JP2622642B2 - スクータの収納装置 - Google Patents

スクータの収納装置

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JP2622642B2
JP2622642B2 JP4088413A JP8841392A JP2622642B2 JP 2622642 B2 JP2622642 B2 JP 2622642B2 JP 4088413 A JP4088413 A JP 4088413A JP 8841392 A JP8841392 A JP 8841392A JP 2622642 B2 JP2622642 B2 JP 2622642B2
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seat
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博幸 高橋
啓二 西隈
浩二 築山
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクータの収納装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】スクータは、椅子に腰かけるような姿勢
で乗れ、婦人や年少者でも容易に乗車できることなどか
ら、近年、通勤や買物など大衆の足として広く利用され
ている。
【0003】この種のスクータは、きわめて限られた空
間にエンジン、補機類、電装品等多くの部品が収容され
ており、車体内に収納装置を設けることが困難となって
いるため、荷物を前かごやリヤキャリアに積載したり、
あるいはレッグシールド部に設けたトランクに収納する
ように構成されたものが一般的である。
【0004】しかし、このようなスクータでは、前かご
やリヤキャリアに積載すると荷物が雨風にさらされるこ
とになる。また、トランクは、足載せ台上に突出するた
め、収納物の大きさに制約がある。このため、使用上の
便利さから、車体内に荷物を収納でき、しかも、比較的
大きな物が収納できる収納装置が要請されていた。
【0005】シート下方に小物等を収納するための収納
箱を備えた自動二輪車としては、例えば、実開昭58−
104783号公報に開示されたものがある。この公報
に開示された自動二輪車は、上方に向けて開口する収納
箱がシート底板の水平部分によって閉塞されるように構
成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
造では、収納箱の開口面積や容量が制限されてしまうと
いう問題があった。これは、収納箱の開口部がシートの
水平な底壁面によって覆われて閉塞される構造であり、
収納箱の開口幅としては、必ずシートより幅狭に設定し
なければならないからである。
【0007】また、上記構造では、形成された収納空間
の上端部まで収納箱の周壁が延びるため、荷物の出し入
れ時に収納箱の周壁が邪魔となり、開口面積が小さいこ
とと相まって荷物の出し入れを行い難いという問題もあ
った。
【0008】本発明はこのような不具合を解消するため
になされたもので、荷物の出し入れが容易で、しかも、
容量の大きな収納装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクータの
収納装置は、シートにおける運転者の着座部より後方部
分に、該部分の底板を、収納ボックスの左右幅と略同幅
車幅方向延在する略平坦な上壁、この上壁の左右
外側端から一体に収納ボックスの左右開口縁部に向かっ
下方へ延びる延長壁からなるように構成するととも
に、該部分の上壁を運転者の着座部下方の上壁よりも高
い位置に位置付けることによって、収納ボックスと共同
して収納空間を形成する凹陥部を形成したものである。
【0010】
【作用】凹陥部の分だけ収納空間がシート内へ延在され
る。そして、シートを開けると、収納空間の上部側壁と
なる延長壁が収納ボックスから離間することになるか
ら、収納空間は上下方向の中途部で開いてその上部が大
きく開放される。また、凹陥部を形成するシート底板の
上壁は、運転者の着座部より後方の部分が相対的に高い
位置に位置付けられているから、収納空間を大きくとる
ために運転位置を高くしなくてよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るスクータの
収納装置が設けられたスクータの要部を示す縦断面図、
図2は同じく横断面図、図3は収納装置が設けられたス
クータを示す側面図である。これらの図において符号1
で示すものはスクータを示し、このスクータ1は操向ハ
ンドル2とシート3との間に低床な略板状の足載せ台4
を備えている。
【0012】5はスクータ1の前後方向に延在するフレ
ームであり、前部は前記足載せ台4の下側を前方向に延
在し図示しない操向軸管が設けられている。この操向軸
管には、前輪6を懸架するフロントフォーク7が転向自
在に支持されている。一方、フレーム5の後部は足載せ
台4の下側から上方へ向かい、かつシート3前部下方の
屈曲部5aにおいて再び後方に向かうように屈曲されて
おり、ユニットスイング式エンジン8で懸架された後輪
9の上方に延在されている。
【0013】前記フレーム5の屈曲部5aには、シート
3前部に対応してブラケット10が突設され、このブラ
ケット10に、内部にバッテリ11が収納されると共に
前端部3aを枢着してシート3を開閉自在に取付けるバ
ッテリ箱12が支承されている。
【0014】13はシート3の着座位置下方に配された
燃料タンクで、この燃料タンク13は図示しないオイル
タンクと車幅方向に並べるように前記バッテリ箱12に
一体に設けられた取付部に取付けられている。
【0015】14はシート3の下方に配され、前記フレ
ーム5やユニットスイング式エンジン8などを被覆する
樹脂製の上部に開口15を有するサイドカバーである。
このサイドカバー14は左右に分割して成形され、図示
しないブラケット等を介してフレーム5に取付けられて
おり、前部に前記燃料タンク13等のタンク類を収容し
ている。また、後部は後輪9の後端よりも後方にまで延
設されており、タンク類の後方に周囲をサイドカバー1
4で囲繞された空間が形成されている。
【0016】16はこの空間内に収容された繊維強化樹
脂製の収納ボックスであり、前記フレーム5の後輪9上
方に延在する部分を形成している平行な一対の管体1
7,17上に取付けられている。すなわち、前記収納ボ
ックス16は燃料タンク13等のタンク類の後方に配置
され、深さhの周壁16aを有する上方に開放された箱
形状に形成されている。
【0017】また、底部には前記管体17,17間に係
入する段差部16bが形成され、周壁16aの縁部16
cは側方に突出されている。ここで、管体17,17は
フレーム5より低くなるように屈曲されているため、収
納ボックス16は後輪9に近接して取付けられている。
18は管体17,17の後端に取付けられた尾灯であ
る。
【0018】前記シート3は底板19とこの底板19上
に設けられたスポンジ等の緩衝材20などから構成され
ている。また、底板19は、収納ボックス16の左右幅
と略同幅に車幅方向に延びる略平坦な上壁19aと、こ
の上壁19aの左右外側端から収納ボックス16におけ
る左右開口縁部および後部の開口縁部に向って下方へ
びる延長壁19bとが一体に形成されている。そして、
前記上壁19aは第1図に示すように、シート後部であ
って運転者の着座位置より後方の部分が前記着座位置と
対応する前部に対して上方に延在されている。この上方
延在部分が前記収納ボックス16と対向する天井壁にな
っている。このように上壁19aおよび延長壁19bを
形成することによって、シート3における運転者の着座
部より後方部分に、収納ボックス16と共同して収納空
間Sを形成する凹陥部が形成されることになる。
【0019】すなわち、前記収納空間Sは、上壁19a
および延長壁19bによって上部が構成され、かつ下部
がサイドカバー14内の収納ボックス16により構成さ
れる。この収納空間Sを図中に斜線を施して示す。
【0020】21は前端部3aが枢着されることによっ
て開閉自在に取付けられたシート3を支承する支承部材
である。この支承部材21は、底板19の下側に一体に
立設され収納空間Sの前方を閉塞する仕切板22の途中
に設けられ、先端部に設けたダンパ23を介して収納ボ
ックス16前端縁の支承部24に当接している。
【0021】25はサイドカバー14の内側に貼着され
たスポンジ等の緩衝材であり、前記収納ボックス16は
側方に突出された縁部16cをこの緩衝材25に圧接さ
せるように取付けられている。緩衝材25の貼着範囲
は、サイドカバー14の後端から収納ボックス16より
も前方にまでとされている。そのため、収納ボックス1
6は、泥水の上方への飛散を防止する泥よけとしても機
能している。
【0022】26は閉状態のシート3における底板19
の延長壁19bに圧接する弾性材で、この弾性部材26
は例えば弾性ゴムやゴム被覆を施したスポンジゴムなど
の弾性材から帯状に形成され、開口15の端部周縁を被
覆するように取付けられている。その範囲は、サイドカ
バー14の後端から仕切板22および収納ボックス16
よりも前方にまでとされている。
【0023】すなわち、弾性部材26は、雨や跳上げら
れた泥水、塵埃が収納空間Sに浸入するのを防止すると
共に、収納物およびサイドカバー14を保護している。
【0024】このように構成されたスクータの収納装置
においては、シート3の後部における収納ボックス16
と対応する部位に、シート底板19の上壁19aを上方
へ延在させることにより凹陥部が形成されているから、
収納空間Sはこの凹陥部の分だけシート3内へ延在する
ようになる。このため、収納空間Sの容量を大きくとる
ことができる。そして、シート3を開けることによっ
て、収納空間Sの上部側壁となる延長壁19bが収納ボ
ックス16から離間して収納ボックス16の開口部が露
出することになる。すなわち、収納空間Sは上下方向の
中途部で開いてその上部が大きく開放される。
【0025】このため、収納ボックス16内に収納され
た荷物は、シート3が開いた状態では上部が収納ボック
ス16の開口から上方に突出した状態となるから、荷物
を出し入れしやすい。
【0026】また、延長壁19bは、シート外側端から
収納ボックス16の左右開口幅に延びるので、収納空間
Sを大きくできると共に、収納ボックス16の開口幅の
大きさの設定自由度が向上する。
【0027】ここで、収納空間Sは、シート着座位置の
後方に形成されているので、運転位置を高くする必要が
なく安定した姿勢を維持することができ、安定した位置
に荷物を収納できる。その結果、スクータ1の走行性が
損なわれるようなことがない。
【0028】図4は他の実施例を示す要部縦断面図で、
同図において図1に示すものと同一あるいは同等な部材
には同一符号を付しその説明は省略する。
【0029】この実施例においては、シート3は乗員が
着座する部位より後が高さlだけ一段高く形成されてお
り、収納空間Sの容量の増大がはかられている。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスクー
タの収納装置は、シートにおける運転者の着座部より後
方部分に、該部分の底板を、収納ボックスの左右幅と略
同幅に車幅方向延在する略平坦な上壁、この上壁の
左右外側端から一体に収納ボックスの左右開口縁部に向
かって下方へ延びる延長壁からなるように構成するとと
もに、該部分の上壁を運転者の着座部下方の上壁よりも
高い位置に位置付けることによって、収納ボックスと共
同して収納空間を形成する凹陥部を形成したため、この
凹陥部の分だけ収納空間がシート内へ延在されるから収
納容量を多くとることができる。そして、シートを開け
ると、収納空間の上部側壁となる延長壁が収納ボックス
から離間することになるから、収納空間は上下方向の中
途部で開いてその上部が大きく開放される。このため、
荷物を出し入れしやすくなる。また、前記凹陥部を形成
するシート底板の上壁は、運転者の着座部より後方の部
分が相対的に高い位置に位置付けられているから、運転
位置を高くすることなく大容量の収納空間を形成するこ
とができる。
【0031】また、延長壁はシートの外側端から収納ボ
ックスの左右開口幅に延びることにより、収納空間を大
きくできると共に、収納ボックスの開口幅の大きさの設
定自由度が向上してその開口幅を大きくできる。
【0032】したがって、荷物が出し入れしやすく、し
かも、容量が大きい収納装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクータの収納装置が設けられた
スクータの要部を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係るスクータの収納装置が設けられた
スクータの要部を示す横断面図である。
【図3】収納装置が設けられたスクータを示す側面図で
ある。
【図4】他の実施例を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
3 シート 14 サイドカバー 15 開口 16 収納ボックス 19 底板 19b 延長壁 S 収納空間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に向けて開口する収納ボックスの開
    口部が開閉自在に取付けられたシートによって閉塞され
    るスクータの収納装置において、前記シートにおける運
    転者の着座部より後方部分には、該部分の底板を、収納
    ボックスの左右幅と略同幅に車幅方向延在する略平坦
    な上壁、この上壁の左右外側端から一体に収納ボック
    スの左右開口縁部に向かって下方へ延びる延長壁からな
    るように構成するとともに、該部分の上壁を運転者の着
    座部下方の上壁よりも高い位置に位置付けることによっ
    て、収納ボックスと共同して収納空間を形成する凹陥部
    を形成したことを特徴とするスクータの収納装置。
JP4088413A 1992-03-13 1992-03-13 スクータの収納装置 Expired - Lifetime JP2622642B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6181884A (ja) * 1984-09-18 1986-04-25 本田技研工業株式会社 スク−タ−型小型車輌

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