JP2537734Y2 - スクータ型車両 - Google Patents

スクータ型車両

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JP2537734Y2
JP2537734Y2 JP1989039345U JP3934589U JP2537734Y2 JP 2537734 Y2 JP2537734 Y2 JP 2537734Y2 JP 1989039345 U JP1989039345 U JP 1989039345U JP 3934589 U JP3934589 U JP 3934589U JP 2537734 Y2 JP2537734 Y2 JP 2537734Y2
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康二 北清
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Honda Motor Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスクータ型車両に関するものである。
〔従来の技術〕
ハンドルとシートの間に低床式足載部を、該足載部の
後方にパワーユニットを夫々備えたスクータ型車両は、
例えば特開昭60-154969号公報に開示される如く、L字
型に形成した燃料タンクの先端側水平部を足載部の下方
に、この水平部に続く立上がり部を、パワーユニットの
前方をやや後傾させて配設し、立上がり部の上端をシー
トの下方に延出させ、後輪を支持するリヤクッションを
シートの下方に延出している車体フレーム部材の後端に
立設した補助フレームに連結している。
〔考案が解決しようとする課題〕
このため、シート前部下方のスペースとシート後部下
方のスペースに物品収納室を設けることができず、シー
ト前部から中間部に亘る下方のスペースに電池及びオイ
ルタンクを配設し、シートにより開口部が開閉される物
品収納室をシート中間部から後部寄りに亘って設けざる
を得なかった。
したがって、物品収納室の容積が小さくなり、小物入
れにしか使用できない。そこで、本考案は、上記の点に
鑑みてなされたもので、燃料タンクの配設位置と後輪を
支持するリヤクッションの支持位置について工夫を凝ら
し、シート下方に設けられる物品収納室の容積を大きく
とることができるスクータ型車両を提供することを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上述の目的を達成するため、ハンドルとシー
トの間に低床式足載部を、該低床式足載部の後方にパワ
ーユニットを夫々備えたスクータ型車両において、前記
低床式足載部の下方に燃料タンクを配設すると共に、前
記シート下方に該シートにより開口部が開閉される物品
収納室をシート前部下方から後輪上方に亘って設け、該
後輪を支持するリヤクッションを、前記物品収納室の下
方かつ該物品収納室の左右両側壁より内側で車体フレー
ム部材に連結したことを特徴としている。
〔作用〕
かかる構成によれば、燃料タンクの全体をデッドスペ
ースである足載部の下方で車体前後方向へ自由にレイア
ウトすると共に、後輪を支持するリヤクッションを、物
品収納室の下方かつ該物品収納室の左右両側壁より内側
で車体フレーム部材に連結したことにより、物品収納室
の前後長さ及び左右幅を大きくとることができ、物品収
納室の容積を大きくすることができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の一実施例に基づいて具体的に説
明する。
第1図は本考案を適用したスクータ型車両1の側面形
状を示し、車体2の前部には前輪3が、後部には後輪4
がそれぞれ取付けられ、車体後方上部にシート5を開閉
可能に配設すると共に、前輪3を操向するハンドル6を
設け、ハンドル6とシート5の間に低床式足載部7を備
え、該足載部7の後方即ち、シート5を載置したリヤボ
ディ8の下方に、パワーユニット9を後輪4の側部に配
置している。
低床式足載部7の前部には、ステアリングシャフトの
前後部を袋状に覆うと共に、リヤボディ8側にインナト
ランク10を備えたレッドシールド11が連設されている。
リヤボディ8は、低床式足載部7の後端からシート5
の前部下端に立上って、シート5の下方両側からシート
5の下方後側に至るリヤボディカバー8aと、該リヤボデ
ィカバー8aの下部両側に配設されるサイドカバー8bとで
構成されている。
リヤボディ8のサイドカバー8b,8bの内側の左右に
は、第2図に示す如く、車体フレーム部材である後部フ
レーム12,12が車体前後方向に配設されている。このフ
レーム12,12の部材は、パイプフレームで形成され、左
右の後部フレーム12,12の位置において、上下に仕切る
ように底板13が設けられ、底板13の両側部は、リヤボデ
ィ8の両側のリヤボディフレーム8a,8aの下縁と接合さ
れている。
そして、リヤボディ8の前・後壁と両側壁となるリヤ
ボディカバー8a,8aと底板13の上面とで区画されたシー
ト5の下方に形成される空間を、ヘルメットH等を収納
する物品収納室14とし、シート5により開口部が開閉さ
れる物品収納室14をシート5の前部下方から後輪4の上
方に亘って設けている。
物品収納室14の前記底板13は、中央部に上方へ突出す
る凸部13aが形成され、該凸部13aに対応する下方に形成
された下面凹部13bに後輪4を臨ませて配設する。この
凸部13aは、物品収納室14に収納されたヘルメットHの
内部に突入可能な大きさで形成されており、これにより
ヘルメットHの収納位置を下げても、後輪4の上方の揺
動スペースが確保でき、シート高を低くできて、乗員の
足付き性を向上させるとともに、車体重心を低くでき、
かつ収納されたヘルメットHのガタツキを防止すること
ができる。
低床式足載部7は、上部を覆うステップフロアカバー
7aと、両側部及び下部を覆うアンダカバー7bとで形成さ
れ、該足載部7の下方即ち、両カバー7a,7bで覆われた
内部に燃料タンク15が配設されている。
該燃料タンク15は、足載部7を低床に保ちながらタン
ク容積を確保するために、それ自体が偏平な形状に形成
されており、該タンク15の後部には、後述する給油部20
との接続管18が連結されてる。該接続管18は、足載部7
とリヤボディ8の内部を、ステップフロアカバー7aの後
部近傍からリヤボディカバー8aの下部前側に亘って配設
されており、接続管18の上端に開口する給油口17にキャ
ップ16を被着して給油部20を構成し、該給油部20を、リ
ヤボディカバー8aの下部前側に開閉自在に設けられたカ
バー部材19の内面に臨ませている。
このように燃料タンク15の全体を、デッドスペースで
ある足載部7の下方に収めて配設し、燃料タンク15の後
部に接続管18を連結して、接続管18の上端に設けた給油
部20を、リヤボディ8の下部前側にリヤボディカバー8a
で覆って配設したことにより、給油部20を塵芥の付着や
泥跳ね等で汚損することがなくなる。
また、接続管18は燃料タンク15に較べて断面積が小さ
いため、燃料タンクを足載部から立上げて、その上部に
給油部を直接設ける従来の構造に較べると、車体前後方
向に占める割合が少なくて済むので、パワーユニット9
を足載部7に近接配置して、前車輪3と後車輪4間のホ
イールベースを短縮できるので、スクータ型車両1の車
体全長が短くなり、軽量でコンパクトなスクータ型車両
1が得られる。
さらに、前記後部フレーム12,12のうち、車体後方か
ら見て後車両4の右側の後部フレーム12には、バッテリ
ー21がバッテリーケース22に収納された状態で吊持さ
れ、該バッテリー21は、一方のサイドカバー8bに覆われ
ている。
また、リヤボディ8下方の後輪4を中心とした各部材
の配置は、車体後方から見て後輪4の左側上部にエアク
リーナ23が設けられると共に、その下方にパワーユニッ
ト9の伝導ケース24が配設され、後輪4を支持するリヤ
クッション26の上端を、物品収納室14の下方かつ該物品
収納室14の左右両側壁より内側にある左側の後部フレー
ム12に固設したブラケット25に連結してパワーユニット
9を後部フレーム12に懸架している。さらに、後輪4の
右側にはバッテリー21の下方にマフラー27が伝導ケース
24と略対称位置に配設されており、本実施例ではバッテ
リーケース22を右側にすることによって車体左側にかか
る偏重をキャンセルして、全体としてのバランスがとれ
るように構成している。
第3図に示す実施例は、いわゆるプレスフレームを用
いた他の実施例であって、物品収納室14の底板30自体が
車体フレーム部材を兼ねる一つの強度メンバーとして作
用しており、この底板30にバッテリーケース22を取付け
るようにすると共に、後輪4を支持するリヤクッション
26の上端を連結してパワーユニット9を後部フレーム12
に懸架している。そして、この底板30にも、前記実施例
と同様に、上方へ突出する凸部30aが形成され、その下
方に形成された下面凹部30bは、後車輪4の上方に揺動
スペースを確保すべく間隙を以て配設されている。尚、
この揺動スペース間に専用のリヤフェンダー31を設けて
いる。
これにより、前記実施例と同様ヘルメットHの収納位
置を下げても、後車輪4の上方の揺動スペースが確保で
き、シート高を低くできて、乗員の足付き性を向上させ
るとともに、車体重心を低くでき、かつ収納されたヘル
メットHのガタツキを防止することができる。
上記両実施例では、占有面積の大きい燃料タンク15を
ステップフロアの下部に配置すると共に、後輪4を支持
するリヤクッション26を、物品収納室14の下方かつ該物
品収納室の左右両側壁であるリヤボディカバー8aより内
側で車体フレーム部材に連結したことにより、物品収納
室14の前後長さ及び左右幅を大きくとることができ、物
品収納室14の容積を大きくすることができる。
また、占有面積が大きい燃料タンク15をステップフロ
アの下部に配置し、リヤボディ8の下部の後輪4の左側
にパワーユニット9とエアクリーナ23を、後輪4の右側
にバッテリー21及びマフラー27をそれぞれ配設したか
ら、重量物が低部に位置して低重心化が図れると共に、
車体の左右位置にバランスよく配置でき、シート下方の
リヤボディ8内に形成される物品収納室14の容量を、充
分に確保することができる。さらに、バッテリー21を後
輪4の上側部の車体フレーム部材の一側下部に設けたこ
とにより、車体の重量物配分のとれた補機類の配設態様
がとれるとともに、車体外観のデザインも容易となる。
また、この位置は比較的パワーユニットと近いものであ
るから、パワーユニットに設けられている交流ジェネレ
ータとバッテリーとの接続が比較的短距離に行なえる。
〔考案の効果〕
本考案は以上述べたように、ハンドルとシートの間の
低床式足載部の下方に燃料タンクを配設すると共に、シ
ート下方に該シートにより開口部が開閉される物品収納
室をシート前部下方から後輪上方に亘って設け、該後輪
を支持するリヤクッションを、物品収納室の下方かつ該
物品収納室の左右両側壁より内側で車体フレーム部材に
連結したので、シート下方のスペースを有効に活用し
て、シート下方に配設される物品収納室の前後長さ及び
左右幅を大きくとることができ、物品収納室の容積を大
きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するスクータ型車両の一実施例を
示す一部断面側面図、第2図は第1図のII-II断面図、
第3図は第2図と同位置における他の実施例の断面図で
ある。 1……スクータ型車両、2……車体、3……前輪、4…
…後輪、5……シート、6……ハンドル、7……低床式
足載部、7a……ステップフロアカバー、7b……アンダカ
バー、8……リヤボディ、8a……リヤボディカバー、8b
……サイドカバー、9……パワーユニット、12……後部
フレーム、13,30……底板、14……物品収納室、15……
燃料タンク、16……キャップ、17……注入口、18……接
続管、19……カバー、20……給油部、26……リヤクッシ
ョン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルとシートの間に低床式足載部を、
    該低床式足載部の後方にパワーユニットを夫々備えたス
    クータ型車両において、前記低床式足載部の下方に燃料
    タンクを配設すると共に、前記シート下方に該シートに
    より開口部が開閉される物品収納室をシート前部下方か
    ら後輪上方に亘って設け、該後輪を支持するリヤクッシ
    ョンを、前記物品収納室の下方かつ該物品収納室の左右
    両側壁より内側で車体フレーム部材に連結したことを特
    徴とするスクータ型車両。
JP1989039345U 1989-04-03 1989-04-03 スクータ型車両 Expired - Lifetime JP2537734Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3366561A1 (en) 2017-02-28 2018-08-29 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Rear bracket structure of straddled vehicle and method for assembling the same
EP3366563A1 (en) 2017-02-28 2018-08-29 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Motorcycle

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