JPS6220228Y2 - - Google Patents

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JPS6220228Y2
JPS6220228Y2 JP1979120839U JP12083979U JPS6220228Y2 JP S6220228 Y2 JPS6220228 Y2 JP S6220228Y2 JP 1979120839 U JP1979120839 U JP 1979120839U JP 12083979 U JP12083979 U JP 12083979U JP S6220228 Y2 JPS6220228 Y2 JP S6220228Y2
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prize
ball
pachinko
prize ball
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は景品玉計数装置に関し、特に複数台
のパチンコ遊技機を並設して島を構成する設置台
上にパチンコ遊技機の高さとほぼ同じ高さの前面
パネルをパチンコ遊技機に並設できるようにした
景品玉計数装置に関する。
[従来の技術] 一般に、パチンコ遊技場においては、複数台の
パチンコ遊技機を設置台(島台)上に並設して1
つの島を形成し、このような島がいくつか設けら
れている。遊技者は或る島の所望のパチンコ遊技
機でパチンコ遊技を行なう。周知のように、この
遊技は遊技者が購入したパチンコ玉を1個ずつパ
チンコ遊技機の遊技盤上へ打込み遊技盤面に沿つ
て落下させるとき、パチンコ玉が遊技盤面に形成
された入賞孔(たとえばセーフ孔または入賞球装
置)に或る確率で落入しあるいは落入することな
く落下する。この入賞孔へ落入した玉(すなわち
セーフ玉)の作用で所定数のパチンコ玉が景品玉
として景品玉払出口から受皿(打球待機樋)へ払
出される。このように遊技して多くの景品玉を獲
得したとき、従来では、遊技者が景品玉を遊技場
内の或る場所に設けられた景品交換所へ持つて行
き、景品玉数に相当する所望の商品(景品)と交
換していた。
[考案が解決しようとする問題点] したがつて、従来のパチンコ遊技場では、遊技
者が遊技していたパチンコ遊技機から景品玉交換
所までの距離が離れている場合、遊技者は多量の
景品玉を景品交換所まで運ばなければならず、そ
の重量が重くて苦痛であり、大変面倒であるとい
う欠点があつた。また、遊技者が景品玉と所望の
商品とを交換するに際し、景品玉が計数されるの
に時間を要し、迅速な景品交換ができない。特
に、景品交換しようとする遊技者が多い場合に後
に並んでいる遊技者は長時間待たなければならな
いという欠点があつた。さらに、景品交換に際し
て、多量の景品玉が景品交換所に集められるた
め、島内のパチンコ玉が少なくなり、島内へ多量
のパチンコ玉を補給しなければならず、大型の玉
回収装置(還元装置)を必要とし、遊技場内が大
変騒々しいなどの欠点もあつた。
そこで、最近では、その上面に景品玉投入口を
設け、景品玉投入口へ投入された景品玉を自動的
に計数し、計数した景品玉数をレシート用紙に印
字記録するような景品玉計数装置が提案されてい
る。ところが、このような景品玉計数装置は、景
品玉投入口がその上面にあるため、設置場所が島
の両側とか、島から離れた場所に限られていた。
このため、遊技者しては、依然として遊技してい
るパチンコ遊技機から景品玉計数装置を設置して
いる島の横側まで景品玉を持つて行く必要があつ
た。
また、他の例として、上面に景品玉投入口を設
けた島台への組み込み型景品玉計数装置が提案さ
れ、パチンコ遊技機を設置している設置台(島
台)の下方側面に組み込み、設置台側面から大き
く突出して設けられたものもある(たとえば実開
昭51−121372号)。ところが、このように設置台
下方位置に、設置台より側方へ突出して景品玉計
数装置を設けると、遊技者がパチンコ遊技機の前
に座る場合に足のやり場に困り、かつ座りにく
く、遊技者が遊技をするのに支障を来たす。ま
た、景品玉計数装置によつて設置台下方側面の空
間が占有されるため、遊技者は相対的にパチンコ
遊技機から離れた位置で遊技をしなければならな
い。しかも、その場合には、或る島台のパチンコ
遊技機で遊技をしている遊技者とその島台に並設
された島台のパチンコ遊技機で遊技をしている遊
技者との対向する背中同士がぶつからないよう、
かつその間をパチンコホール係員や他の遊技者が
通行できるように、島と島との間隔を広げなけれ
ばならず、多くの台を有効に設置できないという
問題点もあつた。
それゆえに、この考案は、上述の問題点を解消
するためになされたもので、パチンコ遊技で獲得
した景品玉を景品交換所へ運ぶことなく遊技者の
近傍で計数でき、しかもパチンコ遊技機を設置し
ている島にパチンコ遊技機と並設して設けること
ができ、パチンコ遊技に支障を来たすことなく、
遊技場に有効にパチンコ遊技機を設置できるよう
な、かつ、遊技者にとつて使い勝手の良い景品玉
計数装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案は、パチンコ遊技機で遊技して獲得し
た景品玉を計数する装置であつて、 その高さがパチンコ遊技機の高さとほぼ同じ高
さに選ばれ、パチンコ遊技機を複数台並べて設置
するための設置台上に垂直にかつパチンコ遊技機
と並設される開閉可能に設けられた前面パネル
と、前面パネルの前面に設けられる景品玉投入口
と、 景品玉投入口の配設された前面パネル裏側に設
けられかつ景品玉の転動方向に溝状部を形成した
ガイド部材と、 溝状部に関連して設けられかつ溝状部上を通過
する景品玉を検出する玉検出手段と、 玉検出手段出力を累積的に計数して景品玉数を
計数する計数手段と、 前面パネルに配設されかつ計数手段で計数され
た景品玉数を表示する景品玉数表示手段と、 前面パネルに配設された景品玉数表示手段で表
示された玉数内の任意の余り玉数を入力すること
のできる余り玉数入力手段と、 余り玉数入力手段から余り玉数が入力されたこ
とに応じて、計数手段の計数値から入力された余
り玉数を減算する減算手段と、 前面パネルに配設された精算ボタンと、 精算ボタンの操作に応じて計数手段で計数され
ている景品玉数を記録媒体に記録して記録媒体を
払出す記録手段と、 精算ボタンの操作に応じて減算手段で減算され
た余り玉数のパチンコ玉を払出す余り玉払出手段
とを備えたものである。
[作用] 前面パネルが所定の形状および寸法のため、景
品玉数計数装置をパチンコ遊技機間に並設でき
る。景品玉数表示手段によつて投入口から投入さ
れた全景品玉数が表示されるとともに、余り玉数
入力手段によつて任意の余り玉数が入力されるこ
とにより余り玉数を減じた後の景品玉数が表示さ
れる。入力された余り玉数は再度遊技可能なよう
に払出手段によつて払出される。計数手段で計数
され、景品玉数表示手段で表示されている景品玉
数は、記録媒体に記録されて放出される。記録手
段および余り玉払出手段は、精算ボタンの操作に
応答して動作する。
[実施例] 以下に、図面を参照して、この考案の実施例に
ついて詳細に説明をする。
第1図は、この考案の一実施例の景品玉計数装
置10の正面図である。
第2図は、この考案の一実施例の景品玉計数装
置10の内部構造を示す縦断面図であり、特に複
数台のパチンコ遊技機を設置して島を形成する設
置台(または島台)51上に載置した状態を示
す。次に、第1図および第2図を参照して景品玉
計数装置の具体的な構造を説明する。
景品玉計数装置10は筐体11の前面側に開閉
自在に設けられた前面パネル12を含む。この前
面パネル12(すなわち筐体11)の高さは、パ
チンコ遊技機の高さとほぼ同じ高さに選ばれてい
る。そして、前面パネル12の幅は、1台のパチ
ンコ遊技機の幅よりも小さく選ばれている。この
前面パネル12には、筐体11の高さのほぼ1/2
の高さかあるいは1/2の高さよりもやや低い位
置に、景品玉投入口13がパネル面より突出して
形成されている。また、前面パネル12の景品投
入口13より上部には、ランプの点灯によつて景
品玉投入可能状態を知らせるパイロツトランプ1
4と、景品玉投入口13へ投入された景品玉数を
デイジタル表示する景品玉数表示器15と、精算
ボタン16とが配設されるとともに、記録媒体放
出口17が形成されている。さらに、余り玉数を
入力するためのキーボード61および返却玉払出
口62が設けられている。
さらに、前面パネル12は、遊技場の特定の係
員のみが開成できるように、その上部に鍵穴18
が設けられており、前面パネル12の下方には蝶
番(図示せず)が設けられ、前面パネル12を前
面側に開閉自在に構成されている。このように、
前面パネル12を前面側に開閉自在に装着したこ
とにより、景品玉計数装置10内部のメインテナ
ンスが容易になり、かつ景品玉計数装置10内に
玉詰まり等が生じた場合に、係員が簡単に玉詰ま
り等を解除することができる。また、後述するロ
ールペーパ24の取換え等も容易である。
景品玉投入口13の裏側には、景品玉を1個ず
つ幅方向に整列して下方へ導くための径路21
1,212,213が交互に段違い状に設けられ
ている。この径路211ないし213のうち少な
くとも径路212は、複数条の溝状部が形成され
ていて、該溝状部に沿つて、景品玉を1個ずつ通
過させる。この径路212の幅方向に並列形成さ
れている各溝状部のほぼ下流端下側には、パチン
コ玉検知器31(後述の第3図で示す31aない
し31eを総称した符号)が設けられている。溝
状部を複数条にすれば、パチンコ玉検知器31の
数は増えるが、パチンコ玉より迅速に並列に計数
処理できる利点がある。もつとも、溝状部は、複
数条とせず、単数条であつても構わない。径路2
13の途中には、後に後述する余り玉放出機構7
0が設けられている。余り玉放出機構70で放出
される余り玉は返却玉払出口62へ払出される。
径路213の終端には、垂直径路214が設けら
れ、景品玉投入口13へ投入された景品玉のほと
んどを垂直方向に落下させる。径路214の下側
には、設置台51に設置されているパチンコ遊技
機で使用済の玉を集めて島ごとに設けられている
リフトへ給送するための集合樋52が設けられて
いる。
景品玉投入口13の裏側には、L字状のシヤツ
タ221の一端をソレノイド222のプランジヤ
に固着し、L字状シヤツタ221の端部をばね2
23で弾発付勢することにより、L字状のシヤツ
タ221を垂直方向に開閉自在に構成されたシヤ
ツタ機構22が設けられている。また、記録媒体
放出口17の裏面上部には、記録手段の一例のプ
リンタ23が設けられている。プリンタ23の上
部には、記録媒体の一例のロールペーパ24が回
転自在に設けられ、該ロールペーパの一端がプリ
ンタ23の印字位置へ給送される。そして、ロー
ルペーパ24とプリンタ23との間には、ロール
ペーパの切れたことを検出する紙切れ検出スイツ
チ25が配設されている。なお、紙切れ検出スイ
ツチ25は、ロールペーパ24の側面に設けても
よい。玉検知器31で検知された出力が計数制御
回路30に与えられ、この計数制御回路30の出
力がプリンタ23に与えられる。
なお、図示では景品玉計数装置10の外観構成
として、前面パネル12を筐体11に開閉自在に
設けた場合を示すが、筐体11を設けることな
く、パチンコ遊技機を固着している基枠に前面パ
ネル12を開閉自在に設けかつロールペーパ24
や径路212,213,214および計数制御回
路30を基枠に取付けた構造としてもよい。要す
るに、前面パネル12の前面側には、景品玉投入
口13と景品玉数表示器15と精算ボタン16と
記録媒体放出口17とキーボード61と返却玉払
出口62とを設け、裏面側にプリンタ23等を配
設すればよい。
第3図は、景品玉数計数制御回路30の具体的
な回路図である。第4図は、プリンタ23によつ
て景品玉数を印字されたレシート40の印字フオ
ーマツトの一例を示す図である。次に、第1図な
いし第4図を参照して、第3図の具体的回路構成
とともに景品玉数を計数する場合の動作を説明す
る。
ロールペーパ24に十分な用紙があり、紙切れ
検出スイツチ25が紙切れを検出しない状態、す
なわち紙切れ検出スイツチ25が閉成された場合
は、パイロツトランプ14が点灯表示されて、景
品玉の投入可能状態を知らせる。なお、必要に応
じて、紙切れ検出スイツチ25が紙切れを検出し
ないとき、ソレノイド222を付勢制御してシヤ
ツタ221を開成させる。なお、シヤツタ開成用
ソレノイド222の付勢制御は、電源投入によつ
て行なうようにしてもよい。
前述のごとくパイロツトランプ14の点灯され
ている状態において、遊技者は或るパチンコ遊技
機で獲得した景品玉を近くの景品玉計数装置10
の景品玉投入口13へ投入する。投入された景品
玉は径路211,212上を転動しながら落下す
るうちに次第に1列ずつに整列され、径路212
の上面に形成されている複数の溝状部に沿つて転
動する。このとき、各溝状部の下方に設けられて
いる玉検出器31aないし31eは、それぞれ1
個の計数玉の通過を検知するごとにその出力を変
化して対応する発振回路32aないし32eへ与
える。この発振回路32aないし32eは、それ
ぞれ対応する玉検知器31aないし31eの出力
変化のあるごとにその発振出力の振幅(または周
波数)を変化し、対応するパルス発生回路33a
ないし33eに与える。このように、パチンコ玉
の通過により発振回路の発振出力(振幅あるいは
周波数)を変化させるための玉検知器として、た
とえばパチンコ玉の通過によりインダクタンスを
変化するもの、あるいは静電容量を変化するもの
等が用いられる。パルス発生回路33aないし3
3eのそれぞれは、対応する発振回路32aない
し32eの出力をレベル弁別し、玉検知器で景品
玉を検知したことを表わす発振出力であつたと
き、1個のパルスを発生して対応するカウンタ3
4aないし34eに与える。カウンタ34aない
し34eはそれぞれ対応する玉検知器31aない
し31eで検知された景品玉数を計数し、それぞ
れの計数値を演算回路35に与える。この演算回
路35は或る繰返し周期でカウンタ34aないし
34eの計数値を順時読込んで1循環したときの
計数値を次の1循環するまでの計数値として記憶
保持し、その計数値を景品玉数表示器15に表示
させるとともに、ゲート回路36に与える。これ
によつて、遊技者が獲得したすべての景品玉を景
品玉投入口13へ投入すると、結果的には演算回
路35によつて景品玉総数が計数されることにな
り、その計数値が景品玉数表示器15に表示され
る。
すべての景品玉を景品玉投入口13へ投入し終
えた後、遊技者は精算ボタン16を押圧する。精
算ボタン16の押圧からタイマ37で定まる一定
時間遅れて、タイマ37がハイレベル信号を導出
してゲート回路36を開成指令する。ゲート回路
36は演算回路35で計数されている景品玉数を
プリンタ23に与える。応じて、プリンタ23
は、少なくとも遊技場の店名と発行したレシート
で景品交換可能な有効年月日と景品玉数を印字記
録して記録媒体放出口17から放出する。その
後、遅延回路38で定まる一定時間遅れて、リセ
ツト信号rが導出され、演算回路35で計数され
ている景品玉数と各カウンタ34aないし34e
の計数値をそれぞれリセツトさせる。このように
して、景品玉投入口13へ投入された景品玉数に
相当する玉数を印字したレシート40(第4図参
照)が印字記録されて発行される。遊技者はこの
レシート40を持つて景品交換所へ行き、景品玉
数に相当する所望の景品と交換してもらう。
このようにすれば、遊技者は多量の景品玉を遊
技したパチンコ遊技機から景品交換所まで選ぶ必
要がないため大変楽であり、景品交換所でも迅速
に景品交換できる利点がある。
なお、上述の説明では、記録手段としてプリン
タを用いかつ記録媒体としてロールペーパを用い
た場合を述べたが、他の例として次のようにして
もよい。記録媒体として磁気カード(あるいは磁
気シート)を用い、記録手段として磁気カードに
景品玉情報を磁気記録する磁気記録装置を用い
る。そして、景品交換所には、磁気カードを読取
る磁気リーダと読取つた景品玉数を表示する表示
器とを設けたカード読取装置を備えておき、表示
器に表示されている景品玉数に基づいて景品交換
する。また、記録媒体のさらに他の例として、印
字可能な裏面に磁気シートを形成した印字記録お
よび磁気記録可能なロール状のシートを用い、該
シートを適当な長さに切断して使用する。一方、
記録手段としてシート表面側に対向してプリンタ
を設けかつ裏面側に対向して磁気記録装置を設け
たものを用いる。そして、シートの表面に景品玉
数、日付等を印字記録しかつ裏面に景品玉数等を
磁気記録する。このようなレシートにすれば、景
品交換時に回収したレシートを集めておき、後で
景品交換玉数の集計をする際にその玉数を機械的
に読取り、読取データに基づく集計処理を自動的
かつ迅速に行なえる利点がある。
ところで、通常の遊技者等は獲得した景品玉で
所望の商品の景品交換に要する玉数を記憶してい
る場合が多く、所望の商品と交換できない玉数以
下であればその玉数で再遊技する場合がある。そ
のような場合は、前述の第4図に示すような景品
玉数を印字記録したレシートを持つて景品交換所
へ行き所望の商品と交換した後その余り玉を返却
してもらい、再ゲームする。また、再ゲームしな
い場合は、必要でなくても余り玉で景品交換でき
る商品と交換している。しかしながら、遊技者と
しては、所望の商品と交換するのに要する玉数だ
け印字記録されたレシートが発行されれば、不要
の商品と交換したり、景品交換所で余り玉をもら
つて再遊技することもなく、望ましいであるう。
このような場合に、キーボード61および余り玉
放出機構70が有効に作用する。
まず、第5図を参照して、余り玉放出機構70
の具体的な一例を説明する。図において、余り玉
放出機構70の上部には、径路213を介して導
かれる景品玉の一部を貯留する玉貯留部71が設
けられている。玉貯留部71は、想定される各場
合の余り玉を貯留するのに十分な容量に選ばれて
いる。この玉貯留部71の下側には、その一定角
度ごとに玉を1個ずつ収納する孔が形成された玉
収納部72a,72bが設けられている。玉収納
部72bの底部に相対して、或る1カ所にパチン
コ玉よりもやや大きな径の透孔が形成された板状
部材73が配設されている。板状部材73の透孔
の下側に、順次落下されるパチンコ玉を余り玉払
出口62へ案内する径路74が設けられている。
また、板状部材73の透孔が形成された上部に位
置する玉収納部72aと72bとの間には、パチ
ンコ玉が連続して落下するのを防止するためのス
トツパ75が形成されている。そして、玉収納部
72a,72bは、モータ(たとえばステツプモ
ータ)76で間欠的に回転駆動されるようにモー
タ軸に固着されている。モータ軸には、モータ7
6が回転駆動してパチンコ玉を1個ずつ払出した
ことを検出するために、一定角度ごとに透孔を穿
設した円板77を固着しかつその円板77の透孔
を検出することによつて1個のパチンコ玉の払出
されたことを検出する光電センサ78が設けられ
ている。
次に、第1図、第3図および第5図を参照し
て、余り玉数の放出制御について説明をする。た
とえば、景品玉数が1248個あり、遊技者が景品交
換したい所望の商品の交換玉数が、今、1個の商
品につき40個とすれば、1240個で31個の所望の商
品と交換でき、余り玉が8個となる。そこで、遊
技者はキーボード61に含まれる数字「8」のキ
ーを押圧して返却玉数を入力する。この返却玉数
が演算回路35に与えられると、演算回路35は
それまで計数していた景品玉数(1248個)からキ
ー入力された返却玉数(8個)を減算し、その減
算値(1240個)を再び景品玉数表示器15に表示
させるとともに、ゲート回路36に与える。その
後、遊技者は精算ボタン16を押圧する。このた
め、ゲート回路36を介して景品玉数(1240個)
がプリンタ23に与えられ該プリンタ23でレシ
ートに印字記録される。このとき、演算回路35
はモータ76に駆動指令信号を与えて光電センサ
78から8個目のパルスが与えられるまで該モー
タ76を回転駆動する。これによつて、余り玉払
出機構70は、8個の余り玉を余り玉払出口62
へ放出する。
このように、遊技者が獲得した景品玉数から所
望の景品交換に要する玉数を差し引いた余り玉数
を遊技者の操作によつて入力し、余り玉数を払出
すようにしているため、遊技者は必要のない景品
を貰うことなく、遊技をしていた同じパチンコ遊
技機で余り玉を用いて再遊技できる利点がある。
また、景品交換所においても、余り玉を人為的に
返却する必要がないため、景品交換を迅速にでき
る利点がある。
第6図は、この考案の景品玉計数装置10をパ
チンコ遊技機Pと並設した状態を示す図解図であ
る。図において、複数台のパチンコ遊技機を設置
して島を形成する設置台(島台)51の上には、
パチンコ遊技機Pとこの考案に係る景品玉計数装
置10と玉貸機Lとが適宜の配列順序で並設され
ている。なお、好ましくは、これらの配列順序
は、たとえば2台のパチンコ遊技機Pごとに景品
玉計数装置10を設けるとともに、景品玉計数装
置10を設けないパチンコ遊技間に玉貸機Lを設
ける。この玉貸機Lは、たとえばコイン投入口L
1とパチンコ玉放出口L2とが前面に配設され、
その裏側にコイン投入口L1へ投入されたコイン
を検出しかつ選別するコインセレクタと、コイン
セレクタで検出されたコインに基づいて貸玉を放
出する貸玉放出機構とが設けられている。設置台
51の下側下方には、集合樋52が傾斜して設け
られている。そして各パチンコ遊技機Pで回収さ
れたパチンコ玉および景品玉計数装置10で計数
された景品玉が集合樋52へ落下されて回収され
る。集合樋52の終端には、リフト53が設けら
れている。このリフト53は集合樋52で回収さ
れたパチンコ玉をバケツトコンベア等で垂直方向
上部へ揚送し、上部に設けられた径路54を介し
て供給玉タンク55へ供給する。供給玉タンク5
5から各パチンコ遊技機に供給玉を供給する供給
樋56が設けられ、供給樋56の適宜の箇所から
各パチンコ遊技機Pおよび玉貸機Lへパチンコ玉
を供給するための分流樋57が設けられている。
なお、景品玉計数装置10で計数された景品玉数
は必要に応じてコンピユータへ伝送されて各景品
玉計数装置ごとに計数値が累積的に計数される。
このように、本件考案の景品玉計数装置を、複
数台のパチンコ遊技機を並べて設置する設置台に
並設することにより、遊技者は遊技したパチンコ
遊技機の近くの景品玉計数装置で景品玉をレシー
トに交換でき、交換された景品玉がその島内で還
元されるため、島内のパチンコ玉数が常に一定数
に保たれ、各島へのパチンコ玉の供給が不要とな
り、各島へパチンコ玉を供給する大型の還元装置
が不要となりかつしたがつて還元システムが安価
となる利点がある。また、島内で一定量のパチン
コ玉が循環されるため、パチンコ玉の還元時に生
じる騒音の低減できる利点がある。また、景品玉
計数装置をパチンコ遊技機と並設して設けるた
め、設置台から突出する部分がなくなり、遊技者
がパチンコ遊技するのに支障を来たすことなく、
また島と島の間を大幅にあける必要もないなどの
利点もある。さらに、余り玉は景品玉計数装置か
ら払出されるため遊技者は元のパチンコ遊技機に
おいて余り玉を用いて再ゲーム可能である。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、パチンコ遊
技機を設置している設置台(島台)上に並設でき
る景品玉計数装置であつて、遊技に支障を来たす
ことのないかつ美観的にも優れ、従来の設置台間
隔を変更する必要のない景品玉計数装置を提供す
ることができる。しかも、この計数装置は、前面
パネルが開閉可能に設けられているので、装置内
部のメインテナンスが容易であり、かつ玉詰まり
等が生じた場合に、係員が簡単に玉詰まり等を解
除することのできる装置とすることができる。さ
らにまた、遊技者が所望数の玉を余り玉として放
出させることができるので、景品交換に必要な玉
だけを印字することができる。そして、余り玉に
よつて、遊技者は元のパチンコ遊技機で再遊技で
きる。このように、使い勝手の良い景品玉計数装
置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例の景品玉計数装
置の正面図である。第2図は、景品玉計数装置の
縦断面図である。第3図は、景品玉計数制御回路
の回路図である。第4図は、景品玉数を印字記録
したレシートの一例の図解図である。第5図は、
余り玉放出機構の図解図である。第6図は、景品
玉計数装置を設置台(島台)上にパチンコ遊技機
と並設した状態を示す図解図である。 図において、12は前面パネル、13は景品玉
投入口、15は景品玉数表示器、16は精算ボタ
ン、23はプリンタ、30は景品玉計数制御回
路、31aないし31eは玉検知器、35は演算
回路(計数手段および減算手段)、61はキーボ
ード、62は余り玉放出口、70は余り玉放出機
構を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 パチンコ遊技機で遊技して獲得した景品玉を計
    数する装置であつて、 その高さが前記パチンコ遊技機の高さとほぼ同
    じ高さに選ばれ、パチンコ遊技機を複数台並べて
    設置するための設置台上に垂直にかつパチンコ遊
    技機と並設される開閉可能に設けられた前面パネ
    ル、 前記前面パネルの前面に設けられる景品玉投入
    口、 前記景品玉投入口の配設された前記前面パネル
    裏側に設けられかつ景品玉の転動方向に溝状部を
    形成したガイド部材、 前記溝状部に関連して設けられかつ該溝状部上
    を通過する景品玉を検出する玉検出手段、 前記玉検出手段出力を累積的に計数して景品玉
    数を計数する計数手段、 前記前面パネルに配設されかつ前記計数手段で
    計数された景品玉数を表示する景品玉数表示手
    段、 前記前面パネルに配設され前記景品玉数表示手
    段で表示された玉数内の任意の余り玉数を入力す
    ることのできる余り玉数入力手段、 前記余り玉数入力手段から余り玉が入力された
    ことに応じて前記計数手段の計数値から入力され
    た余り玉数を減算する減算手段、 前記前面パネルに配設された精算ボタン、 前記精算ボタンの操作に応じて前記計数手段で
    計数されている景品玉数を記録媒体に記録して該
    記録媒体を払出す記録手段、および 前記精算ボタンの操作に応じて前記減算手段で
    減算された余り玉数のパチンコ玉を払出す余り玉
    払出手段を備えた景品玉計数装置。
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