JP2640381B2 - 2,4,6―トリヨード―5―アミノ―n―アルキルイソフタルアミド酸の製造の方法 - Google Patents

2,4,6―トリヨード―5―アミノ―n―アルキルイソフタルアミド酸の製造の方法

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JP2640381B2 JP1504726A JP50472689A JP2640381B2 JP 2640381 B2 JP2640381 B2 JP 2640381B2 JP 1504726 A JP1504726 A JP 1504726A JP 50472689 A JP50472689 A JP 50472689A JP 2640381 B2 JP2640381 B2 JP 2640381B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 この発明は、2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−
アルキル−イソフタルアミド酸の合成に、特に収率を増
大するための改良された方法とヨウ素化生成物の質を改
良することに関係する。
2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−アルキルイソ
フタルアミド酸、またはその塩、またはそのエステル
は、X線のコントラスト媒質の製造の有用な中間体であ
る。例えば、Hoey氏の特許3、145、197で述べられたよ
うに、5−アセトアミド−N−アルキル−2,4,6−トリ
ヨードイソフタルアミド酸化合物は、2,4,6−トリヨー
ド−5−アミノ−N−イソフタルアミド酸の、低級ハロ
ゲン化アシルまたは低級アルカン酸などのアシル化剤で
の、硫酸または過塩素酸などの触媒の存在下での処理に
より生成される。Hoey氏の特許に述べられた方法に従っ
て、5−ニトロイソフタル酸は、先ず、そのジアルキル
エステルに変換され、エステル基の一つが、それから、
水酸化ナトリウムまたはカリウムなどの一価の強塩基を
含む適当な溶媒中で注意深く処理されて、選択的に加水
分解された。このモノエステルは、第一級の低級アルキ
ルアミンと反応して5−ニトロ−N−アルキルイソフタ
ルアミド酸を生成し、後者の中間体は、触媒的に水素化
されて、普通は“還元された半アミド”または“RHA"と
呼ばれる5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミド酸
を生成する。
RHAは、ハロゲン化ヨウ素の源(なるべくなら、二塩
化ヨウ素カリウム(KICl2)などの一塩化ヨウ素の源と
の反応によるのが好ましい)によってトリヨウ素化され
る。Hoey氏の方法に従って、ヨウ素化反応は、適度に過
剰のヨウ素化剤との反応で、典型的に、塩酸溶液中で、
達成される。しかしながら、ヨウ素化剤の全体としての
投入量は過剰であるが、Hoey氏の方法は、先ず、RHAの
全部または一部を水溶性反応媒質に投入し、次に、その
方法の間を通して、ヨウ素化剤を加えることを含む。従
って、反応期間の殆どを通じて、過剰のRHAが反応圏に
ある。Hoey氏により述べられた一つの具体例は、全RHA
は、先ず、塩酸媒質中で溶解され、その後、ヨウ素化剤
が、そこへ加えられる。別の具体例は、RHAは、先ず、
化学量論的に少ない量の二塩化ヨウ素カリウムと水溶性
懸濁液中で反応し、数時間後に、水酸化ナトリウムと二
塩化ヨウ素カリウムの残りが加えられ、反応が達成され
る。
この反応の生成物は、一般に、モノ−及びジ− ヨー
ド分子種を含むことが見出され、そのために、生成物の
収率及び質を下げている。
RHAは、ヨウ素化剤を加える準備のための塩酸媒質中
で典型的に溶解されるので、そして、塩酸及び他のハロ
ゲン化水素酸が、とにかく、この反応の生成物であるの
で、この分野の以前に知られた方法は、少なくとも、反
応の一部を、反応媒質のpHが負と成るのに十分な高い酸
濃度で行なうことを含んでいた。このようなpH条件が反
応の進行を阻害するので、最終的な過剰のハロゲン化ヨ
ウ素源が反応を達成するために必要となる。このハロゲ
ン化ヨウ素源は実用的には反応媒質から回収出来ないの
で、過剰分は、事実上失われ、製造コストに不利な影響
を生じる。そのうえ、過剰のヨウ素化剤を用いても、反
応は常に十分達成されるなけではなく、そのため、生成
物の質は望まれるものよりも劣るであろう。
RHAとヨウ素化剤との間で反応が進むと、ヨウ素化生
成化合物が、反応混合物から結晶固体として沈殿する。
反応期間の最後における酸性化は、トリヨード生成物を
溶液中に沈澱させる。この生成物は、反応集合体から、
過により、または遠心分離によって、回収される。ヨ
ウ素化反応生成物の純度及びその反応から得られる収率
は、この分離の効率に依存している。伝統的な方法で
は、結晶生成物の反応媒質母液からの効果的な分離にお
いていくらかの困難が経験された。このことが、RHAの
ヨウ素化によって作られる2,4,6−トリヨード−5−ア
ミノ−N−アルキルイソフタルアミド酸からのX線コン
トラスト媒質の製造において商業的に達成できる収率を
減じた。
この分野には、改善された収率を与え、より高い純度
の2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−アルキルイソ
フタルアミド酸生成物を作る改良された方法の必要性が
あった。
発明の要約 それゆえに、この発明のいくつかの目的は、2,4,6−
トリヨード−5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミ
ド酸の改良された方法を提供すること、改良された収率
を与える方法を提供すること、質の向上した生成物を与
える方法を提供すること、好ましい動力学と改良された
生産性を与える方法を提供すること、2,4,6−トリヨー
ド−5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミド酸、及
びそれを中間体として必要とするX線コントラスト媒質
の相対的に低い製造コストでの製造を容易にする方法を
提供することである。
それゆえに、手短に言えば、この発明は、2,4,6−ト
リヨード−5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミド
酸、その塩、及びそのエステルのいずれかのヨウ素化生
成化合物を製造する方法における改良を目指すものであ
る。この方法は、5−アミノ−N−アルキルイソフタル
アミド酸、その塩、及びそのエステルのいずれかの基質
と、ハロゲン化ヨウ素との水溶性反応媒質中での反応を
含む。この改良に従って、この基質とハロゲン化ヨウ素
の源は、それぞれの割合で、反応媒質に加えられるが、
それは、添加サイクルの間のどの時点でも、基質は前記
のハロゲン化ヨウ素よりも化学量論的に過剰に存在する
が、前記の時点までに媒質に加えられた基質の累積量
(それは基質の最終的投入量に対する比率で表わされ
る)と前記の時点までに媒質に加えられたハロゲン化ヨ
ウ素の源の累積量(それはハロゲン化ヨウ素の源の最終
的な全投入量に対する比率で表わされる)との間の算術
的差異が10%を超えないような割合である。
この発明は、更に、前記の方法における改良に向けら
れる。それにより、反応はアルカリバッファー成分の存
在下に行なわれる。アルカリバッファー成分の割合は、
反応の過程を通じて、反応媒質のpHを約0と約2の間に
維持するのに十分である。
この発明は、更に、前記の方法における改良を含む。
それにより、ヨウ素化生成化合物の濃度が、反応集合体
中で、ヨウ素化反応の終了時に、約0.08モル/を超え
ないように、反応媒質中に、十分な割合の水が保持され
る。この反応集合体は、前記の反応媒質を含む液相と、
反応過程の間に沈殿するどの固体との組み合わせをも含
む。
更に特に、この発明は、2,4,6−トリヨード−5−ア
ミノ−N−アルキルイソフタルアミド酸、その塩、及び
そのエステルのいずれかのヨウ素化化合物の製造の方法
を含む。この方法は、反応容器への、水溶性基質溶液と
水溶性のハロゲン化ヨウ素投入用溶液の添加を含むが、
その基質溶液は、5−アミノ−N−アルキルイソフタル
アミド酸、その塩、及びそのエステルのいずれかの基質
を含み、そして前記のハロゲン化ヨウ素投入溶液はハロ
ゲン化ヨウ素の源を含む。この基質は、ハロゲン化ヨウ
素の源と反応容器内の水溶性媒質中で反応して、ヨウ素
化化合物を生成する。基質溶液とハロゲン化ヨウ素投入
溶液それぞれの添加する割合は、事実上添加サイクルを
通じてどの時点にも、基質がハロゲン化ヨウ素より多く
存在するが、前記の媒質にその時点までに加えられた基
質の累積量(それは基質の最終的全投入量に対する割合
で表わされる)とその媒質にその時点までに加えられた
ハロゲン化ヨウ素の源の累積量(それはハロゲン化ヨウ
素の最終的全投入量に対する割合で表わされる)との間
の算術的差異が約10%を超えないような割合である。反
応は、アルカリバッファー成分の存在下に行なわれる。
そのアルカリバッファー成分の割合は、反応媒質のpHを
反応過程の間約0と約3の間に保つのに十分である。反
応媒質のpHは、反応の初めには約2.5と約3.0の間であ
る。ヨウ素化生成化合物の濃度は、反応集合体中で、ヨ
ウ素化反応の終了時に、約0.08モル/を超えない。こ
の反応集合体は、反応媒質を含む液相と、反応過程の間
に媒質から沈殿したどの固体との組み合わせをも含む。
他の目的及び特徴は、一部は明らかとされ、一部は下
文で示されるであろう。
好ましい具体例の詳細な説明 この発明に従って、ヨウ素化反応系に含まれる未反応
のRHAを制限することは、基質の2,4,6−トリヨード分子
種への変換を促進し、そのため、最終反応混合物中のモ
ノ−及びジ− ヨード化合物を最少にし、この方法で実
現される収率を増加させることを促進する、ということ
が見出された。更に、このトリヨード分子種への変換に
おける改良は、生成物によるアゾ化合物の形成の有意の
増加を伴わずに達成される。更に、RHAの瞬間的な過剰
を約10%以下に維持することにより、2,4,6−トリヨー
ド−5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミド酸への
高率の変換が、ハロゲン化ヨウ素の有意の最終的な過剰
を伴わずに達成される。従って、例えば、基質とハロゲ
ン化ヨウ素を水溶性反応媒質に、RHAの瞬間的過剰が約1
0%を超えないようなそれぞれの割合で、同時に加える
ことにより、この反応は、ハロゲン化ヨウ素をRHAに対
して最終的に累積で約1%だけ多く加えることによって
達成されるであろう。
いくらかのわずかに変えた計算が、RHAの瞬間的過剰
を決めるために用いられるであろう。例えば、RHAの瞬
間的過剰は、事実上添加サイクルのどの時点でも、反応
媒質にその時点までに加えられたRHAの当量の累積数
と、反応媒質にその時点までに加えられたハロゲン化ヨ
ウ素の源の当量の累積数(それは添加サイクルを通して
ハロゲン化ヨウ素の源の最終的全投入量に対する割合で
表わされる)との差異と考えられるであろう。しかしな
がら、RHAとハロゲン化ヨウ素の反応器への最終的全投
入物は、一般に、化学量論的に等しいので、RHAの瞬間
的過剰は、むしろ、与えられた時点までに反応器に運ば
れたRHAの累積量(それは最終的全RHA投入量に対する割
合で表わされる)とその時点までに加えられたハロゲン
化ヨウ素の源の累積量(それは最終的全ハロゲン化ヨウ
素投入量に対する割合で表わされる)との算術的差異に
よって定義されるのが好ましい。
どちらの計算の基礎が用いられても、RHAの瞬間的過
剰は、0と約10%の間に成るであろうが、むしろ、約2
%と約10%の間に成るのが好ましい。この結果は、反応
物の反応媒質への同時の添加(coaddition)と加えられ
た各反応物の割合(または媒質中に存在する正味の過剰
のRHA)の注意深い監視によって達成される。それは、
連続的に、または頻繁に休止時間を入れて行なわれる。
もちろん、この発明の方法の好ましい具体例における場
合のように、RHAとIC1の最終的投入量が本質的に等しい
場合は、2−10%のRHAの過剰は添加期間を通して完全
には維持され得ないということは理解されるであろう。
しかしながら、望ましい過剰は、事実上この全期間にわ
たって、例えば、IC1添加をRHA添加より5〜10分長くす
ることにより、そして最後の5−10分まで2−10%の過
剰を維持することにより、維持されるであろう。
この反応が、反応物の同時添加によって行なわれると
きは、反応媒質に投入される塩酸の量は最少にできる、
そのために、この原料物質の使用を減じる。HClの投入
量の最少化は反応pHを0以上のレベルに制御することに
も貢献し、従って、ヨウ素化反応の動力学を高め、十分
な最終的な過剰のハロゲン化ヨウ素がなくても反応を達
成させるのを助ける。従って、反応が同時添加によって
行なわれるときは、上述したように、系に添加されるHC
lの量は反応系内の初期pHを約3以下にするのに足りる
程度に制限できる。この反応中は、酸は、むしろ、この
反応系に加えられない方が良い。この反応の達成後は、
ヨウ素化生成物を遠心分離によって分離するのを容易に
するために、pHは、むしろ、約0.3〜0.7に調整されるの
が良い。典型的に、少量のHClが、この目的のために添
加される。
5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミド酸(RH
A)、またはそのエステルまたは塩を含む基質のヨウ素
化は、アルカリバッファー成分の反応媒質中の存在によ
って促進されるということが、更に、発見された。ハロ
ゲン化ヨウ素と基質との反応の副生成物として生成され
るハロゲン化水素は、このバッファーにより中和され、
そのため、反応媒質のpHを約0と約2の間に維持する。
この範囲内のpHの制御は、本質的に、阻害効果を排除す
るが、さもなければ、反応中のHClまたは他のハロゲン
化水素の生成によって阻害が引き起こされる。pHが0〜
2の範囲に維持されるときは、この反応動力学の増加
は、トリヨード化反応が、化学量論的に過剰のモノハロ
ゲン化ヨウ素の源を必要としないで十分達成されるのに
十分である。この反応が達成されるので、その生成物
は、事実上、部分的ヨウ素化中間体を含まない。従っ
て、生成物の質は、更に、改良される。更に、この生成
物は、商業的に価値のあるX線コントラスト媒質へ、前
記のHoey氏の特許の方法によって、変換されるであろ
う。そして、この優れた品質のヨウ素化されたRHA中間
体は、このコントラスト媒質生成物の高められた質にも
同時に貢献する。
改良された反応の動力学は、ヨウ素化の一サイクルを
短くもし、生産性に当然の利得を伴う。反応速度におい
て増大した利得は、RHAとヨウ素化剤の同時添加に関係
したHClの投入の減少を通して達成される。しかしなが
ら、同時添加は、それだけでは、少なくとも、反応容器
への、最終的全投入反応物に対するヨウ素化剤のわずか
の過剰の必要性を除去しない。pHを、アルカリバッファ
ーで、0−2の範囲に制御することによって、ヨウ素化
剤の過剰は本質的に除去され、反応は、適度に短いサイ
クルで、75−85℃の温度で、達成されるであろう。増大
された生産性と減少されたヨウ素化剤の消費は、トリヨ
ード中間体と最終的なX線コントラスト媒質生成物の製
造コストにおいて、重要な節約を提供する。
アルカリバッファー成分は、成るべくならば、酢酸ナ
トリウムのような、アルカリ金属酢酸塩が良い。しかし
ながら、水酸化アンモニウムは、様々な強塩基と弱酸と
の無機塩類と同様に使用され得る。例えば、このアルカ
リバッファー成分は、燐酸のアルカリ金属塩、またはク
エン酸のアルカリ金属塩を含むであろう。プロピオン酸
及び他のアルカン酸のアルカリ金属塩もまた使われるで
あろう。しかし、それらは比較的コストが高いので好ま
しくはない。どんなアルカリバッファーが用いられたに
しても、それは、ヨウ素化反応を通して、反応媒質のpH
を約0と約3の間に維持するのに十分な割合で、反応媒
質に混合される。
水酸化アンモニウムは、反応を達成させるための温浸
期間の減少に大いに効果的であることが見出された。例
えば、基質とハロゲン化ヨウ素の同時添加において、水
酸化アンモニウムで、二つの別個のpHを調節することに
より、この反応は、4時間で、80℃で、達成されるであ
ろう。酢酸ナトリウムの混合は、pHを、反応物の添加の
間、1−2.5の範囲に維持することを可能にし、反応が
3時間で達成されることを許す。98.5%の純度のヨウ素
化生成物がこの反応から得られる。
ヨウ素化剤は、塩化ヨウ素または他のハロゲン化ヨウ
素である。典型的に、ハロゲン化ヨウ素源は、分子状ヨ
ウ素及び他の分子状ハロゲンをハロゲン化アルカリ金属
溶液中に添加することにより、供給される。従って、例
えば、分子状のヨウ素及び塩素ガスは、塩化ナトリウム
または塩化カリウム溶液に加えられ、二塩化ヨウ素ナト
リウムまたは二塩化ヨウ素カリウムを生じる。そのそれ
ぞれは、一塩化ヨウ素の源である。この方法でのNaICl2
またはKICl2の製造は、この分野の熟練者には良く知ら
れている。
この発明の好ましい方法の実施において、5−アミノ
−N−アルキルイソフタルアミド酸を含む水溶性の基質
溶液及び水溶性のハロゲン化ヨウ素溶液は、攪拌機付き
の反応容器中の水溶性反応媒質に、同時に加えられた。
この水溶性反応媒質は、単に、二つの反応物溶液の初期
の混合によって確立される。その後、この方法は、その
媒質への継続された同時添加によって進行する。しかし
ながら、むしろ、水または酸性化されたRHA溶液の最初
の投入が、同時添加を始める前に、水溶性媒質を確立す
るために、反応容器に加えられるのが好ましい。もし最
初の投入が蒸留水であると、RHAがpH約3以上にさらさ
れないことを確実にするために、ヨウ素化剤投入溶液の
添加は基質投入溶液の添加の直前に開始される。もし最
初の投入が酸性化されたRHA溶液であると、最初の投入
量は、それが最終的全RHA投入量の約10%以上を含まな
いように制御される。都合よく、この基質溶液は約0.02
モル/と約2モル/の間のRHAを含み、ハロゲン化
ヨウ素溶液は約0.05モル/と約5モル/の間のハロ
ゲン化ヨウ素またはその源を含む。標準的な希釈におい
て、基質投入溶液は、典型的に、0.1−0.3モル/のRH
Aを含み、ハロゲン化ヨウ素投入溶液は0.2−0.5当量/
のハロゲン化ヨウ素源を含むであろう。
水またはRHA溶液の最初の投入が反応容器に加えられ
た場合、この最初の投入物は、同時添加を始める前に、
むしろ、例えば、50−80℃の範囲に温度を上げるために
加熱されるのが好ましい。その後、基質溶液とハロゲン
化ヨウ素溶液の反応容器への同時の導入が実施され、約
一時間で達成される。その間、その容器の内容物は、均
一な投入混合物を作るために掻き回される。攪拌は続け
られ、この混合物は、反応を達成するために、典型的
に、75−100℃の範囲に温度を維持される。
アルカリバッファー成分は、反応媒質に、反応物溶液
の導入の前かまたは同時に投入されるであろう。しかし
ながら、むしろ、このバッファー成分は、ハロゲン化ヨ
ウ素溶液と混合される前に、基質投入溶液と混合される
のが好ましい。
アルカリバッファー成分がアルカリ金属酢酸塩の場合
は、それは、むしろ、氷酢酸とアルカリ金属の水酸化物
の水溶液を、反応媒質に、または基質投入溶液に、同時
に添加することにより、その場で、製造されるのが好ま
しい。成るべくならば、アルカリ金属水酸化物溶液は、
重量で約25%と約70%の間の濃度を持つのが好ましく、
もっとも好ましくは、重量で約50%のアルカリ金属水酸
化物である。アルカリ金属酢酸塩のこの方法での、その
場での製造は、アルカリ金属の水酸化物溶液と氷酢酸の
両者は容易に入手でき、扱いやすい液体物質であり、そ
れによって、固体のアルカリ金属酢酸塩を他の液体の方
法の物質と混合する必要性を回避できるので、プラント
操作を容易にする。
ヨウ素化反応が進むと、生成物の2,4,6−トリヨード
−5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミド酸が、水
溶性反応混合物から沈殿する。反応の進行は、試料の分
析によって追跡されるが、好ましくは、高圧液体クロマ
トグラフィーによるのが良い。反応の終には、アルカリ
金属の重亜硫酸塩または他のハロゲン捕捉剤が、系内に
残っている遊離のハロゲン化ヨウ素を消滅させるため
に、加えられる。その後、反応混合物は、冷却され、塩
酸の添加により約pH0.5に調整される。塩酸の添加は、
残りの生成物の、液相からの沈殿をもたらす。その後、
反応混合物は、生成物の回収のために、過または遠心
分離される。そのフィルターまたは遠心による沈殿は、
水で洗われ、乾燥される。
ヨウ素化生成化合物の結晶の酸性の反応媒質からの分
離は、もし反応が相対的に希薄な系で行なわれれば、有
意に改良される、ということが見出された。伝統的な方
法によれば、反応媒質へのRHAの添加の総量は、典型的
に、最終反応集合体のリットルあたり0.05〜0.15モルの
濃度に等しかった。一方、加えられたIC1の量は、約0.1
5−0.75モル/の濃度に等しかった。その結果、2,4,6
−トリヨード−5−アミノ−N−アルキルイソフタルア
ミド酸が、懸濁液の反応集合体のリットルあたり0.05〜
0.15モルの濃度で生産された。この発明により、もしヨ
ウ素化生成化合物が約0.02モル/と約0.04モル/の
間の濃度で生産されれば、分離が事実上容易になり、生
成した結晶生成物の純度が増大される、ということが発
見された。この結果は、相対的に希薄な反応物溶液、例
えば、約0.02〜0.08、好ましくは、約0.02〜0.04モル/
の濃度の基質溶液、及び0.05〜0.1モル/の濃度の
ハロゲン化ヨウ素源を持つハロゲン化剤溶液の使用を通
して、または、反応物質溶液の添加を始める前に実質的
な最初の水の投入を反応容器に加えることによって成し
遂げられるであろう。どちらの場合も、基質とヨウ素化
生成物の総量は、むしろ、反応混合物中で、このサイク
ル中のどの時点においても、0.08モル/を超えないこ
とが好ましい。下記の例は、この発明を説明する。
例1 RHA投入溶液は、氷酢酸(29ml)と35゜Be′水酸化ナ
トリウム溶液(50ml)を、5−アミノ−N−メチルイソ
フタルアミド酸の0.1536gpl溶液(260ml;0.617モルRH
A)に加えることにより製造された。RHA添加溶液のpHは
6.5であり、全体積は380mlであった。
水(1193ml)が攪拌されるタンク反応容器に投入さ
れ、その中で、74℃の温度に加熱された。その後、RHA
投入溶液の約7.5%(すなわち、約28.5ml)が反応容器
に加えられ、容器内のpHを1.55に調整するのに十分な量
の塩酸が加えられた。HClの添加の後、RHA投入溶液の残
りと一塩化ヨウ素投入溶液(NaCl溶液中の0.356gpl IC
l;285ml;0.625モルICl)が、同時に、反応容器に、約2
時間かけて加えられた。投入溶液の同時添加と反応容器
の内容物の添加の過程を通してのpHのスケジュールは、
表1に示されている。投入溶液の添加が達成された後
で、投入終了混合物は、3時間攪拌しながら加熱され、
その後のpHは0.97であった。反応混合物は65℃に冷却さ
れ、重亜硫酸ナトリウム(1.6g)がそれに加えられた。
重亜硫酸塩処理された反応混合物は、40℃に冷却され、
pHは37%HClで0.5に調整された。沈殿した生成物、2,4,
6−トリヨード−5−アミノ−N−メチル−イソフタル
アミド酸は過によって回収された。沈殿は水(200m
l)で洗われ、乾燥機中で、95℃で、3日間乾燥され
た。収量は114.29gであった。
例2 2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−メチルイソフ
タルアミド酸は、一般的に、例1で述べられた手順で作
られた。この例の製造では、0.1536gplRHA投入溶液(26
0ml;0.617モルRHA)と0.356gpl一塩化ヨウ素化投入溶液
(281.43ml;0.167モルICl)が用いられた。投入溶液の
同時添加のスケジュールは表2に示されている。投入溶
液の添加の後で、投入終了混合物は、90℃で3時間加熱
され、それから、75℃に冷却された。重亜硫酸ナトリウ
ム(1.25g)が、冷却された反応混合物に加えられ、そ
の後のpHは1.12であった。反応溶液の重亜硫酸塩処理の
後、37%HCl溶液がそれに加えられ、pH0.52となった。
回収生成物の乾燥重量は114.5gであった。この生成物の
高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)による分析は、生
成物が97.41%の2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−
メチルイソフタルアミド酸、0.214%のジヨード分子
種、及び1.75%のモノヨード分子種を含む、ということ
を示した。
例3 2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−メチルイソフ
タルアミド酸は、一般的に、例2に述べられた手順に従
って製造された。しかしながら、この例では、反応容器
への最初の水の投入は1100mlで、その水は、投入溶液の
添加の開始の前に、85℃に加熱された。それから、RHA
投入溶液(全量の7.5%;28.5ml)が、投入され、37%HC
lが加えられ、pH1.48となった。次に、一塩化ヨウ素溶
液の一部(全量の7.5%;20ml)が加えらえ、投入終了混
合物は、85℃で、10−15分間攪拌され、その後、結晶化
が開始された。RHA及びICl投入溶液の同時添加は、それ
から、表3に記されているスケジュールに従って行なわ
れた。投入溶液の同時添加が達成された後で、投入終了
混合物は、92℃に加熱され、その温度に3時間維持され
た。反応溶液は、それから、75℃に冷却され、重亜硫酸
ナトリウム(0.89g)が加えられた。重亜硫酸塩処理の
後、溶液は35−40℃に冷却され、pHは、37%HCl(35m
l)の添加により、0.49に調整された。pHは、それか
ら、約0.6への上昇が観察され、37%HClの別の部分(15
ml)がpHを0.5に下げるために加えられた。結晶沈殿生
成物は、過により回収され、その沈殿は水(200ml)
で洗われ、95℃で、週末を通して乾燥された。この生成
物の乾燥重量は113.84gであった。この生成物のHPLCに
よる分析は、それが重量で97.76%の2,4,6−トリヨード
−5−アミノ−N−メチルイソフタルアミド酸、1.13%
のモノヨード分子種、0.27%のジヨード分子種を含むこ
とを示した。
例4 蒸留水(1348ml)が、2の4つ口丸底フラスコに投
入された。それは、温度計、pHセンサー、水面下に達す
るRHA導入管、水面に達しない塩化ヨウ素導入管、攪拌
機、及びマントルヒーターを備え付けてある。自動温度
制御装置が、フラスコの内容物の温度を制御するために
与えられた。各反応物溶液の導入管は、投入溶液源か
ら、添加速度を制御するために用いられたMasterflex計
量ポンプを通して供給を受けた。
投入された水は80−82℃の温度に加熱された。その
後、2時間にわたって、0.394g/mlの塩化ヨウ素投入溶
液(297.09ml;117.05gms;0.7210モル)及び0.213gms/ml
RHA投入溶液(211.17ml;45mg;0.2318モル)が反応フラ
スコに加えられた。塩化ヨウ素溶液の反応媒質への導入
は、pHが望ましくない反応を防ぐために十分低いことを
確実にするために、RHA投入溶液の添加の直前に開始さ
れた。しかしながら、塩化ヨウ素溶液の導入を開始した
後、直ちに、RHA投入溶液の添加が開始され、二つの投
入溶液の添加は、続く2時間の添加期間を通して、RHA
が塩化ヨウ素より適度に過剰である様なそれぞれの速度
で続けられた。特に、それぞれの添加速度は、添加サイ
クルのどの時点においても、媒質に加えられたRHAの累
積量(基質の最終的全投入量に対する割合)が、媒質に
加えられた塩化ヨウ素源の累積量(塩化ヨウ素源の最終
的全投入量に対する割合)より多いが、その様な割合の
算術的差異が0−7%の範囲に維持される様に、制御さ
れた。
約10%のRHAが反応フラスコに投入されたときに、ヨ
ウ素化生成化合物の沈殿が始まった。RHA及び塩化ヨウ
素投入溶液の添加の終了時に、反応媒質のpHは0.7−0.8
の範囲であった。投入溶液の添加が完了したとき、反応
集合体は95℃に加熱され、その温度に3時間維持され
た。この温浸の期間の間、熱は除かれ、攪拌機は、反応
の完全さを調べるための反応母液試料を採取するため
に、定期的に停止された。少量の重亜硫酸ナトリウム
が、各反応試料に、高圧液体クロマトグラフィー(HPL
C)による分析の直前に加えられた。3時間の反応期間
の終に、反応集合体は70℃に冷却され、反応母液が澱粉
紙に陰性になるまで、重亜硫酸ナトリウム処理された。
反応集合体は、それから、40℃に冷却され、紙上の沈
殿は、蒸留水(225ml)で洗われた。過で回収された
固体は、真空乾燥機中で、一晩、95−100℃で乾燥され
た。明るいクリーム色の97.6−97.8%の純度の結晶が、
128.66gmの収量で得られた。この様にして、収量のパー
センテージは、伝統的な方法を、4.28%だけ超えた。HP
LC分析は、完全な反応が得られ、特に、ジ−及びモノ−
ヨード分子種が極わずかであることを示した。
HPLCは、生成物を希釈せずに、また、単離された生成
物を2mg/mlのレベルで行なわれた。HPLCの条件は次のと
うりであった5ミクロンの半径の圧縮カラム(compress
ion column)、溶媒Aから溶媒Bへ毎分5%で移行す
る勾配プログラムB、稼動時間25分、流量は4.5と3.0に
セット。
例5 例4で述べられたのと類似の手順で、一連のヨウ素化
反応が、温度、反応時間、塩化ヨウ素の正味の最終的過
剰、及び反応後処理の重亜硫酸ナトリウムの量の様々な
組み合わせで行なわれた。この一連の実施の結果は表4
に記されている。
これらの結果は、この発明の方法の同時添加の方法に
従えば、高い収量が、最少の塩化ヨウ素の過剰で、達成
されるということを示した。3.68%のICl過剰の同時添
加条件下での操作が、標準操作条件下での同じ過剰での
操作と比べて、ヨウ素化生成物の重量での収量で0.9−
1.2%の増加をもたらしたので、同時添加におけるICl過
剰は、IClの高度の過剰での標準的方法と比べて、生成
物の重量収量で0.6−0.9%の絶対的増加を達成しつつ、
例えば、1%に減じることが出来るように見える。
上に要約された結果から、IClに依存する収量は、ICl
の約1%の正味の最終的過剰、80−92℃の温浸温度、及
び5〜8時間の温浸期間において、最適化されるようで
ある。
例6 2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−メチルイソフ
タルアミド酸は、一般的に、例1で述べられた手順に従
って製造される。反応容器への、最初の投入は、水(13
20ml)と37%塩酸(2.5ml)を含む。RHA投入溶液の濃度
は、例1に類似するが、RHA投入溶液の全体積は111.6ml
であった。ICl投入溶液は0.352g/mlの濃度と166.2mlの
全体積を有した。投入溶液の同時添加及び反応容器の内
容物のpHの、添加の過程でのスケジュールは、表5に記
されている。同時添加が完了した後で、反応容器内の混
合物は、95℃で、2時間または1.5時間加熱されたが、
その後でpHは0.92であった。37%の塩酸の添加(20ml)
によって、pHは0.62に調整された。反応混合物は70℃に
冷却され、重亜硫酸ナトリウム(0.4g)が加えられた。
結晶化によって得られる生成物は、非常に明るいクリー
ム色の結晶から成っており、それは既に過によって回
収された。収量は65.29gであった。
2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−メチルイソフ
タルアミド酸のアンモニウム塩(NH4.TIA)は、ヨウ素
化生成物の一部(25g)を水(200ml)に解かし、35゜B
e′水酸化ナトリウム溶液を加えてpHを4.5−6.0にし、
残りの溶液を60−70℃に加熱し、その溶液に塩化アンモ
ニウム(25g)を加え、その溶液を45℃に冷却してNH4.T
IAを結晶化させ、その結晶を過により母液から分離
し、そしてフィルター上の沈殿を塩化アンモニウム溶液
(0.2g/ml)で洗うことにより製造された。
上述の見地から、この発明のいくつかの目的は達成さ
れ、他の有益な結果が得られそうである。
この発明の範囲から外れないで上述の方法の様々な変
形が成され得るので、上の記述に含まれるすべてのこと
が、説明の意味で、制限の意味ではなく、解釈されるこ
とが意図される。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミ
    ド酸、その塩、及びそのエステルから成るグループのい
    ずれかの基質とハロゲン化ヨウ素との水溶性反応媒質で
    の反応を含む、2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−
    アルキルイソフタルアミド酸、その塩、及びそのエステ
    ルから成るグループのいずれかの化合物の製造の改良さ
    れた方法で、上記の基質と上記のハロゲン化ヨウ素の源
    を、上記の反応媒質に、事実上、添加サイクルのどの時
    点においても、上記の基質が化学量論的に上記のハロゲ
    ン化ヨウ素よりも過剰であるが、上記の時点までに上記
    の媒質に加えられた上記の基質の累積量(それは上記の
    基質の最終的全投入量に対する割合として表わされる)
    と上記の時点までに上記の媒質に加えられたハロゲン化
    ヨウ素の源の累積量(それは上記のハロゲン化ヨウ素の
    源の最終的全投入量に対する割合として表わされるが)
    との算術的差異が10%を超えないようなそれぞれの速度
    で、加えることを含む改良された方法。
  2. 【請求項2】請求項第1項に記載の改良された方法で、
    そこでは、上記の算術的差異が約2%と約10%の間に維
    持される様に改良された方法。
  3. 【請求項3】請求項第1項に記載の改良された方法で、
    そこでは、反応の開始時に反応媒質のpHが約2.5と約3.0
    の間である様に改良された方法。
  4. 【請求項4】請求項第1項に記載の改良された方法で、
    そこでは、反応媒質のpHが、反応過程の間、約3以下に
    維持されるように改良された方法。
  5. 【請求項5】請求項第1項に記載の改良された方法で、
    そこでは、上記のヨウ素化生成化合物の濃度が反応集合
    体中で、ヨウ素化反応の終了時に、約0.08モル/を超
    えず、上記の反応集合体が、上記の反応媒質を含む液相
    と上記の媒質から反応の過程を通して沈殿するいかなる
    固体との組み合わせをも含むような、改良された方法。
  6. 【請求項6】2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−ア
    ルキルイソフタルアミド酸、その塩、及びそのエステル
    から成るグループのいずれかの化合物の製造の方法にお
    いて、5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミド酸、
    その塩、及びそのエステルから成るグループのいずれか
    の基質と、ハロゲン化ヨウ素との水溶性反応媒質中での
    反応を含む、改良された方法で、それは、反応過程の
    間、上記の反応媒質のpHを約0と3の間に維持するのに
    十分出あるような割合の上記のアルカリバッファー成分
    の存在下での反応の実行を含むように改良された方法。
  7. 【請求項7】請求項第6項に記載の改良された方法で、
    そこでは、上記のバッファー成分が、アルカリ金属酢酸
    塩、水酸化アンモニウム、アルカリ金属燐酸塩、及びア
    ルカリ金属クエン酸塩からなるグループから選ばれる様
    に改良された方法。
  8. 【請求項8】請求項第6項に記載の改良された方法で、
    そこでは、上記の基質と上記のハロゲン化ヨウ素の源
    が、上記の反応媒質に、実質的に化学量論的に等しく加
    えられ、反応が、実質的に化学量論的に等しい量の基質
    とハロゲン化ヨウ素とで、反応媒質中で行なわれるよう
    に改良された方法。
  9. 【請求項9】請求項第6項に記載の改良された方法で、
    そこでは、上記の基質の水溶液を含む基質投入溶液と上
    記のハロゲン化ヨウ素の源を含む水溶液を含むハロゲン
    化ヨウ素投入溶液が、同時に反応容器に加えられ、混合
    され、それから、その混合物が、約90℃と100℃の間の
    温度に維持されて、基質のトリヨード化が達成されるよ
    うに改良された方法。
  10. 【請求項10】2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−
    アルキルイソフタルアミド酸、その塩、及びそのエステ
    ルから成るグループのいずれかのヨウ素化生成化合物の
    製造の方法において、5−アミノ−N−アルキルイソフ
    タルアミド酸、その塩、及びそのエステルから成るグル
    ープのいずれかの基質と、ハロゲン化ヨウ素との水溶性
    反応媒質中での反応を含む改良された方法で、それは、
    上記のヨウ素化生成化合物の濃度が、ヨウ素化反応の終
    に、反応集合体中で、0.04モル/を超えず、上記の反
    応集合体が、上記の媒質を含む液相と、反応過程の間に
    沈殿するどの固体との組み合わせをも含むように改良さ
    れた方法。
  11. 【請求項11】請求項第10項に記載の改良された方法
    で、そこでは、上記のヨウ素化生成化合物の濃度が、反
    応集合体中で、ヨウ素化反応サイクルのどの時点におい
    ても、約0.08モル/を超えないように改良された方
    法。
  12. 【請求項12】請求項第11項に記載の改良された方法
    で、そこでは、上記の基質と上記のヨウ素化生成化合物
    の、上記の媒質中での総量が、反応集合体中で、上記の
    反応サイクルのどの時点においても、約0.08モル/を
    超えないように改良された方法。
  13. 【請求項13】2,4,6−トリヨード−5−アミノ−N−
    アルキルイソフタルアミド酸、その塩、及びそのエステ
    ルからなるグループのいずれかのヨウ素化化合物の製造
    の方法で、その方法は、反応容器への、水溶性基質溶液
    及び水溶性ハロゲン化ヨウ素投入溶液の添加(上記の基
    質溶液は5−アミノ−N−アルキルイソフタルアミド
    酸、その塩、及びそのエステルからなるグループのいず
    れかの基質を含み、また上記のハロゲン化ヨウ素投入溶
    液はハロゲン化ヨウ素の源を含む)及び上記の基質の、
    上記のハロゲン化ヨウ素の源をとの、上記の容器中の水
    溶性媒質中での、上記のヨウ素化化合物を作るための反
    応を含むが、上記の基質溶液及び上記のハロゲン化ヨウ
    素投入溶液の上記の容器への、それぞれの添加の速度
    は、実質的に添加サイクルのどの時点においても、上記
    の基質が上記のハロゲン化ヨウ素より過剰に存在する
    が、上記の基質に加えられた上記の基質の累積量(それ
    は上記の基質の最終的全投入量に対する割合で表わされ
    る)と上記の時点までに上記の媒質に加えられた上記の
    ハロゲン化ヨウ素の源の累積量(それは上記のハロゲン
    化ヨウ素の源の最終的全投入量に対する割合で表わされ
    る)との間の算術的差異が7.5%を超えないような速度
    であり、その反応が、アルカリバッファー成分の存在下
    で行なわれ、そのアルカリバッファー成分の割合が、上
    記の反応媒質のpHが反応過程を通して約0と3の間に維
    持され、反応の初めに2.5と3.0の間に維持されるのに十
    分な割合であり、そして上記のヨウ素化生成化合物の濃
    度が、ヨウ素化反応の終に、反応集合体中で約0.08モル
    /を超えず、上記の反応集合体が、上記の反応媒質を
    含む液相と反応過程を通して上記の媒質から沈殿するい
    かなる固体との組み合わせをも含むような方法。
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