JP2007032643A - 等速自在継手用フレキシブルブーツ - Google Patents

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Abstract

【課題】 アダプタとベローの加締め部分の形状と可締め方法を変えることによって、アダプタとベローとの接触力ないし干渉力を緩和してベロー破れの可能性を低減すること。
【解決手段】 本発明の等速自在継手用フレキシブルブーツは、一端が外側継手部材の外周に嵌合された金属製円筒状のアダプタ72と、一端がアダプタ72の他端に連結されると共に他端が内輪連結のシャフトの中間部に嵌合されたベロー71とを有し、アダプタ72の他端をベロー71の一端で囲繞したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の動力伝達系などに用いられる等速自在継手用フレキシブルブーツに関する。
自動車のプロペラシャフトやドライブシャフトに使用される摺動式等速自在継手の一種に、図3に示すクロスグルーブ型と称されるものがある。この等速自在継手は、外側継手部材10、内側継手部材20、複数個(例えば6個)のボール30(転動体)、保持器40、アダプタ付きブーツ50、エンドキャップ60を主要な構成要素として備える(例えば特許文献1参照)。
外側継手部材10は、円筒状に形成され、内周面に複数のトラック溝11を有する。内側継手部材20は、外側継手部材10のトラック溝11と対になる複数のトラック溝21を外周面に形成してある。内側継手部材20の内周側には、シャフト22をトルク伝達可能に嵌合して一体化してある。シャフト22の先端部には輪溝22aを設けてあり、この輪溝22aにスナップリングまたはサークリップ23を装着することで、内側継手部材20の軸方向にシャフト22が位置決め固定される。外側継手部材10のトラック溝11と内側継手部材20のトラック溝21は、その相互間でボール30を一個ずつ配置するための空間(ボールトラック)を形成する。保持器40は、外側継手部材10と内側継手部材20の間に配置され、周方向に所定間隔で複数形成したポケット41でボール30を一個ずつ保持する。以上の構成により、上記の等速自在継手は、外側継手部材10と内側継手部材20の相対的な軸方向移動と軸方向角度変位(作動角)が許容され、ボール30を介して外側継手部材10と内側継手部材20の間でトルクが伝達される。
一方、上記の等速自在継手は、外側継手部材10及び内側継手部材20とボール30との間の摩擦抵抗を軽減するために、継手内部に潤滑剤が充填される。この潤滑剤が継手外部に漏れたり、外部から泥水や砂塵等の異物が侵入したりすると、前記摩擦抵抗が高くなり継手性能が低下する。このため、外側継手部材10の内側端部及びシャフト22のそれぞれに気密に嵌合させたフレキシブルブーツ50と、外側継手部材10の外側端部に取付けたエンドキャップ60とで継手内部を密封してある。
フレキシブルブーツ50は、ゴム材又は可撓性樹脂材からなるベロー51と、高速回転性を得るための金属製円筒状のアダプタ52とからなる。ベロー51は、シャフト22に外嵌する小径端部51aと、アダプタ52に接続される大径端部51bとの間に、屈曲部51cを設けてある。ベロー51の小径端部51aは、バンド53によって締付けられてシャフト22に対し固着される。アダプタ52は、ベロー51の大径端部51bに加締め固定される加締め部52aと、外側継手部材10に嵌合される環状フランジ52bとを有する。
特開平9−119448号公報
上記の等速自在継手は、自動車のプロペラシャフトに使用した場合、外側継手部材10と内側継手部材20の間の作動角は比較的小さいが、アダプタ52の加締め部52aがベロー51に対して露出しているため、図4(A)に示す状態から図4(B)に示す状態に最大作動角をとった状態では、ベロー51の一部がアダプタ52の加締め部52aに当接する場合がある。また、継手を組立てるためにフレキシブルブーツ50をハンドリングする際にも、ベロー51が図4(B)のように不測に変形して同様にアダプタ52の加締め部52aに当接する場合がある。このような当接が起こると、ベロー51が損傷して破れる可能性がある。
本発明は、このような問題を解決するものであり、アダプタとベローの加締め部分の形状と可締め方法を変えることによって、アダプタとベローとの接触力ないし干渉力を緩和してベロー破れの可能性を低減することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、外側継手部材と内側継手部材との間にトルク伝達部材を収容し、前記内側継手部材に連結されたシャフトが継手外へ延在してなる等速自在継手の、前記外側継手部材の外周と前記シャフトの中間部外周との間に配設されるフレキシブルブーツであって、一端が前記外側継手部材の外周に嵌合される金属製円筒状のアダプタと、一端が前記アダプタの他端に連結されると共に他端が前記シャフトの中間部に嵌合されるベローとを有し、前記アダプタの他端を前記ベローの一端で囲繞したことを特徴とする。
フレキシブルブーツのアダプタの他端をベローの一端で囲繞する構造としては、アダプタの他端をベローの一端の肉厚内に挿入するか(請求項2)、アダプタの他端を外側にカールさせると共に前記ベローの一端を内側にカールさせ、アダプタのカール部を記ベローのカール部に巻き込む(請求項3)。
アダプタとベローの可締め部分の形状と可締め方法を変えることによって、フレキシブルブーツがより安全に角度を取れるようになり、アダプタとベローの接触および干渉を防ぎ、ベロー破れの可能性の低減を図れる。
以下に本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1(A)(B)は本発明の第1実施形態を示したものである。フレキシブルブーツ70は、ゴム材又は可撓性樹脂材製のベロー71と、金属製円筒状のアダプタ72からなる。アダプタ72の一端72aの内径は、等速自在継手の外輪の外径面に嵌合可能な径とされる。アダプタ72の他端はストレート円筒状に形成される(円筒状部分72b)。ベロー71の一端大径端部も、アダプタ72の他端の円筒状とほぼ同径でストレート円筒状に形成される。ベロー71の円筒状部分にはその肉厚内ほぼ中間位置に所定深さの環状スリットが形成される。この環状スリット内にアダプタ72の円筒状部分72bが挿入されて一体型のフレキシブルブーツとなる。なお、継手の軸方向変位に伴う引張荷重によってアダプタ72とベロー71とが互いに分離しないように、両者の接合面を接着しておくとよい。図1(A)の状態からベロー71の小径端部71aをアダプタ72側に所定距離だけ移動し、これによってS字状屈曲部71cが形成される。この状態で小径端部71aに図3と同様にシャフト22が挿入されて等速自在継手に組付けられる。なお、ベロー71の小径端部71aの内周面には、継手軸方向に延びる通気孔71dが形成される。この通気孔71dは軸線方向にストレート状か、或いは異物侵入や潤滑剤漏洩の距離を稼ぐためにやや円周方向に傾斜して形成される。
図1(B)のようにアダプタ72の他端円筒状部分72bをベロー71の大径端部71bの肉厚内に挿入することにより、アダプタ72の他端円筒状部分72bが完全に隠れるから、等速自在継手が最大作動角をとってもベロー71の小径端部71aがアダプタ72の他端円筒状部分72bに直接当接することがなく、ベロー71同士が当接するだけであるから、小径端部71aに損傷や亀裂が発生することがない。
次に、本発明の第2実施形態を図2(A)(B)に基づき説明する。この第2実施形態では、図2(A)のようにアダプタ82の他端先端を外側にカールさせると共に(カール部82b)、ベロー81の大径端部を内側にカールさせる(カール部81b)。そして図2(B)のようにアダプタ82のカール部82bをベロー81のカール部81bに巻き込む。アダプタ82の一端82aは図1と同様である。
図2(B)の状態からベロー81の小径端部81aをアダプタ82側に所定距離だけ移動し、これによってS字状屈曲部81cが形成される。この状態で小径端部81aに図3と同様にシャフト22が挿入されて等速自在継手に組付けられる。なお、ベロー81の小径端部81aの内周面には図1と同様に通気孔81dが形成される。
図2(C)のようにアダプタ82の他端カール部82bをベロー81の大径端部のカール部81bで巻込むことにより、アダプタ82の他端が完全に隠れるから、等速自在継手が最大作動角をとってもベロー81の小径端部81aがアダプタ82の他端に直接当接することがなく、ベロー81同士が当接するだけであるから、小径端部81aに損傷や亀裂が発生することがない。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば前記実施形態では摺動型等速自在継手のフレキシブルブーツに対する適用例を説明したが、本発明は固定型等速自在継手のフレキシブルブーツにも同様に適用可能なことは勿論である。
(A)(B)は本発明の実施形態に係るフレキシブルブーツの組立工程を示すもので、(A)はアダプタにベローを組付けた状態のフレキシブルブーツの縦断面図、(B)はベローをアダプタ内に押込んだ完成状態のフレキシブルブーツの縦断面図。 (A)〜(C)は別の実施形態に係るフレキシブルブーツの組立工程を示すもので、(A)は組付け前のアダプタとベローの縦断面図、(B)はアダプタにベローを組付けた状態のフレキシブルブーツの縦断面図、(C)はベローをアダプタ内に押込んだ完成状態のフレキシブルブーツの縦断面図。 従来の摺動式等速自在継手の縦断面図。 (A)は従来のフレキシブルブーツの縦断面図、(B)はベローがアダプタに接触した状態のフレキシブルブーツの縦断面図。
符号の説明
10 外側継手部材
11 トラック溝
20 内側継手部材
21 トラック溝
22 シャフト
22a 止め輪溝
23 サークリップ
30 ボール
40 保持器
41 ポケット
50 フレキシブルブーツ
51 ベロー
51a 小径端部
51b 大径端部
51c 屈曲部
52 アダプタ
52a 加締め部
52b 環状フランジ
53 バンド
60 エンドキャップ70 フレキシブルブーツ
71 ベロー
71a 小径端部
71b 大径端部
71c S字状屈曲部
71d 通気孔
72 アダプタ
72a アダプタの一端
72b アダプタの他端円筒状部分
81 ベロー
81a 小径端部
81b カール部
81c S字状屈曲部
81d 通気孔
82 アダプタ
82a アダプタの一端
82b アダプタのカール部

Claims (3)

  1. 外側継手部材と内側継手部材との間にトルク伝達部材を収容し、前記内側継手部材に連結されたシャフトが継手外へ延在してなる等速自在継手の、前記外側継手部材の外周と前記シャフトの中間部外周との間に配設されるフレキシブルブーツであって、一端が前記外側継手部材の外周に嵌合される金属製円筒状のアダプタと、一端が前記アダプタの他端に連結されると共に他端が前記シャフトの中間部に嵌合されるベローとを有し、前記アダプタの他端を前記ベローの一端で囲繞したことを特徴とする等速自在継手用フレキシブルブーツ。
  2. 前記アダプタの他端を前記ベローの一端の肉厚内に挿入したことを特徴とする請求項1の等速自在継手用フレキシブルブーツ。
  3. 前記アダプタの他端を外側にカールさせると共に前記ベローの一端を内側にカールさせ、前記アダプタのカール部を前記ベローのカール部に巻き込んだことを特徴とする請求項1の等速自在継手用フレキシブルブーツ。
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