JP2631059B2 - スクータの収納装置 - Google Patents
スクータの収納装置Info
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- JP2631059B2 JP2631059B2 JP4175089A JP17508992A JP2631059B2 JP 2631059 B2 JP2631059 B2 JP 2631059B2 JP 4175089 A JP4175089 A JP 4175089A JP 17508992 A JP17508992 A JP 17508992A JP 2631059 B2 JP2631059 B2 JP 2631059B2
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクータの収納装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】スクータは、椅子に腰かけるような姿勢
で乗れ、婦人や年少者でも容易に乗車できることなどか
ら、近年、通勤や買物など大衆の足として広く利用され
ている。この種のスクータは、きわめて限られた空間に
エンジン、補機類、電装品等多くの部品が収容されてお
り、車体内に収納装置を設けることが困難となっている
ため、品物を前かごやリヤキャリアに積載したり、ある
いはレッグシールド部に設けたトランクに収納するよう
に構成されたものが一般的である。
で乗れ、婦人や年少者でも容易に乗車できることなどか
ら、近年、通勤や買物など大衆の足として広く利用され
ている。この種のスクータは、きわめて限られた空間に
エンジン、補機類、電装品等多くの部品が収容されてお
り、車体内に収納装置を設けることが困難となっている
ため、品物を前かごやリヤキャリアに積載したり、ある
いはレッグシールド部に設けたトランクに収納するよう
に構成されたものが一般的である。
【0003】しかし、このようなスクータでは、前かご
やリヤキャリアに積載すると品物が雨風にさらされるこ
とになる。また、トランクは、足載せ台上に突出するた
め、収納物の大きさに制約がある。このため、使用上の
便利さから、比較的大きな物が収納できる収納装置が要
請されており、これに応えるものとして実開昭59−2
6089号公報に開示された自動二輪車がある。
やリヤキャリアに積載すると品物が雨風にさらされるこ
とになる。また、トランクは、足載せ台上に突出するた
め、収納物の大きさに制約がある。このため、使用上の
便利さから、比較的大きな物が収納できる収納装置が要
請されており、これに応えるものとして実開昭59−2
6089号公報に開示された自動二輪車がある。
【0004】これは、シートの着座位置下方に収納空間
を設けたものである。そして、収納空間の略中央位置に
燃料タンクが配置されていた。
を設けたものである。そして、収納空間の略中央位置に
燃料タンクが配置されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この公報に開
示された自動二輪車のように、シート下方に収納空間を
設ける構造としても、大きな荷物を収納することができ
ないという問題があった。これは、収納空間の略中央に
燃料タンクがあるため、大きくかつまとまった収納空間
を得ることができないからである。また、給油時などに
収納ボックスや荷物が燃料によって汚れるおそれがあ
る。
示された自動二輪車のように、シート下方に収納空間を
設ける構造としても、大きな荷物を収納することができ
ないという問題があった。これは、収納空間の略中央に
燃料タンクがあるため、大きくかつまとまった収納空間
を得ることができないからである。また、給油時などに
収納ボックスや荷物が燃料によって汚れるおそれがあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスクータの
収納装置は、シートの下方に、上方に向けて開口する開
口部を有しかつその開口部がシートによって閉塞される
収納ボックスと、上部に給油口を有する液体タンクとを
前後方向に並べて配設し、前記収納ボックスの左右開口
幅を略シート幅とすると共にこの開口を側面視において
傾斜させ、前記液体タンクの給油口を前記収納ボックス
の開口の前後方向外方に設けるとともにこの液体タンク
の下部を収納ボックスの下方に延在させ、前記収納ボッ
クスにおける液体タンク側の壁の上縁に当接して収納空
間と給油口側の空間とを区画する壁をシートに設けたも
のである。
収納装置は、シートの下方に、上方に向けて開口する開
口部を有しかつその開口部がシートによって閉塞される
収納ボックスと、上部に給油口を有する液体タンクとを
前後方向に並べて配設し、前記収納ボックスの左右開口
幅を略シート幅とすると共にこの開口を側面視において
傾斜させ、前記液体タンクの給油口を前記収納ボックス
の開口の前後方向外方に設けるとともにこの液体タンク
の下部を収納ボックスの下方に延在させ、前記収納ボッ
クスにおける液体タンク側の壁の上縁に当接して収納空
間と給油口側の空間とを区画する壁をシートに設けたも
のである。
【0007】
【作用】シートの下方に収納空間と液体タンク収容空間
とが前後方向に分けて形成され、それぞれまとまった容
量が得られる。収納ボックスは上方に向けて開口し、液
体タンクの下部が収納ボックスの下方に延びるから、大
容量の収納ボックスと液体タンクとを前後方向に並べる
構成でも収納ボックスの開口面積が大きくなる。また、
給油作業を収納ボックスの外方で行うことができる。さ
らに、収納ボックス内の荷物と液体タンクの給油口との
間に液体タンク側の壁とこの壁に当接するシート側の壁
とが存在するから、収納ボックス内の荷物が走行中に給
油口側へ移動してもこれらの壁に当たるから、給油口に
接触することがない。
とが前後方向に分けて形成され、それぞれまとまった容
量が得られる。収納ボックスは上方に向けて開口し、液
体タンクの下部が収納ボックスの下方に延びるから、大
容量の収納ボックスと液体タンクとを前後方向に並べる
構成でも収納ボックスの開口面積が大きくなる。また、
給油作業を収納ボックスの外方で行うことができる。さ
らに、収納ボックス内の荷物と液体タンクの給油口との
間に液体タンク側の壁とこの壁に当接するシート側の壁
とが存在するから、収納ボックス内の荷物が走行中に給
油口側へ移動してもこれらの壁に当たるから、給油口に
接触することがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るスクータの
収納装置が設けられたスクータの要部をサイドカバーを
破断して示す平面図、図2は同じく縦断面図、図3は収
納装置が設けられたスクータを示す側面図である。
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るスクータの
収納装置が設けられたスクータの要部をサイドカバーを
破断して示す平面図、図2は同じく縦断面図、図3は収
納装置が設けられたスクータを示す側面図である。
【0009】これらの図において符号1で示すものはス
クータを示し、このスクータ1は操向ハンドル2とシー
ト3との間に低床な略板状の足載せ台4を備えている。
5はスクータ1の前後方向に延在するフレームであり、
前部は前記足載せ台4の下側を前方向に延在し図示しな
い操向軸管に連結されている。この操向軸管には、前輪
6を懸架するフロントフォーク7が転向自在に支持され
ている。
クータを示し、このスクータ1は操向ハンドル2とシー
ト3との間に低床な略板状の足載せ台4を備えている。
5はスクータ1の前後方向に延在するフレームであり、
前部は前記足載せ台4の下側を前方向に延在し図示しな
い操向軸管に連結されている。この操向軸管には、前輪
6を懸架するフロントフォーク7が転向自在に支持され
ている。
【0010】一方、フレーム5の後部は足載せ台4の下
側から上方へ向かい、かつシート3前部の下方において
再び後方に向かうように屈曲されており、ユニットスイ
ング式エンジン8で懸架された後輪9の上方に延在され
ている。
側から上方へ向かい、かつシート3前部の下方において
再び後方に向かうように屈曲されており、ユニットスイ
ング式エンジン8で懸架された後輪9の上方に延在され
ている。
【0011】前記フレーム5の後輪9上方に延在する部
分は、平行に配された左右一対の管体5aから形成され
ている。この管体5a上には、下側に前記後輪9の上方
を被覆する円弧状の泥よけ10が取付けられ、上側に管
体5aの両側方に突出し本発明に係る収納ボックスの一
部を構成する底部材11が取付けられている。この底部
材11は繊維強化樹脂材から上方に開放された箱形状に
形成されている。12は管体5aの後端であって底部材
11の後方に取付けられた尾灯である。
分は、平行に配された左右一対の管体5aから形成され
ている。この管体5a上には、下側に前記後輪9の上方
を被覆する円弧状の泥よけ10が取付けられ、上側に管
体5aの両側方に突出し本発明に係る収納ボックスの一
部を構成する底部材11が取付けられている。この底部
材11は繊維強化樹脂材から上方に開放された箱形状に
形成されている。12は管体5aの後端であって底部材
11の後方に取付けられた尾灯である。
【0012】13はシート3の下方に配され、前記フレ
ーム5やユニットスイング式エンジン8などを被覆する
樹脂製のサイドカバーであり、フレーム5に図示しない
ブラケット等を介して固定されている。サイドカバー1
3は、前部の分割部14において前部カバー13aと、
後部カバー13bとに分割されている。後部カバー13
bは平面視U字状を呈し、前記底部材11の周囲を後方
から被覆すると共に、後部の上縁が底部材11の上方に
まで後上がりに傾斜するように延設されており、底部材
11に対向した上部には開口15が形成されている。
ーム5やユニットスイング式エンジン8などを被覆する
樹脂製のサイドカバーであり、フレーム5に図示しない
ブラケット等を介して固定されている。サイドカバー1
3は、前部の分割部14において前部カバー13aと、
後部カバー13bとに分割されている。後部カバー13
bは平面視U字状を呈し、前記底部材11の周囲を後方
から被覆すると共に、後部の上縁が底部材11の上方に
まで後上がりに傾斜するように延設されており、底部材
11に対向した上部には開口15が形成されている。
【0013】すなわち、このサイドカバー13の後部と
前記底部材11とで開口15が側面視において傾斜され
た収納ボックスが形成される。そして、その収納ボック
スはシート3の下方に配設され、サイドカバー13内後
部にシート3で塞がれた図中斜線を施して示す収納空間
Sが形成されている。さらに、この収納ボックスの左右
開口幅は、略シート幅となるよう大きく形成されてい
る。また、後部カバー13bの両側部は、底部材11よ
りも前方にまで延設されており、平面視円弧状に形成さ
れた前部カバー13aの係合部16に係合されている。
係合部16は段差部を有し、後部カバー13bに係入さ
れている。換言すれば、サイドカバー13は収納空間S
よりも前方において前後に分割されている。
前記底部材11とで開口15が側面視において傾斜され
た収納ボックスが形成される。そして、その収納ボック
スはシート3の下方に配設され、サイドカバー13内後
部にシート3で塞がれた図中斜線を施して示す収納空間
Sが形成されている。さらに、この収納ボックスの左右
開口幅は、略シート幅となるよう大きく形成されてい
る。また、後部カバー13bの両側部は、底部材11よ
りも前方にまで延設されており、平面視円弧状に形成さ
れた前部カバー13aの係合部16に係合されている。
係合部16は段差部を有し、後部カバー13bに係入さ
れている。換言すれば、サイドカバー13は収納空間S
よりも前方において前後に分割されている。
【0014】前記シート3は底板17と、この底板17
上に設けられたスポンジ等の緩衝材18などからなり、
前記サイドカバー13すなわち、収納ボックスの上部の
開口15を閉塞している。そして、サイドカバー13内
後部に底部材11、サイドカバー13およびシート3の
後部で囲繞された収納空間Sを開閉するように下側の前
端部3aが枢着されている。換言すれば、シート3は後
部が開口15に対向できるように後方にまで延設され、
下側の前端部3aが枢着されることによって開閉自在に
取付けられている。
上に設けられたスポンジ等の緩衝材18などからなり、
前記サイドカバー13すなわち、収納ボックスの上部の
開口15を閉塞している。そして、サイドカバー13内
後部に底部材11、サイドカバー13およびシート3の
後部で囲繞された収納空間Sを開閉するように下側の前
端部3aが枢着されている。換言すれば、シート3は後
部が開口15に対向できるように後方にまで延設され、
下側の前端部3aが枢着されることによって開閉自在に
取付けられている。
【0015】シート3の後部は乗員が着座する前部より
も一段高く形成され、しかも、緩衝材18が減らされて
おり、底板17の前記開口15に対向した部分に、上方
に凹陥する凹陥部17aが形成されている。この凹陥部
17aにより、前記収納空間Sの容量の増大がはかられ
ている。また、凹陥部17aの前側には、車幅方向に延
在し前記収納空間Sの前方を閉塞する隔壁30が、シー
ト3を支持する支柱31と共に底板17に一体に立設さ
れている。
も一段高く形成され、しかも、緩衝材18が減らされて
おり、底板17の前記開口15に対向した部分に、上方
に凹陥する凹陥部17aが形成されている。この凹陥部
17aにより、前記収納空間Sの容量の増大がはかられ
ている。また、凹陥部17aの前側には、車幅方向に延
在し前記収納空間Sの前方を閉塞する隔壁30が、シー
ト3を支持する支柱31と共に底板17に一体に立設さ
れている。
【0016】19は後部カバー13bの内側に沿ってU
字状に貼着されたスポンジ等の緩衝材で、収納物の保護
をはかっており、前記底部材11は側方に突出された縁
部11aをこの緩衝材19に圧接させるように取付けら
れている。このため、底部材11は、後輪9が巻き上げ
た泥水の上方への飛散を防止する泥よけとしても機能し
ている。
字状に貼着されたスポンジ等の緩衝材で、収納物の保護
をはかっており、前記底部材11は側方に突出された縁
部11aをこの緩衝材19に圧接させるように取付けら
れている。このため、底部材11は、後輪9が巻き上げ
た泥水の上方への飛散を防止する泥よけとしても機能し
ている。
【0017】20はシート3の着座位置下方に配設され
たバッテリで、このバッテリの後方には燃料タンク21
およびオイルタンク22が並列に取付けられている。こ
れらの部材はサイドカバー13とシート3の底板17と
の間に形成された空間に収容されている。これにより、
燃料タンク21と前記収納ボックスとは前後方向に並べ
て配設されることになる。前記燃料タンク21は、給油
口が上部に設けられ、下側後部が前記収納ボックスの下
方に延在している。前記給油口はタンク上面に設けら
れ、収納ボックスの開口の前後方向外方に配設されてい
る。
たバッテリで、このバッテリの後方には燃料タンク21
およびオイルタンク22が並列に取付けられている。こ
れらの部材はサイドカバー13とシート3の底板17と
の間に形成された空間に収容されている。これにより、
燃料タンク21と前記収納ボックスとは前後方向に並べ
て配設されることになる。前記燃料タンク21は、給油
口が上部に設けられ、下側後部が前記収納ボックスの下
方に延在している。前記給油口はタンク上面に設けら
れ、収納ボックスの開口の前後方向外方に配設されてい
る。
【0018】また、前記燃料タンク21における給油口
を有する上部は、図2に示すように、前記底部材11の
前壁11bと前後方向に隣接している。この前壁11b
が本発明に係る収納ボックスにおける液体タンク側の壁
を構成している。この前壁11bの上縁に、前記隔壁3
0が当接している。この構成を採ることにより、シート
3によって収納ボックスを閉じた状態で、前壁11bと
隔壁30とによって収納空間Sと、燃料タンク21やオ
イルタンク22側の液体タンク収容空間とが区画され
る。なお、23はサイドカバー13と尾灯12との間に
介装されたテールカバーである。
を有する上部は、図2に示すように、前記底部材11の
前壁11bと前後方向に隣接している。この前壁11b
が本発明に係る収納ボックスにおける液体タンク側の壁
を構成している。この前壁11bの上縁に、前記隔壁3
0が当接している。この構成を採ることにより、シート
3によって収納ボックスを閉じた状態で、前壁11bと
隔壁30とによって収納空間Sと、燃料タンク21やオ
イルタンク22側の液体タンク収容空間とが区画され
る。なお、23はサイドカバー13と尾灯12との間に
介装されたテールカバーである。
【0019】このように構成されたスクータの収納装置
においては、収納ボックスと液体タンクとを前後方向に
並べて配置したので、収納ボックスと燃料タンク21と
をそ れぞれまとまった大容量とすることができる。しか
も、燃料タンク21が収納ボックスの下方に延在してい
る分だけ収納ボックスの開口部を前後方向に大きく形成
でき、その上、給油口を収納ボックスの前後方向外方に
設けたから、収納ボックス開口部の左右幅としては略シ
ート幅いっぱいに利用できることになり、荷物の出し入
れを容易に行えるようになる。その上、収納ボックスの
開口を側面視において傾斜させたことにより、開口面積
が大きくなるので、より一層荷物の出し入れが容易にな
る。
においては、収納ボックスと液体タンクとを前後方向に
並べて配置したので、収納ボックスと燃料タンク21と
をそ れぞれまとまった大容量とすることができる。しか
も、燃料タンク21が収納ボックスの下方に延在してい
る分だけ収納ボックスの開口部を前後方向に大きく形成
でき、その上、給油口を収納ボックスの前後方向外方に
設けたから、収納ボックス開口部の左右幅としては略シ
ート幅いっぱいに利用できることになり、荷物の出し入
れを容易に行えるようになる。その上、収納ボックスの
開口を側面視において傾斜させたことにより、開口面積
が大きくなるので、より一層荷物の出し入れが容易にな
る。
【0020】また、燃料タンク21の給油口を収納ボッ
クスの開口の前後方向外方に配設したので、給油作業を
収納ボックスの外方で行うことができるから、給油時に
収納ボックスや荷物に燃料が付着することがない。加え
て、底部材11の前壁11bとシート3の隔壁30とで
収納空間Sと給油口側の空間が区画されるように構成し
たため、収納ボックス内の荷物が走行中に給油口側へ移
動してもこれらの壁に当たり、給油口に接触することが
ない。
クスの開口の前後方向外方に配設したので、給油作業を
収納ボックスの外方で行うことができるから、給油時に
収納ボックスや荷物に燃料が付着することがない。加え
て、底部材11の前壁11bとシート3の隔壁30とで
収納空間Sと給油口側の空間が区画されるように構成し
たため、収納ボックス内の荷物が走行中に給油口側へ移
動してもこれらの壁に当たり、給油口に接触することが
ない。
【0021】さらにまた、燃料タンク21を収納ボック
スの下方に延在させることによって低重心化を図れ、そ
の上、重量可変物である収納ボックスおよび燃料タンク
21が上下に重なって位置するから、重心位置の前後移
動が少なくなる。
スの下方に延在させることによって低重心化を図れ、そ
の上、重量可変物である収納ボックスおよび燃料タンク
21が上下に重なって位置するから、重心位置の前後移
動が少なくなる。
【0022】さらに、実施例では、スクータ1を構成す
る部材では大きい部材であるサイドカバー13自体を周
壁として利用して収納空間Sを形成しているので、空間
内をめいっぱい利用でき、比較的大きな容量を得ること
ができる。さらにまた、収納空間Sは、シート3の後方
に形成されているので、運転位置を高くする必要がなく
安定した姿勢を維持することができ、安定した位置に物
が収納できる。その結果、スクータ1の走行性が損なわ
れるようなことがない。
る部材では大きい部材であるサイドカバー13自体を周
壁として利用して収納空間Sを形成しているので、空間
内をめいっぱい利用でき、比較的大きな容量を得ること
ができる。さらにまた、収納空間Sは、シート3の後方
に形成されているので、運転位置を高くする必要がなく
安定した姿勢を維持することができ、安定した位置に物
が収納できる。その結果、スクータ1の走行性が損なわ
れるようなことがない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスクー
タの収納装置は、シートの下方に、上方に向けて開口す
る開口部を有しかつその開口部がシートによって閉塞さ
れる収納ボックスと、上部に給油口を有する液体タンク
とを前後方向に並べて配設したため、収納ボックスと液
体タンクとをそれぞれまとまった大容量とすることがで
きる。また、液体タンクの下部を収納ボックスの下方に
延在させたため、大容量の収納ボックスと液体タンクと
を前後方向に並べる構成でも収納ボックスの開口面積が
大きくなり、その上、給油口を収納ボックスの前後方向
外方に設けたから、収納ボックス開口部の左右幅として
は略シート幅いっぱいに利用できることになるので、荷
物の出し入れを容易に行えるようになる。しかも、収納
ボックスの開口を側面視において傾斜させたため、開口
面積が大きくなって荷物の出し入れがより一層容易にな
る。
タの収納装置は、シートの下方に、上方に向けて開口す
る開口部を有しかつその開口部がシートによって閉塞さ
れる収納ボックスと、上部に給油口を有する液体タンク
とを前後方向に並べて配設したため、収納ボックスと液
体タンクとをそれぞれまとまった大容量とすることがで
きる。また、液体タンクの下部を収納ボックスの下方に
延在させたため、大容量の収納ボックスと液体タンクと
を前後方向に並べる構成でも収納ボックスの開口面積が
大きくなり、その上、給油口を収納ボックスの前後方向
外方に設けたから、収納ボックス開口部の左右幅として
は略シート幅いっぱいに利用できることになるので、荷
物の出し入れを容易に行えるようになる。しかも、収納
ボックスの開口を側面視において傾斜させたため、開口
面積が大きくなって荷物の出し入れがより一層容易にな
る。
【0024】さらに、給油口が収納ボックスの外方にあ
るので、給油作業を収納ボックスの外で行うことができ
るから、給油時等に収納ボックスや収納ボックス内の荷
物が汚れることがない。加えて、収納ボックスにおける
液体タンク側の壁の上縁に当接して収納空間と給油口側
の空間とを区画する壁をシートに設けたため、収納ボッ
クス内の荷物と液体タンクの給油口との間に前記両壁が
存在するから、収納ボックス内の荷物が走行中に給油口
側へ移動してもこれらの壁に当たり、給油口に接触する
ことがない。したがって、液体タンクの給油口に付着し
た液体が荷物に付着して荷物が汚れることがない。
るので、給油作業を収納ボックスの外で行うことができ
るから、給油時等に収納ボックスや収納ボックス内の荷
物が汚れることがない。加えて、収納ボックスにおける
液体タンク側の壁の上縁に当接して収納空間と給油口側
の空間とを区画する壁をシートに設けたため、収納ボッ
クス内の荷物と液体タンクの給油口との間に前記両壁が
存在するから、収納ボックス内の荷物が走行中に給油口
側へ移動してもこれらの壁に当たり、給油口に接触する
ことがない。したがって、液体タンクの給油口に付着し
た液体が荷物に付着して荷物が汚れることがない。
【0025】さらにまた、液体タンクを収納ボックスの
下方に延在させることによって低重心化を図れ、その
上、重量可変物である収納ボックス,液体タンクが上下
に重なって位置するから重心位置の前後移動が少なくな
る。
下方に延在させることによって低重心化を図れ、その
上、重量可変物である収納ボックス,液体タンクが上下
に重なって位置するから重心位置の前後移動が少なくな
る。
【図1】 本発明に係るスクータの収納装置が設けられ
たスクータの要部をサイドカバーを破断して示す平面図
である。
たスクータの要部をサイドカバーを破断して示す平面図
である。
【図2】 本発明に係るスクータの収納装置が設けられ
たスクータの要部をサイドカバーを破断して示す縦断面
図である。
たスクータの要部をサイドカバーを破断して示す縦断面
図である。
【図3】 本発明に係る収納装置が設けられたスクータ
を示す側面図である。
を示す側面図である。
3…シート、5…フレーム、11…底部材、11b…前
壁、13…サイドカバー、21…燃料タンク、30…隔
壁。
壁、13…サイドカバー、21…燃料タンク、30…隔
壁。
Claims (1)
- 【請求項1】 シートの下方に、上方に向けて開口する
開口部を有しかつその開口部がシートによって閉塞され
る収納ボックスと、上部に給油口を有する液体タンクと
を前後方向に並べて配設し、前記収納ボックスの左右開
口幅を略シート幅とすると共にこの開口を側面視におい
て傾斜させ、前記液体タンクの給油口を前記収納ボック
スの開口の前後方向外方に設けるとともにこの液体タン
クの下部を収納ボックスの下方に延在させ、前記収納ボ
ックスにおける液体タンク側の壁の上縁に当接して収納
空間と給油口側の空間とを区画する壁をシートに設けた
ことを特徴とするスクータの収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4175089A JP2631059B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | スクータの収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4175089A JP2631059B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | スクータの収納装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP60126266A Division JP2536735B2 (ja) | 1985-06-12 | 1985-06-12 | スク−タの収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05246363A JPH05246363A (ja) | 1993-09-24 |
JP2631059B2 true JP2631059B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=15990059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4175089A Expired - Fee Related JP2631059B2 (ja) | 1992-06-10 | 1992-06-10 | スクータの収納装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2631059B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5899191U (ja) * | 1981-12-26 | 1983-07-06 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車等のリヤカバ−装置 |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP4175089A patent/JP2631059B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05246363A (ja) | 1993-09-24 |
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