JP2008101712A - ブーツ取付構造 - Google Patents

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重美 田中
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Abstract

【課題】長期にわたって安定してシール機能を発揮できるブーツ取付構造を提供する。
【解決手段】等速自在継手の内側継手部材に連結されたシャフト32と、シャフト32に外嵌される等速自在継手用ブーツとを取付けるブーツ取付構造である。第1シール部S1と第2シール部S2とを有する。第1シールS1は、バンド装着部31にブーツバンド36を締付けた状態でバンド装着部31の内径面が圧接するシャフト32のブーツ取付部33に設けられる周方向凹溝42と、バンド装着部31の内径面に設けられて周方向凹溝42に嵌合する膨出部35とを有する。第2シール部S2は、周方向凹溝42よりもブーツ内部側に設けられるシャフト周溝50と、バンド装着部31に設けられてブーツバン36の締付け状態でシャフト周溝50に圧潰状に嵌合する断面舌状の突起部51とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブーツ取付構造に関し、特に、等速自在継手の内側継手部材に連結されたシャフトと、等速自在継手用ブーツとを取付けるブーツ取付構造に関するものである。
自動車エンジンからの駆動力を車輪に伝達するドライブシャフトは、中空あるいは中実上の中間軸の両端部にそれぞれ等速自在継手をトルク伝達可能に結合させたユニット構造を有する。すなわち、図2に示すように、このドライブシャフト中間軸1の一方の端部1aに摺動型等速自在継手2がセレーション嵌合等によりトルク伝達可能に結合され、他方の端部1bに固定型等速自在継手3がセレーション嵌合等によりトルク伝達可能に結合される。
摺動型等速自在継手2は、この場合、トリポード型等速自在継手であって、外側継手部材4と、内側継手部材としてのトリポード部材5と、トルク伝達部材としてのローラ6を主要な構成要素としている。そして、トリポード部材5はボス9と脚軸7とを備え、ボス9にはシャフト1の端部1aとトルク伝達を可能に結合するスプラインまたはセレーション孔が形成してある。また、脚軸7にローラ6が装着され、外側継手部材4とシャフト1との間にブーツ8が装着されている。
固定型等速自在継手3は、内球面にトラック溝が形成された外側継手部材10と、外球面にトラック溝が形成された内側継手部材11と、前記外側継手部材10のトラック溝と内側継手部材11のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボール12と、前記外側継手部材10と内側継手部材11との間に介在してボール12を保持するケージ13とを備える。そして、内側継手部材11にはシャフト1の端部1bとトルク伝達可能に結合するスプラインまたはセレーション孔が形成してある。また、外側継手部材10とシャフト1との間にブーツ14が装着されている。
すなわち、ドライブシャフトにおいては、等速自在継手の内部に封入されたグリースの漏れを防止したり、あるいは、等速自在継手の内部への異物の侵入を防止したりする目的から、中間軸の端部と等速自在継手との間に密封用ブーツ8、14を装着するのが一般的である。
摺動型等速自在継手2のブーツ8は、外側継手部材4に固定される大径部15と、シャフト1に固定される小径部16と、大径部15と小径部16との間に設けられる蛇腹部17とを有する。そして、大径部15と小径部16とはそれぞれブーツバンド18(図3参照)が装着されることによって固定される。なお、固定型等速自在継手3のブーツ14も同様の構成からなる。また、ブーツとしては樹脂製ブーツとゴム製ブーツとに大別され、一般的に、固定型等速自在継手3が樹脂ブーツを使用し、摺動型等速自在継手2がゴム製ブーツを使用される。
ところで、ブーツ8の小径部16をシャフト1に装着するための構造として、図3に示すように、ブーツ8の小径部16の内周に環状の凸部20を設け、シャフト1のブーツ取付部21に凸部20が嵌合するブーツ溝22を設けたものがある(特許文献1)。
このように、特許文献1に記載のものでは、ブーツ8の環状の凸部20をシャフト1のブーツ溝22に嵌合させるとともに、ブーツ溝22の軸方向両端部側に凸条部23、23を設け、この凸条部23、23を、ブーツ8の小径部16であって凸部20を省く部位に食い込ませている。
また、従来には、蛇腹部17の小径部側端部にシャフト外周面に圧接するリブを設けたものがある(特許文献2)。
特開2002−39383号公報 特開平6−185532号公報
特許文献1等のようなものでは、凸条部23、23の食い込み量を規制することによって、シール性を向上させるものである。しかしながら、摺動型等速自在継手においては、ブーツ8は軸方向に伸縮したり、等速自在継手軸線に対して傾斜したりする。このため、ブーツ8の小径部16がシャフト1のブーツ取付部21に対して軸方向にずれたりして、長期にわたって安定したシール機能を発揮することができない。
また、前記特許文献2に記載のものでは、リブがバンド装着部から離れた位置に設けられ、ブーツバンドの締付によってリブがシャフト外周面に圧接するものではない。このため、リブのシャフト外周面に対する圧接が不安定であり、このリブによるシール効果は少ない。
このように、摺動型等速自在継手の摺動動作等に対応(追従)して、長期にわたって安定してシール機能を発揮できるブーツ取付構造はなかった。
本発明は、上記課題に鑑みて、長期にわたって安定してシール機能を発揮できるブーツ取付構造を提供する。
本発明のブーツ取付構造は、等速自在継手の内側継手部材に連結されたシャフトと、このシャフトに外嵌される等速自在継手用ブーツとを取付けるブーツ取付構造において、ブーツのバンド装着部にブーツバンドを締付けた状態でバンド装着部の内径面が圧接するシャフトのブーツ取付部に設けられる周方向凹溝と、前記バンド装着部の内径面に設けられて前記周方向凹溝に嵌合する膨出部とを有する第1シール部と、前記周方向凹溝よりもブーツ内部側に設けられるシャフト周溝と、バンド装着部に設けられてブーツバンドの締付け状態で前記シャフト周溝に圧潰状に嵌合する断面舌状の突起部とを有する第2シール部とを備えたものである。
本発明によれば、第1シール部においては、バンド装着部の内径面がシャフトのブーツ取付部に圧接するので、シール機能を発揮するとともに、シャフト側の周方向凹溝にブーツのバンド装着部側の膨出部が嵌合して、バンド装着部のシャフト軸方向のずれを規制することができる。第2シール部においては、断面舌状の突起部がシャフト周溝に圧潰状に嵌合するので、シール機能を発揮するとともに、バンド装着部のシャフト軸方向のずれも規制することができる。
周方向凹溝の軸方向端部側に設けられる周方向凸隆部が、バンド装着部の膨出部の軸方向端部側において圧接するのが好ましく、また、前記第2シール部のバンド装着部側の突起部が、外径側から内径側に向かってブーツ内部側に傾斜するものであっても、シャフト周溝の周方向凹溝側の側壁が内径側から外径側に向かって周方向凹溝側に傾斜する傾斜壁であるとともに、シャフト周溝の反周方向凹溝側の側壁がシャフト軸方向に対して直交する平面に対して平行に配置される鉛直壁であってもよい。周方向凹溝側の側壁の傾斜壁では、突起部の傾斜に対応してこの突起部を安定した状態で受けることができ、また、反周方向凹溝側の側壁の垂直壁では、等速自在継手が作動角をとった場合にも突起部を受けることができる。
本発明では、第1シール部及び第2シール部においては、バンド装着部のシャフト軸方向のずれを規制することができる。このため、第1シール部及び第2シール部によるシール機能を効果的に発揮でき、シール装置として優れる。特に、第2シール部では、ブーツバンドの締付け状態で、ブーツ側の断面舌状の突起部がシャフト周溝に圧潰状に嵌合するので、ブーツ側の突起部とシャフトとの間に圧力構造が形成される。このため、等速自在継手が作動角をとった場合にも、突起部とシャフト周溝の両側壁とに圧力が保持され、ブーツ内のグリース等の潤滑材のブーツ装着部側への侵入を阻止でき、信頼性の高い高品質のブーツ取付構造を提供できる。
ドライブシャフト組立工程において、第2シール部の突起部をシャフト周溝に嵌合させることによって、バンド装着部のシャフトのブーツ取付部への位置決めを行うことができ、組立性の向上を図ることができる。
ところで、ドライブシャフト組立工程においては、ブーツをシャフトに外嵌してブーツバンドを締付ける前に、ブーツ内へグリース等の潤滑材を封入することになる。このように、潤滑材を封入したとしても本発明では、第2シール部の突起部がシャフト周溝に嵌合しているので、シャフトの周方向凹溝(ブーツ溝)への潤滑材侵入を防止できる。このため、ブーツバンドを締付後において、バンド装着部からの潤滑材のにじみを防止できる。
第1シール部においては、シャフトの周方向凸隆部がバンド装着部の膨出部の軸方向端部側において圧接することによって、第1シール部によるシール機能の向上を図ることができる。
第2シール部のバンド装着部側の突起部が、外径側から内径側に向かってブーツ内部側に傾斜する場合、突起部はシャフトからの反力を斜め方向から受けることになって、圧潰による突起部の損傷を防止でき、しかも、シャフト軸方向と直交する場合と相違してバンド装着部のシャフトへの装着作業(外嵌作業)の容易化を図ることができる。周方向凹溝側の側壁の傾斜壁では、突起部の傾斜に対応してこの突起部を安定した状態で受けることができる。また、反周方向凹溝側の側壁の垂直壁では、等速自在継手が作動角をとった場合にも突起部を受けることができるので、突起部の溝に対する追従性に優れ、突起部の寿命を延ばすことができる。
以下本発明の実施の形態を図1と図2に基づいて説明する。
図1(a)は装着前の本発明のブーツ取付構造を示し、図1(b)は装着後の本発明のブーツ取付構造を示す。このブーツ取付構造は、ブーツ30の小径部31をシャフト32に装着するための構造である。ブーツ30は、前記小径部(バンド装着部)31と、この小径部31に連設される蛇腹部(図示省略)と、この蛇腹部に連設されて等速自在継手の外側継手部材に装着される大径部(図示省略)とを備える。
ブーツ取付構造は、第1シール部S1と第2シール部S2とを備える。第1シール部S1は、シャフト32のブーツ取付部33に設けられる周方向凹溝42と、前記バンド装着部の内径面に設けられる膨出部35とを有し、第2シール部S2は、前記周方向凹溝42よりもブーツ内部側に設けられるシャフト周溝50と、バンド装着部31に断面舌状(先端が凸アール状とされた扁平鋭角三角形状)の突起部51とを有する。
すなわち、ブーツ30の小径部31に、内周面側に環状の前記膨出部35を設け、外周面側にブーツバンド36用の周方向溝37を設けている。この場合、膨出部35と周方向溝37とは相対面する。ブーツ30の小径部31は、反蛇腹部側の薄肉端部31aと、前記膨出部35を構成する厚肉部31bと、蛇腹部側の薄肉端部31cとを備え、薄肉端部31aと厚肉部31bとは、内周面がテーパ面38とされた連設部39にて連設され、厚肉部31bと薄肉端部31cとは、内周面がテーパ面40とされた連設部41にて連設されている。また、周方向溝37は、その反蛇腹部側の端縁が連設部39に対応し、その蛇腹部側が連設部41に対応する。
また、シャフト32のブーツ取付部33に膨出部35が嵌合する前記周方向凹溝42を設けている。この周方向凹溝42の軸方向端部には、周方向凸隆部43、44が設けられている。この周方向凸隆部43、44は、それぞれ、大径の本体部43a、44aと、周方向凹溝42側のテーパ部43b、44bと、反周方向凹溝側のテーパ部43c、44cとを有する。
このため、図1(b)に示すように、このブーツ30の小径部(バンド装着部)31をシャフト32のブーツ取付部33に装着した状態で、薄肉端部31aが周方向凸隆部43の本体部43aに対応し、連設部39がテーパ部43bに対応し、厚肉部31bが周方向凹溝42に対応し、連設部41がテーパ部44bに対応し、薄肉端部31cが周方向凸隆部44の本体部44aに対応する。
ブーツ30の小径部(バンド装着部)31をシャフト32のブーツ取付部33を外嵌した状態で、ブーツバンド36を周方向溝37に嵌合して、締付ける。これによって、ブーツ30の小径部(バンド装着部)31をシャフト32のブーツ取付部33に装着することができる。この際、ブーツ30の膨出部35がシャフト32の周方向凹溝42に圧接状に嵌合するとともに、周方向凹溝42の軸方向端部側に設けられる周方向凸隆部43,44が、バンド装着部31の膨出部35の軸方向端部側、つまり薄肉端部31a、31cに圧接する。これによって、第1シール部S1がシール装置として機能する。
また、第2シール部S2のシャフト周溝50は、シャフト32の周方向凸隆部44のジョイント本体側に設けられる。シャフト周溝50は、円周方向凹溝側の側壁が内径側から外径側に向かって円周方向凹溝側に傾斜する傾斜壁50aであるとともに、凹溝側のジョイント本体側壁がシャフト軸方向に対して直交する平面と平行に配置される鉛直壁50bである。
バンド装着部31側の突起部51は、外径側から内径側向かってブーツ内部側に傾斜している。この場合、前記傾斜壁50aの傾斜角度αと、突起部51の内面51aの傾斜角度βとが略同一に設定されている。ここで、略同一には、同一の場合と、傾斜角度αよりも傾斜角度βが僅かに大きい場合と、傾斜角度βよりも傾斜角度αが僅かに大きい場合とを含むものである。
図1(b)に示すように、ブーツバンド36を締付けた状態では、前記シャフト周溝50に突起部51が圧潰状に嵌合する。このため、この第2シール部S2がシール装置として機能する。
本発明のブーツ取付構造では、第1シール部S1においては、バンド装着部31の内径面がシャフト32のブーツ取付部33に圧接するので、シール機能を発揮するとともに、シャフト側の周方向凹溝42にブーツ30のバンド装着部側の膨出部35が嵌合して、バンド装着部31のシャフト軸方向のずれを規制することができる。第2シール部S2においては、断面舌状の突起部51がシャフト周溝50に圧潰状に嵌合するので、シール機能を発揮するとともに、バンド装着部31のシャフト軸方向のずれも規制することができる。このため、第1シール部S1及び第2シール部32によるシール機能を効果的に発揮でき、シール装置として優れる。特に、第2シール部S2では、ブーツバンド36の締付け状態で、ブーツ側の断面舌状の突起部51がシャフト周溝50に圧潰状に嵌合するので、ブーツ側の突起部51とシャフト32との間に圧力構造が形成される。このため、等速自在継手が作動角をとった場合にも、突起部51とシャフト周溝50の両側壁とに圧力が保持され、ブーツ内のグリース等の潤滑材のブーツ装着部側への侵入を阻止でき、信頼性の高い高品質のブーツ取付構造を提供できる。
ドライブシャフト組立工程において、第2シール部S2の突起部51をシャフト周溝50に嵌合させることによって、バンド装着部31のシャフト32のブーツ取付部33への位置決めを行うことができ、組立性の向上を図ることができる。
ところで、ドライブシャフト組立工程においては、ブーツ30をシャフト32に外嵌してブーツバンド36を締付ける前に、ブーツ内へグリース等の潤滑材を封入することになる。このように、潤滑材を封入したとしても本発明では、第2シール部S2の突起部51がシャフト周溝50に嵌合しているので、シャフト32の周方向凹溝(ブーツ溝)42への潤滑材侵入を防止できる。このため、ブーツバンド36を締付後において、バンド装着部31からの潤滑材のにじみを防止できる。
第1シール部S1においては、シャフト32の周方向凸隆部43,44がバンド装着部31の膨出部35の軸方向端部側において圧接することによって、第1シール部S1によるシール機能の向上を図ることができる。
第2シール部S2のバンド装着部側の突起部51が、外径側から内径側に向かってブーツ内部側に傾斜する場合、突起部51はシャフト32からの反力を斜め方向から受けることになって、圧潰による突起部51の損傷を防止でき、しかも、シャフト軸方向と直交する場合と相違してバンド装着部31のシャフト32への装着作業(外嵌作業)の容易化を図ることができる。周方向凹溝側の側壁の傾斜壁50aでは、突起部51の傾斜に対応してこの突起部51を安定した状態で受けることができ、また、反周方向凹溝側の側壁の垂直壁50aでは、等速自在継手が作動角をとった場合にも突起部51を受けることができるので、突起部51のシャフト周溝50に対する追従性に優れ、突起部51の寿命を延ばすことができる。
このように、本発明のブーツ取付構造では、ブーツ内部のグリース等の潤滑材がブーツ小径部(バンド装着部31)への侵入を阻止して、信頼性の高い良品のブーツ取付構造を提供できる。したがって、摺動型等速自在継手に本発明のブーツ取付構造を用いれば、摺動型等速自在継手の摺動動作等に対応(追従)して、長期にわたって安定してシール機能を発揮でき、グリース漏れやブーツ内への異物の侵入を回避することができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、等速自在継手としては、このブーツ取付構造では、摺動型等速自在継手が好ましいが、固定型等速自在継手であっても、摺動型等速自在継手であってもよい。また、ブーツ30は、クロロプレンゴム(CRゴム)等のゴムブーツを対象とする。さらに、ブーツバンド36としては、いわゆるワンタッチ式ブーツバンドやオメガバンド等の種々のものを使用することができる。
また、ブーツ側の突起部51の傾斜角度βおよびこれに対応するシャフト周溝50の傾斜壁50aの傾斜角度α、突起部51の肉厚、突起部51の突出長さ等は、ブーツバンド36をバンド装着部31に締付けた際に、突起部51がシャフト周溝50が圧潰状に嵌合できて、シール機能を発揮することができる範囲で任意に変更できる。また、シャフト周溝50の形状としても、図例のものに限るものではなく、ジョイント本体側壁を垂直壁50bとせずに傾斜壁としてもよく、突起部51も、その先端形状は凸アール状でなくてもよい。
本発明の実施形態を示すブーツ取付構造を示し、(a)は装着前の断面図であり、(b)は装着状態の断面図である。 シャフトに等速自在継手を装着した状態の断面図である。 従来のブーツ取付構造を示し、(a)は装着前の断面図であり、(b)は装着状態の断面図である。
符号の説明
30 ブーツ
31 バンド装着部
32 シャフト
33 ブーツ取付部
35 膨出部
36 ブーツバンド
42 周方向凹溝
43 周方向凸隆部
44 周方向凸隆部
50 シャフト周溝
50a 傾斜壁
50b 鉛直壁
51 突起部
S1 シール部
S2 シール部

Claims (4)

  1. 等速自在継手の内側継手部材に連結されたシャフトと、このシャフトに外嵌される等速自在継手用ブーツとを取付けるブーツ取付構造において、
    ブーツのバンド装着部にブーツバンドを締付けた状態でバンド装着部の内径面が圧接するシャフトのブーツ取付部に設けられる周方向凹溝と、前記バンド装着部の内径面に設けられて前記周方向凹溝に嵌合する膨出部とを有する第1シール部と、
    前記周方向凹溝よりもブーツ内部側に設けられるシャフト周溝と、バンド装着部に設けられてブーツバンドの締付け状態で前記シャフト周溝に圧潰状に嵌合する断面舌状の突起部とを有する第2シール部とを備えたことを特徴とするブーツ取付構造。
  2. シャフトの周方向凹溝の軸方向端部側に設けられる周方向凸隆部が、バンド装着部の膨出部の軸方向端部側において圧接することを特徴とする請求項1のブーツ取付構造。
  3. 前記第2シール部のバンド装着部側の突起部が、外径側から内径側に向かってブーツ内部側に傾斜することを特徴とする請求項1又は請求項2のブーツ取付構造。
  4. シャフト周溝は、周方向凹溝側の側壁が内径側から外径側に向かって周方向凹溝側に傾斜する傾斜壁であるとともに、反周方向凹溝側の側壁がシャフト軸方向に対して直交する平面と平行に配置される鉛直壁であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかのブーツ取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010059907A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Kayaba Ind Co Ltd ベーンポンプ
JP2014043890A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Ntn Corp グリース充填方法および装置

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