JP2607873B2 - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JP2607873B2 JP61170676A JP17067686A JP2607873B2 JP 2607873 B2 JP2607873 B2 JP 2607873B2 JP 61170676 A JP61170676 A JP 61170676A JP 17067686 A JP17067686 A JP 17067686A JP 2607873 B2 JP2607873 B2 JP 2607873B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たとえばカードなどの遊技用記録媒体を用
いた遊技機による遊技を可能にする遊技用装置に関し、
詳しくは、遊技機が設置された遊技場において遊技者が
遊技を行なうために使用する遊技用記録媒体を販売し、
該遊技用記録媒体を使用して遊技媒体を用いた遊技機に
よる遊技を可能にする遊技用装置に関する。
[従来の技術] この種の遊技用装置において、従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、特開昭61−143085号公報に
記載のものがあった。この従来の遊技用装置は、遊技者
が貨幣を投入することによりたとえば遊技機で遊技を行
なうための遊技用媒体の貸出に用いられる磁気カード玉
貸券などの遊技用記録媒体が発行されるように構成され
ていた。
[発明が解決しようとする課題] また、このような従来の遊技用装置によって販売され
た遊技用記録媒体は、その遊技用記録媒体を用いたパチ
ンコ遊技機で遊技を行なうためのパチンコ玉が排出され
るように構成されていた。一方、同じ遊技場に設置され
ているコイン遊技機やスロットマシンなどのようなコイ
ンで遊技を行なう遊技機で遊技者が遊技を行ないたい場
合には、前記同じ遊技用記録媒体を用いてコインを排出
することができず、遊技者はやむを得ず貨幣を用いてコ
インを貸出していた。その結果、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機などの色々な種類の遊技機により遊技を行ない
たい遊技者にとっては不便を感じるという欠点があっ
た。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、
その目的は、打玉を打込んで遊技が行なわれる弾球遊技
機や打玉を用いない遊技機により遊技者が遊技を行なう
場合の利便性を向上させることのできる遊技用装置を提
供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、遊技機が設置された遊技場において遊技者
が遊技を行なうために使用する遊技用記録媒体を販売
し、該遊技用記録媒体を使用して遊技媒体を用いた遊技
機による遊技を可能にする遊技用装置であって、 貨幣を投入するための貨幣投入口と、 該貨幣投入口から投入された貨幣の正否を判別する貨
幣判別手段と、 該貨幣判別手段が適正な貨幣である旨の判別を行なっ
た場合に前記遊技用記録媒体を発行する記録媒体発行手
段とを含み、 前記記録媒体発行手段は、遊技に用いられる遊技用媒
体の個数に換算されていない所定の金額単位情報が記録
され、該金額単位情報が、打玉を打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機により遊技を行なう場合と打玉を用いな
い遊技機により遊技を行なう場合とで共通に使用できか
つ複数の遊技場で使用できる遊技用記録媒体を発行し、 該遊技用記録媒体には、該遊技用記録媒体に記録され
ている前記金額単位情報の改ざんを防止するための処理
を施すことが可能であることを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、貨幣投入口から遊技者が貨幣を投入
すれば、その投入された貨幣の正否が貨幣判別手段によ
り判別される。そして、その貨幣判別手段が適正な貨幣
である旨の判別を行なった場合に記録媒体発行手段の働
きにより遊技用記録媒体が発行される。そしてその遊技
用記録媒体発行手段は、遊技に用いられる遊技用媒体の
個数に換算されていない所定の金額単位情報が記録さ
れ、その金額単位情報が、打玉を打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機により遊技を行なう場合と打玉を用いな
い遊技機により遊技を行なう場合とで共通に使用できか
つ複数の遊技場で使用できる遊技用記録媒体を発行す
る。さらに前記遊技用記録媒体には該遊技用記録媒体に
記録されている前記金額単位情報の改ざんを防止するた
めの処理を施すことが可能である。
第1図は、本願発明者によって創案された「カードを
用いた遊技場管理システム」の一例を示す概略構成ブロ
ック図である。第1図のブロック図は、パチンコホール
を管理するためのカードを用いた管理システムを示して
おり、図示のように、このシステムは、少なくとも、パ
チンコカード22を販売するカード販売機10と、カード精
算機12と、それらからのデータに基づいて管理を行なう
カードシステム管理装置14とを含む。さらに、複数個の
パチンコ遊技機16、玉貸機18および景品玉計数器20にお
ける各処理データ等もカードシステム管理装置14へ与え
られ、当該カードシステム管理装置14はこれらデータに
基づいてもデータ管理を行なう。
カード販売機10は、たとえばテレホンカードのよう
な、所定の情報が記録されたパチンコカード22を販売す
るためのものである。パチンコカード22には、たとえば
貸出可能な玉数データが記憶されており、当該パチンコ
カード22によって玉貸機18からパチンコ玉を借りること
ができる。
カード販売機10で生じた販売データ、すなわちカード
販売機10に投入された現金の額、販売されたパチンコカ
ードの種類(額面がいくらのパチンコカードが販売され
たか)、販売されたパチンコカードの枚数、返却された
釣銭の額等の販売データは、カードシステム管理装置14
へ送られる。
カード精算機12は、未使用のパチンコカードの払い戻
しや使用途中のパチンコカードの未使用分料金を精算す
るためのものである。カード精算機12で精算された金額
やカード種類等のデータは、カードシステム管理装置14
へ与えられる。
さらに、玉貸機18が貸出した貸玉数、パチンコ遊技機
16における打込玉数、補給玉数、その他の玉数データ、
および景品玉計数器20で景品交換された玉数等もカード
システム管理装置14へ与えられる。
カードシステム管理装置14は、上述の各装置から送ら
れてくるデータに基づいて、遊技場の売上げデータ、営
業の指針または参考になるデータ等の各種データの収集
および分析を行なうとともに、在庫データの管理等に供
するためのものである。
以上がこのシステムを構成する主たる装置群である。
なお、このブロック図には図示されていないが、遊技場
にはパチンコ遊技機だけが設けられている場合のみなら
ず、他の遊技機、たとえばスロットマシン(いわゆるパ
チスロ)、アレンジ式コインゲーム機などが設けられて
いる場合もあり、そのような場合は、カード販売機10で
販売されたパチンコカードによってコインを貸出すこと
のできるコイン貸出機を設けてもよい。また、カード精
算機12に代えて、景品玉交換所等にカードデータを読取
るカードリーダを設け、該読取られたデータを係員が確
認し、精算金額を手動で入力して管理装置へ送るように
してもよい。
遊技場の管理にこのようなパチンコカードを用いた管
理システムを導入した場合のメリットとしては、 遊技玉、遊技コインの貸出に使用するパチンコカード
(たとえば1000円等の比較的高額のカード)を予め販売
できる(前売りできる)ので、遊技場にとっては売上げ
が増大する。
玉貸機等はパチンコカードの投入に基づいて玉貸処理
をすればよく、紙幣やコインの投入に基づいて玉貸処理
をする場合に比べて、パチンコカードの正否判断が容易
である。つまり、紙幣や貨幣の正否判断は比較的複雑で
かつ精密な装置が要求されるが、パチンコカードの正否
判断の場合は、磁気信号を読取るヘッドなどのカードリ
ーダ等を用いるだけでよく、多数台必要な玉貸機自体の
製造コストを抑えることができる。また、装置が簡単に
なればその分玉貸機を薄形のスリムな形状にすることも
でき、パチンコ遊技機間に配置すること(島台上に配置
すること)ができる。
パチンコカードに記憶された金額のうちの必要な金額
分ずつ玉を貸出せばよく、紙幣の場合に比べて釣銭の払
い出し等をする必要がなくなる。
遊技者にとっては、紙幣や硬貨を投入するよりもパチ
ンコカードを投入する方がやりやすく、操作が容易であ
る。また、紙幣や硬貨をパチンコ玉貸出のために多数準
備する必要がなくなり、1枚のパチンコカードを所持し
ておけばよいので便利である。
以上のような多数のメリットがある。
以下には、このシステムを構築する個々の装置、すな
わち、カード販売機、パチンコカード、玉貸機、カード
精算機、カードシステム管理装置につき、順に、その構
成および動作等について詳細に説明をする。
カード販売機の説明 第2図は、このシステムの一実施例にかかるカード販
売機10の外観斜視図であり、第3図は、カード販売機10
の正面図である。また、第4図は、カード販売機10の構
成を説明するために描いたブロック図である。第2図な
いし第4図を参照して、特に、第3図および第4図を参
照して、カード販売機10の構成と動作とについて説明を
する。
カード販売機10は、電源回路24から各機構部へ電源が
供給されている状態において、カード販売中か否かが販
売中表示器26または中止表示器28で表示される。カード
販売中において、硬貨投入口30または紙幣投入口32から
硬貨または紙幣が投入されると、それぞれ、硬貨選別器
34または紙幣選別器36によって、投入硬貨または投入紙
幣が正規のコインまたは紙幣か否か判別され、正規の硬
貨または紙幣であれば、それらは貨幣計数器38へ与えら
れる。貨幣計数器38は投入貨幣(硬貨および紙幣)の金
額を検出して積算計数するものである。貨幣計数器38の
検出計数データ(投入金額データ)は制御部40へ与えら
れ、投入金額記憶部42へ記憶されるとともに、表示器用
ドライバ44を介して投入額表示器46で表示される。
貨幣計数器38で計数された後の投入貨幣は、一部釣銭
保持,返却機構48へ補充貨幣として与えられるととも
に、その他のものは金庫52へ収納され保管される。
硬貨選別機34で選別された投入硬貨または紙幣選別機
36で選別された投入紙幣が不良硬貨または不良紙幣の場
合は、釣銭保持,返却機構48を介して釣銭返却口50から
返却される。
貨幣投入後、利用者によって選択指示機構が操作され
る。すなわち、通常の操作では、販売カード額選択ボタ
ン54a,54b,54c,54d,54eのいずれかが押され、販売カー
ド枚数選択ボタン56a,56bのいずれかが押される。これ
らボタン操作により生じた信号は信号取込み回路58で検
出され、制御部40へ与えられる。制御部40ではこれら信
号を表示器用ドライバ44へ与え、販売カード額表示器60
および販売カード枚数表示器62に選択された販売カード
の金額および枚数をそれぞれ表示させる。
利用者は、各表示器60および62の表示を確認し、該表
示内容を訂正したいときはキャンセルボタン64を押し、
表示額のカードを購入したい場合は販売ボタン66を押
す。なお、販売カード枚数表示器62は、販売カード額選
択ボタン54のいずれかが押された時点で枚数「1」を表
示し、その後販売カード枚数選択ボタン56a,56bのいず
れかが押されたときに、その枚数表示を変更するもので
ある。
なお、販売カード枚数選択ボタン56を設ける代わり
に、販売カード額選択ボタン54の押された回数に応答し
て、販売カード枚数検出し、それを表示するようにして
もよい。
販売ボタン66の信号は信号取込み回路58を介して制御
部40へ与えられる。制御部40ではこの信号に基づいて遊
技用記録媒体取出手段の一例のカード発行機構を制御
し、カード用紙ストック部68からカードを取出し、デー
タ書込部70で必要なデータをカードの磁気ストライプ部
に書込み、データ印字部72でカード表面に必要なデータ
を印字し、発券処理部74を介してカード払出口76からカ
ードを発行する。
また、制御部40は、釣銭保持,返却機構48を制御し、
カード購入後の釣銭を釣銭返却口50から返却するととも
に、釣銭金額記憶部42に返却した釣銭額等を記憶する。
上記説明では、カード発行機構においては、カード用
紙ストック部68に無データのカードがストックされてお
り、販売制御信号に基づいてストック部のカードが取出
され、必要なデータが書込まれ(磁気的にデータがエン
コードされ)かつ印字されて発券処理される構成である
旨説明したが、これに代え、予めデータが記憶されたカ
ードが種類別にストックされており、それらのいずれか
が選択的に払出されるものであってもよい。
カード販売機10により販売されるパチンコカードの金
額は、図示のように、たとえば1,000円カード、2,000円
カード、3,000円カード、5,000円カードおよび10,000円
カードと、通常遊技者が貨幣によって玉を借りる場合の
金額に比べて高額になっている。これは、パチンコカー
ドによってパチンコ玉を借りる場合は、カードの額面す
べてを借りるのではなく、そのうちの必要な金額分だけ
パチンコ玉を借りることができるので、遊技者が何度も
カードを購入したりする手間を省けるように考慮したも
のである。
カード販売機は、以上説明したものに限らず、次の第
5図に示すような、貸玉機構を含んだものであってもよ
い。すなわち、カード販売のための操作部に加えて、貸
玉処理のための貸玉中表示器78、貸玉金額選択ボタン80
および玉放出口82が設けられて、硬貨投入口30または紙
幣投入口32へ硬貨または紙幣を投入後、貸玉金額選択ボ
タン80の操作により所定個数の貸玉が玉放出口82から払
出される機構を含むものでもよい。
このようなカード販売兼玉貸機とすれば、利用者は遊
技開始時等において、所定個数のパチンコ玉を借りると
ともに、遊技の進み具合に応じてさらにパチンコ玉を借
りる必要等を考えカードを併せて購入できる便利な装置
とできる。
また、パチンコホールにおいては、カード販売機と玉
貸機とを併設する必要がなく、ホールの設置スペースを
有利に利用できる。
さらにまた、カード販売機は、次のような簡易な構成
のものにしてもよい。すなわち、貨幣投入口として所定
の貨幣、たとえば1,000円紙幣だけを投入できる紙幣投
入口が設けられ、かつ、カード払出口が設けられただけ
のものでもよい。そして、紙幣投入口から1,000円紙幣
が投入され、投入された紙幣が正規の1,000円紙幣であ
ることが判別装置によって判別されることに応答して、
1,000円のパチンコカードがカード払出口から払出され
るものでもよい。つまり、第3図で説明したカード販売
機10のように、多種類の貨幣を投入でき、かつ、購入し
たいパチンコカードの金額を選択できるような販売機で
はなく、1,000円札の投入に応じて1,000円のパチンコカ
ードを発行するような簡易な構成のものであってもよ
い。カード22により、遊技機が設置された遊技場におい
て遊技者が遊技を行なうために使用する遊技用記録媒体
が構成されている。第3図に示したカード販売機10また
は第5図に示したカード販売・玉貸機により、遊技機が
設置された遊技場において遊技者が遊技を行なうために
使用する遊技用記録媒体を販売し、該遊技用記録媒体を
使用して遊技媒体を用いた遊技機による遊技を可能にす
る遊技用装置が構成されている。前記硬貨投入口30,紙
幣投入口32により、貨幣を投入するための貨幣投入口が
構成されている。前記硬貨選別器34,紙幣選別器36によ
り、前記貨幣投入口から投入された貨幣の正否を判別す
る貨幣判別手段が構成されている。遊技用記録媒体収納
手段の一例の前記カード用紙ストック部68,データ書込
部70,データ印字部72,発券処理部74,カード払出口76に
より、前記貨幣判別手段が適正な貨幣である旨の判別を
行なった場合に前記遊技用記録媒体を発行する記録媒体
発行手段が構成されている。
パチンコカードの説明 第6図は、このシステムの一実施例に用いられるパチ
ンコカードの一例を示す図解図である。パチンコカード
22は、たとえば紙券またはポリエステルベースの薄い券
でできており、その表面または裏面の一部または全部に
磁気コーティング部を有している。図示の実施例では、
その表面の一部に磁気ストライプ84を有する。パチンコ
カード22の表面には、販売店名(たとえば「フィーバー
I店」)、使用期限(たとえば「61.8.31」)、販売日
(たとえば「61.7.01」)およびカードの金額(たとえ
ば「金額:3,000」)が印字されている。
磁気ストライプ84は、磁気的にデータの書込が可能な
領域で、書込まれたデータは機械的に読出可能である。
磁気ストライプ84には、たとえば第7図に図解的に示す
ようなデータ、すなわち、販売店名、販売日、使用期
限、使用可能店コード(パチンコカード22を販売した店
に限らず、業務提携等している店であって、このパチン
コカードによってパチンコ玉の借り出しが可能な店のコ
ード)、カード金額、精算の有無(カードが精算された
か否かを表わすデータ)、使用済額(カード金額3,000
円のうちいくらの金額が既にパチンコ玉の貸出に用いら
れたか)等のデータが記憶されている。
なお、第6図および第7図に示すパチンコカード20に
は、単なる一例であって、この実施例に使用可能なパチ
ンコカードがこのような実施例に限定されるというもの
ではない。パチンコカードの変形例としては、次のよう
なものが考えられる。
パチンコカードの金額は予め所定額、たとえば1,000
円に定められており、パチンコカードには使用期限デー
タと使用可能店名データとだけが記憶されており、該パ
チンコカードは1回使用することにより貸出すことので
きるパチンコ玉が200円単位に定められており、5回使
用できるようなカードとしてもよい。そして、1回使用
するごとに、パンチ孔または切欠が1つ形成され、パン
チ孔または切欠が5個形成されたときにカードが使用済
となるようなものでもよい。
また、パチンコカードへの各データの記憶は、磁気的
な記憶に代え、バーコード等の光学的に検出可能な印字
態様によってデータがエンコードされたものであっても
よい。また、パチンコカードへのデータのエンコード
は、パチンコカードに形成された小さな透孔の組合わせ
によってなされたものであってもよい。
さらに、カードにエンコードされるカード使用期限デ
ータは、カード販売機から予め記憶されているものに限
らず、カードが最初に使用されてパチンコ玉が始めて貸
出されたときに、その時点から所定期間内はカードが使
用可能なように、その時点で使用期限データが記録され
るようにしてもよい。
なお、カードに貸出可能なパチンコ玉の数量データ
(金額データ)がエンコードされている場合において
は、不正にデータの再記録ができないように、既に貸出
されたパチンコ玉の数量(金額)に応じて、磁気コーテ
ィング部等のデータ記録可能な部分に透孔を形成して、
物理的にデータの再記録が不可能にしてもよい。
玉貸機の説明 第8図は、このシステムの一実施例に適用可能な玉貸
機86の正面図であり、第9図は、その側面縦断面図を図
解的に示したものである。さらに、第10図は、玉貸機86
の構成ブロック図である。
第8図、第9図および第10図を参照して、玉貸機86の
構成をまず説明する。玉貸機86は、第8図に示すよう
に、縦長でその幅が細いスリムな形状であって、島台上
に配置されたパチンコ遊技機とパチンコ遊技機との間に
配設されるものである。玉貸機86の正面には、上から順
に、装置が稼動中である旨を表わす貸玉中表示器88、パ
チンコカードを垂直方向に挿入可能なカード挿入口90、
金額表示器92、貸玉金額選択ボタン94および貸玉放出口
96が設けられている。金額表示器92は、パチンコカード
に記憶された貸玉可能な金額を表示するためのものであ
る。貸玉金額選択ボタン94は、「1,000円」「500円」
「300円」「200円」「100円」の5つのボタンを含み、
いずれかのボタンが押されることにより、表示金額に応
じた金額分のパチンコ玉の貸出指示をするものである。
カード挿入口90の内部には、第9図に示すように、挿
入口のすぐ奥に、パチンコカード挿入検出スイッチ98が
設けられ、また、カード22の挿入方向に長手にカード搬
送機構100が設けられている。カード挿入検出スイッチ9
8は、カード挿入通路の左右両側に設けられた1対の投
光器と受光器とからなるスイッチである(第9図では両
者が重なり1個の小ブロックで表わされている。)。こ
の検出スイッチ98は、パチンコカード22の先端部が挿入
されることにより、投光器から受光器への光が遮られて
パチンコカード22の挿入を検出する。
なお、カード挿入検出スイッチ98は、投光器と受光器
とからなるスイッチに代えて、アクチュエータ部が軽く
動くように構成されたマイクロスイッチで構成してもよ
い。
パチンコカード22の挿入方向に長手に形成されたカー
ド搬送機構100は、カード搬送用ローラおよびモータ等
を含むもので(モータ等は図示されていない)、パチン
コカード22の両側をローラで挾み、一方方向へ駆動する
ことによりパチンコカード22を内部に取込み、かつ、他
方方向へ駆動することによりパチンコカード22を外部へ
排出するという搬送機能を有するものである。
カード挿入口90の内部には、さらに、カードデータ読
取およびカードデータ書込素子102が設けられている。
これらカードデータ読取,書込素子102は、パチンコカ
ード22に備えられた磁気ストライプ84(第6図参照)の
位置に対応して設けられており、磁気ストライプ84に磁
気的に記憶されたエンコードデータを読取り、またその
データを書換えることのできるものである。この実施例
では、これは、磁気ヘッドで構成されている。
なお、パチンコカード22の情報が、たとえばバーコー
ドでエンコードされている場合には、カードデータ読取
素子は光学的にデータを読取ることのできるバーコード
リーダで構成すればよい。
玉貸機86の内部には、外部供給樋からパチンコ玉が補
給される貸玉供給通路106と、その下流端に連結された
切換通路108と、その下流側に接続された貸玉貯留通路1
10と、その下流端に設けられたストッパ112と、貸玉貯
留通路110から放出されるパチンコ玉を受止める貸玉供
給樋114とを備えている。切換通路108は、支点115を中
心に回動自在に設けられており、ストッパ112は上下方
向に摺動自在に設けられている。そして両者は連結部材
116a,116b,116cによって連結され、連結部材116cには貸
玉処理用ソレノイド118が結合されている。貸玉処理用
ソレノイド118のオンによりストッパ112が上方向へ摺動
され、かつ、切換通路108は支点115を中心に左方へ回動
される構成である。切換通路108が左方へ回動された状
態では貸玉供給通路106の下流端と貸玉貯留通路110の上
流端との間が切換通路108によって遮られるので、貸玉
供給通路106から貸玉貯留通路110へのパチンコ玉の供給
が停止される。また、その状態では、ストッパ112が上
方へ摺動して貸玉貯留通路110の下流端が開くので、貸
玉貯留通路110に貯留されている一定数、たとえば25個
のパチンコ玉は貸玉供給樋114へ流れ落ちる。このよう
に、貸玉貯留通路110に貯留される一定数のパチンコ玉
が、ソレノイド118のオンにより払出される構成であ
る。
貸玉供給通路106の途中の所定位置にはパチンコ玉欠
乏検出器119が設けられている。通常は貸玉供給通路106
にはその上流端からパチンコ玉が常時補給されている
が、そのパチンコ玉の補給が何らかの原因で停止してい
る場合には、貸玉供給通路106から切換通路108を介して
貸玉貯留通路110へ供給されるパチンコ玉の数が足りな
くなるおそれがある。そのような場合には、このパチン
コ玉欠乏検出器119がパチンコ玉の不足を検出し、それ
に基づいて制御部120は表示用ドライバ124へ信号を与
え、貸玉中表示器88を消灯させて、他の機構の制御動作
を停止させる構成になっている。なお、パチンコ玉欠乏
検出器119からの信号の有無は、制御部120が所定の時間
サイクルで割込処理により検出している。
玉貸機86の各機構は、第10図に示すように、制御部12
0によって制御される。制御部120は、マイクロコンピュ
ータによって構成されており、制御中枢としてのCPU、
記憶回路であるRAM、制御プログラムが記憶されたROM、
入出力インターフェイス等を含んでいる。なお、貸玉処
理用ソレノイド118のためのソレノイドドライバ122、金
額表示器92および貸玉中表示器88のための表示用ドライ
バ124等が必要に応じて設けられている。
第11図は、第10図の制御回路の動作を示すフローチャ
ートである。次に、第11図のフローチャートの流れに従
って、玉貸機86の処理動作について説明をする。
制御がスタートすると、制御部120(第10図参照)は
カード挿入検出スイッチ98からの信号入力があるのを待
つ。すなわち、第8図に示すカード挿入口90へ使用者に
よって手動でパチンコカード22の先端部が挿入されるの
を待つ。
制御部120はパチンコカード22の先端部が挿入された
ことを検出すると、カード搬送機構100を駆動制御し、
パチンコカード22を玉貸機86内部へ取込むとともに、カ
ードデータ読取、書込素子102を駆動制御して、パチン
コカード22の磁気ストライプ84に記憶されたカードデー
タを読取り、読取ったカードデータのうち金額データを
金額表示器92に表示させる。
その後使用者によって貸玉金額選択ボタン94のいずれ
かが押されるのを待ち、いずれかの貸玉金額選択ボタン
94が押されたときは、押されたボタンに対応する金額が
パチンコカード22に記憶されている金額データ以下であ
るか否かを判別する。パチンコカード22に記憶されてい
る金額データよりも選択ボタン94の金額の方が大きい場
合は、カード残額以上の金額によって貸玉をしようとし
ているのであるから、エラー処理をすることになる。
適正な選択ボタンが押されたのであれば、その選択ボ
タンによって選択された金額に応じて、制御部120はソ
レノイドドライバ122を駆動制御し、貸玉処理用ソレノ
イド118(第9図参照)を所定時間および所定回数オン
させて、貸玉貯留通路110に貯留されているパチンコ玉
を貸玉貯留樋114へ放出させ、貸玉処理を行なう。
次いで、制御部120は、パチンコカード22の金額デー
タから選択ボタンによって選択された金額を減じ、残額
を金額表示器92に表示させ、残額が「0」でなければ、
カードデータ読取、書込素子102を制御してパチンコカ
ード22の金額データを書換え、カード搬送機構100を駆
動させてパチンコカード22をカード挿入口90から放出さ
せる。もしパチンコカード22に残額がなければ、パチン
コカード22を放出することなく装置86内部へ取込む。
第12図は、このシステムの一実施例に適用可能な他の
玉貸機26の正面図であり、第13図は、該他の玉貸機126
の構成ブロック図であり、第14図は、玉貸機126の動作
を説明するためのフローチャートである。
第12図を参照して、玉貸機126は、100円単位で貸玉金
額を入力するための貸玉金額入力ボタン128を備えてお
り、該貸玉金額入力ボタン128が操作されるごとに、貸
玉金額が貸玉金額表示器130に加算表示される。また、
玉貸機126は、玉貸処理の実行を指令するための玉貸ボ
タン132、貸玉金額の訂正や取消等の信号を入力するた
めのキャンセルボタン134、取込まれたパチンコカード2
2を排出指令するための終了ボタン136等が備えられてい
る。これら各ボタンが押圧されることにより生じる信号
は、第13図に示すように、制御部120へ与えられ、当該
入力信号に基づいて制御部120は所定の制御を行なう。
次に、第14図のフローチャートに従って、玉貸機126
の処理動作について説明をする。
使用者によってカード挿入口90へパチンコカード22の
先端が挿入されるとカード挿入検出スイッチ98がオン
し、制御部120はパチンコカード22の挿入を検出し、カ
ード搬送機構100を駆動制御して、パチンコカード22を
装置の内部へ取込む。と同時に、カードデータ読取、書
込素子102を用いて、パチンコカード22に磁気的に記憶
されたカードデータを読取り、カードデータのうちの金
額データをカード金額表示器92に表示させる。
次いで、貸玉金額入力ボタン128がオンされるのを検
出すると、制御部120は内部のメモリ(図示せず)内に1
00円を記憶し、該100円を貸玉金額表示器130に表示させ
る。そして、貸玉金額入力ボタン128が複数回押される
ことに応答して、押された回数分だけ100円を加算し
て、加算した金額を内部メモリに記憶するとともに、貸
玉金額表示器130に表示させる。
もし、途中でキャンセルボタン134が押された場合
は、制御部120は内部メモリに累積記憶した貸玉金額お
よび貸玉金額表示器130に表示させている金額をクリア
する。
貸玉金額入力後玉貸ボタン132からの信号入力がある
と、制御部120は貸玉金額とパチンコカード22に記憶さ
れた金額データとを比較し、貸玉金額がパチンコカード
22の金額データ以下であれば、貸玉金額に応じた回数だ
けソレノイドドライバ122を制御し、貸玉処理用ソレノ
イド118(第9図参照)をオンさせて、貸玉処理を実行
する。
もし、貸玉金額がパチンコカード22に記憶された金額
以下でなければ、パチンコカード22の金額以上の玉貸を
行なおうとしていることになるから、その場合はエラー
処理をする。
制御部120は貸玉処理を実行後、カード金額表示器92
にパチンコカード22の金額データから貸玉金額を減じた
残額データを表示させ、残額がない場合はパチンコカー
ド22を内部へ回収する。残額がある場合は、次の信号入
力を待ち、貸玉金額入力ボタン128が押されたときは再
度貸玉処理を行なうことになる。もし、終了ボタン136
が押され、その信号が与えられたときは、パチンコカー
ド22の金額データを書換える。この書換えにはカードデ
ータ読取、書込素子102が用いられる。そして、カード
搬送機構100を動作させ、パチンコカード22を放出させ
る。
なお、この実施例にかかる玉貸機126では、単位あた
りの金額として「100円」が定められた貸玉金額入力ボ
タン128の押圧回数によって貸玉金額を入力可能な構成
としたが、これに代え、テンキーを設け、該テンキーに
よって貸玉金額を入力するようにしてもよい。
第15図は、このシステムの一実施例に用いることので
きるさらに他の実施例の玉貸機138の正面図であり、第1
6図はその構成ブロック図であり、第17図はその動作を
説明するためのフローチャートである。
第15図を参照して、この実施例にかかる玉貸機132
は、貸玉中表示器88、カード挿入口90、金額表示器92、
100円単位で貸玉金額を入力するための貸玉金額入力ボ
タン128、終了ボタン136および貸玉放出口96が設けられ
ている。
次に、第17図に示すフローチャートに従って、玉貸機
138の制御動作について説明をする。
カード挿入口90へパチンコカード22の先端が挿入され
ると、カード挿入検出スイッチ98から制御部120へ信号
が与えられ、制御部120はカード搬送機構100を駆動制御
してパチンコカード22を装置内部へ取込む。同時にカー
ドデータ読取、書込素子102によってカードデータを読
取らせ、読取らせたデータのうち金額データを金額表示
器92に表示させる。
その後貸玉金額入力ボタン128がオンされると、それ
に応じて制御部120は表示金額が100円より大きいか否か
を判別し、大きい場合は表示金額から100円を減じ、か
つ、ソレノイドドライバ122を駆動制御して、玉貸処理
をソレノイド118のオンにより100円分の玉貸処理を行な
う。このように、貸玉金額入力ボタン128が押されるご
とに、100円分の玉貸処理を実行する。これがこの実施
例の制御動作上の特徴の1つである。
所定額の貸玉が払出された後、終了ボタンが押される
と、制御部120は金額データに残額があるか否かを判別
し、残額がある場合はパチンコカード22の金額データを
カードデータ読取、書込素子102によって書換え、パチ
ンコカード22を放出する。パチンコカード22に残額がな
い場合は、当該カード22を装置内部へ回収し、処理を終
わる。
以上各実施例で説明したとおり、このシステムの一実
施例に適用可能な玉貸機は、従来のもののように貨幣
(硬貨および/または紙幣)を直接入力してパチンコ玉
を貸出すものではないため、貨幣検出部の検出機構およ
び正否判別機構を簡略化でき、装置全体の小形化を図る
ことができる。また、パチンコカード22は、所定の厚み
を有する扱いやすい紙券またはポリエステルベース券で
あるため、紙幣に比べて取扱いが容易で、かつ、垂直方
向に挿入するのに何ら煩わしいことはない。よって、カ
ード挿入口90を垂直方向にスリットが形成された挿入口
としても、パチンコカード22の挿入が容易である。
さらに、釣銭等を払出す必要はなく、パチンコカード
22に記憶された金額データのうち、必要な金額分の貸玉
処理を行なって後、残額をパチンコカード22に書込んで
おけばよく、従来のもののような釣銭機構等も省略でき
る。
玉貸機に関する上記各実施例の説明では、玉貸機に自
動取込み機構が備えられており、カード挿入口からパチ
ンコカード先端部が挿入された後は、当該自動取込み機
構によって自動的にカードが取込まれ、カードデータが
読取られ、またカードデータが書換えられて自動的にパ
チンコカードが放出されるものであったが、このような
自動取込み機構を設けず、手動でパチンコカードをカー
ドリードライタ溝に沿ってスライドさせる構成であって
もよい。
また、カード挿入口からパチンコカードを手動で挿入
後、パチンコカードがスライドされるのではなく、カー
ドデータ読取,書込素子がパチンコカードのデータ書込
部に沿ってスライドし、データを読取る構成であっても
よい。
さらにまた、パチンコカードにエンコードされたデー
タは、光学的に検出可能なデータとし、玉貸機には、当
該データを一括して検出可能な素子、たとえばCCDのよ
うな検出素子を設けておき、データ検出時にパチンコカ
ードの自動取込み機構のようなパチンコカードをスライ
ドさせる機構を設けないものとしてもよい。
なお、パチンコホールにおいては、一般に、薄形の玉
貸機は、島台上に配置されたパチンコ遊技機の間に挿入
されて設けられるものであり、1つのパチンコホールに
おいては多数の玉貸機が配置されている。係る場合にお
いて、玉貸機ごとに制御部120を設け、玉貸機ごとに制
御部120が制御動作を行なうものとする代わりに、制御
部は、たとえば後述するカードシステム管理装置等に設
けられた共通の制御部とし、当該共通の制御部によって
複数個の玉貸機がたとえば時分割的に制御処理されるよ
うにしてもよい。
カード精算機の説明 第18図は、このシステムの一実施例に用いられるカー
ド精算機の一例を示す外観斜視図であり、第19図はその
正面図を示す。第19図を主として参照して、カード精算
機12は、カード精算機が精算処理可能な状態であるか、
精算処理を中止状態であるかを表示するための精算中表
示器140および精算中止表示器142がそれぞれ設けられて
いる。カード投入口144は、カード使用者(遊技者)が
精算したいパチンコカード22を投入するためのものであ
り、ここからパチンコカード22が投入されると、そのパ
チンコカード22の残額が検出され、残り金額表示器146
に当該金額が表示される。精算金額表示器148は、精算
する金額を表示するためのものである。紙幣払戻し口15
0および硬貨払戻し口152は、共に、精算金額を払戻すた
めのものである。カード精算機12には、さらに、数値デ
ータを入力するためのテンキー154、精算処理を指令す
るための精算キー156およびカード回収処理を指令する
ための回収キー158が設けられている。
第20図は、カード精算機12の構成を説明するためのブ
ロック図である。また、第21図は、第20図のブロック図
の動作を説明するためのフローチャートである。次に、
第20図および第21図を参照して、カード精算機12の構成
と動作とについて説明をする。
カード使用者が精算したいパチンコカード22をカード
投入口144へ挿入することにより、カード検出スイッチ1
60がオンし、該カード検出スイッチ160から制御部162へ
信号が与えられる。応じて制御部162はカード搬送機構1
64を駆動させてパチンコカード22を取込むと同時に、カ
ードリーダライタ166によってパチンコカード22にエン
コードされているデータを読取る。カードリーダライタ
166によって読取られたデータは制御部162で検出記憶さ
れ、読取られたカードデータの金額データが残額「0」
でない場合には当該パチンコカード22の残額を表示用ド
ライバ168を介して残り金額表示器146で表示させる。
次に、使用者によってテンキー154が操作され、数値
データが入力された場合は、入力された数値データを精
算金額表示器148で表示させ、精算ボタン156の入力を待
つ。精算ボタン156の入力があった場合、制御部162では
テンキー154によって入力された精算金額とパチンコカ
ード22の残り金額とを比較し、入力金額が残り金額より
も小さいか等しい場合に限り、紙幣払出機構170および
/または硬貨払出機構172を駆動させて、紙幣収納箱174
および/または硬貨収納箱176内の紙幣および/または
硬貨から、精算金額分の貨幣を紙幣払出口150および/
または硬貨払出口152へ払出す。
なお、テンキーで入力された精算金額がパチンコカー
ド22の残り金額よりも大きい場合等は、再度テンキー15
4で精算金額が訂正されるまでは貨幣払出処理はできな
い。
貨幣払出処理とともに、制御部162はカードリーダラ
イタ166によってパチンコカード22にエンコードされて
いる金額データを書換える。すなわち、パチンコカード
22の残り金額から入力された精算金額を減じた額がパチ
ンコカード22に改めてエンコードされ、それがパチンコ
カード22の新たな残り金額となる。新たな残り金額がな
くなった場合には、制御部162はカード搬送機構164を駆
動させてカード回収処理を行ない、パチンコカード22を
カード回収箱178へ回収する。新たな残り金額がある場
合には、カード搬送機構164によってパチンコカード22
は再度カード投入口144へ返却処理される。
なお、パチンコカード22の精算は、たとえば100円単
位で行なうものとし、それより小額の精算はできないよ
うにして、いたずらな精算を防止するようにするのが好
ましい。
最初にパチンコカード22が取込まれたときに検出され
たカードデータ中の金額データに残り金額のない場合に
は、制御部162は残り金額表示器146にカード代金を表示
させる。ここで、カード代金について簡単に説明をす
る。
このシステムに適用されるパチンコカード22は使い捨
てのカードになっている。したがって、使用者はパチン
コカード22にエンコードされた残り金額がなくなったと
きは、該カード22を捨てる。通常、パチンコホール内に
はいくつかの屑箱が設置されてはいるが、各パチンコ遊
技機で遊技している遊技者がパチンコ遊技機に併設され
た玉貸機でパチンコ玉を借り出したときにパチンコカー
ド22の残り金額がなくなった場合は、そのカード22をわ
ざわざ屑箱へ運ぶことなく、島台の縁等に積んでおいた
りフロアへ捨てたりすることが考えられる。そして、営
業時間中にそのような遊技客は多数いるであろうから、
パチンコホールには不要になったパチンコカード22が多
数乱舞し、後の清掃等が困難である。
そこで、この実施例では、不要になった使い捨てパチ
ンコカード22をカード精算機で回収させ、残額がなくな
った不要なパチンコカード22でパチンコホールが汚れた
り、その始末の手間を省けるように構成した。すなわ
ち、不要なパチンコカード22は、所定のカード代金、た
とえば20円で買取ることにし、そのためには、不要なパ
チンコカード22を遊技者がカード精算機に投入すればよ
いようにしたものである。
第21図のフローチャートに戻って、カード代金を表示
して後、回収ボタン158が押されると、制御部162はパチ
ンコカード22をカード回収箱178へ回収処理する。そし
て、その後、硬貨払出機構172を駆動させて、硬貨払出
口152からカード代金であるたとえば20円を払出処理す
る。
なお、精算後にパチンコカード22の残り金額がなくな
ったときにおいて、カード回収処理をした後にカード代
金払出処理をするようにしている。
以上の制御に加えて、カード精算機12では、次のよう
な割込制御がなされている。すなわち、紙幣収納箱174
および硬貨収納箱176内に所定額以上の紙幣および硬貨
がそれぞれ収納されているか否かを判別し、収納されて
いる場合にはさらに、装置の処理動作が正常に行なわれ
ているか否か、つまり何らかの制御上のトラブルが生じ
ているか否かを判別し、トラブルが生じていなければ、
表示用ドライバ168を介して精算中表示器142を点灯させ
る。
所定額以上の貨幣がない場合または処理に異常がある
場合には、精算中止処理、すなわちカード精算機12の処
理動作を不能動化して処理を禁止し、精算中止表示器14
2を点灯させる。このような割込処理は、たとえば0.4ms
ごとに行なわれる。
カードシステム管理装置の説明 第22図は、このシステムの一実施例に用いられるカー
ドシステム管理装置14の外観斜視図であり、第23図は、
操作パネル部に設けられたキー配置等を示す平面図であ
る。
第22図および第23図を参照して、カードシステム管理
装置14の操作パネル180上には、動作モードを切換える
ためのモード切換スイッチ182、数値データを入力する
ためのテンキー184および各種動作を指令するための複
数個のファンクションキー186ならびに内蔵プリンタの
レシート排出口188が設けられている。モード切換スイ
ッチ182は、管理装置14の電源を遮断するOFFモード、管
理装置14が通常の操作をすることができるONモード、管
理装置14が果たす機能のうち、特定の操作者、たとえば
パチンコホールの管理者またはパチンコホールの責任者
等だけが確認することのできるデータだけを表示させる
ことのできるSECRETモードおよび管理装置14の動作プロ
グラムを変更したり書換えたりするためのPROGRAMモー
ドを切換えるものである。モード切換スイッチ182は、
キーを差し込むことによりモードを切換えることができ
るようにされており、通常、一般従業者はOFFモードとO
Nモードとを切換えることのできるキーを所持し、パチ
ンコホールの責任者等はOFFモード、ONモード、SECRET
モードおよびPROGRAMモードを切換えることのできるキ
ーを所持することが考えられる。
なお、モード切換スイッチ182がOFFモード以外のモー
ドのときには、管理装置14が通電されていることを表示
するための表示ランプ190が、当該モード切換スイッチ1
82の上側に配置されている。
テンキー184は、「1」〜「9」および「0」ならび
に「C(クリア)」キーの11個のキーを備えており、こ
れらキーを用いて数値データを入力することができる。
「C」キーは入力データを訂正等するときに用いるキー
である。
ファンクションキー186には、次に述べる各種のキー
が含まれている。すなわち、 カード販売状況キー192:このキー192は、カード種類
ごとのカード販売枚数、カード種類ごとの販売金額、全
カード販売合計枚数、全カード販売合計金額等のデータ
を出力指令するためのものであり、 投入貨幣状況キー194:このキー194は、貨幣種類別ご
との投入貨幣枚数、貨幣種類別ごとの投入貨幣金額、お
よび全貨幣の合計金額に関するデータを出力指令するた
めのものであり、 払出釣銭状況キー196:このキー196は、払出した釣銭
の種類別ごとの貨幣枚数、払出した釣銭の種類別ごとの
貨幣金額および払出した全釣銭の合計金額を表示指令す
るためのものであり、 内蔵釣銭状況キー198:このキー198は、カード販売機
またはカード精算機に予め内蔵された釣銭の貨幣金額を
表示指令するためのものであり、 内蔵釣銭設定キー200:このキー200は、カード販売機
およびカード精算機に予め収納した釣銭の額を、釣銭種
類別ごとにテンキーで入力設定する場合に用いるもので
あり、 玉貸機番号指定キー202:このキー202は、各玉貸機ご
との玉貸情報を表示指令するためのものであり、 全玉貸(全金額)キー204:このキー204は、玉貸合計
数および玉貸合計金額等を表示指令するためのものであ
り、 印字キー206:このキー206は、ディスプレイ画面に表
示させたデータを内蔵のプリンタで印字処理指令するた
めのものであり、 補給玉合計数キー208:このキー208は、各パチンコ遊
技機ごとに補給した補給玉の合計数を表示指令するため
のものであり、 打込玉合計数キー210:このキー210は、各パチンコ遊
技機ごとに打込まれた全打込玉数を表示指令するための
ものであり、 貸玉数に関する出玉率キー212:このキー212は、玉貸
機によって借り出されたパチンコ玉数に対するパチンコ
遊技機の出玉率の割合を表示指令するためのものであ
り、 カード販売機に関する出玉率キー214:このキー214
は、販売されたカードの売上げ金額に対する現在の遊技
に基づく全パチンコ遊技機の出玉率を表示指令するため
のものであり、 差数キー216:このキー216は、基準数に対する被比較
数の差数を表示指令するためのものであり、 実売上高キー218:このキー218は、実際の売上高を演
算表示させるためのものであり、 実売上高・全玉貸金額比較キー220:このキー220は、
全売上高と全玉貸金額との比較表示を指令するためのも
のであり、 カード総販売金額,全玉貸金額比較キー222:このキー
222は、カードの総販売金額と全玉貸金額とを演算表示
指令するためのものである。
第22図を参照して、カードシステム管理装置14には、
データ表示のためのCRTディスプレイ224が備えられてい
る。当該ディスプレイ224には、操作パネル180の各キー
が操作されることより、各種データが表示される。
管理装置14の内部構成は、CPUを中心とするマイクロ
コンピュータによって構成されており、構成回路の一例
を示せば、第24図に示すとおりである。
第24図を参照して、カードシステム管理装置14は、上
述したような各種のキーを含む操作パネル180と、操作
パネル180からの信号が与えられるCPU226と、CPU226の
動作プログラムが記憶されたROM228と、各種データの書
込および読出が可能なRAM230と、CRTディスプレイ224
と、プリンタ232を含む構成である。第24図のブロック
図は簡略化されて描かれた図解図であって、実際には、
CPU226からCRT224やプリンタ232へ与えられる信号経路
にはインターフェイスやドライバ回路等が備えられてい
るが、そのような技術は既に公知でありまたこの発明の
実施例として重要なことではないので省略されている。
CPU226には、既に述べたカード販売機、カード精算
機、玉貸機、パチンコ遊技機および景品玉交換機等から
の各種データが入力される。CPU226は、これら入力され
るデータをRAM230に一時的に記憶し、また、操作パネル
180からの指令信号に応答して、RAM230に記憶したデー
タに基づいて演算処理等を行ない、指示されたデータを
CRTディスプレイ224に表示しまたはプリンタ232によっ
て印字する。
RAM230には、各種データを記憶するためのエリアとし
て、少なくとも次のような記憶エリアが含まれている。
すなわち、カード種類毎記憶エリア、貨幣種類別投入枚
数記憶エリア、貨幣種類別釣銭払出枚数記憶エリア、貨
幣種類別内蔵釣銭枚数記憶エリア、パチンコ機別補給玉
数記憶エリア、パチンコ機別打込玉数記憶エリア、カー
ド種類別精算枚数記憶エリア、カード種類別精算払戻し
額記憶エリア、カード種類別回収カード枚数記憶エリ
ア、景品交換玉数記憶エリア、交換景品種類および数記
憶エリア、計算用レジスタエリア等である。
以上各記憶エリアのうち、より好ましくは、カード種
類毎販売枚数記憶エリア、貨幣種類別投入枚数記憶エリ
ア、貨幣種類別釣銭払出枚数記憶エリア、貨幣種類別内
蔵釣銭枚数記憶エリアは、カード販売機、カード精算機
別にもそれぞれのデータが記憶可能なように、カード販
売機、カード精算機別に記憶エリアが構成されている。
管理装置14のCPU226は、この管理装置に連結されたカ
ード販売機、カード精算機、玉貸機、パチンコ遊技機お
よび景品玉交換機の制御部を所定時間サイクルでアクセ
スし、各機械からのデータを取込んで、それらのデータ
をRAM230の所定エリアに記憶する。また、操作パネル18
0から表示指令信号等が与えられることにより、RAM230
に記憶されたデータに基づいて所定の演算処理をし、そ
の結果はCRTディスプレイ224に表示させる。また、操作
パネル180からプリントアウト信号が与えられたときに
は、CRTディスプレイ224に表示したデータ等をプリンタ
232によってプリントアウトする。
なお、この実施例では、CPU226のデータ記憶手段とし
て、RAM230を用いた場合を説明したが、RAM230の記憶容
量が足りない場合等は、外部記憶装置として、たとえば
フロッピィディスク、磁気テープ等を利用してもよい。
また、プリンタ232によってデータを出力するのに代
えて、フロッピィディスク等にデータを記憶させてもよ
い。
第25図は、実際のパチンコホールにおけるこの発明の
一実施例のシステム配置例を示す図解的な平面図であ
る。この第25図は、第1図に示す概略構成のシステム
が、実際のパチンコホールにおいて配置された一例であ
る。第25図において、10はカード販売機、12はカード精
算機、14はカードシステム管理装置、16はパチンコ遊技
機、18は玉貸機、20は景品玉計数器であり、それらの間
を接続する矢印は、信号の流れの一部を代表的に示して
いる。
第26図ないし第33図は、第22図ないし第24図を参照し
て説明したカードシステム管理装置14のCRTディスプレ
イ224上に表示されるデータおよびプリンタ232によって
プリントアウトされるデータの一例を示す図である。こ
れらの図には、印字データとして打出された状態の各種
データ例が示されている。以下に、順を折ってカードシ
ステム管理装置14で得られるデータについて説明をす
る。
第26図は、「投入貨幣管理データ」の一例を示す。こ
のデータは、カード購入のためにカード販売機に投入さ
れた貨幣の種類と枚数と金額とを集計したものである。
このデータは、図示のように、たとえば3時間おきに集
計され、自動的に印字される。また、調べたい時間に、
投入紙幣状況キー194(第23図参照)が押されることに
より打出される。
第27図は、「販売カード管理データ」のプリントアウ
ト例である。このデータは、全カード販売機において販
売されたカードの種類別枚数および販売金額を集計した
データであり、やはり所定時間ごとにその変化がわかる
ようにプリントアウトされる。また、カード販売状況キ
ー192が押されることにより、所望時間におけるカード
販売状況としてもプリントアウト可能である。このデー
タを参照して、パチンコホール管理者は、カードの売上
げ状況等を把握することができ、それに基づいてカード
販売機内にストックさせておくカード券等の補給の時期
等を知ることができる。
第28図は、「釣銭管理データ」のプリントアウト例で
ある。このデータは、全カード販売機に予め収納されて
いる釣銭のうち、いくらの貨幣が何枚払出されたかを集
計したデータである。このデータに基づいて、パチンコ
ホールの管理者は、各カード販売機における釣銭の不足
等が生じないように、常に前もって釣銭の補給等ができ
る。
第29図は、「内蔵釣銭管理データ」であり、カード販
売機に前もって収納した貨幣種類別の釣銭がいくらかを
表示するものである。
第30図は、「実売上げ高、全玉貸金額比較データ」の
プリントアウト例である。このデータは、カード販売機
によって販売されたカード販売合計金額からカード精算
機によって精算された精算金額を減じ、或る時点におけ
るパチンコホールの実売上げ高を集計表示するものであ
る。このデータには、玉貸機における売上げ金額、すな
わち玉貸機で借り出された借玉金額も集計表示される。
この場合において、実売上げ高>玉貸機売上げ金額の場
合は、カード使用者が、販売されたカードであって、可
視玉処理にされておらず、かつ精算もされていないカー
ドの残額分が実売上げ高と玉貸機売上げ金額との差額と
して現われる。
逆に、実売上げ高<玉貸機売上げ金額の場合は、カー
ドによって適正な貸玉処理がされたのでないから、貸玉
に関し何らかの不正があったことを推定でき、それに対
する迅速な処置が可能である。
このデータにより、パチンコホールにおけるカードの
販売および使用状況、貨幣による貸玉利用状況、遊技者
の未使用カード所持状況等を把握することができる。
第31図は、「カード販売合計金額・玉貸合計金額比較
データ」のプリントアウト例である。このデータは、カ
ード販売合計金額と玉貸合計金額とに基づいて、計算上
の精算金額を演算するとともに、実精算金額を集計する
ことにより、計算上の精算金額と実精算金額との差を検
出し、未精算の残額のあるカードの所持率や所持状況を
把握するための参照データとして用いられるものであ
る。加えて、計算上の精算金額と実精算金額との差が所
定以上の開きがある場合、不正のなされたことを推定ま
たは検出等をできる利点もある。
第32図は、「貸玉数に関する出玉率」を表わすデータ
であって、合計玉貸数、補給玉合計数、打込玉合計数か
ら出玉率を演算した結果を出力したものである。通常、
パチンコホールにおける営業時間中の出玉率は、たとえ
ば特公昭56−6306号公報に示されているように、 出玉率={貸玉合計数+(補給玉合計数−打込玉合計
数)}/貸玉合計数×100 または 出玉率={貸玉合計数−(打込玉合計数−補給玉合計
数)}/貸玉合計数×100 で表わされる。
そこで、この実施例にかかるカードシステム管理装置
14は、パチンコ遊技機16、玉貸機18からのデータに基づ
いて、上記出玉率の計算をし、出力する。
第33図は、「カード販売機に関する出玉率」のプリン
トアウト例を示す。この場合の出玉率の計算は、上述し
た第32図における合計玉貸数に代えて、 合計玉貸数=カード販売合計玉貸数−カード精算合計
玉貸数 として計算したものであり、実際に玉貸機で借りられた
玉数を基にしておらずカード販売機で前売りされたカー
ド金額が貸玉処理されたものとして計算した予測出玉率
を表わすものであり、営業指針等としてパチンコホール
は利用することができる。
コイン貸機の説明 第34図および第35図は、カードを利用できるコイン貸
機の一例を示す図であり、第34図はその正面図、第35図
は側面縦断面図であり、両図とも図解的に描いたもので
ある。第34図および第35図に示すように、カード販売機
で販売されたカードは、玉貸機にだけ利用できるもので
なく、販売されたカードによってコイン貸処理が可能な
コイン貸機を構成してもよい。すなわち、前記記録媒体
発行手段は、遊技に用いられる遊技用媒体の個数に換算
されていない所定の金額単位情報(カード金額)が記録
され、該金額単位情報が、打玉を打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機により遊技を行なう場合と打玉を用いな
い遊技機により遊技を行なう場合とで共通に使用できる
遊技用記録媒体を発行する機能を有する。第34図および
第35図において、234はコイン貸機、346はカード挿入
口、238は中止表示器、240は貸出中表示器、242はカー
ド金額表示器、244はコイン貸出金額選択ボタン、244は
コイン払出口を示す。なお、この装置のカード読取、表
示等に関する詳細な構成は、玉貸機の構成と同様であ
り、ここでの説明は省略する。
[発明の効果] 本発明によれば、前記記録媒体発行手段から発行され
た遊技用記録媒体を使用して、打玉を打込んで遊技が行
なわれる弾球遊技機による遊技と打玉を用いない遊技機
による遊技との両方が実行可能となり、複数種類の遊技
機により遊技を行ないたい遊技者にとって便利な遊技用
記録媒体を販売可能な遊技用装置を提供し得るに至っ
た。また、発行された遊技用記録媒体には、遊技に用い
られる遊技用媒体の個数に換算されていない所定の金額
単位情報という汎用性のある価値情報が記録されている
ため、前記両方の遊技に共通に使用しやすい。
さらに、前記遊技用記録媒体は複数の遊技場で使用可
能であるために、遊技者の利用の便が向上される一方
で、該遊技用記録媒体には、該遊技用記録媒体に記録さ
れている前記金額単位情報の改ざんを防止するための処
理を施すことが可能であるために、前記汎用性に起因し
て多発することが予想される不正行為を未然に防止する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、このシステムの一実施例の全体構成を示す概
略ブロック図である。 第2図は、カード販売機の一例を示す外観斜視図であ
る。 第3図は、カード販売機の正面図である。 第4図は、カード販売機の構成を示すブロック図であ
る。 第5図は、カード販売機の他の例としてのカード販売・
玉貸機の一例を示す正面図である。 第6図は、このシステムに適用可能なカードの一例を示
す図解図である。 第7図は、カードに磁気的にエンコードされるデータ例
を示す図解図である。 第8図は、このシステムに適用される玉貸機の一例を示
す正面図である。 第9図は、玉貸機の側面縦断面図である。 第10図は、玉貸機の構成を示すブロック図である。 第11図は玉貸機の動作を説明するためのフローチャート
である。 第12図は、他の例としての玉貸機を示す正面図である。 第13図は他の例としての玉貸機の構成を示すブロック図
である。 第14図は、他の例としての玉貸機の動作を説明するため
のフローチャートである。 第15図は、さらに他の実施例としての玉貸機を示す正面
図である。 第16図は、さらに他の実施例としての玉貸機の構成を示
すブロック図である。 第17図は、さらに他の実施例としての玉貸機の動作を説
明するためのフローチャートである。 第18図は、カード精算機の一例を示す外観斜視図であ
る。 第19図はそのカード精算機の正面図である。 第20図は、カード精算機の構成を示すブロック図であ
る。 第21図はカード精算機の動作を説明するためのフローチ
ャートである。 第22図は、カードシステム管理装置の一例を示す外観斜
視図である。 第23図はカードシステム管理装置の操作パネルに設けら
れた各キー等を説明するための平面図である。 第24図は、カードシステム管理装置の構成を示すブロッ
ク図であり、記憶装置に記憶される内容が図解的に示さ
れている。 第25図は、パチンコホールにおけるこのシステムを構築
する各装置と遊技機との結合状態を示す図解的な平面図
である。 第26図ないし第33図は、カードシステム管理装置によっ
てプリントアウトされる各種データの例を示す図解図で
ある。 第34図および第35図は、カードにより借出処理のできる
コイン貸機を示す正面図および側面縦断面図である。 図において、10はカード販売機、12はカード精算機、14
はカードシステム管理装置、16はパチンコ遊技機、18は
玉貸機、20は景品玉計数器、22はカードを示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機が設置された遊技場において遊技者
    が遊技を行なうために使用する遊技用記録媒体を販売
    し、該遊技用記録媒体を使用して遊技媒体を用いた遊技
    機による遊技を可能にする遊技用装置であって、 貨幣を投入するための貨幣投入口と、 該貨幣投入口から投入された貨幣の正否を判別する貨幣
    判別手段と、 該貨幣判別手段が適正な貨幣である旨の判別を行なった
    場合に前記遊技用記録媒体を発行する記録媒体発行手段
    とを含み、 前記記録媒体発行手段は、遊技に用いられる遊技用媒体
    の個数に換算されていない所定の金額単位情報が記録さ
    れ、該金額単位情報が、打玉を打込んで遊技が行なわれ
    る弾球遊技機により遊技を行なう場合と打玉を用いない
    遊技機により遊技を行なう場合とで共通に使用できかつ
    複数の遊技場で使用できる遊技用記録媒体を発行し、 該遊技用記録媒体には、該遊技用記録媒体に記録されて
    いる前記金額単位情報の改ざんを防止するための処理を
    施すことが可能であることを特徴とする、遊技用装置。
  2. 【請求項2】前記遊技用記録媒体に記録された所定のデ
    ータは、少なくとも、使用期限データおよび使用店名デ
    ータを含むことを特徴とする、特許請求の範囲第1項記
    載の遊技用装置。
  3. 【請求項3】前記記録媒体発行手段は、前記遊技用記録
    媒体を収納する遊技用記録媒体収納手段と、前記貨幣判
    別手段が適正な貨幣である旨の判別を行なった場合に、
    前記遊技用記録媒体収納手段から遊技用記録媒体を取出
    す遊技用記録媒体取出手段とを含むことを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項記載の遊技用装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61143085A (ja) * 1984-12-17 1986-06-30 株式会社 ナツクス 遊技場における玉貸システム
JP2596730B2 (ja) * 1986-06-06 1997-04-02 株式会社 ソフイア 遊技店におけるカード式遊技媒体貸出機構

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