JP2007218049A - 鍵及び該鍵により解錠又は施錠される現金入出金装置 - Google Patents

鍵及び該鍵により解錠又は施錠される現金入出金装置 Download PDF

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Abstract

【課題】多用途的に使用可能な鍵を提供する。
【解決手段】現金入出金装置2の錠部21を解錠するための鍵1に、利用者の生体情報を取得する生体認証センサ部4と、複数の利用者の生体情報及び利用者のセキュリティレベルを含む利用者データを予め格納する利用者データベース部6と、錠部21のセキュリティレベル及び錠部21のキーコードを格納するキーコードテーブル7と、キーコードに基づいて錠部21を解錠するコイルドライバ部10及び電磁石部23とを設ける。錠部21を解錠する場合、生体認証センサ部4から取得した生体情報と利用者データベース部6に格納された生体情報とを比較し、生体情報が一致した場合、利用者のセキュリティレベルが錠部21のセキュリティレベルを満足する場合に、錠部21のキーコードを抽出し、該抽出したキーコードに基づいてコイルドライバ部10及び電磁石部23により錠部21を解錠する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、現金入出金装置や券売機等に設けられている錠部を解錠又は施錠する鍵に関し、とくに装置に複数設けられている錠部を解錠又は施錠する鍵及び該鍵により解錠又は施錠される現金入出金装置に関するものである。
従来、例えば現金入出金装置においては、装置内に多額の現金を収納しているため、装置のいくつかの箇所に錠部が設けられている。例えば、装置の前部または後部の開閉扉、紙幣を収納するスタッカ部や硬貨のホッパー部の開閉扉、紙幣や硬貨の回収庫の開閉扉、あるいは消耗品を補充するための開閉扉等に設けられている。これらの各錠部はセキュリティ上、重要度が異なる。したがって重要度に応じた対応を可能にするために、各錠部をそれぞれ異なる鍵で開閉するように運用されている。
例えば現金の補充を行う場合、第1の鍵で装置の前部または後部の扉を開け、次に別の第2の鍵を操作して金庫を取り出し、さらに第3の鍵で金庫の扉を開けて金庫内に現金を補充するというに補充が行われる。
このような運用を改善するものとして、例えば、特開平8−83371号公報に開示される技術がある。これは、管理レベルに加え、現金管理担当者の場合さらに現金の補充、回収の種別を記憶したカードを使用することにより、係員による操作を簡素化し、しかも現金管理上のセキュリティを確保するようにしたものである。
特開平8−83371号公報
しかしながら、上記文献に開示される技術においては、消耗品補給回収用のカード、現金補充/回収用のカード若しくは修理保全用のカードの3種類のカードを用意する必要があり、カードの種類別の管理が煩雑であるという問題があった。また上記文献に開示される技術においては、現金処理装置を管理する場合にしか適用されず、他の用途への適用が困難であるという問題があった。
そこで本発明は、多用途的に錠部を解錠または施錠可能な鍵を提供することを目的とする。また本発明は、セキュリティレベルに応じて単一の鍵で錠部を解錠または施錠する現金入出金装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の鍵は、錠部を解錠するための鍵であって、利用者の生体情報を取得する生体情報取得部と、複数の利用者の生体情報及びセキュリティレベルを含む利用者データを予め格納する利用者データベース部と、錠部のセキュリティレベル及び錠部のキーコードを格納するキーコードテーブルと、キーコードに基づいて錠部を解錠するための解錠部と、前記生体情報取得部から取得された生体情報と前記利用者データベースに格納された生体情報とを比較し、生体情報が一致した利用者のセキュリティレベルを利用者データベースから抽出し、抽出したセキュリティレベルが前記キーコードテーブルのセキュリティレベルを満足した場合、該当するキーコードを前記キーコードテーブルから抽出し、該抽出したキーコードに基づいて前記解錠部に解錠の指示を出す制御部とを設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、錠部を解錠するための鍵が生体情報取得部と利用者データベースとキーコードテーブルと解錠部を有し、錠部を解錠する場合、利用者の生体情報を比較して一致した場合、および利用者のセキュリティレベルが錠部のセキュリティレベルを満足した場合に、キーコードを抽出して解錠するようにしたので、単一の鍵でしかもセキュリティレベルに応じた解錠が可能となるとともに、汎用性の高い鍵の提供が可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の第1の実施の形態の鍵を示すブロック図である。なお以下に説明する各実施の形態においては、現金入出金装置に備えられる錠部を解錠する鍵として説明する。
図1には鍵1および現金入出金装置2が示してある。図1において、鍵1は現金入出金装置2の錠部を解錠するものである。鍵1には、制御部3が設けられており、制御部3には、生体認証センサ部4、時計部5、利用者データベース部6、キーコードテーブル7、メモリ部8、非接触通信部9、コイルドライバ部10およびLED部11が接続されている。制御部3はこれらの各部を制御する。
生体認証センサ部4は利用者の生体情報、ここでは指紋情報を取得するもので、公知の手段により構成される。時計部5は現在時刻を刻む。利用者データベース部6は、利用者データとして鍵1を使用する利用者の情報を格納するものである。図2に利用者データを示す。
図2において、利用者データ12として、利用者名13、利用者の生体情報14および利用者のセキュリティレベル15が格納される。利用者データベース6には、図3に示すように、複数の利用者の利用者データ12が格納されている。生体情報14は、後述する登録機に具備されている生体認証センサ部から入力された指紋情報である。またセキュリティレベル15は、錠部のセキュリティ上の重要度に応じて利用者ごとに設定されるものである。
キーコードテーブル7を図4に示す。図4において、キーコードテーブル7には複数のキーコードデータ16が格納されている。キーコードデータ16は、現金入出金装置ID17、錠部ID18、セキュリティレベル19およびキーコード20により構成される。現金入出金装置ID17は、現金入出金装置2を特定する情報である。錠部ID18は、現金入出金装置2のどの箇所の錠部かを特定する情報である。セキュリティレベル19は、錠部ID18により特定される錠部のセキュリティ上の重要度を示す。またキーコードデータ20は、錠部を解錠するための情報で、「1」、「0」の値で構成される。
メモリ部8はログ情報を格納するために設けられている。非接触通信部9は、現金入出金装置2の錠部21と通信を行うもので、現金入出金装置2の錠部21にも非接触通信部22が設けられている。コイルドライバ部10は、電磁石部23に接続されており、電磁石部23のコイルに電流を流すことにより現金入出金装置2の錠部21を解錠するものである。即ち、コイルドライバ部10および電磁石部23は、錠部21を解錠するための解錠部を構成する。LED部11は、解錠時に制御部3の制御により点灯または点滅される。また鍵1にはバッテリ部24が設けられており、上記の各部に電力を供給するようになっている。
図5は鍵を示す外観図である。図5において、鍵1は把手部26と挿入部27とから成り、把手部26には生体認証センサ4およびLED部11が配設されている。挿入部27は現金入出金装置2の錠部21に挿入される部分で、挿入部27には非接触通信部9および電磁石部23が埋め込まれている。電磁石部23は、7対の電磁石23aが左右に配設されて成り、各対の電磁石23aの極性は、外側が同極となるように、左右の電磁石23aでコイルの巻き方向を変えている。なお鍵1の形状は上記の形状に限定されるものではなく、例えばカード形状であってもよい。
本実施の形態では、鍵1に生体情報等を登録するために専用の登録機を使用する。図6は登録機およびパーソナルコンピュータを示す外観図、図7は登録機およびパーソナルコンピュータを示すブロック図である。両図において、登録機30はUSBケーブル等の汎用ケーブルによりパーソナルコンピュータ31に接続され、上部に生体認証センサ部32を備えている。登録機30の内部にはさらに制御部33および非接触通信部34が設けられている。登録機30の上部に鍵1を載せることにより、登録機30と鍵1との通信が可能になる。
次に本実施の形態の動作を説明する。まず、利用者の情報を鍵1に登録する動作を説明する。この場合、パーソナルコンピュータ31上の専用アプリケーションを用いて行う。まずパーソナルコンピュータ31において専用アプリケーションを立ち上げると、パーソナルコンピュータ31の画面に利用者の生体情報、即ち指紋情報の入力を促すガイダンスが表示される。このガイダンスにしたがって利用者は登録機30の生体認証センサ部32の上に指を載せ、指紋情報を入力する。入力された指紋情報はパーソナルコンピュータ31へ送られ、パーソナルコンピュータ31に登録される。
次にパーソナルコンピュータ31の画面には利用者名および利用者のセキュリティレベルを入力するガイダンスが表示される。このガイダンスに従って利用者は、キーボードを操作して利用者名として自分の氏名および自分のセキュリティレベルを入力する。入力された利用者名およびセキュリティレベルは生体情報(指紋情報)とともに利用者データとしてパーソナルコンピュータ31の利用者データベースに登録される。ここで利用者のセキュリティレベルとは、その利用者に対して解錠が許可される現金入出金装置2の錠部の範囲を示す情報である。
次にパーソナルコンピュータ31の画面には、現金入出金装置IDおよび利用者名の一覧が表示される。図8に現金入出金装置IDの一覧表示を示し、図9に利用者名の一覧表示を示す。パーソナルコンピュータ31には、予め選択可能な現金入出金装置2および選択可能な利用者名が登録されており、これらの登録された現金入出金装置IDおよび利用者名が表示される。利用者は一覧表示の中から解錠したい現金入出金装置2のIDおよび解錠を行う利用者の氏名を選択する。選択後、確認ボタンを押下する。このとき複数の現金入出金装置IDおよび複数の利用者を選択しても良い。また操作を行う利用者は、選択する代わりに、キーボードから現金入出金装置IDおよび利用者名を入力するようにしても良い。
次にパーソナルコンピュータ31の画面には、鍵1を登録機30の上に載せる旨のガイダンスが表示される。このガイダンスに従って利用者は、鍵1を登録機30の上に載せる。これにより鍵1に対して利用者登録が開始される。鍵1を登録機30の上に載せると、鍵1の非接触通信部9と登録機30の非接触通信部34を介して鍵1と登録機30との間で通信可能となり、登録機30の非接触通信部34を介して、パーソナルコンピュータ31から、選択された又は入力された現金入出金装置IDが図4に示すキーコードデータ16の形式で鍵1に送信される。また選択された又は入力された利用者データが登録機30の非接触通信部34を介して、鍵1に送信される。このときキーコードデータ16および利用者データは複数送られることもある。
鍵1の制御部3は、受信したキーコードデータ16および利用者データを、キーコードデータテーブル7および利用者データベース6に格納する。これにより鍵1への登録動作を終了する。
次に利用者による現金入出金装置2の錠部21の解錠動作を図10に示すフローチャートにしたがって説明する。図10は第1の実施の形態の解錠動作を示すフローチャートである。鍵1を所持する利用者が鍵1の挿入部27を現金入出金装置2の錠部21に差し込むと(ステップ1)、鍵1の制御部3は非接触通信部9を介して錠部21の非接触通信部27に電力を供給する(ステップ2)。錠部21の図示しない記憶部には予め錠部データが記憶されており、鍵1の制御部3は錠部21から錠部データを取得する(ステップ3)。
錠部データを図11に示す。図11において、錠部データ36は、現金入出金装置ID37、錠部ID38および開閉情報39から構成される。現金入出金装置ID37は、錠部21が設けられている現金入出金装置2を特定する情報である。錠部ID38は錠部21を特定する情報である。また開閉情報39は、錠部21が現在、解錠動作をするのかまたは施錠動作をするのかを示す情報である。
次に鍵1の制御部3は、LED部11を点灯させ(ステップ4)、利用者に生体情報(指紋情報)の照合開始を促す。即ち、利用者は指を鍵1の把手部26の生体認証センサ部4に置き、指紋情報を入力する。指紋情報が入力されると(ステップ5)、制御部3は、入力された指紋情報を、利用者データベース6に格納されている指紋情報と照合し、同一の指紋情報が格納されているか否かを確認する(ステップ6)。
照合により一致する指紋情報が利用者データベース6に利用者データ12として格納されていると判定されると(ステップ7のY)、制御部3は、指紋情報が一致した利用者データ12を抽出する(ステップ8)。一致する指紋情報が格納されていないと判定された場合(ステップ7のN)、鍵1を所持している利用者は未登録者であるとしてLED部11を点滅させ(ステップ16)、解錠動作を終了する。
ステップ8において制御部3は利用者データ12を抽出すると、次に、ステップ3で取得した錠部データ36の現金入出金装置ID37および錠部ID38を、キーコードテーブル7に格納してあるキーコードデータ16の現金入出金装置ID17および錠部ID18と照合し、一致するものがあるか否かを確認する(ステップ9)。ここで錠部データ36の現金入出金装置ID37と一致する現金入出金装置ID17および錠部ID38と一致する錠部データ18を有するキーコードデータ16が存在しない場合(ステップ10のN)、現在使用している鍵1で解錠されるべき現金入出金装置2または錠部21ではないとして、LED部11を点滅させ(ステップ16)、解錠動作を終了する。
錠部データ36の現金入出金装置ID37と一致する現金入出金装置ID17および錠部ID38と一致する錠部データ18を有するキーコードデータ16がキーコードテーブル7に存在する場合(ステップ10のY)、次に、一致したキーコードデータ16のセキュリティレベル19を、生体情報(指紋情報)14が一致した利用者データ12のセキュリティレベル15と照合する(ステップ11)。
利用者データ12のセキュリティレベル15がキーコードデータ16のセキュリティレベル19を満足しない場合(ステップ11のN)、セキュリティレベルが合わない、即ち、現在鍵1を操作している利用者が、この錠部21を解錠する権限のない者であるとして、LED部11を点滅させ(ステップ16)、解錠動作を終了する。例えば、セキュリティレベルが「1」乃至「5」までの5段階(大きい数字の方がセキュリティレベルは高いものとする。)あるとし、利用者データ12のセキュリティレベル15が「2」で、キーコードデータ16のセキュリティレベル19が「3」である場合は、解錠されない。
利用者データ12のセキュリティレベル15がキーコードデータ16のセキュリティレベル19を満足した場合(ステップ11のY)、現在鍵1を操作している利用者が、この錠部21を解錠する権限のある者であるとして、キーコードデータ16からキーコード20を抽出して(ステップ12)、解錠動作を行う(ステップ13)。例えば、セキュリティレベルが、「1」乃至「5」までの5段階(大きい数字の方がセキュリティレベルは高いものとする。)あるとし、利用者データ12のセキュリティレベル15が「3」で、キーコードデータ16のセキュリティレベル19が「2」である場合は、セキュリティレベルが満足され、解錠される。
ステップ12においてキーコード20を抽出すると、制御部3は、解錠動作として、キーコード20の1/0の値に応じて、図5に示す7対の電磁石23aのコイルに流す電流をコイルドライバ部10によりオン/オフさせる。これにより、一般の電子キーの原理により、錠部21側の対応する7つの磁石の反発力を利用してシャーライン(分割線)を一直線にし、利用者が鍵1を回すことにより、シリンダー錠を解錠する。
鍵1の制御部3は、解錠の際に現金入出金装置2から非接触通信部22を介して受信した錠部データ36の現金入出金装置ID37、錠部ID38および開閉情報39をログ情報としてメモリ部8に格納する。この場合、開閉情報39としては解錠として記憶される。制御部3はさらに、利用者データ12の利用者名13、時計部5により得られる解錠時刻をログ情報としてメモリ部8に格納する(ステップ14)。鍵1の制御部3は最後に、LED部11を消灯させ(ステップ15)て、解錠処理を終了する。
また、利用者による現金入出金装置2の閉錠動作についても、上記の解錠動作と同様に行われる。
以上のように第1の実施の形態によれば、複数の錠部を解錠可能な鍵1に、生体認証機能と、生体認証が得られた場合に利用者のセキュリティレベルが錠部のセキュリティレベルを満足するか否かを確認する機能を設けたので、許可された利用者が、単一の鍵1で複数の装置または複数の錠部を解錠または施錠することが可能となる。また、解錠または施錠した際に、解錠情報または施錠情報をログ情報として記録しておくので、解錠または施錠を行った人の特定が容易になるとともに、セキュリティの向上も期待できる。
次に第2の実施の形態の鍵を説明する。図12は第2の実施の形態の鍵を示すブロック図である。図12において、第2の実施の形態における鍵40には、データベース消去時刻テーブル41が設けられ、制御部3に接続されている。その他の構成は、前記第1の実施の形態の構成と同様である。
次に鍵40の利用者登録の動作を説明する。この場合も、パーソナルコンピュータ31上の専用アプリケーションを用いて行う。第2の実施の形態の場合も、図6、図7に示す登録機30およびパーソナルコンピュータ31を用いて、第1の実施の形態と同様に、利用者の生体情報および利用者名および利用者のセキュリティレベルを登録する。
次にパーソナルコンピュータ31の画面には、図8および図9に示すように、現金入出金装置IDおよび利用者名の一覧が表示され、利用者は一覧表示の中から解錠したい現金入出金装置2のIDおよび解錠を行う利用者の氏名を選択し、選択後、確認ボタンを押下する。次にパーソナルコンピュータ31の画面には、図13に示すように、利用者データベースの消去時刻の入力画面が表示される。利用者はガイダンスに従って利用者データベースの消去時刻を入力する。
次に、パーソナルコンピュータ31の画面には、鍵40を登録機30の上に載せる旨のガイダンスが表示され、このガイダンスに従って利用者は、鍵40を登録機30の上に載せる。これにより鍵40に対して利用者登録が開始される。鍵40を登録機30の上に載せると、鍵40の非接触通信部9と登録機30の非接触通信部34を介して鍵40と登録機30との間で通信可能となり、登録機30の非接触通信部34を介して、パーソナルコンピュータ31から、現金入出金装置ID、利用者データおよび利用者データベースの消去時刻が鍵40に送信される。
鍵40の制御部3は、受信した現金入出金装置IDおよび利用者データを、キーコードデータテーブル7および利用者データベース6に格納するとともに、利用者データベースの消去時刻をデータベース消去時刻テーブル41に格納する。これにより鍵40への登録動作を終了する。
現金入出金装置2に対する解錠動作または施錠動作は前記第1の実施の形態と同様に行われる。
次に利用者データベース部6の消去動作を説明する。本消去動作は鍵40単体で行い、現金入出金装置2は介在しない。鍵40の制御部3は、時計部5による現在時刻とデータベース消去時刻テーブル41の値とを一定時間ごとに比較しており、時計部5による時刻がデータベース消去時刻テーブル41の値になった場合に、利用者データベース部6に登録されている利用者データをすべて消去する。消去後に、利用者が現金入出金装置2の錠部21の解錠または施錠を行う場合には、改めて上記の登録動作を行う。
以上のように第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の効果に加えて、一定期間が過ぎると利用者データベースの利用者データを自動的に消去するようにしたので、利用者データの削除忘れ等による鍵40の不正使用や鍵40からの生体情報の漏洩を防止することが可能であるという効果を奏する。
次に第3の実施の形態の鍵を説明する。図14は第3の実施の形態の鍵を示すブロック図である。図14において、第3の実施の形態における鍵50には、データベース保存期間テーブル51が設けられ、制御部3に接続されている。その他の構成は、前記第1の実施の形態の構成と同様であるが、利用者データベース部6に格納される利用者データの構成が上記第1の実施の形態と異なる。
本実施の形態における利用者データベース部6に格納される利用者データを図15に示す。図15において、利用者データ52は、利用者名53、生体情報54、セキュリティレベル55および登録日時56により構成される。登録日時56は、利用者の利用者名53、生体情報54および利用者のセキュリティレベル55が登録された日時を示す情報である。利用者データベース部6には、図16に示すように、複数の利用者データ52が格納されている。
次に鍵50の利用者登録の動作を説明する。この場合も、パーソナルコンピュータ31上の専用アプリケーションを用いて行う。第3の実施の形態の場合も、図6、図7に示す登録機30およびパーソナルコンピュータ31を用いて、第1の実施の形態と同様に、利用者の生体情報および利用者名および利用者のセキュリティレベルをパーソナルコンピュータ31に登録する。このとき登録の日時が登録データとして自動的に付加される。
次にパーソナルコンピュータ31の画面には、図8および図9に示すように、現金入出金装置IDおよび利用者名の一覧が表示され、利用者は一覧表示の中から解錠したい現金入出金装置2のIDおよび解錠を行う利用者の氏名を選択し、選択後、確認ボタンを押下する。次にパーソナルコンピュータ31の画面には、図17に示すように、利用者データベースの保存期間の入力画面が表示される。利用者はガイダンスに従って利用者データベースの保存期間を入力する。
パーソナルコンピュータ31の画面には、鍵50を登録機30の上に載せる旨のガイダンスが表示され、このガイダンスに従って利用者は、鍵50を登録機30の上に載せる。これにより鍵50に対して利用者登録が開始される。鍵50を登録機30の上に載せると、鍵50の非接触通信部9と登録機30の非接触通信部34を介して鍵50と登録機30との間で通信可能となり、登録機30の非接触通信部34を介して、パーソナルコンピュータ31から、現金入出金装置ID、利用者データおよび利用者データベースの保存期間データが鍵50に送信される。
鍵50の制御部3は、受信した現金入出金装置IDおよび利用者データを、キーコードデータテーブル7および利用者データベース6に格納するとともに、利用者データベースの保存期間データをデータベース保存期間テーブル51に格納する。これにより鍵50への登録動作を終了する。
現金入出金装置2に対する解錠動作または施錠動作は前記第1の実施の形態と同様に行われる。
次に利用者データベースの自動消去動作について説明する。本自動消去動作も鍵50単体で動作する。上記第2の実施の形態では一定の時刻になると利用者データベース部6のすべての利用者データを一括して消去するようにした。本実施の形態においては、鍵50の制御部3は、時計部5による日時と、利用者データベース部6の各利用者データ52の登録日時56にデータベース保存期間テーブル51に格納されている利用者データベースの保存期間データの値を加えた日時とを一定時間ごとに比較しており、時計部5による時刻が該加えた日時になった場合に、該当する利用者データを利用者データベース部6から消去する。
保存期間がまだ満了していない他の利用者データは継続して保存される。利用者データが消去された利用者が、再度、現金入出金装置2の錠部21の解錠または施錠を行う場合には、改めて上記の登録動作を行う。
以上のように第3の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態の奏する効果に加えて、登録した利用者データを消去する期限を個別に設定し、利用者データを個別に消去可能としたので、利用者データの運用を柔軟に行うことが可能となる。
上記第3の実施の形態では保存期間が満了した利用者データを満了した時点で消去するようにしているが、これに代えて、利用者が利用者データの有効期間を設定できるようにしても良い。この場合は、鍵にデータベース有効期間テーブルを設け、登録の際に利用者が有効期間を設定し、有効期間が満了した時点で、利用者データを消去せずに、有効性だけをなくすようにする。そして有効期間の満了したことを示す表示(例えばLED部11の点灯または他の表示手段による表示)を行い、利用者に知らせる。複数の利用者が登録している場合には、利用者を特定する情報を同時に表示する。有効期間満了を知った利用者は、必要な場合には生体情報の再登録を行う。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施の形態では現金入出金装置の錠部を解錠する例で説明したが、錠部を有する装置はこれに限らず、他の装置、例えば券売機やあるいは自動車等にも適用可能である。さらに一般家屋や事務所等の施設管理にも適用可能であり、広い汎用性が得られる。
また上記各実施の形態では生体情報として指紋情報を使用しているが、虹彩情報や静脈情報を生体情報として使用しても良い。また上記各実施の形態では鍵にメモリ部8を設け、メモリ部8に開閉の履歴情報を格納するようにしているが、鍵を登録機30を介してパーソナルコンピュータ31に接続し、メモリ部8に格納した情報をパーソナルコンピュータ31で照合するようにしてもよい。
第1の実施の形態の鍵を示すブロック図である。 利用者データを示す説明図である。 利用者データベースの構成を示す説明図である。 キーコードテーブルを示す説明図である。 鍵を示す外観図である。 登録機およびパーソナルコンピュータを示す外観図である。 登録機およびパーソナルコンピュータを示すブロック図である。 現金入出金装置IDの一覧表示を示す説明図である。 利用者名の一覧表示を示す説明図である。 第1の実施の形態の解錠動作を示すフローチャートである。 錠部データを示す説明図である。 第2の実施の形態の鍵を示すブロック図である。 利用者データベースの消去時刻の入力画面を示す説明図である。 第3の実施の形態の鍵を示すブロック図である。 第3の実施の形態における利用者データを示す説明図である。 第3の実施の形態における利用者データベースの構成を示す説明図である。 利用者データベースの保存期間の入力画面を示す説明図である。
符号の説明
1、40、50 鍵
2 現金入出金装置
3 制御部
4 生体認証センサ部
6 利用者データベース部
7 キーコードテーブル
21 錠部
30 登録機
31 パーソナルコンピュータ
41 データベース消去時刻テーブル
51 データベース保存期間テーブル

Claims (6)

  1. 錠部を解錠するための鍵であって、
    利用者の生体情報を取得する生体情報取得部と、
    複数の利用者の生体情報及びセキュリティレベルを含む利用者データを予め格納する利用者データベース部と、
    錠部のセキュリティレベル及び錠部のキーコードを格納するキーコードテーブルと、
    キーコードに基づいて錠部を解錠するための解錠部と、
    前記生体情報取得部から取得された生体情報と前記利用者データベースに格納された生体情報とを比較し、生体情報が一致した利用者のセキュリティレベルを利用者データベースから抽出し、抽出したセキュリティレベルが前記キーコードテーブルのセキュリティレベルを満足した場合、該当するキーコードを前記キーコードテーブルから抽出し、該抽出したキーコードに基づいて前記解錠部に解錠の指示を出す制御部とを設けたことを特徴とする鍵。
  2. 前記キーコードテーブルには複数の錠部を特定する情報を格納し、
    前記制御部は、前記鍵を錠部に挿入した際に該錠部を特定する情報を取得し、取得した情報と前記キーコードテーブルに格納した前記錠部を特定する情報とを比較し、両者が一致した場合に前記解錠部に解錠の指示を出す請求項1記載の鍵。
  3. 前記制御部が前記解錠部に解錠の指示を出した場合に、解錠の履歴を記録する請求項1または2記載の鍵。
  4. 前記利用者データベースに格納した利用者データの格納期限を設定する手段を有する請求項1または2記載の鍵。
  5. 前記利用者データベースに格納した複数の利用者の生体情報の格納期限を利用者データごとに設定する手段を有する請求項1または2記載の鍵。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の鍵により解錠または施錠される現金入出金装置。
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