JPS6342234Y2 - - Google Patents

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JPS6342234Y2
JPS6342234Y2 JP17601780U JP17601780U JPS6342234Y2 JP S6342234 Y2 JPS6342234 Y2 JP S6342234Y2 JP 17601780 U JP17601780 U JP 17601780U JP 17601780 U JP17601780 U JP 17601780U JP S6342234 Y2 JPS6342234 Y2 JP S6342234Y2
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JP
Japan
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hose
nipple
hose body
inward flange
circumferential groove
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JP17601780U
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JPS5798392U (ja
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はホースの接続構造、たとえば冷却用
コンプレツサーとエバポレータあるいはコンデン
サーを接続するフレオンホースと、その端部に装
着したニツプルとの間からフレオンガスが漏洩す
るのを防止する接続構造の改良に関するものであ
る。
自動車のエンジンルーム内に配設されるこの種
のフレオンホースの従来の接続構造は、たとえば
第1図に示すように、ゴムまたはプラスチツクか
らなる内層1および外層2と、これらの内外層
1,2間に埋設した補強層3とでホース本体4を
構成し、このホース本体4の内側へニツプル5を
挿入するとともに、その外側から端面にわたつて
外筒6を配置し、その内向フランジ部6aをニツ
プル5に設けた周方向溝5a内に緊密に嵌め込む
一方そのホース本体外側部分をかしめることによ
りホース本体4をニツプル5に連結してなる。
このため、ホース本体4が通常の弾性力を具備
している場合には、そこへ内圧が作用してもホー
ス本体4は、その軸線方向内方部分における弾性
変形のみでその内圧に充分対処できることから、
ホース本体4と、ニツプル5および外筒6との間
に空隙が生じるおそれはないものの、それがエン
ジンルーム内の熱によつて老化した場合には、ホ
ース本体4の弾性力が失われ、内圧の作用に際し
て、その端部分の内外層1,2が補強層3ととも
にホース本体4の軸線方向内方(矢印A参照)へ
変形してとくにホース本体4の端面と内向フラン
ジ部6aの内表面との間に空隙が生じ、気密性を
十分に維持し得ず、従つてガス洩れが生じるおそ
れがあつた。
このような従来の接続構造と異なり、ホース本
体とニツプルとを適当な接着剤にて固着し、さら
にホース外側からソケントをかしめた接続構造
が、実開昭52−32717号公報に開示されているが、
ホースに、その軸線方向の力が作用した場合に、
ホースとニツプルとを確実に密着させて気密性を
保持し、またそれらが外れるのを阻止すると言う
課題を十分に満たすものではない。すなわち、ホ
ースにその軸線方向の力が作用した場合に、ホー
スと一体的に変位するソケツトの内向フランジ部
が、ホース端面を力の作用方向に押圧するが、内
向フランジ部がニツプルの凹部に嵌め込まれてい
ないため、その凹部内で架橋したRTVシリコン
ゴム接着剤を凹部側壁に十分な力で押圧すること
ができないと言う欠点に加え、ソケツトがホース
端部においてホースとの間に空間を有し、またニ
ツプル凹部の断面形状が、内向フランジ部から遠
ざかるにつれて外径が減少するくさび状をしてい
るため、内向フランジ部に押圧されたホースは、
半径方向に変形し、これがため特に、ホース端部
においてホースとニツプルとが容易に剥離すると
言う問題があつた。このため、既述した接続構造
と同様に、気密性を十分に維持することが極めて
困難であつた。
なお、このような問題は、フレオンガスを輸送
する場合のみならず、ホースがその輸送流体によ
つて内層側から加熱老化される場合にも発生する
ことはもちろんである。
この考案は従来技術のこのような問題を有利に
解決するものであり、ホース本体が老化しても輸
送流体の漏洩を十分有効に防止し得るホースの端
部構造を提供するものである。
このため、本考案はゴムまたはプラスチツクか
らなる内外層間に補強層を埋設したホース本体
と、このホース本体の端部分で、内層の内側に挿
入したニツプルと、ホース本体の外周にかしめ固
定した外筒とを具え、ホース本体の端面と面接触
する外筒の内向フランジ部を、ニツプルに設けた
周方向溝内へ嵌り込ませたホースの接続構造にお
いて、周方向溝をその断面形状をほぼコ字状に形
成し、周方向溝及びその溝内へ嵌め込まれた内向
フランジ部により画成される空間部分を、内層フ
ランジ部と面接触するホース本体の内層部分で満
たしてなる。
従つて、ホース本体が内圧の作用によりその軸
線方向にニツプルと離間するような力を受けて
も、ホース本体の端面に密着させて配置され、そ
の外周に固着された外筒の内向フランジ部が、周
方向溝内のホース本体の内層部分を、ホース本体
に作用する内圧に対応して、内向フランジ部から
離間する周方向溝の側壁に全体的に押圧する。し
かも、その外筒はホース全体の外周に固着されて
いるので、ホース本体がニツプルの半径方向外方
に突出して変形することがない。
それゆえ、ホース本体が老化した場合にあつて
も、ホース接続部における輸送流体の漏洩を有効
に防止することができる。
以下にこの考案を図示例に基づいて説明する。
第2図はこの考案の実施例を示す断面図であ
り、第1図と同様の部分は等しい番号で示す。
ゴムまたはプラスチツク製の内外層1,2間
に、フイラメントヤーン、コードなどからなり、
好ましくは編み上げ角度が静止角よりも大きいコ
ード補強層3を埋設し、内層1の内側へ挿入した
ニツプル5を、外筒6をかしめることによつてホ
ース本体4に連結する。
このかしめ加工により、内層1の部分はニツプ
ル5の外周に設けられこ、断面形状がほぼコ字状
をなす周方向溝5b内へ確実に入り込むので、ホ
ース本体4からのニツプル5の抜け出しは十分に
防止される。
一方、ホース本体4の端面と面接触する外筒6
の内向フランジ部6aは、ホース本体4の末端と
対応する位置でニツプル5の外周に設けた周方向
溝5c内へ嵌め込む。ここで内向フランジ部6a
は、周方向溝5c内でホース本体4の軸線方向端
部側に偏つて位置し、また、その内径Dは、内向
フランジ部6aの周方向溝5c上での移動を容易
ならしめるため、第3図に示すように、溝5cの
外径D1およびニツプル外径D2との間に D1 <D <D2 の関係を有し、さらに、その厚さWは、好ましく
は溝5cの幅Wに対して1/3W〜1/2Wの関係を有
する。
このように構成したなる接続構造において内外
層1,2がともに十分な弾性力を有しているとき
には、ホース内圧の大小にかかわらず、それが作
用するに際して、ホース本体4の軸線方向内方部
分が十分な弾性変形を行うので、輸送流体の漏洩
のおそれはない。一方、内外層1,2が老化して
弾性力を失つた場合には、ホース内圧の作用に際
する補強層3の変形により、ニツプル5の外側に
位置する内外層部分がホース本体4の軸線方向内
方へ引き寄せられ、この変位にともなつて外筒6
ひいてはその内向フランジ部6aも、前述したそ
の厚さWおよび内径Dの故に、周方向溝5c内で
第3図に仮想線で示すように軸線方向内方へ変位
する。このため、内向フランジ部6aが占有する
スペース以外の部分を完全に満たした溝5cの内
層部分が、内向フランジ部6aと溝5cの側壁と
の間に挟み込まれ、ニツプル5と内層1、内層1
と内向フランジ部6aとの間の気密性が十分に維
持される。従つて、内外層1,2が老化しても、
輸送流体の漏洩のおそれがない。
以上この考案と図示例について説明したが、ニ
ツプル外周の条溝を所要に応じて増減すること、
または補強層を複数層とすることも可能である。
従つて、この考案によれば、とくに内向フラン
ジ部が周方向溝内で内層部分を圧縮することがで
きるので、ホース本体の内外層が老化したときに
も輸送流体の漏洩を十分有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す断面図、第2図はこの考
案の実施例を示す断面図、第3図はこの考案の要
部を拡大して示す断面図である。 1……内層、2……外層、3……補強層、4…
…ホース本体、5……ニツプル、5b,5c……
周方向溝、6……外筒、6a……内向フランジ
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ゴムまたはプラスチツクからなる内外層間に補
    強層を埋設したホース本体と、このホース本体の
    端部分で、内層の内側に挿入したニツプルと、ホ
    ース本体の外周にかしめ固定した外筒とを具え、
    ホース本体の端面と面接触する前記外筒の内向フ
    ランジ部を、ニツプルに設けた周方向溝内へ嵌り
    込ませたホースの接続構造において、 ニツプルに設けた周方向溝の断面形状をほぼコ
    字状に形成し、周方向溝及びその溝内へ嵌め込ま
    れた内向フランジ部により画成される空間部分
    を、内向フランジと面接触するホース本体の内層
    部分で満たしてなることを特徴とするホースの接
    続構造。
JP17601780U 1980-12-08 1980-12-08 Expired JPS6342234Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17601780U JPS6342234Y2 (ja) 1980-12-08 1980-12-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17601780U JPS6342234Y2 (ja) 1980-12-08 1980-12-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5798392U JPS5798392U (ja) 1982-06-17
JPS6342234Y2 true JPS6342234Y2 (ja) 1988-11-04

Family

ID=29968685

Family Applications (1)

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JP17601780U Expired JPS6342234Y2 (ja) 1980-12-08 1980-12-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031974A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Kurashiki Kako Co Ltd ホースの接続構造及び接続方法
JP5977650B2 (ja) * 2012-11-12 2016-08-24 株式会社ブリヂストン ホース用継手
JP2017079885A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 信越ポリマー株式会社 鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブ
JP2017093477A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 信越ポリマー株式会社 鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブ

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JPS5798392U (ja) 1982-06-17

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