JP2000320567A - 等速型自在継手用のブーツ - Google Patents

等速型自在継手用のブーツ

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JP2000320567A
JP2000320567A JP2000127172A JP2000127172A JP2000320567A JP 2000320567 A JP2000320567 A JP 2000320567A JP 2000127172 A JP2000127172 A JP 2000127172A JP 2000127172 A JP2000127172 A JP 2000127172A JP 2000320567 A JP2000320567 A JP 2000320567A
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boot
lip
universal joint
constant velocity
velocity universal
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JP2000127172A
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English (en)
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Rory Matthew Johnson
ロリー・マシュー・ジョンソン
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GKN Driveline North America Inc
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GKN Automotive Inc
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    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/84Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor
    • F16D3/843Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers
    • F16D3/845Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers allowing relative movement of joint parts due to the flexing of the cover
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J3/00Diaphragms; Bellows; Bellows pistons
    • F16J3/04Bellows
    • F16J3/041Non-metallic bellows
    • F16J3/042Fastening details
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16D3/843Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers
    • F16D3/845Shrouds, e.g. casings, covers; Sealing means specially adapted therefor enclosed covers allowing relative movement of joint parts due to the flexing of the cover
    • F16D2003/846Venting arrangements for flexible seals, e.g. ventilation holes
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/22Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
    • F16D3/223Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 かしめ一体性を向上させると共に、ブーツお
よびかしめ一体性の長期耐久性および温度耐久限度を向
上させる改良された特性を有するダイアフラムブーツと
それに対応するブーツキャンを含む等速型自在継手を提
供する。 【解決手段】 回転するダイアフラムブーツはブーツキ
ャンコネクタに結合することができる。ブーツは、長手
方向軸線を有し、ブーツキャンコネクタにはめ込まれる
かしめリップを有する環状部材を備えている。かしめリ
ップの剛性を低下させると共に圧縮性を高めるため、か
しめリップは長手方向軸線に平行な向きで半径方向に分
散した複数の開口を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、等速型自在継手用
のブーツ、特に等速型自在継手用の回転するダイアフラ
ムブーツに関する。
【0002】
【従来の技術】車両において変速機とそれに対応したプ
ロペラシャフトとを結合するために等速型自在継手が使
用されることがある。四輪駆動車では、前後のプロペラ
シャフトから対応する前後の駆動車軸へ延びているその
前後のプロペラシャフトへトランスファ・ケースを結合
するために等速型自在継手が使用される。これらの用途
に使用される等速型自在継手は、等速型自在継手の外レ
ースに固定された大型のブーツキャンコネクタ内にかし
められたブーツを備えている。この用途には一般的に回
転するダイアフラムブーツが使用されている。
【0003】回転するダイアフラムブーツは一般的に充
分に柔軟なゴムまたはシリコーン材料で形成されている
ため、そのような材料製のブーツはブーツキャンコネク
タ内にかしめられた時に圧縮可能である。しかし、車両
の作動寿命中に、等速型自在継手の軟質材料で形成され
たブーツの回転するダイアフラムとそれに組み合わされ
るブーツキャンコネクタとの間のかしめ一体性が損なわ
れるであろう。特に、等速型自在継手が極限温度に曝さ
れて作動する場合、これが生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、かしめ一
体性を向上させると共に、ブーツおよびかしめ一体性の
長期耐久性および温度耐久限度を向上させる改良された
特性を有する改良型のダイアフラムブーツおよびそれに
対応するブーツキャンを含む等速型自在継手用の改良さ
れた構造が必要とされている。
【0005】本発明の主たる目的は、回転するダイアフ
ラムブーツおよびブーツキャンを有する改良型の等速型
自在継手を提供することである。
【0006】本発明の別の目的は、両者間のかしめ一体
性を改善した回転するダイアフラムブーツおよびブーツ
キャンを有する等速型自在継手を提供することである。
【0007】本発明のさらなる目的は、高温および低温
での作動性能および耐久性特性を改善した回転するダイ
アフラムブーツを提供することである。
【0008】本発明のさらに別の目的は、ここで提供さ
れている改良型の回転するダイアフラムブーツ構造を組
み込んだ本発明に従った等速型自在継手およびプロペラ
シャフトアセンブリを提供することである。
【0009】本発明のさらに別の目的は、かしめの劣化
およびブーツの滑りを防止ために改良した構造および選
択材料による回転するダイアフラムブーツと、ブーツお
よびブーツキャン間のかしめ一体性を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明によ
れば、熱可塑性エラストマー製からなる回転するダイア
フラム形状を有するブーツを備えた改良型等速型自在継
手が提供されている。ブーツは大径のかしめリップを有
し、それから材料を除去してブーツ材料の有効剛度を低
下させることによって、ブーツとブーツキャンの間のか
しめ一体性を向上させている。
【0011】本発明の上記目的、特徴および利点を実施
するにあたり、長手方向軸線を有すると共にかしめリッ
プを有する環状部材であってブーツキャンコネクタに結
合されるブーツが提供されている。かしめリップは、ブ
ーツキャンコネクタにはめ込まれ、長手方向軸線に平行
な向きで半径方向に分散した複数の開口を有する。開口
は、かしめリップの剛性を低下させると共に圧縮性を高
める。好適な実施態様では、ブーツの半径方向に分散し
た複数の開口は、半径方向に分散した複数の穴を有す
る。別の好適な実施態様では、ブーツの半径方向に分散
した複数の開口は、半径方向に分散した複数の切り欠き
を有する。それぞれの好適な実施態様において、環状部
材は好ましくは熱可塑性材料で形成されている。
【0012】本発明に従った別の実施態様では、ハウジ
ングに取り付けることができるブーツおよびブーツキャ
ンアセンブリが提供されている。このアセンブリは、ハ
ウジングと組み合わされる第1端部を有するブーツキャ
ンコネクタを含む。ブーツキャンコネクタは、第2フラ
ンジ付き端部も有する。さらに、熱可塑性エラストマー
材料製のブーツも含まれる。ブーツは、ブーツキャンコ
ネクタの第2フランジ付き端部にはめ込まれる環状リッ
プを有する。環状リップの剛性を低下させると共に圧縮
性を高めるために、環状リップは半径方向に分散した複
数の開口を有する。
【0013】本発明によれば、環状外レースを有する等
速型自在継手が提供されている。等速型自在継手は、環
状外レースと組み合わされる第1端部と、第2フランジ
付き端部とを有するブーツキャンを含む。等速型自在継
手は、ブーツキャンコネクタの第2端部にはめ込まれる
かしめリップを有する熱可塑性ダイアフラムブーツも含
む。かしめリップの圧縮性を高めるために、かしめリッ
プは半径方向に分散した複数の開口も有する。
【0014】本発明によればさらに、等速型自在継手お
よびプロペラシャフトアセンブリが提供されている。こ
のアセンブリは、第1端部を有するプロペラシャフトを
含む。このアセンブリはさらに、プロペラシャフトの第
1端部を収容する等速型自在継手を含む。等速型自在継
手は、第1面を有する環状外レースも備えている。さら
に、大径端部と比較的小径のフランジ付き端部とを有す
るブーツキャンも含まれる。大径端部は外レースの第1
面と組み合わされる。さらに、シール端部と、プロペラ
シャフトを収容する管状ステム部分と、ブーツキャンの
比較的小径のフランジ付き端部にかしめによって固定さ
れる環状の上方反転縁部とを有する熱可塑性ブーツが含
まれる。環状の上方反転縁部の圧縮性を高めるために、
環状の上方反転縁部は半径方向に分散した複数の開口を
有する。シール端部はプロペラシャフトと協働してそれ
との間にシール状態を生じる。
【0015】本発明の上記目的および他の目的、特徴お
よび利点は、添付の図面を参照した本発明の最良の実施
態様の以下の詳細な説明から容易に明らかになるであろ
う。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の教示によれば、図1は本
発明にしたがった等速型自在継手およびプロペラシャフ
トアセンブリ10の断面図である。図1に示されている
ように、アセンブリ10はプロペラシャフト12を含
む。図示の実施形態のプロペラシャフト12はプロペラ
シャフトハウジング管14と、これに整合して結合して
いると共にそれから突出したプロペラスタブシャフト1
6とを含む。当該技術分野では周知のように、プロペラ
シャフト12は、変速機(図示せず)を駆動車軸(また
は四輪駆動車では前後車軸)に連結してトルクを変速機
から車軸に伝達する駆動軸である。
【0017】アセンブリ10はさらに等速型自在継手1
8を含む。これは外側トラック22を有する外レース2
0と、内側トラック26を有する内レース24とを備え
ている。等速型自在継手18はボールとケージのたぐい
である。等速型自在継手18は、それぞれが複数のボー
ルベアリング30の対応の1つを保持して担持する複数
の窓を有するケージ28を含むことに注意されたい。ボ
ールベアリング30は、自在継手18の外側、内側トラ
ック22、26上に載って、ケージによって支配されて
いる。
【0018】アセンブリ10はさらにグリースキャップ
32を含む。グリースキャップ32は等速型自在継手1
8の一端部に取り付けられて、継手18内に収容されて
いるグリースを保持して潤滑し続けると共に、異物およ
び汚染物質が継手18に入らないようにしている。図1
に示されているように、グリースキャップ32は、外レ
ース20の第1端部19に固定された環状フランジ33
を有する。さらに、等速型自在継手18の作動中の閉鎖
空間の膨張および収縮による圧力変動を最小限に抑える
ために、グリースキャップ32に通気手段を設けてもよ
い。通気手段は一般的にグリースキャップ32の中央ド
ーム部分の穴である。グリースキャップ32の周囲に配
置された外レース20の第1端部19に取り付けられた
アダプタ部材34も図示されている。アダプタ部材34
は、等速型自在継手18と反対側にスプライン付き内孔
36を有している。スプライン付き内孔36は、プロペ
ラシャフト12および等速型自在継手18を別の車両構
成部材、たとえば変速機またはトランスファ・ケース
(図示せず)に結合できるようにする。したがって、変
速機またはトランスファ・ケースは、アダプタ部材34
のスプライン付き内孔36にはまるスプラインシャフト
を備えて、変速機またはトランスファ・ケースがプロペ
ラシャフト12に動力伝達を行うことができるようにし
ている。
【0019】本発明によれば、アセンブリ10はさらに
ブーツ38およびブーツキャン40を含む。図2の斜視
図および図3a〜3b、図4a〜4bおよび図5a〜5
bに示されているように、ブーツ38およびブーツキャ
ン40でサブアセンブリ41を形成することができる。
図4aに示されているように、ブーツ38は長手方向軸
線42を有する環状部材である。ブーツ38は第1環状
ネック部材44を有し、これがプロペラシャフト12
(特にプロペラスタブシャフト16)に係合して等速型
自在継手とプロペラシャフト12の間をシールすること
によって、(グリースキャップ32と同様に)グリース
が継手18から流出できないようにすると共に、水など
の異物または汚染物質が継手18に流入してその作動を
妨害することがないようにしている。図1を参照する
と、ブーツ38の第1環状ネック部材44は環状クラン
プ46などの締結具でプロペラスタブシャフト16に取
り付けられてその間のシールを維持している。一旦継手
18の内部キャビティにグリースが部分的に充てんされ
て密封されると、継手は潤滑され、好ましくはメンテナ
ンスを必要としないで全寿命にわたって潤滑されるた
め、等速型自在継手18のこのようなシールおよび保護
が望ましい。
【0020】ブーツ38は好ましくはコンボリュートさ
れない(non-covoluted)回転するダイアフラムブーツ
である。図1、図4aおよび図5aの断面図で示されて
いるように、ブーツ38は第1環状ネック部材44から
ステム部分45に移行し、次にステム部分45から外向
き湾曲(回転するダイアフラム)部分48に移行し、さ
らにそれから第2環状端部50に移行し、これにかしめ
リップ51が設けられている。第2環状端部50は第1
環状ネック部材44より比較的大径である。ステム部分
45は実質的に円錐台の形状を有し、プロペラスタブシ
ャフト16を収容する長手方向開口47が貫通してい
る。図4bおよび図5bの拡大図で示されているよう
に、第2環状端部50は、ブーツ38の他の壁部分より
肉厚のかしめリップ51を備えている。ブーツ38の回
転するダイアフラムの形状は、急角度で曲がった状態で
過度の力がブーツ38に加わることの低減を助長する。
【0021】ブーツキャン40は、ブーツ38を等速型
自在継手18に結合するための手段を提供している。ブ
ーツキャン40は、比較的小径のブーツ38を等速型自
在継手18の比較的大径の外レース20(またはその第
2面21)に取り付けることができるようにするコネク
タである。図1〜図4bに示されているように、ブーツ
キャン40は、等速型自在継手18の外レース20の第
2面21(すなわち、外レース20の、グリースキャッ
プ32と組み合わされる端部と反対側に位置する端部)
に取り付けられる環状フランジ53を備えた外端部52
を有する。ブーツキャン40は好ましくは金属製であ
る。
【0022】ブーツキャン40を自在継手18の外レー
ス20に取り付けやすくするために、ブーツキャン40
の外端部52の周辺部に複数の穴または開口55が分散
させて配置されており、これらは等速型自在継手18の
外レース20の内孔(図示せず)に一致している。した
がって、ボルト57(図1に最良に示されている)など
を使用してブーツキャン40と外レース20の対応部材
とを締め付けることによって、ブーツキャン40を等速
型自在継手18に機械的に固定することができる。ブー
ツキャン40の他端部56は、ブーツキャン40の中心
の方へ内向きに曲がったフランジ58を備えている。サ
ブアセンブリ41を組み付けるために、ブーツ38およ
びブーツキャン40を(図1、図2、図3aおよび図3
b、図4aおよび図4b、図5aおよび図5bに示され
ているように)配置して、第2環状部分50(特にかし
めリップ51)をブーツキャン40の内向きに曲がった
フランジ58に(図4aおよび図4bの「未かしめ状態
の」詳細に示されているように)はめ込む。次に、内向
きに曲がったフランジ58をかしめてその内部にかしめ
リップ51を固定し、これによって図5aおよび図5b
の「かしめ状態」の詳細で示されているようにブーツ3
8およびブーツキャン40を結合する。
【0023】本発明に従った好適な実施形態が図6a〜
図6cに示されている。これには熱可塑性エラストマー
材料製のブーツ38が示されている。熱可塑性特性によ
って、そのような用途に一般的に使用されるゴムまたは
シリコーン材よりも剛直または硬いブーツが得られるた
め、ブーツ38に得られる安定性および環境汚染物質に
対する抵抗性が向上する。図6a、図6bおよび図6c
に示されているブーツ38の第1実施形態に示されてい
るように、複数の切り欠き60がかしめリップ51に形
成されている。各切り欠き60はかしめリップ51の外
周に沿って軸線42から同じ半径方向位置で分散させら
れている。非常に好適な実施形態では、各切り欠き60
が、図6bに示されているように、かしめリップ51の
外周を取り囲んで半径方向に分散したパターンで間隔を
置いて配置されている。このため、かしめリップ51用
に切り欠き60構造を有するブーツ38では、(切り欠
き60のために)にかしめリップ51の材料が削減され
ることによって熱可塑性材料の有効剛度が低下し、それ
によってかしめリップ51が改良型半径方向ばねと同様
な特性を有するため、圧縮性の向上を含めて特性が改善
される。したがって、(ブーツ38の)かしめリップ5
1と(ブーツキャン40の)のフランジ付き縁部58と
の間のかしめシールの一体化が改善され、本発明の目的
にしたがって、かしめ一体化が車両の寿命全体にわたっ
て改善されると共に、熱可塑性材料が低温に良好に耐え
ることができるため、低温作動時の性能も改善される。
熱可塑材料はまた、切り欠き60によるかしめリップ5
1の材料の欠損に耐えることができるほど充分に剛直で
堅固である。
【0024】従来技術では、熱可塑性エラストマー(T
PE)材料は、圧縮特性が低いために回転するダイアフ
ラムブーツに使用することは一般的に考えられていなか
った。しかし、回転するダイアフラム形状と本発明に従
ったかしめリップ51構造の1つとを有するTPE製の
ブーツは、材料の削減のために圧縮特性が向上するた
め、有効剛性が低下する。このように、かしめシールの
一体性が改善される。
【0025】本発明に従ったブーツ38の第2実施形態
が図7に示されており、ブーツ38’として表されてい
る。ここに開示されている第2実施形態では、一貫性と
参照しやすさを得るために先行の実施形態と同様な部材
の多くが同一の参照番号にプライム記号(’)を付けて
示されていることに注意されたい。図6a〜図6cの第
1実施形態の場合と同様に、ブーツ38’は好ましくは
熱可塑性材料製である。しかし、切り欠き60の代わり
に、変更形かしめリップ51’構造が設けられている。
図7a、図7bおよび図7cに示されているように、か
しめリップ51’の内部に比較的小さい複数の開口62
が形成されている。開口62は、特に本実施形態では図
7bに示されているように、かしめリップ51’の厚さ
より小さい直径を有する穴として示されている。先行実
施形態の場合と同様に、開口62はかしめリップ51’
の外周に沿って長手方向軸線42’から均一に半径方向
に分散している。さらに好ましくは、開口62はかしめ
リップ51’を取り囲んで半径方向に分散したパターン
で間隔を置いて配置されている。(図7bの7c−7c
線に沿った)図7cの側部断面図に示されているよう
に、各開口はかしめリップ51’内に部分的に入り込ん
でいる。
【0026】1つの実施形態では、切り欠き60および
開口62の寸法はかしめリップ51の厚さの35%〜7
0%である。もちろん、切り欠き60および開口62
は、本発明の目的に従って所望のかしめ特性を得るため
に適当かつ必要とみなされる寸法および/または形状を
とることができると考えられる。さらに、切り欠き60
および開口62をそれぞれブーツ38、38’への型込
めまたは他の方法で形成することもできると考えられ
る。
【0027】このため、圧縮状態のかしめリップ51の
厚さの比は、未圧縮状態のかしめリップ51の厚さの約
50%〜70%である。切り欠き60または開口62を
使用することによって、必要な標準かしめ力を約50%
まで減少させることができる。このように、変更形状で
は有効剛度が低下しており、ブーツ38へのブーツキャ
ン40の圧縮度を大きくすることができる。この形式の
熱可塑性エラストマーの回転するダイアフラムブーツ3
8、38’はさらに、作動寿命全体にわたって、特に低
温作動時に良好なシール一体性を有する。
【0028】以上に好適な実施形態を参照しながら本発
明を特別に図示して説明してきたが、発明の精神および
範囲から逸脱することなく形状および詳細に様々な変更
を加えることができることは、当該技術分野の専門家に
は明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従った等速型自在継手およびプロペラ
シャフトアセンブルの断面図である。
【図2】本発明に従ったブーツおよびブーツキャンアセ
ンブリの斜視図である。
【図3】図2に示されているブーツおよびブーツキャン
アセンブリの側面図(a)と正面図(b)である。
【図4】未かしめ状態にある図3aに示されたブーツお
よびブーツキャンアセンブリのA−A線に沿った断面図
(a)とその円で囲んだ部分の拡大詳細図(b)であ
り、ブーツキャン内にはめ込まれたブーツのかしめリッ
プが未かしめ状態に示されている。
【図5】かしめ状態にある図3aに示されたブーツおよ
びブーツキャンアセンブリのA−A線に沿った断面図
(a)とその円で囲んだ部分の拡大詳細図(b)であ
り、ブーツキャン内にはめ込まれたブーツのかしめリッ
プがかしめ状態に示されている。
【図6】本発明に従ったブーツの第1実施形態の斜視図
(a)、正面図(b)及び6c−6c線に沿った断面図
(c)である。
【図7】 本発明に従ったブーツの第2実施形態の斜視
図(a)、正面図(b)及び6c−6cに沿った断面図
(c)である。
【符号の説明】
38 ブーツ、 40 ブーツキャン、 42 長手方
向軸線、44 第1ネック部分、 45 ステム部分、
51 かしめリップ、60 切り欠き

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーツキャンコネクタに結合することが
    できるブーツであって、 円筒形ネック部材と、 長手方向軸線を有し、ブーツキャンコネクタにはめ込ま
    れるかしめリップを有する環状部材とを備え、前記かし
    めリップの剛性を低下させると共に圧縮性を高めるため
    に、前記かしめリップは前記長手方向軸線に平行な向き
    で半径方向に分散した複数の開口を有するブーツ。
  2. 【請求項2】 前記半径方向に分散した複数の開口は、
    円周方向に等間隔に設けられた複数の穴である請求項1
    記載のブーツ。
  3. 【請求項3】 前記半径方向に分散した複数の開口は、
    円周方向に等間隔に設けられて半径方向に分散した複数
    の切り欠きである請求項1記載のブーツ。
  4. 【請求項4】 前記環状部材は、熱可塑性材料で形成さ
    れている請求項1記載のブーツ。
  5. 【請求項5】 等速型自在継手の外レースに取り付けら
    れるブーツおよびブーツキャンアセンブリであって、 外レースと組み合わされる第1端部と、第2フランジ付
    き端部とを有するブーツキャンコネクタと、 熱可塑性材料で形成されて、前記ブーツキャンコネクタ
    の前記第2フランジ付き端部にはめ込まれるかしめリッ
    プを有する環状部材を備えたブーツとを備え、前記かし
    めリップの剛性を低下させると共に圧縮性を高めるため
    に、前記かしめリップは半径方向に分散した複数の開口
    を有するブーツ。
  6. 【請求項6】 前記半径方向に分散した複数の開口は、
    円周方向に等間隔に設けられた複数の穴である請求項5
    記載のブーツ。
  7. 【請求項7】 前記半径方向に分散した複数の開口は、
    円周方向に等間隔に設けられた複数の切り欠きである請
    求項5記載のブーツ。
  8. 【請求項8】 外レースと組み合わされる第1端部と、
    第2フランジ付き端部とを有するブーツキャンと、 そのブーツキャンの前記第2端部にはめ込まれるかしめ
    リップを有する熱可塑性転動ダイアフラムブーツとを備
    え、前記かしめリップの圧縮性を高めるために、前記か
    しめリップは半径方向に分散した複数の開口を有する等
    速型自在継手アセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記半径方向に分散した複数の開口は、
    半径方向に分散した複数の穴を有する請求項8記載の等
    速型自在継手アセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記半径方向に分散した複数の開口
    は、半径方向に分散した複数の切り欠きを有する請求項
    8記載の等速型自在継手アセンブリ。
  11. 【請求項11】 第1端部を有するプロペラシャフト
    と、 そのプロペラシャフトの前記第1端部を収容することが
    でき、第1面を有する外レースを備えた等速型自在継手
    と、 大径端部と小径のフランジ付き端部とを有し、前記大径
    端部が外レースの第1面と組み合わされるブーツキャン
    と、 シール端部と、前記プロペラシャフトを収容する管状ス
    テム部分と、前記ブーツキャンの前記小径フランジ付き
    端部にかしめによって固定される環状の上方反転縁部と
    を有する熱可塑性ブーツとを備え、前記環状の上方反転
    縁部の圧縮性を高めるために、その環状の上方反転縁部
    は半径方向に分散した複数の開口を有しており、前記シ
    ール端部は前記プロペラシャフトと協働してそれとの間
    にシール状態を生じるようにした等速型自在継手および
    プロペラシャフトアセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記半径方向に分散した複数の開口
    は、半径方向に分散した複数の穴を有する請求項11記
    載の等速型自在継手およびプロペラシャフトアセンブ
    リ。
  13. 【請求項13】 前記半径方向に分散した複数の開口
    は、半径方向に分散した複数の切り欠きを有する請求項
    11記載の等速型自在継手およびプロペラシャフトアセ
    ンブリ。
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