JP2606313Y2 - 配管連結構造 - Google Patents

配管連結構造

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JP2606313Y2
JP2606313Y2 JP1993055258U JP5525893U JP2606313Y2 JP 2606313 Y2 JP2606313 Y2 JP 2606313Y2 JP 1993055258 U JP1993055258 U JP 1993055258U JP 5525893 U JP5525893 U JP 5525893U JP 2606313 Y2 JP2606313 Y2 JP 2606313Y2
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rubber tube
rubber
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tube
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剛一郎 杉本
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Koyo Seiko Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、連結金具の円筒部に挿
入されるゴム管と、このゴム管に挿入される金属管と
を、その円筒部をかしめることで連結する構造に関し、
例えば油圧パワーステアリング装置の圧油供給用配管系
において利用することができる。
【0002】
【従来の技術】図3は、連結金具101の円筒部102
に挿入されるゴム管103と、このゴム管103に挿入
される金属管104とを、その円筒部102をかしめる
ことで連結する従来構造を示す。その円筒部102の外
周は、いわゆる平がしめによって軸方向の一定幅Wに亘
り径方向に均一にかしめられる。また、その円筒部10
2の内周に凹凸部105が形成されることで、そのかし
め部分の径方向内方におけるゴム管103の圧縮応力が
大きくされ、連結強度の向上が図られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の配管連結構
造を、油圧パワーステアリング装置の圧油供給用配管系
のような高熱にさらされる部分に用いると、ゴム管10
3に挿入された金属管104の挿入端近傍で、ゴム管1
03の内周にバルジと呼ばれるゴムの膨出部103aが
生じ、ゴム管103の亀裂の原因になるという問題があ
る。
【0004】本考案は、上記課題を解決することのでき
る配管連結構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、連結金具の円
筒部にゴム管が、その円筒部の内周にゴム管の外周が接
するように挿入され、そのゴム管に金属管が、そのゴム
管の内周に金属管の外周が接するように挿入され、その
円筒部の外周が軸方向の一定幅に亘り径方向に均一にか
しめられることでゴム管が金属管に連結される配管連結
構造において、その円筒部のかしめ部分の径方向内方に
おけるゴム管の圧縮応力がかしめ部分の両端間中央にお
いて両端におけるよりも小さくなるように、その円筒部
の内周に凹凸が形成され、その凹凸は、その円筒部のか
しめ部分の両端に位置する凸部と、そのかしめ部分の両
端間中央に位置する凹部とを有し、その凹部の軸方向寸
法が各凸部の軸方向寸法よりも大きくされていることを
特徴とする。
【0006】
【作用】従来の配管構造において、ゴム管103に挿入
された金属管104の挿入端近傍で、ゴム管103の内
周にバルジと呼ばれるゴムの膨出部103aが高熱下で
生じるのは、円筒部102の内周に形成される凹凸部1
05のピッチが小さく、かしめ部分の径方向内方におけ
るゴム管103の圧縮応力がかしめ部分の全範囲に亘り
均一に大きくされていることに基づく。すなわち、円筒
部102のかしめ部分の径方向内方でゴム管103を構
成するゴムが熱により膨張して体積が増加した場合、そ
の体積増加分のゴムは円筒部102の径方向内方では圧
縮応力が大きいため逃げ場がなく、そのため金属管10
4の挿入端に向かい軸方向移動し、その金属管104の
挿入端の軸方向外方に至ると径方向内方に膨出するため
である。
【0007】これに対し本考案の構成によれば、円筒部
のかしめ部分の径方向内方におけるゴム管の圧縮応力
は、かしめ部分の両端間中央において両端におけるより
も小さくなる。しかも、その円筒部のかしめ部分の両端
間中央に位置する凹部は両端に位置する各凸部よりも軸
方向寸法が大きくされている。よって、そのかしめ部分
の径方向内方でゴム管を構成するゴムが熱により膨張し
て体積が増加した場合、その体積増加分のゴムの一部ま
たは全部を、かしめ部分の両端間中央の圧縮応力が小さ
な部分で吸収することができる。これにより、金属管の
挿入端の軸方向外方でゴムが膨出するのを防止できる。
また、かしめ部分の両端ではゴム管の圧縮応力を大きく
して連結強度の低下を防止できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。
【0009】図1は油圧パワーステアリング装置の圧油
供給用配管系における配管連結構造を示し、連結金具1
の円筒部2に挿入されるゴム管3と、このゴム管3に挿
入される金属管4とを、その円筒部2をかしめることで
連結する。その連結金具1の一端に径方向内方への延出
部1aが形成され、この延出部1aの内面にゴム管3の
端面が当接する。また、金属管4の外周に周溝4aが形
成され、この周溝4aに延出部1aが嵌まり込むことで
ゴム管3と金属管4の軸方向相対移動が阻止されてい
る。そのゴム管3は、耐油性および耐熱性に優れる内側
のニトリルブタジエンゴム(NBR)層3aと耐候性お
よび耐摩擦性に優れる外側のクロロプレンゴム(CR)
層3bとの間に補強繊維3cを有する3層構造になって
いる。
【0010】その円筒部2の外周は、いわゆる平がしめ
によって軸方向の一定幅Wに亘り径方向に均一にかしめ
られる。その円筒部2の内周に凹凸部5が形成されてい
る。この凹凸部5は、二つの環状凸部5a、5bと一つ
の環状凹部5cとから構成されている。その両凸部5
a、5bは円筒部2のかしめ部分(軸方向寸法W部分)
の両端に位置し、その凹部5cは円筒部2のかしめ部分
の両端間中央に位置する。各凸部5a、5bの軸方向寸
法L1、L2および凹部5cの軸方向寸法L3、金属管
4の中心Cから各凸部5a、5bと凹部5cの内周面ま
での径方向寸法D1、D2、D3は、その円筒部2のか
しめ部分の径方向内方におけるゴム管3の圧縮応力がか
しめ部分Wの両端間中央(軸方向寸法L3部分)におい
て両端(軸方向寸法L1、L2部分)におけるよりも小
さくなるように設定される。また、図に示すように、そ
の凹部5cの軸方向寸法L3は各凸部5a、5bの軸方
向寸法L1、L2よりも大きくされている。
【0011】上記構成によれば、円筒部2のかしめ部分
の径方向内方におけるゴム管3の圧縮応力は、かしめ部
分の両端間中央において両端におけるよりも小さくな
る。しかも、その円筒部2のかしめ部分の両端間中央に
位置する凹部5cは両端に位置する各凸部5a、5bよ
りも軸方向寸法が大きくされている。よって、そのかし
め部分の径方向内方でゴム管3を構成するゴムが熱によ
り膨張して体積が増加した場合、その体積増加分のゴム
の一部または全部をかしめ部分の両端間中央の圧縮応力
が小さな部分で吸収することができる。これにより、金
属管4の挿入端の軸方向外方でゴムが膨出するのを防止
してゴム管3にバルジによる亀裂が発生するのを防止で
きる。また、かしめ部分の両端ではゴム管3の圧縮応力
を大きくして連結強度の低下を防止できる。
【0012】なお、本考案は上記実施例に限定されな
い。例えば図2に示すように、円筒部2の内周に形成さ
れる凹凸部5′を、四つの環状凸部5a′、5a″、5
b′、5b″と一つの環状凹部5c′とから構成し、そ
の二つの凸部5a′、5a″は円筒部2のかしめ部分の
一端に位置し、残りの二つの凸部5b′、5b″は円筒
部2のかしめ部分の他端に位置し、その凹部5cは円
筒部2のかしめ部分の両端間中央に位置するものとして
もよい。この場合も、図示のように、その円筒部2のか
しめ部分の両端間中央に位置する凹部5c′は両端に位
置する各凸部5a′、5a″、5b′、5b″よりも軸
方向寸法が大きくされている。また、円筒部の内周に形
成される凹凸は環状に限定されない。要は、円筒部のか
しめ部分の径方向内方におけるゴム管の圧縮応力がかし
め部分の両端間中央において両端におけるよりも小さく
なるように、円筒部の内周に凹凸が形成され、その円筒
部のかしめ部分の両端間中央に位置する凹部は両端に位
置する各凸部よりも軸方向寸法が大きくされていればよ
い。また、油圧パワーステアリング装置の圧油供給用配
管系以外の配管連結構造にも本考案は適用できる。
【0013】
【考案の効果】本考案の配管構造によれば、ゴム管と金
属管との連結強度を低下させることなくゴム管にバルジ
による亀裂が発生するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す配管連結構造の断面図
【図2】本考案の変形例の配管連結構造の断面図
【図3】従来の配管連結構造の断面図
【符号の説明】
1 連結金具 2 円筒部 3 ゴム管 4 金属管 5 凹凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−146985(JP,A) 特開 昭50−96914(JP,A) 特開 昭62−4990(JP,A) 特開 昭61−223393(JP,A) 実開 昭58−151772(JP,U) 実開 昭61−96073(JP,U) 実開 昭58−177684(JP,U) 実開 昭63−137197(JP,U) 実開 平4−18791(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 33/20

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結金具の円筒部にゴム管が、その円筒
    部の内周にゴム管の外周が接するように挿入され、その
    ゴム管に金属管が、そのゴム管の内周に金属管の外周が
    接するように挿入され、その円筒部の外周が軸方向の一
    定幅に亘り径方向に均一にかしめられることでゴム管が
    金属管に連結される配管連結構造において、その円筒部
    のかしめ部分の径方向内方におけるゴム管の圧縮応力が
    かしめ部分の両端間中央において両端におけるよりも小
    さくなるように、その円筒部の内周に凹凸が形成され
    その凹凸は、その円筒部のかしめ部分の両端に位置する
    凸部と、そのかしめ部分の両端間中央に位置する凹部と
    を有し、その凹部の軸方向寸法が各凸部の軸方向寸法よ
    りも大きくされていることを特徴とする配管連結構造。
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KR200191224Y1 (ko) * 2000-03-02 2000-08-16 대흥공업주식회사 호스용 금속재 연결금구
JP2014077494A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Toyox Co Ltd 管継手構造

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