JP2006057685A - 等速ジョイント用ブーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャフトが異常移動するとブーツの蛇腹部を噛み込む可能性があった。
【解決手段】 本発明の等速ジョイント用ブーツは、外輪に取付けられた第一固定部13と、シャフトに取付けられた第二固定部14に、シャフトが所定作動角になったとき互いに当接する当り面19,20を等速ジョイントの作動部側に設けたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主に車両用に使用され、任意の作動角度において、回転および駆動トルクを等速で伝達する等速ジョイントに用いる等速ジョイント用ブーツに関する。
一般に等速ジョイント用のブーツは、等速ジョイントの内部のグリース漏れや外部からの水侵入を防止し、等速ジョイントの滑らかな回転と耐久性を確保するものであった。このブーツは蛇腹部形状のブーツであった。しかし、等速ジョイントと連結されたシャフトの移動により等速ジョイントの外輪端面とシャフト間に前記蛇腹部の一部が挟まれて噛み込み、ブーツが短寿命になるという問題があった。
そのため、蛇腹の膜長を十分に確保し、等速ジョイント外輪に取付けられる大径取付部外径より、隣接する隣の山径を小さくし、さらに、その間の山谷径の段差を確保することにより、噛み込み防止と装着性の向上手段(特許文献1参照)が提案されている。
特開2000−337399号公報
前述した噛み込み防止構造は、シャフトの通常使用を考慮しただけのものであるため、等速ジョイントの車両への組み込み時を考えると、通常使用時のシャフトの必要最大角以上にシャフトを移動させて組み立てることがあり、その場合この構造が必要最大角以上にシャフトが移動しても蛇腹部の噛み込みを防止できるか不明であった。また、蛇腹部の寸法を規制しているため、ブーツの大きさや取付状態にあった最適寸法を見つけ出すためには多大な時間と労力が必要であった。
本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、ブーツの車両への組み込み作業時において蛇腹部の噛み込みを防止した等速ジョイント用ブーツを提供することにある。
本発明の等速ジョイント用ブーツは、等速ジョイントの外輪に取付けられた第一固定部と、等速ジョイント内輪と連結されたシャフトに取付けられた第二固定部と、前記第一固定部と第二固定部を連結し等速ジョイントの作動部を覆ってなる蛇腹部とからなり、前記シャフトが所定作動角に移動したとき前記第一固定部と第二固定部の作動部側に互いに当接する当り面を設けたものである。
このことにより、シャフトが所定作動角に移動したとき両固定部に設けた当り面が当接するので、それ以上の移動が阻止されて蛇腹部が噛み込むことがない。
また、等速ジョイント用ブーツは、前記シャフトが所定作動角になったときシャフトと当接する当り面を前記第一固定部の作動部側に設けてもよい。
さらに、等速ジョイント用ブーツは、ベアリングを介して等速ジョイントの外輪を支持する支持体に取付けられた第一固定部と、等速ジョイントの内輪と連結されたシャフトにベアリングを介して取付けられた第二固定部と、前記第一固定部と第二固定部を連結し等速ジョイントの作動部を覆ってなる蛇腹部とからなり、前記シャフトが所定作動角に移動したとき前記第一固定部と第二固定部の前記作動部側に互いに当接する当り面を設けたものである。
このことにより、シャフトが所定作動角に移動したとき両固定部に設けた当り面が当接するので、それ以上の移動が阻止されて蛇腹部が噛み込むことがないとともに、外輪とシャフトはベアリングが取付けられているので回転がスムースに行われる。
また、第一固定部に当り面を設けるのでなく、前記支持体と第二固定部の作動部側に互いに当接する当り面を設けても良い。
さらに、等速ジョイント用ブーツは、ベアリングを介して等速ジョイントの外輪を支持する支持体に取付けられた第一固定部と、等速ジョイントの内輪と連結されたシャフトにベアリングを介して取付けられた第二固定部と、前記第一固定部と第二固定部を連結し等速ジョイントの作動部を覆ってなる蛇腹部とからなり、前記シャフトが所定作動角に移動したとき前記第一固定部と第二固定部ならびに蛇腹部が当接する当り面を設け、かつ前記蛇腹部の当り面を肉厚にしたものである。
また、前記等速ジョイントが、ステアリングギアとシャフトとの間及び/又はシャフトとステアリングホイールとの間に配設した等速ジョイントである。
このことにより、シャフトが所定作動角に移動したとき当り面が当接するので、それ以上の移動が阻止されて蛇腹部が噛み込むことがない。
本発明における等速ジョイントのブーツは、等速ジョイントのシャフトが所定作動角になった時、作動部側の当り面が当接してそれ以上の移動を防止するので、蛇腹部を噛み込むことが防止され、蛇腹部の破損による作動部内のグリース漏れや外部からの水進入がなくなりジョイント本体の耐久性が向上するものである。
また、シャフトの所定作動角を、使用上の最大作動角を僅かに越えた角度にすることにより、組み立て時にシャフトが通常使用時の最大作動角以上に移動しても蛇腹部の噛み込みが防止される。
以下図1、図2および図3を参考に本発明の実施の形態1を説明する。図1は本発明に係る等速ジョイント用ブーツの実施の形態1を示す図3A部の組み立て前の状態を示す断面図である。図2は同図1のシャフトが所定作動角移動した状態を示す部分断面図。図3は一般的なステアリング装置の概略図である。
図3に示すように、一般的な自動車等のステアリング装置1は、ステアリングホイール2とステアリングギア3との間に複数本のシャフト4、5、6を配設し、軸方向が相違するステアリングホイール2とステアリングギア3との間でステアリングホイール2に付与した回転トルクをステアリングギア3に伝達するものである。
そして、ステアリングホイール2に連結するシャフト4とシャフト5、ステアリングギア3に連結するシャフト6とシャフト5の間には等速ジョイント7,7‘を配設していた。
図1、図2を参考に、このステアリング装置1のステアリングホイール2とシャフトを連結する等速ジョイント7と等速ジョイント用ブーツ8の概略構造を説明する。
図1は車への組み込み前の状態で、前記等速ジョイント7は、シャフト5を備えた外輪9と、外輪9の内部に設けられた内輪10と、内輪10と外輪9の間に配置されるボール11と、前記ボール11を保持する保持器12と、内輪10に連結されたシャフト4と、前記外輪9とシャフト4とに端部が取付けられた等速ジョイント用ブーツ8とから構成されている。
したがって、図1では、シャフト4,5同士が直線状に示されているが、ステアリング装置として組み込まれると図3のようにシャフト4,5は角度を持って配置されるものである。
前記等速ジョイント用ブーツ8は、合成ゴムまたは合成樹脂などで形成されており、筒状の第一固定部13と、筒状の第二固定部14と、両固定部13,14を連結した蛇腹部15とから構成されている。
このブーツ8と等速ジョイント7の外輪9内面側で覆われた空間部分を前記内輪10、ボール11、シャフト4の軸部等が位置した作動部16とし内部に潤滑油(図示せず)を設け、ブーツ8により作動部16に外部からの水の浸入を防止しているとともに、この作動部16内に設けられている潤滑用の潤滑油が外部に漏れ出るのを防止して等速ジョイント7の動作を維持している。
前記第一固定部13は、等速ジョイント7の外輪9開口側に装着され、クランプ17にて外輪9の外周に締め付け固定されている。また、第一固定部13の抜け止めとして外輪9の開口端部に外方向へ延びた突起9aを有し、第一固定部13の溝13aに嵌め込んでいる。第二固定部14もシャフト4にクランプ18にて締め付け固定されている。
前記シャフト4は所定作動角まで移動できるように支点Oを有している。この所定作動角βとは、シャフト4の使用上の最大作動角γを1°〜15°超えた角度で、等速ジョイント7をステアリング装置1へ組み込む時にシャフト4が自由に移動することができる角度である。
前記第一固定部13と第二固定部14には、シャフト4が前記所定作動角βに移動したとき互いに当接する当り面19,20が設けられている。前記当り面19は外輪9の角部を覆うようにシャフト側へ伸びたフランジ21に形成されている。そして、フランジ21は、前記外輪9へ第一固定部13が挿入されすぎるのを防止している。なお、この当り面19はブーツ8の作動部16側に形成している。
また、第二固定部14の当り面20は、シャフト4の軸方向に対して角度αの傾斜がとられている。この時の角度αは、0〜45°である。この第二固定部14の当り面20の傾斜角度が0〜45°の場合は、第一固定部13の当り面19が当接したとき接触力が第二固定部14の締め付け位置をずらす方向に大きな分力(すなわち、シャフト4の長さ方向の力)が発生しにくい角度となり、第二固定部14の位置がずれてシール性が悪くなることがない。
以上のように、シャフト4の所定作動角を、使用時にシャフト4が移動する必要最大角以上の角とすることにより、ステアリング装置1への組み込み時にシャフト4が必要最大角を越えて自由に移動できるので、組み込み作業が容易にできるものである。
また、この所定作動角で両当り面19,20が当りそれ以上のシャフト4の移動を阻止する(図2参照)ので、蛇腹部15の噛み込みが阻止されて、ブーツ8の噛み込み破れに対する信頼性が増すものである。すなわち、ブーツ8の蛇行部15が噛み合う前に当り面19,20同士が先に当たっている。
次に図4を参考に実施の形態2の等速ジョイント用ブーツ22を説明するが、実施の形態1と同じ構成については同じ番号を付与してその詳細な説明を省略する。
等速ジョイント用ブーツ22は、筒状の第一固定部23と、筒状の第二固定部24と、両固定部23,24を連結した蛇腹部25とから構成されている。この第一固定部23は、等速ジョイント7の外輪9に装着されて、突起9aと溝23aを嵌合させると共にクランプ17にて外輪9の外周に締め付け固定されている。また、第二固定部24もシャフト4にクランプ18にて締め付け固定されている。そして、外輪9の内面側と蛇腹部25にて囲まれた空間を作動部16として、内部に潤滑油(図示せず)を設けている。
前記シャフト4は所定作動角移動できるように支点Oを有している。この所定作動角βとは、シャフト4の使用上の最大作動角γを1°〜15°超えた角度で、車への組み込み時にシャフト4が移動する角度で、使用時のシャフト4が移動する必要最大角以上の作動角を示すものである。
前記第一固定部23には、シャフト4が前記所定作動角βに移動したとき、シャフト4と当接する当り面26が作動部16側に設けられている。前記当り面26は外輪9の角部を覆うようにシャフト4側へ伸びたフランジ27が形成されており、前記外輪9への挿入しすぎを防止している。
以上のように、ブーツ22には外輪9と蛇腹部25で形成される作動部16側に当り面26が形成されているので、組み立て時にシャフト4が使用時の必要最大角以上に大きく移動しようとしても、この所定作動角で当り面26とシャフト4が当りそれ以上のシャフト4の移動が阻止されるので、蛇腹部25の噛み込みが阻止されて、ブーツ22の噛み込み破れに対する信頼性が増すものである。
次に図5を参考に実施の形態3を説明する。なお、実施の形態1、2と同じ構成については同じ番号を付与してその詳細な説明を省略する。
等速ジョイントの外輪9は、ベアリングとしての転がり軸受28の支持体29に取付けられている。この支持体29は図示しないが車のボディーに取付けられている。また、シャフト4にもベアリングとしての転がり軸受30が取付けられている。
そして、等速ジョイントの作動部16を覆うブーツ31は、筒状の第一固定部32と、筒状の第二固定部33と、両固定部32,33を連結した蛇腹部34とから構成されている。
前記外輪9の内面側と蛇腹部34で囲まれた部分を作動部16として内部に潤滑油(図示せず)を収容している。
この第一固定部32は、非回転部である支持体29に装着されるとともに、支持体29の先端に外方向に突出した突起29aと溝32aを嵌合してクランプ17にて支持体29の外周に締め付け固定されている。また、第二固定部33も前記軸受30に嵌め込まれている。
前記シャフト4は所定作動角移動できるように支点Oを有している。この所定作動角βとは、使用上の最大作動角γを1°〜15°の角度で超えたもので、車への組み込み時にシャフト4が移動することができる角度である。なお、使用時の最大作動角γは、通常γ=20°以上に設定されている。
前記第一固定部32と第二固定部33には、シャフト4が前記所定作動角βに移動したとき互いに当接する当り面35,36が作動部16側に設けられている。この当り面35,36の当接は前記軸受30の厚みの延長線上が望ましい。その理由は軸受30に斜めの力が加わらないようにして軸受30から第二固定部33の外れを防止するものである。
また、図6を参考に実施の形態4として、実施の形態3のように、当り面の位置をブーツ31の第一固定部32に設けるのではなく、支持体29から作動部16側へ伸びた当り面37を作動部16側に形成して、前記第二固定部33の当り面36に当接するようにしたものである。なお、突起29bは外輪9の端部の延長線上より外輪9側に設けられており、第一固定部32の内面側の段部32bと接触している。
この実施の形態3,4においては、ブーツ31の作動部16側に当り面35,36又は36,37があるため設置場所により蛇腹部に油、ごみ等が付着しても蛇腹部で噛み込み防止を行わないので蛇腹部へ影響を与えるものでない。
また、組み立て時にシャフト4が必要最大角以上に大きく移動しようとしても、この所定作動角で当り面35,36又は37,36が当りそれ以上のシャフト4の移動が阻止されるので、蛇腹部34の噛み込みが阻止されて、ブーツ31の噛み込み破れに対する信頼性が増すものである。
さらに図7を参考に実施の形態5を説明するが、実施の形態1,2,3,4と同じ構成については同じ番号を付与してその詳細な説明を省略する。
ブーツ38は、筒状の第一固定部39と、筒状の第二固定部40と、両固定部39,40を連結し等速ジョイントの作動部16を覆ってなる蛇腹部41とから構成されている。
この第一固定部39は、支持体29に装着されてクランプ7にて支持体29の外周に締め付け固定されているとともに、第一固定部39の抜け止めとして支持体29の端部に外方へ延びた突起29cを形成し、第一固定部39の溝39aに嵌め込んでいる。また、第二固定部40も前記軸受30に嵌め込まれている。
そして、外輪9の内面と蛇腹部41で囲まれた部分を作動部16として、内部に潤滑油(図示せず)を収容している。
前記シャフト4は所定作動角移動できるように支点Oを有している。この所定作動角βとは、シャフト4の使用上の最大作動角γを1°〜15°超えた角度で、車への組み込み時にシャフト4が移動する角度で、使用時のシャフト4が移動する必要最大角以上の作動角を示すものである。
前記第一固定部39と第二固定部40には、シャフト4が前記所定角度βに移動したとき蛇腹部の当り面42を介して当接する当り面43,44が作動部16側に設けられている。前記当り面42は蛇腹部の山部45と谷部46を除いた部分で肉厚を厚くして設けられている。
また、第二固定部40の当り面44には、0〜45°の角度で当接力が働くように傾斜させており、このことにより、当接力が第二固定部40の前記軸受30への取付位置がずれる方向に大きな分力が発生しにくい角度となり、蛇腹部41の噛み込みが発生しないものである。
以上のように、ブーツ38には当り面42,43,44があるため、車体への組み込み後の通常使用に蛇腹部41にごみや油が付着していても蛇腹部の当り面42が他の蛇腹部に比べて肉厚に形成されているため、蛇腹部としての重要な山部45,谷部46に大きな負荷をかけることが無いので蛇腹部の破れが発生しにくい。また、組み立て時にシャフト4が必要最大角以上に大きく移動しようとしても、この所定作動角で両当り面42,43,44が当りそれ以上のシャフト4の移動が阻止されるので、蛇腹部41の噛み込みが阻止されて、ブーツ38の噛み込み破れに対する信頼性が増すものである。
なお、実施の形態1〜5では組み立て時のシャフトの異常移動を考慮して説明したが、車への組み込み後の、使用時のシャフトの異常移動による蛇腹部の損傷を防止したい場合は、所定作動角を、シャフトの使用時の最大作動角とすればよい。その場合、所定角で当り面が当接して蛇腹部の噛み込みが防止できるので、蛇腹部に負荷がかかりにくくなり蛇腹部が破れ難いものである。
さらに、車体への組み込み後の通常使用に蛇腹部にごみや油が付着していても、蛇腹部が当接する前に当り面とシャフトが当接して蛇腹部に負荷をかけないので蛇腹部の破れが発生しないとともに、当り面が作動部側に位置するためブーツの内面側で当接が行われるので通常使用に蛇腹部にごみや油が付着しても蛇腹の山部、谷部が当たらないので擦り傷が発生して経年変化でブーツが破れるということも考え難いものである。
なお、実施の形態としてステアリング装置に使用する例として説明したが、ステアリング装置にこだわるものでなく等速ジョイントにブーツを取付けるものであればどのような仕様でも良いものである。
また、等速ジョイントは種々構造を有するがブーツを用いるものであれば等速ジョイントの種類に限定されるものでない。
さらに、実施の形態でシャフト4,5,6はそれぞれ一連のものでなく途中で連結されていても良いものである。さらにベアリングとして転がり軸受を説明したが、軸受であれば良く転がり軸受に限定されるものでない。
本発明に係る等速ジョイント用ブーツの実施の形態1を示す図3A部の組み立て前の断面図である。 図1のシャフト作動状態を説明する部分断面図である。 一般的なステアリング装置の概略説明図である。 図2相当の実施の形態2を示す部分断面図である。 図2相当の実施の形態3の部分断面図である。 図2相当の実施の形態4の部分断面図である。 図2相当の実施の形態5の部分断面図である。
符号の説明
2 ステアリングホイール
3 ステアリングギア
4,5,6 シャフト
7 等速ジョイント
9 外輪
8,22,31,38 ブーツ
13,23,32,39 第一固定部
14,24,33,40 第二固定部
15,25,34,41 蛇腹部
16 作動部
17,18 クランプ
19,20,26,35,36,37,42,43,44 当り面
21,27 フランジ
28,30 軸受
29 支持体

Claims (10)

  1. 等速ジョイントの外輪に取付けられた第一固定部と、等速ジョイントの内輪と連結されたシャフトに取付けられた第二固定部と、前記第一固定部と第二固定部を連結し等速ジョイントの作動部を覆ってなる蛇腹部とからなり、前記シャフトが所定作動角に移動したとき互いに当接する当り面を前記第一固定部と第二固定部の作動部側とに設けたことを特徴とする等速ジョイント用ブーツ。
  2. 等速ジョイントの外輪に取付けられた第一固定部と、等速ジョイントの内輪と連結されたシャフトに取付けられた第二固定部と、前記第一固定部と第二固定部を連結し等速ジョイントの作動部を覆ってなる蛇腹部とからなり、前記シャフトが所定作動角に移動したとき前記シャフトと当接する当り面を前記第一固定部の前記作動部側に設けたことを特徴とする等速ジョイント用ブーツ。
  3. ベアリングを介して等速ジョイントの外輪を支持する支持体に取付けられた第一固定部と、等速ジョイントの内輪と連結されたシャフトにベアリングを介して取付けられた第二固定部と、前記第一固定部と第二固定部を連結し等速ジョイントの作動部を覆ってなる蛇腹部とからなり、前記シャフトが所定作動角に移動したとき互いに当接する当り面を前記第一固定部と第二固定部の前記作動部側とに設けたことを特徴とする等速ジョイント用ブーツ。
  4. ベアリングを介して等速ジョイントの外輪を支持する支持体に取付けられた第一固定部と、等速ジョイントの内輪と連結されたシャフトにベアリングを介して取付けられた第二固定部と、前記第一固定部と第二固定部を連結し等速ジョイントの作動部を覆ってなる蛇腹部とからなり、前記シャフトが所定作動角に移動したとき互いに当接する当り面を前記外輪と第二固定部の作動部側とに設けたことを特徴とする等速ジョイント用ブーツ。
  5. ベアリングを介して等速ジョイントの外輪を支持する支持体に取付けられた第一固定部と、等速ジョイントの内輪と連結されたシャフトにベアリングを介して取付けられた第二固定部と、前記第一固定部と第二固定部を連結し等速ジョイントの作動部を覆ってなる蛇腹部とからなり、前記シャフトが所定作動角に移動したとき当接する当り面を前記第一固定部と第二固定部ならびに蛇腹部とに設け、かつ前記蛇腹部の当り面を肉厚にしたことを特徴とする等速ジョイント用ブーツ。
  6. 前記シャフトの所定作動角とは、等速ジョイントの使用上の最大作動角であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の等速ジョイント用ブーツ。
  7. 前記シャフトの所定作動角とは、等速ジョイントの使用上の最大作動角を僅かに越えた角度であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の等速ジョイント用ブーツ。
  8. 前記シャフトの最大作動角を僅かに越えた角度とは、等速ジョイントの使用上の最大作動角よりも+1°〜+15°超えた角度であることを特徴とする請求項7記載の等速ジョイント用ブーツ。
  9. 前記第二固定部に形成した当り面の傾斜角度を、シャフトの中心軸に対して0〜45°にしたことを特徴とする請求項1、請求項3または請求項4に記載の等速ジョイント用ブーツ。
  10. 前記等速ジョイントが、ステアリングギアとシャフトとの間及び/又はシャフトとステアリングホイールとの間に配設した等速ジョイントであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項記載の等速ジョイント用ブーツ。
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