ごとに専用の鍵を作って
いたのでは、自動販売機の設置コストが高くなることの
ほかに、保守、補充、回収の一回の作業ごとに、その作
業に対応する鍵を選別する作業が発生して、作業の能率
が低下して維持コストが上昇するからである。また、各
作業員が担当する地域の範囲は部分的に重複している場
合が多い。
【0007】したがって、各作業員は、もし行おうとす
れば、自分が担当している地域以外でも上記のように重
複している他の担当者の地域の自動販売機に対して鍵を
使用して本体装置の開閉が可能である。このため、例え
ば回収された売り上げ金が本来あるべき金額に不足した
場合のように、前回の回収から今回の回収までの期間途
中で金銭の抜き取りがあったと予想されるような場合で
も、自動販売機の開閉が、誰によって、いつ、行われた
かを確認することは実質的に困難であり、したがって管
理会社の管理者は上記のような不都合の発生をほとんど
防止できない状態であった。そして、この問題について
の早期の解決が望まれていた。
【0008】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
管理する機器とその作業者ごとの作業分野を予め分別し
て作業の諾否と許諾した作業の履歴の記録とを自動的か
つ確実に行うことが出来る管理システムを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
管理システムの構成を述べる。先ず、請求項1記載の発
明の指紋認証管理システムは、管理対象の機器に、該機
器の外側及び内部に形成された開閉部の施錠を開錠する
開錠機構と、指紋認証装置と、上記機器の内部構成部の
保守または内部収容物の補充または回収を行う作業員が
上記指紋認証装置に読み取らせた指紋データが予め登録
されている指紋データと一致したとき、該指紋データに
対応して予め登録されている開錠諾否データに基づい
て、上記開錠機構による上記開閉部の開錠を実行または
非実行に制御する開錠機構制御部と、を有して構成され
る。
【0010】予め登録されている上記指紋データは、例
えば請求項2記載のように、上記機器の内部に設けられ
た記録装置の所定の記録領域に少なくとも上記作業員を
特定するID番号データ、該作業員の氏名データ、およ
び該作業員が上記機器の上記開閉部を開閉することに対
する諾否データと共に対応付けられた対応データとして
記録されているように構成される。
【0011】この指紋認証管理システムは、例えば請求
項3記載のように、上記機器に、上記記録装置の上記所
定の記録領域の上記対応データを更新するために外部の
ホスト機器からコマンド又はデータを入出力するための
有線または無線の通信インターフェースと、該通信イン
ターフェースを介して外部の上記ホスト機器とコマンド
又はデータを入出力する入出力手段と、を更に備えて構
成される。
【0012】また、この認証管理システムは、例えば請
求項4記載のように、上記機器に、上記開錠機構制御部
が制御動作を行ったとき、該制御動作に対応する上記作
業員の少なくともID番号データ、該作業員に対する上
記諾否データ、該諾否データに基づき開成を許諾された
上記開閉部の開錠実行時の日時データ、及びその施錠時
の日時データとから成る開錠履歴データを記録する記録
手段を更に有し、上記入出力手段は、上記記録手段に記
録された上記開錠履歴データを上記通信インターフェー
スを介して外部に出力するように構成される。
【0013】また、この指紋認証管理システムは、例え
ば請求項5記載のように、上記機器に、プリンタ用イン
ターフェースと、上記記録手段に記録された上記開錠履
歴データを印刷データとして上記プリンタ用インターフ
ェースを介して外部に出力する印刷データ出力手段と、
を更に備えて構成される。
【0014】次に、請求項6記載の発明の指紋認証管理
システムは、管理対象の機器に、指紋認証装置と、上記
機器の外側及び内部に形成された開閉部の施錠を開錠す
る開錠機構と、該開錠機構の開錠動作を実行又は非実行
に制御する開錠機構制御部と、無線又は有線の機器通信
インターフェースと、該通信インターフェースを介して
外部のホスト機器とデータを入出力する機器データ入出
力手段と、を備え、上記外部のホスト機器に、上記機器
の内部構成部の保守または内部収容物の補充または回収
を行う作業員の少なくともID番号データと、氏名デー
タと、指紋データと、該作業員が上記機器の上記開閉部
を開閉することに対する諾否データとを互いに対応付け
た対応データを予め記録した記録装置と、無線又は有線
のホスト通信インターフェースと、該通信インターフェ
ースを介して外部の上記機器とデータを入出力するホス
トデータ入出力手段と、を備え、上記機器は、上記作業
員が上記指紋認証装置に読み取らせた指紋データを上記
機器データ入出力手段が上記機器通信インターフェース
を介して上記ホスト機器に出力し、上記ホスト機器は、
該出力を入力して、該入力した上記指紋データが予め上
記記録装置に記録されている対応データの指紋データと
一致したとき、該指紋データに対応する上記諾否データ
を上記ホストデータ入出力手段により上記ホスト通信イ
ンターフェースを介して上記機器に出力し、上記機器
は、該出力を入力して、該入力した上記諾否データに基
づいて、上記開錠機構制御部により上記開錠機構による
上記開閉部の開錠を実行または非実行に制御し、且つ開
錠を実行するよう制御したとき、該開錠実行時の日時デ
ータ及びその施錠時の日時データとから成る開錠履歴デ
ータを、上記機器データ入出力手段が上記機器通信イン
ターフェースを介して上記ホスト機器に出力するように
構成される。
【0015】上記いずれの発明の指紋認証管理システム
においても、上記機器は、例えば請求項7記載のよう
に、自動販売機、自動写真撮影機、自動ゲーム機等に適
用できまた、例えば請求項8記載のように、現金自動預
払機に適用できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に
おける管理システムの管理対象となる機器の主要部の内
部構成を模式的に示すブロック図である。同図に示すよ
うに、機器1の主要部の内部構成は、MPU2と内蔵メ
モリ3を備えた制御部4と、この制御部4にバス又は配
線で接続された指紋認証装置5、本体扉開錠機構6、金
庫開錠スイッチ7、金庫開錠機構8、記録装置9、電源
供給部11等から成る。
【0017】また、機器1の本体には、電源接続部12
が設けられており、この電源接続部12により外部の電
源に接続して外部から電力を引き入れるようになってい
る。電源供給部11は、制御部4及び制御部4を介して
上記の各部に、上記外部から引き入れられた電力を適正
に変換して供給する。
【0018】制御部4のMPU2は、メモリ3に格納さ
れている制御プログラムにしたがって上記各部を制御す
る。上記の指紋認証装置5は、指紋データを読み取る指
紋データ読取部5−1と、この指紋データ読取部5−1
を保護するスライド式の保護カバー5−2を備えてい
る。もちろん保護カバー5−2は、スライド式と限るこ
となく、ヒンジを取り付けた開閉式に構成してもよい。
上記の指紋データ読取部5−1は人の指紋をイメージデ
ータ又は特徴抽出データとして直接読み取るように構成
されている。
【0019】この読み取られた指紋データは、指紋認証
装置5から制御部4に出力される。制御部4のMPU2
は、後述する予め登録されている複数の対応データの中
の指紋データと照合し、一致する指紋データがあれば、
その指紋データが一致した対応データの中の、開錠諾否
データとしての後述する本体扉開錠フラグを参照し、そ
の参照した本体扉開錠フラグが有効を示していれば、開
錠を実行するよう本体扉開錠機構6を制御する。他方、
本体扉開錠フラグが無効を示していれば、開錠の指示を
行わない、すなわち開錠の非実行の制御を行う。
【0020】本体扉開錠機構6は、機器1の外側に形成
された開閉部としての本体扉13の錠前を、制御部4か
らの制御によって開錠する装置であり、制御部4から開
錠を実行するよう制御信号を受け取ると本体扉13の錠
前を開錠する。この開錠のために、本体扉開錠機構6
は、特には図示しないが、例えば錠前のロック部を電磁
石で吸引してロック解除する機構を有している。もちろ
ん上記の錠前は、電子錠で構成してもよい。
【0021】いずれにしても、ロックを解除された錠前
は、本体扉13を閉成することによって自動的にロック
される構成になっている。また、金庫開錠スイッチ7
は、例えば押しボタン式のスイッチであり、人によって
押し操作されると、その操作信号を制御部4に出力す
る。制御部4のMPU2は、金庫開錠スイッチ7の操作
信号を受け取ると、上記指紋データが一致した対応デー
タの中の、開錠諾否データとしての後述する金庫蓋開錠
フラグを参照し、金庫蓋開錠フラグが有効を示していれ
ば、開錠を実行するよう金庫開錠機構8を制御する。他
方、金庫蓋開錠フラグが無効を示していれば、開錠の指
示を行わない、すなわち開錠の非実行の制御を行う。
【0022】金庫開錠機構8は、機器1の内部に形成さ
れた開閉部としての金庫蓋14の錠前を、制御部4から
の制御によって開錠する装置であり、制御部4から開錠
を実行するよう制御信号を受け取ると金庫蓋14の錠前
を開錠する。この開錠のために、金庫開錠機構8は、こ
れも特には図示しないが、例えば錠前のロック部を電磁
石で吸引してロック解除する機構を有している。もちろ
んこの場合も上記の錠前は電子錠で構成してもよい。
【0023】いずれにしても、ロックを解除された錠前
は、金庫蓋14を閉成することによって自動的にロック
される構成になっている。そして、記録装置9の所定の
記録領域には、上述した対応データが記録(登録)され
ている。
【0024】図2は、記録装置9にの所定の記録領域に
登録されている対応データのデータ構成の例を示す図で
ある。同図に示す対応データ15は、対応データ・デー
タベースの1レコードを構成しており、1レコード中に
一人分の各データが記録されている。各記録データが格
納される各フレーム16−1、16−2、・・・、16
−6には、個人データの内容として、指紋登録者の識別
番号である「ID番号」、指紋登録者の「氏名」、指紋
登録者の「指紋データ」、指紋登録者が作業担当となる
管理対象の「機器番号」、その機器の本体扉の「本体扉
解錠フラグ」及びその内部にある現金を収容した金庫の
「金庫蓋解錠フラグ」がそれぞれ格納されている。
【0025】同図の例では、フレーム16−1の「ID
番号」の右方のデータ記録領域には、例えば「ND00
7X」というID番号が登録されている。そして、フレ
ーム16−2の「氏名」の右方のデータ記録領域には
「何野誰夫」という上記ID番号に対応する人物(作業
要員)の氏名データが登録され、フレーム16−3の
「指紋データ」の右方のデータ記録領域には、指紋デー
タが格納されている。
【0026】また、フレーム16−4の「機器番号」の
右方のデータ記録領域には管理対象となる機器の識別番
号「MC001」が格納されている。この識別番号「M
C001」の機器は、ある場所に設置されたある物品の
自動販売機であり、あるいは、ある場所に設置されたあ
るゲームの自動遊戯機械である。
【0027】また、フレーム16−5の「本体扉解錠フ
ラグ」の右方のデータ記録領域には開錠諾否データとし
て「1」が格納されている。本例の場合、「1」は許諾
を表すフラグであり、「0」は不許可を表すフラグであ
る。この「何野誰夫」が機器管理の職務から他の職務に
変更になったり又は管理会社を退職したときなどにはこ
の「本体扉解錠フラグ」の「1」が「0」に変更され、
後日、折を見て対応データ15のレコードを消去する。
【0028】そのほうが、職務変更の場合などには機器
管理職務に復帰したとき対応データ15の復元が容易で
あるからであり、退職した場合でも、その都度対応デー
タ15を消去するよりも本体扉解錠フラグを「0」に変
更しておくだけのほうが手数が簡単であるからである。
【0029】フレーム16−6の「金庫蓋解錠フラグ」
の右方の記録領域には、同図の例では開錠諾否データと
して「0」が格納されている。したがって、この「何野
誰夫」は、この機器の内部の保守要員か、または物品の
補充要員であり、売り上げ金の回収要員ではないことが
わかる。売り上げ金の回収を任されている作業員に対し
ては、「金庫蓋解錠フラグ」の右方の記録領域には
「1」が格納される。
【0030】なお、この例では「本体扉解錠フラグ」や
「金庫蓋解錠フラグ」がそれぞれ1個のみ設定されてい
る例を示しているが、これに限ることなく、機器本体に
外側扉を複数有する場合は、それに応じて「本体扉解錠
フラグ」は複数設定される。また、機器内部に構成され
て錠前で封印される機密を要する重要部分は金庫と限る
わけではなく機器の種類によっては他にも錠前で封印さ
れる部分が存在する。そのような場合も、内部開錠フラ
グが複数設定される。
【0031】例えば機器が銀行等の現金自動預払機であ
ると、「本体扉解錠フラグ」は少なくとも2個以上にな
り、内部開錠フラグも少なくとも2個以上が設定され
る。このような対応データ15に示すID番号、氏名等
の個人データとしては、各機器の管理の担当を容認され
た作業要員の人数分の個人データが、予めホスト機器と
してのパーソナルコンピュータ(以下、パソコンとい
う)等を用いて作成され、指紋登録作業はパソコンと指
紋登録装置とを接続して指紋を採取し、その指紋データ
を上記の個人データに対応付けて記録し、これに対応付
けて更に担当する機器の番号や、担当する作業内容に応
じた開錠フラグを設定して対応データ15としてデータ
ベース化して管理される。
【0032】この管理データは、機器ごとに対応する例
えばメモリカードあるいは着脱式のハードデスク等の記
憶装置に転写され、このような記憶装置が、図1に示す
記録装置9として機器1に装着されることによって図1
及び図2に示す指紋認証管理システムが完成する。
【0033】これにより、指紋の認証によって作業要員
を確認し、この確認した作業要員に対し予め割り当てら
れている作業を行う部分の開錠のみが許可される。この
開錠の諾否を行うための対応データは機器ごとに対応し
ているので、他の作業要員が自分の担当以外の機器の開
錠を行うことは出来ないようになる。また、保守作業の
み又は物品の補充作業のみを担当する作業要員が自分の
作業担当外である内部金庫の開錠を行うことは出来ない
ようになる。
【0034】ところで、上記の説明では、記録装置9に
は、予め対応データが記録されたものを着脱式にして用
いるようにしているが、これに限ることなく、外部のホ
スト機器との通信で、記録装置9のデータを更新するよ
うにしてもよい。これを第2の実施形態として以下に説
明する。
【0035】図3は、第2の実施形態における管理シス
テムの管理対象となる機器の主要部の内部構成を模式的
に示すブロック図である。なお、同図には、図1と同一
の構成部分には図1と同一の番号を付与して示してい
る。また、本体扉や金庫蓋等は図示を省略している。
【0036】同図に示すように、本例では制御部4に通
信インターフェース17が付加されている。この通信イ
ンターフェース17は、例えば銀行内の現金自動預払機
のように機器がその機器を管理する会社と同一建物内に
設置されているような場合は有線インターフェースとし
てよく、他方、街角に設置された自動販売機のように機
器が管理する会社から遠隔地にある場合には無線インタ
ーフェースとなる。
【0037】この構成であると、ホスト機器で更新され
た対応データ15は、直ちにその対応データ15に対応
する機器に送信されて記録装置9のデータベースを更新
することができ。したがって、例えば作業要員の入社・
退職の移動が激しい機器管理会社の場合であっても、そ
の移動に容易に対処して機器及び作業要員を管理するこ
とができる。
【0038】ところで、上述した第1及び第2の実施例
では、指紋認証によって、予め作業要員に割り当てられ
た作業内容に対応する開錠の諾否を行うものであるが、
更に許諾された開錠と施錠の時間系列を示す履歴を記録
するようにして、この履歴の記録を確認できるようにす
ると、管理が一層確実になる。これを第3の実施の形態
として以下に説明する。
【0039】図4は、第3の実施の形態において、機器
の記録装置9に順次蓄積されていく許諾された開錠と施
錠の履歴データのデータ構成を示す図である。なお、機
器の主要部の内部構成は図3の場合とほぼ同様である
が、本例では、記録装置9には少なくとも登録データ記
録領域と履歴データ記録領域の二つの記録領域が構成さ
れている。登録データ記録領域には上述した対応データ
が記録されており、履歴データ記録領域には、後述する
履歴データが順次記録される。
【0040】図4に示すように、履歴データは履歴デー
タベース18として構成される。履歴データベース18
は、開錠と施錠の履歴に応じた多数のレコード19(1
9−1、19−2、・・・)からなる。各レコード19
は、機器番号、ID番号、フラグ番号、開錠日時、及び
施錠日時の5つのデータを格納する5つのフレームから
なる。
【0041】機器番号は、各所に設置されている機器に
特有の認識番号であり、ID番号は図2の対応データ1
5に示したID番号と同一の番号であり作業要員を特定
し識別するためのものである。フラグ番号は開錠の諾否
にかかわる開閉部の部位を特定する番号である。開錠日
時はフラグ番号に対応する開閉部の開錠が許諾されて開
錠された日付と時間が秒単位で記録され、施錠日時は開
錠された開閉部が人為的に閉成されて自動ロックされた
ときの日付と時間が秒単位で記録される。この記録は、
管理会社の管理者によって、任意に又は定期的に、通信
インターフェース17を介してホスト機器によって読み
出され、ホスト機器に接続されたプリンタで印刷される
などして、機器と作業要員の管理のために参照される。
【0042】このような管理を行う場合、管理会社の机
の上に設置されているホスト機器を前にして管理してい
るよりも、現場に出かけて巡回し、現場の状態を観察し
なが管理する方が、管理者の立場としてはより確実で、
現場でしか知ることの出来ない変化を読み取ることがで
きるから、そのような管理方式をとる管理会社もあると
思われる。
【0043】そのような管理方式に好適な構成の指紋認
証管理システムを、第4の実施の形態として以下に説明
する。図5は、第4の実施形態における管理システムの
管理対象となる機器の主要部の内部構成を模式的に示す
ブロック図である。なお、同図には、図1及び図3と同
一の構成部分には図1及び図3と同一の番号を付与して
示している。ただし本例では、記録装置9の構成は、上
記第3の実施の形態において述べたように登録データ記
録領域9−1と履歴データ記録領域9−2の二つの記録
領域を備えている。また、同図には本体扉や金庫蓋等は
図示を省略している。
【0044】同図に示すように、制御部4には、通信イ
ンターフェース17のほかに、プリンタ用インターフェ
ース21が付加されている。このプリンタ用インターフ
ェース21は、管理会社の管理者が持ち歩く小型プリン
タの入力用インターフェースと接続できるようになって
いる。
【0045】このように、機器ごとにプリンタ用インタ
ーフェース21を配設しておき、管理者によって現場で
不審な状況が観察されたときなどに、携帯した小型プリ
ンタをプリンタ用インターフェースに接続して、その場
で上記の履歴データを印刷出力するようにすれば、その
場で開錠と施錠の履歴を知ることが出来、観察された不
審な状況の解析にその場で役立てることができる。
【0046】また、このような開錠と施錠の履歴が作業
要員ごとに記録されていることが全社員に明確である
と、不正な行為が心理的に抑止され、機器や作業要員の
管理に消費される労力が軽減されるうえ、効率的で且つ
確実な管理を行うことができるようになる。
【0047】以上第1〜第4の実施の形態では、いずれ
も対応データ15や履歴データ18を機器の記録装置9
に記憶させているが、ホスト機器側で一括管理するよう
にすることもできる。これを第5の実施の形態として以
下に説明する。図6は、第5の実施形態における管理シ
ステムの管理対象となる機器の主要部の内部構成を模式
的に示すブロック図である。同図は、図3に示す構成か
ら記録装置9のみを取り除いた構成となっており、その
他の部分の構成は図3の場合と同様である。したがって
同図には図3と同一構成部分には図3と同一の番号を付
与して示している。またこの場合も本体扉や金庫蓋等は
図示を省略している。
【0048】先ず、ここで改めて機器の構成各部につい
て説明すると、この管理対象の機器22は、指紋認証装
置5と、機器22の外側及び内部に形成された開閉部
(本体扉13、金庫蓋14)の施錠を開錠する開錠機構
(本体扉開錠機構6、金庫開錠機構8)と、該開錠機構
の開錠動作を実行又は非実行に制御する開錠機構制御部
(制御部4)と、無線又は有線の機器通信インターフェ
ース(通信インターフェース17)と、該通信インター
フェースを介して外部のホスト機器とデータを入出力す
る機器データ入出力手段(制御部4)と、を備えてい
る。
【0049】他方の上記通信インターフェースに有線又
は無線で接続する外部のホスト機器には、特には図示し
ないが、機器22の内部構成部の保守または内部収容物
の補充または回収を行う作業員の少なくともID番号デ
ータと、氏名データと、指紋データと、該作業員が機器
22の上記開閉部を開閉することに対する開錠諾否デー
タとを互いに対応付けた対応データ(図2の対応データ
15と同様の構成)を予め記憶した記憶装置と、無線又
は有線のホスト通信インターフェースと、該通信インタ
ーフェースを介して外部の機器22とデータを入出力す
るホストデータ入出力手段と、を備えている。
【0050】図7は、上記構成において、機器22と不
図示のホスト機器との間で通信を介して行われる処理動
作を説明する図である。同図は、左に管理される機器2
2の動作を示し、右にホスト機器の動作を示している。
同図に示すように、先ず、機器22は、作業員が指紋認
証装置5に読み取らせた指紋データを読み取る(S
1)。そして、上記読み取った指紋データを制御部4の
制御により、通信インターフェース17を介してホスト
機器に出力する(S2)。
【0051】ホスト機器は、上記出力を入力して、この
入力した指紋データが予め記憶装置に記憶されている対
応データの指紋データと照合し(M1)、一致する指紋
データが記憶装置内のデータベースの対応データに存在
するか否か判別する(M2)。そして、対応データに上
記入力指紋データに一致する指紋データがあれば(M2
がY)、その指紋データに対応する開錠諾否データを対
応データから読み出して、その開錠諾否データをホスト
側通信インターフェースを介して機器22に出力する
(M3)。他方、対応データに上記入力指紋データに一
致する指紋データが無いときは(M2がN)、開錠拒否
データを機器22に出力する(M4)。
【0052】機器22は、ホスト機器からの上記出力を
入力して、該入力したデータが開錠諾否データか否かを
判別し(S3)、開錠諾否データであれば(S3が
Y)、その開錠諾否データに基づいて、制御部4により
開錠機構による開閉部の開錠を実行(S4)または非実
行(S5)に制御する。他方、ホスト機器からの入力デ
ータが開錠諾否データでない、つまり開錠拒否データで
あれば(S3がN)、そのときは全ての開錠機構を開錠
非実行(S5)に制御する。
【0053】そして、機器22は、上記開錠を実行する
よう制御したときは、その開錠実行時の日時データをメ
モリ3の所定領域に一時的に記録し(S6)、更にその
施錠時の日時データを同じくメモリ3の他の所定領域に
一時的に記録して(S7)、それら開錠実行時の日時デ
ータと施錠時の日時データとから成る開錠履歴データを
生成し、その生成した履歴データを通信インターフェー
ス17を介してホスト機器に出力する(S8)。
【0054】ホスト機器は、この出力を入力し、この入
力した履歴データをデータベースに追加して、データベ
ースの履歴データを更新する(M5)。このようにし
て、機器22とは離れた所に設置されているホスト機器
で上述した対応データの管理と開閉部の開錠と施錠の履
歴を管理するようにすれば、なお一層のセキュリティの
確保ができる。
【0055】図8は、上述した第1〜第5の実施形態と
して説明してきた本発明の指紋認証管理システムを好適
に適用される自動販売機の例を模式的に示す斜視図であ
る。同図に示す自動販売機25は、例えばジュース、コ
ーヒー、お茶、天然水等の飲料や、あるいはタバコ等の
物品の自動販売機である。なお、同図は本体扉を開きか
けたところを示している。
【0056】同図に示すように、自動販売機25は、販
売する商品を収容する本体部26と、この本体部26に
ヒンジ部27を回動中心として回動して開閉可能な本体
扉部28を備えている。本体扉部28には、商品見本の
飾り窓29、購入商品選択ボタン列31、金額投入口3
2、購入商品取り出し口33、取っ手34等が設けられ
ている。
【0057】また、本体部26の内部には、特には図示
しないが、商品収納部、投入金額収容金庫、つり銭収納
部等が設けられている。更に、本例の自動販売機25の
特徴として、本体扉部28の前面には、指紋の認証を行
うための認証部扉35が配設されており、その認証部扉
35には、扉鍵穴36が形成されている。
【0058】この自動販売機25の内部機構の保守、販
売商品の補充、売上金の回収などの作業を行う作業要員
は、上記証認部扉35の扉鍵穴36に差し込んで認証部
扉35を開くための認証部扉開閉鍵を所有している。そ
して、その認証部扉開閉鍵を用いて証認部扉35の錠前
を開錠し、証認部扉35を開くと、内部に図1、図3、
図5または図6に示した指紋認証装置5が配置されてい
る。作業員は、その指紋認証装置5によって自己の指紋
を読み取らせる。
【0059】この作業員が自動販売機25の内部機構の
保守のみを行う作業員であれば、本体扉開錠機構6によ
って本体扉部28は自動的に開錠され、作業員は取っ手
34により本体扉部28を開いて内部の保守を行うこと
はできるが、売り上げ金等が収容されている金庫の蓋な
どは開くことはできない。
【0060】一方、この作業員が、販売商品の補充と共
に売上金の回収も行うことが任されている作業員である
ときは、本体扉部28が自動的に開錠されることはもち
ろんであるが、更に、金庫開錠スイッチ7を押すことに
よって金庫蓋14が開錠され、中の売上金を回収するこ
とができる。なお、釣銭の補充部が売上金の収容金庫と
異なるときは、図2に示した対応データ15に、釣銭補
充部の開錠諾否のフラグを設定するフレーム16−7を
1個増やしておけばよい。
【0061】図9は、上述した第1〜第5の実施形態と
して説明してきた本発明の指紋認証管理システムを好適
に適用される他の例として現金自動預払機の例を模式的
に示す斜視図である。同図に示すように、現金自動預払
機40は、立設する直方形の下半分が前方にせり出した
形状をしており、前方せり出し部の上面には、タッチ入
力装置付き対話型表示装置41と預払金入出力部42が
設けられ、立設部前面にはカード挿入口43や通帳挿入
口44等が設けられている。
【0062】そして、前方せり出し部の側面には、取っ
手45の付いた本体側面開閉扉46が配設されている。
この本体側面開閉扉46は、例えば電子錠前によって自
動ロックされており、開錠機構が働いて開錠されると、
取っ手45を引くことによりヒンジ部47、47を中心
に図の右方に回動させて開くことができる。
【0063】また、立設部の背面には、取っ手48の付
いた本体大型扉49が配設されている。この本体大型扉
49も例えば電子錠前によって自動ロックされており、
開錠機構が働いて開錠されると、取っ手48を引くこと
によりヒンジ部51、51を中心に図の後方に回動させ
て開くことができる。
【0064】内部には、特には図示しないが、預け入れ
金を収容する第1金庫や、払い出し紙幣や小銭を収容す
る第2金庫が収容されている。これらの金庫の蓋も自動
錠前で自動ロックされており、それらの自動錠前に対応
する開錠機構によって開錠されない限り開くことはでき
ない。
【0065】そして、上記の立設部の取っ手48の近傍
には、指紋の認証を行うための認証部扉52が配設され
ており、その認証部扉52には、扉鍵穴53が形成され
ている。この現金自動預払機40の内部機構の保守、預
け入れ金の回収、払い出し金の補充などの作業を行う作
業要員は、予め所有を認められている認証部扉開閉鍵を
証認部扉52の扉鍵穴53に差し込んで容易に認証部扉
52を開くことができる。そして、指紋の照合によっ
て、指紋が認証されれば、少なくとも本体大型扉49ま
たは本体側面開閉扉46のいずれか又は両方を開くこと
ができ、更に、予め作業が諾否データによって許可され
ている作業員は、金庫開錠キーを押すことによって所望
の金庫の蓋を開錠させて開くことができる。
【0066】なお、上記の例の場合は、図2に示した対
応データ15の本体扉開錠フラグ用のフレーム16を、
本体大型扉49用と本体側面開閉扉46用に2個設ける
か、あるいは諾否データを「00」、「10」、「0
1」又は「11」のように設定して、左桁を本体大型扉
49の開錠諾否フラグとし、右桁を本体側面開閉扉46
の開錠諾否フラグとするように決めておいてもよい。内
部の金庫が複数の場合も上記同様に複数桁のフラグを設
定することで、対応データ15のフレーム16を増やす
ことなく対処できる。
【0067】また、上記いずれの実施形態においても、
記録装置をメモリカード又は着脱式のハードデスク等で
あるとしたが、これに限ることなく、記録装置は、適宜
の型の各種のデータを記録したり読み出しができる装置
であればよい。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、予め管理対象者である作業者の作業分野を分別
し、その作業の諾否を指紋認証によって自動的に行い、
許諾作業の場合はその作業の履歴を記録するので、管理
対象の機器及びその機器を担当する作業者の管理が確実
かつ容易な指紋認証管理システムを提供することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における管理システムの管理
対象となる機器の主要部の内部構成を模式的に示すブロ
ック図である。
【図2】機器の記憶装置に登録されている対応データの
データ構成の例を示す図である。
【図3】第2の実施形態における管理システムの管理対
象となる機器の主要部の内部構成を模式的に示すブロッ
ク図である。
【図4】第3の実施の形態において機器の記憶装置に順
次蓄積されていく許諾された開錠と施錠の履歴データの
データ構成を示す図である。
【図5】第4の実施形態における管理システムの管理対
象となる機器の主要部の内部構成を模式的に示すブロッ
ク図である。
【図6】第5の実施形態における管理システムの管理対
象となる機器の主要部の内部構成を模式的に示すブロッ
ク図である。
【図7】第5の実施形態の構成において機器とホスト機
器との間で通信を介して行われる処理動作を説明する図
である。
【図8】本発明が適用される自動販売機の例を模式的に
示す斜視図である。
【図9】本発明が適用される現金自動預払機の例を模式
的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 機器 2 MPU 3 内蔵メモリ 4 制御部 5 指紋認証装置 5−1 指紋データ読取部 5−2 保護カバー 6 本体扉開錠機構 7 金庫開錠スイッチ 8 金庫開錠機構 9 記憶装置 11 電源供給部 12 電源接続部 13 本体扉 14 金庫蓋 15 対応データ(レコード) 16−1、16−2、・・・、16−6 対応データの
レコードフレーム 17 通信インターフェース 18 履歴データベース 19−1、19−2、・・・ 履歴データベースのレコ
ード 21 プリンタ用インターフェース 22 機器 25 自動販売機 26 本体部 27 ヒンジ部 28 本体扉部 29 商品見本飾り窓 31 購入商品選択ボタン列 32 金額投入口 33 購入商品取り出し口 34 取っ手 35 認証部扉 36 扉鍵穴 40 現金自動預払機 41 タッチ入力装置付き対話型表示装置 42 預払金入出力部 43 カード挿入口 44 通帳挿入口 45 取っ手 46 本体側面開閉扉 47 ヒンジ部 48 取っ手 49 本体大型扉 51 ヒンジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA07 AA22 AA23 BB05 BB29 BB30 BB46 BB47 BB57 BB58 CC16 CC17 CC19 CC20 CC29 CC30 DD09 FF08 FF18 3E040 AA01 AA08 BA07 CA07 CB01 DA02 FC01 FC02 FK08 FL04 3E044 AA01 AA05 BA01 BA02 CA10 CB06 DA05 DB15 DC06 DC10 DD03 DE01 DE02 FA15 FB04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理対象の機器に、 該機器の外側及び内部に形成された開閉部の施錠を開錠
    する開錠機構と、 指紋認証装置と、 前記機器の内部構成部の保守または内部収容物の補充ま
    たは回収を行う作業員が前記指紋認証装置に読み取らせ
    た指紋データが予め登録されている指紋データと一致し
    たとき、該指紋データに対応して予め登録されている開
    錠諾否データに基づいて、前記開錠機構による前記開閉
    部の開錠を実行または非実行に制御する開錠機構制御部
    と、 を有することを特徴とする指紋認証管理システム。
  2. 【請求項2】 予め登録されている前記指紋データは、
    前記機器の内部に設けられた記録装置の所定の記録領域
    に少なくとも前記作業員を特定するID番号データ、該
    作業員の氏名データ、および該作業員が前記機器の前記
    開閉部を開閉することに対する諾否データと共に対応付
    けられた対応データとして記録されていることを特徴と
    する指紋認証管理システム。
  3. 【請求項3】 前記機器に、前記記録装置の前記所定の
    記録領域の前記対応データを更新するために外部のホス
    ト機器からコマンド又はデータを入出力するための有線
    または無線の通信インターフェースと、 該通信インターフェースを介して外部の前記ホスト機器
    とコマンド又はデータを入出力する入出力手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項2記載の指紋認証
    管理システム。
  4. 【請求項4】 前記機器に、 前記開錠機構制御部が制御動作を行ったとき、該制御動
    作に対応する前記作業員の少なくともID番号データ、
    該作業員に対する前記開錠諾否データ、該開錠諾否デー
    タに基づき開成を許諾された前記開閉部の開錠実行時の
    日時データ、及びその施錠時の日時データとから成る開
    錠履歴データを記録する記録手段を更に有し、 前記入出力手段は、前記記録手段に記録された前記開錠
    履歴データを前記通信インターフェースを介して外部に
    出力することを特徴とする請求項3記載の指紋認証管理
    システム。
  5. 【請求項5】 前記機器に、 プリンタ用インターフェースと、 前記記録手段に記録された前記開錠履歴データを印刷デ
    ータとして前記プリンタ用インターフェースを介して外
    部に出力する印刷データ出力手段と、 を更に備えたことを特徴とする請求項3又は4記載の指
    紋認証管理システム。
  6. 【請求項6】 管理対象の機器に、 指紋認証装置と、 前記機器の外側及び内部に形成された開閉部の施錠を開
    錠する開錠機構と、 該開錠機構の開錠動作を実行又は非実行に制御する開錠
    機構制御部と、 無線又は有線の機器通信インターフェースと、 該通信インターフェースを介して外部のホスト機器とデ
    ータを入出力する機器データ入出力手段と、 を備え、 前記外部のホスト機器に、 前記機器の内部構成部の保守または内部収容物の補充ま
    たは回収を行う作業員の少なくともID番号データと、
    氏名データと、指紋データと、該作業員が前記機器の前
    記開閉部を開閉することに対する開錠諾否データとを互
    いに対応付けた対応データを予め記録した記録装置と、 無線又は有線のホスト通信インターフェースと、 該通信インターフェースを介して外部の前記機器とデー
    タを入出力するホストデータ入出力手段と、 を備え、 前記機器は、 前記作業員が前記指紋認証装置に読み取らせた指紋デー
    タを前記機器データ入出力手段が前記機器通信インター
    フェースを介して前記ホスト機器に出力し、 前記ホスト機器は、 該出力を入力して、該入力した前記指紋データが予め前
    記記録装置に記録されている対応データの指紋データと
    一致したとき、該指紋データに対応する前記開錠諾否デ
    ータを前記ホストデータ入出力手段により前記ホスト通
    信インターフェースを介して前記機器に出力し、 前記機器は、 該出力を入力して、該入力した前記開錠諾否データに基
    づいて、前記開錠機構制御部により前記開錠機構による
    前記開閉部の開錠を実行または非実行に制御し、 且つ開錠を実行するよう制御したとき、該開錠実行時の
    日時データ、及びその施錠時の日時データとから成る開
    錠履歴データを、前記機器データ入出力手段が前記機器
    通信インターフェースを介して前記ホスト機器に出力す
    る、 ことを特徴とする指紋認証管理システム。
  7. 【請求項7】 前記機器は、自動販売機、自動写真撮影
    機、自動ゲーム機等であることを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5又は6記載の指紋認証管理システム。
  8. 【請求項8】 前記機器は、現金自動預払機であること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の指
    紋認証管理システム。
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