JP2619738B2 - パチンコ島台における玉返却装置 - Google Patents
パチンコ島台における玉返却装置Info
- Publication number
- JP2619738B2 JP2619738B2 JP2271480A JP27148090A JP2619738B2 JP 2619738 B2 JP2619738 B2 JP 2619738B2 JP 2271480 A JP2271480 A JP 2271480A JP 27148090 A JP27148090 A JP 27148090A JP 2619738 B2 JP2619738 B2 JP 2619738B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- pachinko island
- counter
- pachinko
- counting box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
本発明は、パチンコ島台に設けられ且つ遊技客が獲得
した景品球を前記パチンコ島台の内部に設けられる玉タ
ンクに向って返却する玉返却装置に関するものである。
した景品球を前記パチンコ島台の内部に設けられる玉タ
ンクに向って返却する玉返却装置に関するものである。
従来、遊技客が獲得した景品球は、該景品球と景品と
を交換する景品交換場に設けられる玉返却装置に返却さ
れるものが一般的であった。この場合には、返却された
景品球を再度パチンコ島台に還元するために、返却され
た景品球を一時的に貯蔵する大型の玉タンクと、該玉タ
ンクと遊技場に複数列設置されるパチンコ島台のうち特
定のパチンコ島台とを結んで玉タンクに貯蔵された玉を
搬送する還元装置と、該還元装置で還元された玉を特定
のパチンコ島台から他のパチンコ島台に搬送して各パチ
ンコ島台に内蔵される玉量を均等化する均等装置と、を
設ける必要があった。このため、返却された景品球を各
パチンコ島台に還元するために時間がかかるだけでな
く、それらの装置を施行する時間や経費もかかり、ま
た、それらの装置が設置される遊技場の天井等の構造が
複雑となり、更にそれらの装置の管理維持に手間がかか
るという問題があった。 このような問題の一部を解決するために、本出願人
は、先に特願平1−307885号(以下、先行技術という)
で玉返却装置をパチンコ島台に設け、玉タンク及び還元
装置を省略したものを提案した。
を交換する景品交換場に設けられる玉返却装置に返却さ
れるものが一般的であった。この場合には、返却された
景品球を再度パチンコ島台に還元するために、返却され
た景品球を一時的に貯蔵する大型の玉タンクと、該玉タ
ンクと遊技場に複数列設置されるパチンコ島台のうち特
定のパチンコ島台とを結んで玉タンクに貯蔵された玉を
搬送する還元装置と、該還元装置で還元された玉を特定
のパチンコ島台から他のパチンコ島台に搬送して各パチ
ンコ島台に内蔵される玉量を均等化する均等装置と、を
設ける必要があった。このため、返却された景品球を各
パチンコ島台に還元するために時間がかかるだけでな
く、それらの装置を施行する時間や経費もかかり、ま
た、それらの装置が設置される遊技場の天井等の構造が
複雑となり、更にそれらの装置の管理維持に手間がかか
るという問題があった。 このような問題の一部を解決するために、本出願人
は、先に特願平1−307885号(以下、先行技術という)
で玉返却装置をパチンコ島台に設け、玉タンク及び還元
装置を省略したものを提案した。
上記した先行技術は、玉返却装置がパチンコ島台の島
端の装飾板に接した位置に設けられていたため、遊技客
が獲得した景品球を必ずしも当該景品球を獲得したパチ
ンコ島台に返却するとは限らず、これがため、パチンコ
島台に貯蔵される玉量が均等化しないという事態が発生
し、このような事態を防止するために隣り合うパチンコ
島台の上部に均等装置を差し渡していた。したがって、
先行技術にあっては、均等装置を施行する手間、費用、
及び維持管理あるいは均等装置による遊技場の天井部分
の複雑さについて上記した従来の問題点を何等解決して
いないという不都合があった。 本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、パチンコ島台の間に差し渡され
る均等装置がなくても各パチンコ島台に貯蔵される玉量
が均等化されるパチンコ島台を提供することにある。
端の装飾板に接した位置に設けられていたため、遊技客
が獲得した景品球を必ずしも当該景品球を獲得したパチ
ンコ島台に返却するとは限らず、これがため、パチンコ
島台に貯蔵される玉量が均等化しないという事態が発生
し、このような事態を防止するために隣り合うパチンコ
島台の上部に均等装置を差し渡していた。したがって、
先行技術にあっては、均等装置を施行する手間、費用、
及び維持管理あるいは均等装置による遊技場の天井部分
の複雑さについて上記した従来の問題点を何等解決して
いないという不都合があった。 本発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、そ
の目的とするところは、パチンコ島台の間に差し渡され
る均等装置がなくても各パチンコ島台に貯蔵される玉量
が均等化されるパチンコ島台を提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明においては、 パチンコ島台に設けられ且つ遊技客が獲得した景品球
を前記パチンコ島台の内部に設けられる玉タンクに向っ
て返却する玉返却装置であって、 該玉返却装置は、前記パチンコ島台に列設される個々
のパチンコ機の下皿の下方に対応する位置であって前記
パチンコ島台を構成するカウンター台に開設されて上下
に貫通する方形状のカウンター穴と、該カウンター穴の
上面前後に突設される係合レール突起に着脱自在に係合
する係合溝をその底面側前後に有し且つ前記カウンター
穴とほぼ同じ大きさの開口が上下方向に貫通するように
形成されると共に該開口の下方寄りに前記下皿から落下
せしめられた景品球を下流側の導出口に導く簾状の流下
レールを有する計数箱と、その一端が前記玉タンクに接
続されその他端が前記計数箱をカウンター台に装着した
ときに計数箱の前記導出口と接続し得る返却通路と、か
ら構成し、 前記計数箱又は前記返却通路のいずれかに玉計数器を
設けたことを特徴とするものである。
を前記パチンコ島台の内部に設けられる玉タンクに向っ
て返却する玉返却装置であって、 該玉返却装置は、前記パチンコ島台に列設される個々
のパチンコ機の下皿の下方に対応する位置であって前記
パチンコ島台を構成するカウンター台に開設されて上下
に貫通する方形状のカウンター穴と、該カウンター穴の
上面前後に突設される係合レール突起に着脱自在に係合
する係合溝をその底面側前後に有し且つ前記カウンター
穴とほぼ同じ大きさの開口が上下方向に貫通するように
形成されると共に該開口の下方寄りに前記下皿から落下
せしめられた景品球を下流側の導出口に導く簾状の流下
レールを有する計数箱と、その一端が前記玉タンクに接
続されその他端が前記計数箱をカウンター台に装着した
ときに計数箱の前記導出口と接続し得る返却通路と、か
ら構成し、 前記計数箱又は前記返却通路のいずれかに玉計数器を
設けたことを特徴とするものである。
景品球を獲得した遊技客は、パチンコ機の下皿を開放
せしめて獲得した景品球を計数箱に移動せしめると、計
数箱に受け入れられた景品球は、下流レールを流下して
導出口に達し、その後、導出口に接続された返却通路を
通ってパチンコ島台の内部に設けられる玉タンクに景品
球が自動的に返却され、再度当該パチンコ島台に列設さ
れるパチンコ機における遊技に供される。このように景
品球の返却作業を極めて簡単に行うことができる。 つまり、本発明においては、均等装置を各パチンコ島
台間に差し渡さなくても各パチンコ島台に貯蔵される景
品球を素早く各パチンコ島台に還元することができ、獲
得した景品球を還元するための装置を施行する時間や経
費もかからず、また、それらの装置が設置される遊技場
の天井等がスッキリとして遊技者に美観を与え、更にそ
れらの装置の管理維持が必要ないという利点がある。ま
た、本発明においては、景品球が計数箱の流下レールを
流下する際に、景品球以外のゴミ等が流下レール及びカ
ウンター穴を介して遊技場の床面に落下するので、返却
通路にゴミ等が侵入することがなく、長期間に亘って、
返却装置を安定的に使用することができるという利点も
ある。
せしめて獲得した景品球を計数箱に移動せしめると、計
数箱に受け入れられた景品球は、下流レールを流下して
導出口に達し、その後、導出口に接続された返却通路を
通ってパチンコ島台の内部に設けられる玉タンクに景品
球が自動的に返却され、再度当該パチンコ島台に列設さ
れるパチンコ機における遊技に供される。このように景
品球の返却作業を極めて簡単に行うことができる。 つまり、本発明においては、均等装置を各パチンコ島
台間に差し渡さなくても各パチンコ島台に貯蔵される景
品球を素早く各パチンコ島台に還元することができ、獲
得した景品球を還元するための装置を施行する時間や経
費もかからず、また、それらの装置が設置される遊技場
の天井等がスッキリとして遊技者に美観を与え、更にそ
れらの装置の管理維持が必要ないという利点がある。ま
た、本発明においては、景品球が計数箱の流下レールを
流下する際に、景品球以外のゴミ等が流下レール及びカ
ウンター穴を介して遊技場の床面に落下するので、返却
通路にゴミ等が侵入することがなく、長期間に亘って、
返却装置を安定的に使用することができるという利点も
ある。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明
する。 まず、実施例に係る玉返却装置20が適用されるパチン
コ島台1の構成について第1図及び第2図を参照して説
明する。パチンコ島台1は、縦横の枠桟によって骨組さ
れ、その両側面に下方から順に腰板4、カウンター台
5、上部装飾板6、及び欄間7が打ち付けられている。
そして、カウンター台5と上部装飾板6との間に多数の
パチンコ機2と遊技球を貸し出す玉貸機3とが交互に列
設されている。 前記カウンター台5は、パチンコ島台1に対して前方
に突出する状態で固定され、本実施例の要部を構成する
玉返却装置20が個々のパチンコ機2に対応して載置され
ている。この構造については、後に詳述する。 前記上部装飾板6には、各パチンコ機2に対応して呼
出ランプ装置8が設けられ、当該パチンコ機2でトラブ
ルが生じたときや、当該パチンコ機2で大当りが発生し
たとき等に点灯して、その旨を報知するようになってい
る。また、上部装飾板6には、遊技客が獲得した景品球
を玉返却装置20に返却したときに計数された景品球数を
表示する景品球数表示器31と、該景品球数表示器31に表
示された数値や該数値に基づいて算出される景品個数等
を印字したレシート(紙又は磁気カード)が排出される
レシート排出口32が個々のパチンコ機2に対応して設け
られている。なお、レシート排出口32の後面には、当然
のことながら印字装置が設けられている。 前記欄間7は、前後方向に開閉自在に設けられ、パチ
ンコ島台1の内部を循環する玉が補給樋等で玉詰まりし
たときに開放して直ちにそのトラブルを解消できるよう
にしている。 また、パチンコ島台1には、その中央部に玉揚送装置
9が立設され、各パチンコ機2で使用された玉を回収樋
で回収して研磨しながら上昇させ、再度各パチンコ機2
に補給するようになっている。また、パチンコ島台1の
両端部には、島端装飾板10が設けられ、パチンコ島台1
の端部を装飾している。更に、パチンコ島台1の両端上
部には、当該パチンコ島台1に設置されているパチンコ
機2にトラブル、不正遊技、大当り等が発生したときに
遊技場の店員にその旨を報知するためのトップランプ11
も設けられている。 また、パチンコ島台1の内部下方には、第3図に示す
ように玉タンク12が内蔵されている。この玉タンク12
は、玉揚送装置9の両側のパチンコ島台1の下方内部に
それぞれ内蔵されている。しかして、1つのパチンコ島
台1に内蔵される2つの玉タンク12に貯留される玉量
は、遊技場で使用される全玉量を当該遊技場に設置され
るパチンコ島台1の数で除した数量であり、通常10万個
前後である。 また、図示の実施例では、パチンコ島台1に列設され
る個々のパチンコ機2に対応して玉返却装置20が設置さ
れている。 ここで、玉返却装置20について説明すると、玉返却装
置20は、第3図に示されるように、パチンコ機2の景品
球が貯留される下皿13の下方に対応する位置であってパ
チンコ島台1を構成するカウンター台5に開設されたカ
ウンター穴27と、該カウンター穴27に対応して着脱自在
に取り付けられる計数箱21と、該計数箱21と前記玉タン
ク12とを連絡する返却通路29と、から構成されており、
返却通路29の途中に玉計数器30が設けられている。 前記パチンコ機2の下皿13は、周知のように、その底
面に玉抜口14が開設され、該玉抜口14を通常時玉抜レバ
ー15で閉塞している。しかして、遊技客が下皿13に貯留
されている景品球を抜き取ろうとするときには、玉抜レ
バー15を操作して玉抜口14を開放する。すると、景品球
は、下方に落下して計数箱21に導かれる。 計数箱21は、第5図及び第6図に示されるように、上
下方向に貫通する断面方形状の開口22が形成され、その
開口22の下方寄りにパチンコ球の直径よりも小さい間隔
を有して複数の流下レール23が左右方向に傾斜して設け
られている。そして、流下レール23の流下端には、流下
レール23を流下してきた景品球を中央部に集めるように
すりばち状に形成される集積部24が形成され、その集積
部24のほぼ中央に導出口25が形成されている。導出口25
には、第3図に示されるように返却通路29の上端が接続
されるようになっている。また、計数箱21の下端前後部
には、断面「L」字状の係合溝26が形成され、後述する
係合レール突起28に沿ってスライドさせることにより、
計数箱21をカウンター台5に着脱自在に取着できるよう
にしている。 上記した計数箱21が取着されるカウンター台5には、
前記開口22とほぼ同じ大きさの方形状のカウンター穴27
が開設されている。また、カウンター穴27の上面前後に
は、前記係合溝26と係合する断面「逆さL」字状の係合
レール突起28が突設されている。したがって、係合溝26
を係合レール突起28に沿ってスライドさせることによ
り、計数箱21をカウンター台5に着脱自在に取着でき
る。なお、計数箱21をカウンター台5に取着したときに
は、計数箱21の開口22とカウンター穴27とが上下方向に
重合する。このため、前記流下レール23の間隔より小さ
いもの、例えば、遊技客が落したタバコの灰等が開口22
から侵入しても、それらは流下レール23の間隔を通り抜
けてカウンター穴27から下方に落下する。つまり、後述
する返却通路29にゴミ等が侵入しないようになってい
る。 前記計数箱21がカウンター穴27に合致するようにカウ
ンター台5に取着された後に、前記導出口25には、下面
から返却通路29の上端が接続されるようになっている。
この返却通路29は、フレキシブル(必ずしもフレキシブ
ルでなくてもよい)なパイプで構成されると共に、前記
腰板4を貫通してその下端が前記玉タンク12に臨んでい
る。返却通路29の途中であって腰板4の内側面には、返
却通路29を流下する景品球を計数するための玉計数器30
が取り付けられている。この玉計数器30で計数された景
品球数は、前記したように上部装飾板6に設けられる景
品球数表示器31に表示されると共に、計数終了後、それ
らを印字したレシートが自動的にレシート排出口32から
排出される。 以上、実施例について説明してきたが、本実施例にお
いては、玉返却装置20をパチンコ島台1に列設される個
々のパチンコ機2に対応して設けたので、景品球を獲得
した遊技客は、当該景品球を獲得したパチンコ機2に対
応して設けられる玉返却装置20に景品球を返却するだけ
で、パチンコ島台1内部に設けられる玉タンク12に導か
れて貯蔵され、再度当該パチンコ島台1に列設されるパ
チンコ機2における遊技に供される。 また、本実施例においては、玉返却装置20をパチンコ
島台1に列設されるパチンコ機2の下皿13に対応すべく
カウンター台5に開設されたカウンター穴27と、該カウ
ンター穴27に対応して着脱自在に取り付けられる計数箱
21と、該計数箱21と玉タンク12とを連絡する返却通路29
と、から構成したので、下皿13に形成される玉抜口14か
ら景品球を直接計数箱21に落下させることができ、この
ため、返却通路29を介してパチンコ島台1内部の玉タン
ク12に景品球が自動的に返却される。このように景品球
の返却作業を極めて簡単に行うことができる。 つまり、上記した実施例においては、均等装置を各パ
チンコ島台1間に差し渡さなくても各パチンコ島台1に
貯蔵される玉量がほぼ一定となり、このため返却された
景品球を素早く各パチンコ島台1に還元することがで
き、獲得した景品球を還元するための装置を施行する時
間や経費もかからず、また、それらの装置が設置される
遊技場の天井等がスッキリとして遊技者に美観を与え、
更にそれらの装置の管理維持が必要ないという利点があ
る。 なお、上記した実施例では、玉計数器30を返却通路29
の途中に設けたものを示したが、計数箱21に設けたもの
でもよく、更に、計数箱21に景品球数表示器31やレシー
ト排出口32(印字装置を含む)を設けたものでもよい。 また、遊技者が一搬的に下皿13から景品球を抜き取る
作業を行うのは、多量の景品球を景品に交換する場合
(いわゆる計数皿として計数箱21を使用する場合)と、
景品球を残した状態で他のパチンコ機に移動して遊技を
行う場合(いわゆる玉皿として計数箱21を使用する場
合)とがある。特に後者の場合に、前記した実施例のよ
うに抜き取った景品球をすべて玉タンク12に回収する必
要がないため、計数箱21を景品球を入れて移動する玉皿
として使用することが考えられる。この場合には、計数
箱21の導出口25を開閉する開閉レバーを計数箱21に設
け、一方、返却通路29の上端をカウンター台5の裏面に
止着する構造に変更し、計数箱21と返却通路29とを分離
できるようにする。そして、玉皿として使用する場合に
は、導出口25を閉塞する位置に開閉レバーを操作してか
ら玉抜操作を行い、その後計数箱21をカウンター台5か
ら外して所望のパチンコ機2に移動する。一方、計数皿
として使用する場合には、導出口25を開放する位置に開
閉レバーを操作して導出口25と返却通路29の上端とを連
通するようにすればよい。
する。 まず、実施例に係る玉返却装置20が適用されるパチン
コ島台1の構成について第1図及び第2図を参照して説
明する。パチンコ島台1は、縦横の枠桟によって骨組さ
れ、その両側面に下方から順に腰板4、カウンター台
5、上部装飾板6、及び欄間7が打ち付けられている。
そして、カウンター台5と上部装飾板6との間に多数の
パチンコ機2と遊技球を貸し出す玉貸機3とが交互に列
設されている。 前記カウンター台5は、パチンコ島台1に対して前方
に突出する状態で固定され、本実施例の要部を構成する
玉返却装置20が個々のパチンコ機2に対応して載置され
ている。この構造については、後に詳述する。 前記上部装飾板6には、各パチンコ機2に対応して呼
出ランプ装置8が設けられ、当該パチンコ機2でトラブ
ルが生じたときや、当該パチンコ機2で大当りが発生し
たとき等に点灯して、その旨を報知するようになってい
る。また、上部装飾板6には、遊技客が獲得した景品球
を玉返却装置20に返却したときに計数された景品球数を
表示する景品球数表示器31と、該景品球数表示器31に表
示された数値や該数値に基づいて算出される景品個数等
を印字したレシート(紙又は磁気カード)が排出される
レシート排出口32が個々のパチンコ機2に対応して設け
られている。なお、レシート排出口32の後面には、当然
のことながら印字装置が設けられている。 前記欄間7は、前後方向に開閉自在に設けられ、パチ
ンコ島台1の内部を循環する玉が補給樋等で玉詰まりし
たときに開放して直ちにそのトラブルを解消できるよう
にしている。 また、パチンコ島台1には、その中央部に玉揚送装置
9が立設され、各パチンコ機2で使用された玉を回収樋
で回収して研磨しながら上昇させ、再度各パチンコ機2
に補給するようになっている。また、パチンコ島台1の
両端部には、島端装飾板10が設けられ、パチンコ島台1
の端部を装飾している。更に、パチンコ島台1の両端上
部には、当該パチンコ島台1に設置されているパチンコ
機2にトラブル、不正遊技、大当り等が発生したときに
遊技場の店員にその旨を報知するためのトップランプ11
も設けられている。 また、パチンコ島台1の内部下方には、第3図に示す
ように玉タンク12が内蔵されている。この玉タンク12
は、玉揚送装置9の両側のパチンコ島台1の下方内部に
それぞれ内蔵されている。しかして、1つのパチンコ島
台1に内蔵される2つの玉タンク12に貯留される玉量
は、遊技場で使用される全玉量を当該遊技場に設置され
るパチンコ島台1の数で除した数量であり、通常10万個
前後である。 また、図示の実施例では、パチンコ島台1に列設され
る個々のパチンコ機2に対応して玉返却装置20が設置さ
れている。 ここで、玉返却装置20について説明すると、玉返却装
置20は、第3図に示されるように、パチンコ機2の景品
球が貯留される下皿13の下方に対応する位置であってパ
チンコ島台1を構成するカウンター台5に開設されたカ
ウンター穴27と、該カウンター穴27に対応して着脱自在
に取り付けられる計数箱21と、該計数箱21と前記玉タン
ク12とを連絡する返却通路29と、から構成されており、
返却通路29の途中に玉計数器30が設けられている。 前記パチンコ機2の下皿13は、周知のように、その底
面に玉抜口14が開設され、該玉抜口14を通常時玉抜レバ
ー15で閉塞している。しかして、遊技客が下皿13に貯留
されている景品球を抜き取ろうとするときには、玉抜レ
バー15を操作して玉抜口14を開放する。すると、景品球
は、下方に落下して計数箱21に導かれる。 計数箱21は、第5図及び第6図に示されるように、上
下方向に貫通する断面方形状の開口22が形成され、その
開口22の下方寄りにパチンコ球の直径よりも小さい間隔
を有して複数の流下レール23が左右方向に傾斜して設け
られている。そして、流下レール23の流下端には、流下
レール23を流下してきた景品球を中央部に集めるように
すりばち状に形成される集積部24が形成され、その集積
部24のほぼ中央に導出口25が形成されている。導出口25
には、第3図に示されるように返却通路29の上端が接続
されるようになっている。また、計数箱21の下端前後部
には、断面「L」字状の係合溝26が形成され、後述する
係合レール突起28に沿ってスライドさせることにより、
計数箱21をカウンター台5に着脱自在に取着できるよう
にしている。 上記した計数箱21が取着されるカウンター台5には、
前記開口22とほぼ同じ大きさの方形状のカウンター穴27
が開設されている。また、カウンター穴27の上面前後に
は、前記係合溝26と係合する断面「逆さL」字状の係合
レール突起28が突設されている。したがって、係合溝26
を係合レール突起28に沿ってスライドさせることによ
り、計数箱21をカウンター台5に着脱自在に取着でき
る。なお、計数箱21をカウンター台5に取着したときに
は、計数箱21の開口22とカウンター穴27とが上下方向に
重合する。このため、前記流下レール23の間隔より小さ
いもの、例えば、遊技客が落したタバコの灰等が開口22
から侵入しても、それらは流下レール23の間隔を通り抜
けてカウンター穴27から下方に落下する。つまり、後述
する返却通路29にゴミ等が侵入しないようになってい
る。 前記計数箱21がカウンター穴27に合致するようにカウ
ンター台5に取着された後に、前記導出口25には、下面
から返却通路29の上端が接続されるようになっている。
この返却通路29は、フレキシブル(必ずしもフレキシブ
ルでなくてもよい)なパイプで構成されると共に、前記
腰板4を貫通してその下端が前記玉タンク12に臨んでい
る。返却通路29の途中であって腰板4の内側面には、返
却通路29を流下する景品球を計数するための玉計数器30
が取り付けられている。この玉計数器30で計数された景
品球数は、前記したように上部装飾板6に設けられる景
品球数表示器31に表示されると共に、計数終了後、それ
らを印字したレシートが自動的にレシート排出口32から
排出される。 以上、実施例について説明してきたが、本実施例にお
いては、玉返却装置20をパチンコ島台1に列設される個
々のパチンコ機2に対応して設けたので、景品球を獲得
した遊技客は、当該景品球を獲得したパチンコ機2に対
応して設けられる玉返却装置20に景品球を返却するだけ
で、パチンコ島台1内部に設けられる玉タンク12に導か
れて貯蔵され、再度当該パチンコ島台1に列設されるパ
チンコ機2における遊技に供される。 また、本実施例においては、玉返却装置20をパチンコ
島台1に列設されるパチンコ機2の下皿13に対応すべく
カウンター台5に開設されたカウンター穴27と、該カウ
ンター穴27に対応して着脱自在に取り付けられる計数箱
21と、該計数箱21と玉タンク12とを連絡する返却通路29
と、から構成したので、下皿13に形成される玉抜口14か
ら景品球を直接計数箱21に落下させることができ、この
ため、返却通路29を介してパチンコ島台1内部の玉タン
ク12に景品球が自動的に返却される。このように景品球
の返却作業を極めて簡単に行うことができる。 つまり、上記した実施例においては、均等装置を各パ
チンコ島台1間に差し渡さなくても各パチンコ島台1に
貯蔵される玉量がほぼ一定となり、このため返却された
景品球を素早く各パチンコ島台1に還元することがで
き、獲得した景品球を還元するための装置を施行する時
間や経費もかからず、また、それらの装置が設置される
遊技場の天井等がスッキリとして遊技者に美観を与え、
更にそれらの装置の管理維持が必要ないという利点があ
る。 なお、上記した実施例では、玉計数器30を返却通路29
の途中に設けたものを示したが、計数箱21に設けたもの
でもよく、更に、計数箱21に景品球数表示器31やレシー
ト排出口32(印字装置を含む)を設けたものでもよい。 また、遊技者が一搬的に下皿13から景品球を抜き取る
作業を行うのは、多量の景品球を景品に交換する場合
(いわゆる計数皿として計数箱21を使用する場合)と、
景品球を残した状態で他のパチンコ機に移動して遊技を
行う場合(いわゆる玉皿として計数箱21を使用する場
合)とがある。特に後者の場合に、前記した実施例のよ
うに抜き取った景品球をすべて玉タンク12に回収する必
要がないため、計数箱21を景品球を入れて移動する玉皿
として使用することが考えられる。この場合には、計数
箱21の導出口25を開閉する開閉レバーを計数箱21に設
け、一方、返却通路29の上端をカウンター台5の裏面に
止着する構造に変更し、計数箱21と返却通路29とを分離
できるようにする。そして、玉皿として使用する場合に
は、導出口25を閉塞する位置に開閉レバーを操作してか
ら玉抜操作を行い、その後計数箱21をカウンター台5か
ら外して所望のパチンコ機2に移動する。一方、計数皿
として使用する場合には、導出口25を開放する位置に開
閉レバーを操作して導出口25と返却通路29の上端とを連
通するようにすればよい。
以上説明したところから明らかなように、本発明にお
いては、個々のパチンコ機に対応して玉返却装置を設け
たので、遊技客は、景品球を獲得したパチンコ機に対応
する玉返却装置に返却するため、均等装置を各パチンコ
島台間に差し渡さなくても各パチンコ島台に貯蔵される
玉量がほぼ一定となり、このため返却された景品球を素
早く各パチンコ島台に還元することができ、獲得した景
品球を還元するための装置を施行する時間や経費もかか
らず、また、それらの装置が設置される遊技場の天井等
がスッキリとして遊技者に美観を与え、更にそれらの装
置の管理維持が必要ないという利点がある。また、本発
明においては、景品球が計数箱の流下レールを流下する
際に、景品球以外のゴミ等が流下レールおよびカウンタ
ー穴を介して遊技場の床面に落下するので、返却通路に
ゴミ等が侵入することがなく、長期間に亘って、返却装
置を安定的に使用することができるという利点もある。
いては、個々のパチンコ機に対応して玉返却装置を設け
たので、遊技客は、景品球を獲得したパチンコ機に対応
する玉返却装置に返却するため、均等装置を各パチンコ
島台間に差し渡さなくても各パチンコ島台に貯蔵される
玉量がほぼ一定となり、このため返却された景品球を素
早く各パチンコ島台に還元することができ、獲得した景
品球を還元するための装置を施行する時間や経費もかか
らず、また、それらの装置が設置される遊技場の天井等
がスッキリとして遊技者に美観を与え、更にそれらの装
置の管理維持が必要ないという利点がある。また、本発
明においては、景品球が計数箱の流下レールを流下する
際に、景品球以外のゴミ等が流下レールおよびカウンタ
ー穴を介して遊技場の床面に落下するので、返却通路に
ゴミ等が侵入することがなく、長期間に亘って、返却装
置を安定的に使用することができるという利点もある。
第1図は、実施例に係るパチンコ島台の斜視図、第2図
は、パチンコ島台に列設されるパチンコ機の拡大斜視
図、第3図は、パチンコ機と玉返却装置との関係を示す
断面図、第4図は、玉返却装置を構成する計数箱の取付
状態を示す部分斜視図、第5図は、計数箱の正面から見
た斜視図、第6図は、計数箱の裏面から見た斜視図であ
る。 1……パチンコ島台 2……パチンコ機 5……カウンター台 12……玉タンク 13……下皿 20……玉返却装置 21……計数箱 23……流下レール 25……導出口 27……カウンター穴 29……返却通路 30……玉計数器
は、パチンコ島台に列設されるパチンコ機の拡大斜視
図、第3図は、パチンコ機と玉返却装置との関係を示す
断面図、第4図は、玉返却装置を構成する計数箱の取付
状態を示す部分斜視図、第5図は、計数箱の正面から見
た斜視図、第6図は、計数箱の裏面から見た斜視図であ
る。 1……パチンコ島台 2……パチンコ機 5……カウンター台 12……玉タンク 13……下皿 20……玉返却装置 21……計数箱 23……流下レール 25……導出口 27……カウンター穴 29……返却通路 30……玉計数器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−97187(JP,A) 実開 昭61−136786(JP,U) 実開 昭61−71350(JP,U) 実開 昭63−184086(JP,U) 実公 昭55−14373(JP,Y2) 実公 昭60−10613(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】パチンコ島台に設けられ且つ遊技客が獲得
した景品球を前記パチンコ島台の内部に設けられる玉タ
ンクに向って返却する玉返却装置であって、 該玉返却装置は、前記パチンコ島台に列設される個々の
パチンコ機の下皿の下方に対応する位置であって前記パ
チンコ島台を構成するカウンター台に開設されて上下に
貫通する方形状のカウンター穴と、該カウンター穴の上
面前後に突設される係合レール突起に着脱自在に係合す
る係合溝をその底面側前後に有し且つ前記カウンター穴
とほぼ同じ大きさの開口が上下方向に貫通するように形
成されると共に該開口の下方寄りに前記下皿から落下せ
しめられた景品球を下流側の導出口に導く簾状の流下レ
ールを有する計数箱と、その一端が前記玉タンクに接続
されその他端が前記計数箱をカウンター台に装着したと
きに計数箱の前記導出口と接続し得る返却通路と、から
構成し、 前記計数箱又は前記返却通路のいずれかに玉計数器を設
けたことを特徴とするパチンコ島台における玉返却装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2271480A JP2619738B2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | パチンコ島台における玉返却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2271480A JP2619738B2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | パチンコ島台における玉返却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04189385A JPH04189385A (ja) | 1992-07-07 |
JP2619738B2 true JP2619738B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=17500633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2271480A Expired - Fee Related JP2619738B2 (ja) | 1990-10-08 | 1990-10-08 | パチンコ島台における玉返却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2619738B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0838726A (ja) * | 1994-08-03 | 1996-02-13 | Mihara Denki Kk | パチンコゲーム装置 |
JP5049181B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2012-10-17 | Jcmシステムズ株式会社 | 玉計数装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5514373U (ja) * | 1978-07-07 | 1980-01-29 | ||
JPH0416707Y2 (ja) * | 1985-02-15 | 1992-04-14 | ||
JPS6397187A (ja) * | 1986-10-14 | 1988-04-27 | 谷角 寿雄 | パチンコ玉計数機用玉投入装置 |
-
1990
- 1990-10-08 JP JP2271480A patent/JP2619738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04189385A (ja) | 1992-07-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4602376B2 (ja) | 遊技媒体計数装置 | |
JP2619738B2 (ja) | パチンコ島台における玉返却装置 | |
JPH0748302Y2 (ja) | パチンコ機における賞球返却装置 | |
JPH08141202A (ja) | パチンコ遊技店に於ける単独設置可能な遊技台ユニット | |
JP2518483B2 (ja) | 玉返却装置 | |
JP4544553B2 (ja) | 遊技機装置 | |
JPH11290541A (ja) | 遊技媒体計数装置 | |
JP4059940B2 (ja) | 遊技機島における賞球処理機構 | |
JP2003038721A (ja) | コイン投入用補助具 | |
JP4094091B2 (ja) | 遊技媒体計数装置 | |
DE3317729A1 (de) | Durch muenzen ausloesbares amuesiergeraet | |
JPH0568999B2 (ja) | ||
JP3993904B2 (ja) | 両面遊技台ユニット | |
JP3373116B2 (ja) | パチンコ遊技機構 | |
JP2602736B2 (ja) | パチンコ島台 | |
JP2514532Y2 (ja) | パチンコ島台における賞球返却装置 | |
JP4194675B2 (ja) | 遊技媒体計数装置 | |
JP4472029B2 (ja) | パチンコ遊技機 | |
JPS6220228Y2 (ja) | ||
JP2653355B2 (ja) | パチンコ島台 | |
JPH0751106Y2 (ja) | パチンコ島台における玉返却装置 | |
JPH10211344A (ja) | 遊技媒体環流システム | |
JP2668091B2 (ja) | パチンコ島台 | |
JP2543681Y2 (ja) | パチンコの台間玉貸機 | |
JPH0749072B2 (ja) | 玉返却装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |