JP2017093477A - 鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブ - Google Patents

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知彦 桑原
賢宏 前田
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賢宏 前田
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Abstract

【課題】鼻腔に装着した鼻腔挿入チューブを引き抜き容易にするための鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそのクリップを備える鼻腔挿入チューブを提供する。【解決手段】鼻腔に挿入する鼻腔挿入チューブ1の一端側に備える鼻腔挿入チューブ用クリップ3であって、鼻腔挿入チューブ1の肉厚部位に埋設され、筒状若しくは筒の一部を欠く形状を有する埋設管10と、埋設管10の一部から外部に向かって延出して埋設管10の側方に回帰する形状を有するブリッジ部11と、ブリッジ部11の長さの途中において埋設管10の延出方向と反対側に突出するタブ20と、を備える鼻腔挿入チューブ用クリップ3およびそれを備える鼻腔挿入チューブ1に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、鼻腔に挿入するチューブに装着される鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブに関する。
いびきは、散発的であるか慢性的であるかを問わず、多くの人が経験したことのある睡眠中の症状である。疲れたときあるいは飲酒量が多かったときに散発的に発するいびきは、健康を害する危険性は比較的少ない。しかし、同じ部屋で寝る同伴者がいる場合には、いびきは、同伴者の睡眠を妨げることから、解消するのが好ましい。一方、慢性的に発するいびきは、同伴者の睡眠を妨げる他、睡眠時無呼吸症候群になる危険性を有する点で散発的に発するいびきよりも深刻である。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に無呼吸状態が頻繁に生じる病気であり、睡眠中に高血圧になりやすく、脳卒中や心筋梗塞の危険性を高めるといわれている。また、睡眠時無呼吸症候群は、かかる重篤な病気を発しないまでも、十分な睡眠をとることができないために、日中に眠くなり、自動車や自動二輪などを運転する場合には事故を引き起こす潜在的な危険性を有する。
睡眠時無呼吸症候群は、肥満あるいは生来の頭の骨格に起因して睡眠時に気道が塞がることによって生じるといわれている。睡眠時無呼吸症候群に陥りやすい肥満者あるいは力士がシーパップ(CPAP)という医療機器を使用して上質な睡眠をとっていることは、良く知られている。CPAPは、マスクとそれにつながるコンプレッサから成り、コンプレッサからマスクに向かって睡眠時に強制的に空気を送り込み、使用者の上気道を開く機能を持つ。ただし、この医療機器は、2〜3Kgの重量を有するものが一般的であるため、容易に持ち運ぶことが難しいという欠点を有する。最近、かかる欠点を解消した画期的ないびき解消グッズが登場した。それは、鼻腔に挿入するチューブ状の商品(「鼻腔挿入チューブ」と称する)である(例えば、特許文献1を参照)。
図6は、従来から公知の鼻腔挿入チューブの構造を説明するための斜視図を示す。鼻腔挿入チューブ51は、鼻腔から口蓋垂(のどちんこ)付近にまで挿入するゴム製のチューブ52と、その一端側に取り付けられたストッパー54とから成る簡易かつ軽量な器具である。チューブ52は、その両端に開口部56,57を有する貫通孔58を内部に備えると共に、側面に、貫通孔58に達する孔55,55を有する。ストッパー54は、金属製のクリップ53を介して、チューブ52の一端(より具体的には、開口部56の近傍)と接続されている。クリップ53は、コイル状に巻回した埋設管60と、埋設管60からU字状に延出したワイヤー状のブリッジ部61と、ブリッジ部61の先端を環状とした環状部62とを連接した構造を有する。埋設管60は、チューブ52における開口部56の肉厚部分に埋設して備えられている。また、環状部62は、ストッパー54の内部に備えられている。
上述の構造を有する鼻腔挿入チューブ51は、通常、睡眠前に、その開口部57側を一方の鼻腔に挿入し、U字状のブリッジ部61を、2つの鼻腔を隔てている鼻中隔に渡してもう一方の鼻腔にストッパー54を挿入して使用される。前述のように、鼻腔挿入チューブ51は、口蓋垂(のどちんこ)に達する位置まで挿入されるため、使用者の気道を確保し、もって呼吸を容易にする。
国際公開WO2014/163110号公報
ところで、上記構造の鼻腔挿入チューブ51は、いびきの解消あるいは軽減に大きな効果を持つが、改善すべき部分もある。それは、鼻腔挿入チューブ51を鼻腔から引き抜く操作が難しいことである。前述のように、ブリッジ部61は、鼻腔挿入チューブ51の装着時に鼻中隔に接するワイヤー状の部材である。このため、ブリッジ部61を把持することが難しい。ブリッジ部61を把持容易なレベルまで太くする形態も考えられるが、ブリッジ部61を太くすると、鼻中隔に接触する面積が大きくなり、睡眠の妨げになりやすい。
本発明者らは、本発明に先立ち、金属性のクリップ53の欠点(錆びやすい、金属アレルギーの要因となりやすい、廃棄の際に分別を要するなど)を解消する目的で、前述のクリップ53を樹脂から構成した鼻腔挿入チューブを開発した。図7は、樹脂製のクリップを用いた鼻腔挿入チューブの斜視図を示す。図8は、図7の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入する状況(8A)および図7の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入し終えた状況(8B)をそれぞれ示す。本発明者らが先に開発したクリップ73は、環状の埋設管80と、その開口部の一端側の縁近傍からU字状に延出したブリッジ部81と、ブリッジ部81の先端に形成された拡径部82とを備える樹脂製のクリップである。かかる構造のクリップ73を備える鼻腔挿入チューブ51aのチューブ52を一方の鼻腔H1に挿入し、ブリッジ部81を介して反対側に位置するストッパー54を他方の鼻腔H2に挿入することによって、鼻Nへの鼻腔挿入チューブ51aの挿入が完了する。
しかし、本発明者らが先に開発した鼻腔挿入チューブ51aも、また、クリップ73のブリッジ部81を把持することが難しいため、先に紹介した従来の鼻腔挿入チューブ51と同様の問題を有することがわかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、鼻腔に装着した鼻腔挿入チューブを引き抜き容易にするための鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそのクリップを備える鼻腔挿入チューブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップは、鼻腔に挿入する鼻腔挿入チューブの一端側に備える鼻腔挿入チューブ用クリップであって、鼻腔挿入チューブの肉厚部位に埋設され、筒状若しくは筒の一部を欠く形状を有する埋設管と、埋設管の一部から外部に向かって延出して埋設管の側方に回帰する形状を有するブリッジ部と、ブリッジ部の長さの途中において埋設管の延出方向と反対側に突出するタブと、を備える。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップにおいて、さらに、前述の回帰する形状をU字形状とし、ブリッジ部は、埋設管の外側に延出して埋設管と反対側にU字状に湾曲して、埋設管の側方に戻る形状を有し、タブは、ブリッジ部の湾曲突出側に形成されるようにしても良い。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップにおいて、前述のタブは、少なくともその表面をゴム状弾性体にて形成されるようにしても良い。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップにおいて、前述のブリッジ部は、少なくともタブと反対側の内側面に、ゴム状弾性体から成る被覆部を有しても良い。
別の実施の形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップにおいて、前述のブリッジ部は、樹脂から構成されるようにしても良い。
また、一実施の形態に係る鼻腔挿入チューブは、前述のいずれか1つの鼻腔挿入チューブ用クリップを一端側に備える鼻腔挿入チューブであって、長さ方向の両端に開口部を有する貫通孔を備えたチューブと、そのチューブの一端側の肉厚部位に埋設され、筒状若しくは筒の一部を欠く形状を有する埋設管と、埋設管の一部から外部に向かって延出して埋設管の側方に回帰する形状を有するブリッジ部と、ブリッジ部の長さの途中において埋設管の延出方向と反対側に突出するタブと、ブリッジ部の埋設管と反対側の端部に形成され、ブリッジ部の径より大径のストッパーと、を備える。
本発明によれば、鼻腔に装着した鼻腔挿入チューブを引き抜き容易にすることができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップを備える鼻腔挿入チューブの斜視図(1A)および(1A)中の鼻腔挿入チューブ用クリップを拡大した拡大斜視図(1B)をそれぞれ示す。 図2は、図1の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入する状況(2A)および図1の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入し終えた状況(2B)をそれぞれ示す。 図3は、本発明の第二実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップを備える鼻腔挿入チューブの斜視図(3A)および(3A)中の鼻腔挿入チューブ用クリップを拡大した拡大斜視図(3B)をそれぞれ示す。 図4は、図3の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入する状況(4A)および図3の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入し終えた状況(4B)をそれぞれ示す。 図5は、本発明の第三実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップを備える鼻腔挿入チューブの斜視図(5A)および(5A)中の鼻腔挿入チューブ用クリップを拡大した拡大斜視図(5B)をそれぞれ示す。 図6は、従来から公知の鼻腔挿入チューブの構造を説明するための斜視図を示す。 図7は、樹脂製のクリップを用いた鼻腔挿入チューブの斜視図を示す。 図8は、図7の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入する状況(8A)および図7の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入し終えた状況(8B)をそれぞれ示す。
以下、本発明に係る鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブの各実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施形態は本発明を限定するものではなく、また、各実施形態の中で説明されている諸要素およびその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、以下、鼻腔挿入チューブの各実施形態の説明の中で、鼻腔挿入チューブ用クリップの各実施形態も同時に説明する。
「第一実施形態」
図1は、本発明の第一実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップを備える鼻腔挿入チューブの斜視図(1A)および(1A)中の鼻腔挿入チューブ用クリップを拡大した拡大斜視図(1B)をそれぞれ示す。
A.鼻腔挿入チューブの構造
この実施形態に係る鼻腔挿入チューブ1は、長さ方向に貫通する貫通孔8を備えた中空のチューブ2と、チューブ2の貫通孔8の一方にある開口部6側に固定される鼻腔挿入チューブ用クリップ(以後、単に「クリップ」と称する。)3と、クリップ3の先端側に固定されるストッパー4と、を備える。
(1.チューブ)
チューブ2は、シリコーンゴム; ウレタンゴム; エチレンプロピレンゴム; ブチルゴム; エチレンプロピレンジエンゴム; ニトリルゴム; エステル系、スチレン系、オレフィン系若しくはフッ素系等の熱可塑性エラストマーあるいはそれらの複合物から好適に構成される。チューブ2は、その両端側に開口部6,7を有すると共に、それら開口部6,7を連通する貫通孔8を備える。チューブ2の形状は、好ましくは、開口部6,7と平行な面で切断した横断面視にて略円筒形状であるが、その外形を該断面視にて完全な円には限定せず、楕円あるいは多角形としても良い。ただし、チューブ2の横断面(以後、特に言及しない限り、単に、「断面」という。)が多角形の場合、その外周囲は鼻腔に接するため、限りなく円に近いのが好ましい。また、チューブ2の両端を貫通する貫通孔8の断面形状は、チューブ2の外形と異なり鼻腔に接しないため、どのような形状でも良く、円形、楕円形、あるいは三角形や四角形に代表される多角形でも良い。チューブ2における鼻腔挿入側に位置する開口部7からその反対側の開口部6の近くまでの外径は、ヒトの鼻腔に挿入可能な大きさを有する。当該外径は、ヒトの鼻腔の大きさに応じて、適宜、設計可能である。当該外径の好適な大きさは、例えば、4〜7mmである。また、鼻腔に挿入するチューブ2の部分の長さは、気道の確保を達成できれば特に制約は無く、ヒトの鼻腔の構造に応じて、適宜、設計可能である。当該長さの好適な大きさは、例えば、110〜160mmである。
チューブ2は、好ましくは、その外側面から内方の貫通孔8まで貫通する貫通孔5を2個備える。貫通孔5の数は、2個に限定されるものではなく、1個あるいは3個以上でも良い。貫通孔5は、開口部6が何らかの原因で閉塞し、あるいは空気の流路が狭くなったりした場合に、外気と体内までのバイパス流路を形成する機能を有する。また、開口部6から吸入する空気だけでは、鼻腔内が乾燥することもあるため、貫通孔5は、鼻腔内の湿った空気をも含めて吸入させる機能も有する。
(2.クリップ)
クリップ3は、鼻腔挿入チューブ1の一端(鼻腔に挿入する側と反対側の端部)側に備えられ、好ましくは、主として樹脂(合成樹脂であるか、天然の樹脂であるかを問わない)から成る。クリップ3を構成する好適な樹脂としては、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、あるいはそれらの2以上のポリマーアロイを例示できる。ただし、クリップ3を上記例示以外の樹脂から構成しても良い。また、樹脂の内部に、ガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊維等のフィラーを混ぜて、クリップ3を構成しても良い。さらに、クリップ3は、金属などの樹脂以外の材料から構成されていても良く、その場合には、錆を防止する目的から、金属を外に露出しないように樹脂やゴム状弾性体などにより被覆するのが好ましい。なお、本願において「主として樹脂」とは、クリップ3の50体積%を超える体積を樹脂で占めることを意味する。
クリップ3は、鼻腔挿入チューブ1の開口部6側の肉厚部位に埋設され、筒状若しくは筒の一部を欠く形状を有する埋設管10と、埋設管10の一部から外部(埋設管10から遠ざかる方向)に向かって延出して埋設管10の側方(チューブ2の開口部6を横切らない側)に回帰する形状を有するブリッジ部11と、ブリッジ部11の長さの途中において埋設管10の延出方向(開口部6から開口部7に向かう方向)と反対側に突出するタブ20と、を備える。この実施形態では、埋設管10の形状は、好ましくは、略円筒形状であり、その外側面および内側面にそれぞれ突出部13,14を複数備える形状である。また、埋設管10は、開口部6の開口面に平行な断面にて完全に閉じた管であるが、筒の一部を欠く形状(例えば、断面視にてC形状)でも良い。埋設管10は、その外周囲を略円形状とし、その周に沿って複数の突出部13を備えると共に、内周囲も略円形とし、その周に沿って複数の突出部14を備える。ただし、チューブ2の貫通孔8の形状が非円形である場合には、埋設管10の内周囲の形状は、チューブ2の貫通孔8の形状に合わせて非円形でも良い。例えば、チューブ2の貫通孔8の形状が四角形の場合には、埋設管10の内周囲の形状も四角形とすることができる。
ブリッジ部11は、クリップ3の一部であって、好ましくは、クリップ3を構成する材料にて構成される。クリップ3を樹脂のみから構成した場合には、ブリッジ部11も同じ樹脂から構成することができる。ただし、ブリッジ部11をクリップ3と異なる材料で構成しても良い。例えば、クリップ3を主として樹脂で構成して、ブリッジ部11のみを金属にて構成しても良い。ブリッジ部11は、埋設管10の一端(開口部6側の端部)側から延出する細長い部材である。ブリッジ部11の形状、すなわち、「回帰する形状」は、この実施形態では、U字形状である。このため、ブリッジ部11は、埋設管10の外側に延出して埋設管10と反対側にU字状に湾曲して、埋設管10の側方に戻る形状を有する。また、タブ20は、ブリッジ部11の湾曲突出側に形成され、より好ましくは、U字状のカーブの最も突出する部位に形成される。このように、ブリッジ部11は、埋設管10から延出してU字状にカーブを描いて、チューブ2へと戻る形状としているため、ブリッジ部11を、2つの鼻腔を隔てる鼻中隔を渡して、もう一方の鼻腔にストッパー4を挿入して使用することができる。ただし、ブリッジ部11の形状は、U字形状に限定されず、非湾曲形状、例えば、いわゆるコの字形状あるいはV字形状でも良い。ブリッジ部11は、好ましくは、埋設管10との接続側と反対側に、ブリッジ部11より太い拡径部12を備える。これは、拡径部12の周囲にストッパー4を形成しやすくするためである。ただし、拡径部12の形成は、必須ではない。
タブ20は、クリップ3の一部であって、好ましくは、クリップ3を構成する材料にて構成される。クリップ3を樹脂のみから構成した場合には、タブ20も同じ樹脂から構成することができる。ただし、タブ20をクリップ3と異なる材料で構成しても良い。例えば、クリップ3を主として樹脂で構成して、タブ20のみを金属にて構成しても良い。タブ20は、ブリッジ部11の突出外方向側(矢印O側)に延出するネック部21と、ネック部21からブリッジ部11の湾曲に沿って延びる湾曲部22とを備える略T字形状を有する部材である。湾曲部22は、好ましくは、ブリッジ部11よりも短い。なお、湾曲部22は、ネック部21と直角で直線的に延出する直線部でも良い。タブ20は、ブリッジ部11と元々一体か、あるいは別体にてブリッジ部11と接着されたかを問わない。この実施形態では、タブ20は、ブリッジ部11のU字状に湾曲する経路の最も突出する部位にてブリッジ部11と接合するが、当該最も突出する部位以外の部位でブリッジ部11と接合していても良い。
(3.ストッパー)
ストッパー4は、好ましくは、鼻腔に入る大きさで構成される。ストッパー4は、好ましくは、チューブ2を構成する好適な材料候補と同様の材料で構成される。例えば、チューブ2をシリコーンゴムにて構成する場合には、ストッパー4をシリコーンゴムで構成することができる。
図2は、図1の鼻腔挿入チューブ用クリップを鼻腔に挿入する状況(2A)および図1の鼻腔挿入チューブ用クリップを鼻腔に挿入し終えた状況(2B)をそれぞれ示す。
図2に示すように、鼻腔挿入チューブ1を鼻Nに装着する場合には、チューブ2の開口部7側を一方の鼻腔H1内に挿入し、ブリッジ部11を鼻Nの鼻中隔(鼻腔H1と鼻腔H2とを隔てる部分であり、鼻柱ともいう)を渡すようにして、ストッパー4を他方の鼻腔H2内に挿入する。鼻腔挿入チューブ1を鼻Nに装着すると、タブ20は、鼻中隔の下方に延出した位置にくる。このため、鼻腔挿入チューブ1を鼻腔H1,H2から引き抜く際に、タブ20を持って下方に引くことにより、鼻腔挿入チューブ1を鼻Nから容易に取り外すことができる。
B.鼻腔挿入チューブの製造方法
クリップ3は、好ましくは、ブリッジ部11を埋設管10からその筒の長さ方向に略まっすぐに延ばした形態にて成形される。ブリッジ部11は、当該成形後に、U字形状に湾曲変形処理に供される。ただし、ブリッジ部11を最初から湾曲させた状態のクリップ3を作製しても良い。また、クリップ3を構成する複数の部材(例えば、埋設管10、タブ20を含むブリッジ部11)を別々に成形し、それらを接着して、クリップ3を作製しても良い。
次に、クリップ3の埋設管10の部分を金型内にインサートして、埋設管10の内部にも金型を構成する中金型を挿入する。埋設管10と金型および中金型との隙間に、硬化してチューブ2となる硬化性ゴム組成物を供給する。次に、硬化性ゴム組成物を硬化後、金型を開くと、チューブ2の肉厚部に埋設管10を埋設した形態の鼻腔挿入チューブ1が完成する。ストッパー4は、その後に、拡径部12をインサートした状態で成形しても良く、あるいは埋設管10をチューブ2の開口部6側にインサート成形する前あるいはそれと同時に成形しても良い。
「第二実施形態」
次に、本発明の第二実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブについて説明する。以下の説明では、第一実施形態と共通する部分については、同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
図3は、本発明の第二実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップを備える鼻腔挿入チューブの斜視図(3A)および(3A)中の鼻腔挿入チューブ用クリップを拡大した拡大斜視図(3B)をそれぞれ示す。図4は、図3の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入する状況(4A)および図3の鼻腔挿入チューブを鼻腔に挿入し終えた状況(4B)をそれぞれ示す。図3および図4では、タブの部分をグレー(あるいは多数ドット分散領域ともいう)で示す。
A.鼻腔挿入チューブの構造
第二実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップ3aおよびそれを備える鼻腔挿入チューブ1aは、第一実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップ3およびそれを備える鼻腔挿入チューブ1と異なり、略T字形状のタブ20に代えて、ゴム状弾性体から構成される舌形状のタブ30を備える。第二実施形態の上記以外の構成は、第一実施形態と共通する。
この実施形態では、タブ30は、ブリッジ部11のU字状に湾曲する経路の最も突出する部位(U字の突出先端部位)にてブリッジ部11と接合するが、当該最も突出する部位以外の部位でブリッジ部11と接合していても良い。タブ30の構成材料は、好ましくは、シリコーンゴムであるが、シリコーンゴム以外に、例えば、チューブ2と同様の選択的材料候補にて構成しても良い。タブ30をゴム状弾性体にて構成すると、睡眠中に無意識で鼻Nを掻いてタブ30に触れた場合であっても、タブ30が変形することでブリッジ部11への力の伝達を低減でき、その結果、鼻腔H1あるいは鼻腔H2が痛くて目を覚ます状況とはなりにくい。なお、タブ30をゴム状弾性体のみで構成する他、ゴム状弾性体の内部に芯材として樹脂あるいは金属の部材(ブリッジ部11と接続されているか否かを問わない)を入れていても良い。
鼻腔挿入チューブ1aを鼻Nに装着する場合には、チューブ2の開口部7側を一方の鼻腔H1内に挿入し、ブリッジ部11を鼻Nの鼻中隔を渡すようにして、ストッパー4を他方の鼻腔H2内に挿入する。鼻腔挿入チューブ1aを鼻Nに装着すると、タブ30は、鼻中隔の下方に延出した位置にくる。タブ30は、ブリッジ部11の湾曲経路上の最も下方に突出した位置からさらに下方に長く延出している。このため、鼻腔挿入チューブ1aを鼻腔H1,H2から引き抜く際に、タブ30を持って容易に下方に引くことができる。
B.鼻腔挿入チューブの製造方法
クリップ3aの製造方法は、タブ30の製造を除き、第一実施形態に係るクリップ3の製造方法と共通する。クリップ3aにチューブ2とタブ30を接続するには、クリップ3aの埋設管10の部分およびタブ30の部分を金型内にインサートして、埋設管10の内部にも中金型を挿入する。埋設管10と金型および中金型との隙間およびタブ30の位置に、硬化してゴム状弾性体となる硬化性ゴム組成物を供給する。次に、硬化性ゴム組成物を硬化後、金型を開くと、チューブ2の肉厚部に埋設管10を埋設し、ブリッジ部11の途中にタブ30を付けた形態の鼻腔挿入チューブ1aが完成する。ストッパー4の製造方法は、第一実施形態と共通する。
「第三実施形態」
次に、本発明の第三実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップおよびそれを備える鼻腔挿入チューブについて説明する。以下の説明では、先の各実施形態と共通する部分については、同じ符号を付し、重複した説明を省略する。
図5は、本発明の第三実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップを備える鼻腔挿入チューブの斜視図(5A)および(5A)中の鼻腔挿入チューブ用クリップを拡大した拡大斜視図(5B)をそれぞれ示す。図5では、タブおよび被覆部の部分をグレー(あるいは多数ドット分散領域ともいう)で示す。
A.鼻腔挿入チューブの構造
第三実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップ3bおよびそれを備える鼻腔挿入チューブ1bは、第二実施形態に係る鼻腔挿入チューブ用クリップ3aおよびそれを備える鼻腔挿入チューブ1aと異なり、ブリッジ部11の少なくともタブ30と反対側(矢印I側)の内側面を、ゴム状弾性体から成る被覆部40にて覆っている。第三実施形態の上記以外の構成は、第二実施形態と共通する。
被覆部40は、ブリッジ部11の内側面(U字形状に湾曲した内側の凹面)のみを被覆する部位でも良いが、この実施形態では、ブリッジ部11の内側面から連続する面(図5では、上方の面)の一部をも被覆している。被覆部40は、タブ30とつながっていても、あるいはつながっていなくとも良い。しかし、タブ30とつながるように被覆部40を構成することは、製造工程の簡易化の観点で有利である。また、被覆部40は、ブリッジ部11全体を被覆しても良い。その場合には、ブリッジ部11が金属から成る場合であっても、金属が鼻Nに接触しないので、使用者に金属アレルギーを起こさせ、あるいは錆を発生させる可能性を低減できる。被覆部40を形成すると、ブリッジ部11と鼻中隔との間に被覆部40が介在するので、鼻腔挿入チューブ1bを鼻Nに装着しても、痛みが小さくなり、あるいは鼻中隔にブリッジ部11の跡がつきにくい。
B.鼻腔挿入チューブの製造方法
クリップ3bの製造方法は、被覆部40およびタブ30の製造を除き、第二実施形態に係るクリップ3aの製造方法と共通する。クリップ3bにチューブ2とタブ30と被覆部40とを接続するには、クリップ3bの埋設管10の部分およびブリッジ部11を金型内にインサートして、埋設管10の内部にも中金型を挿入する。金型内において、ブリッジ部11の内側面とタブ30の領域には、硬化性ゴム組成物を供給する領域がある。また、金型と中金型と埋設管10との間にも硬化性ゴム組成物を供給する領域がある。かかる状況下、金型内に硬化してゴム状弾性体となる硬化性ゴム組成物を供給する。次に、硬化性ゴム組成物を硬化後、金型を開くと、チューブ2の肉厚部に埋設管10を埋設し、ブリッジ部11の途中にタブ30を付け、ブリッジ部11の少なくとも内側面に被覆部40を付けた形態の鼻腔挿入チューブ1bが完成する。ストッパー4の製造方法は、第一実施形態または第二実施形態と共通する。
「その他の実施形態」
これまで、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は、かかる実施形態に限定されることなく、種々の変形を施して実施可能である。
例えば、タブ20,30は、ブリッジ部11の湾曲する最も下方に突出する部位ではなく、その部位からずれた位置にあっても良い。また、タブの形状は、タブ20,30のような平板形状に限定せず、直角に曲がった形状、ゆるやかに湾曲した形状などでも良い。被覆部40をタブ30より柔らかいゴム状弾性体から形成しても良い。また、第一実施形態と第三実施形態とを組み合わせても良い。すなわち、第一実施形態に係る鼻腔挿入チューブ1のブリッジ部11の内側面に、被覆部40を形成しても良い。埋設管10は、突出部13,14を備えていなくとも良い。
本発明は、いびきの防止若しくは軽減用の部材に利用できる。
1,1a,1b 鼻腔挿入チューブ
2 チューブ
3,3a,3b クリップ(鼻腔挿入チューブ用クリップの略)
4 ストッパー
6,7 開口部
8 貫通孔
10 埋設管
11 ブリッジ部
20,30 タブ
40 被覆部

Claims (6)

  1. 鼻腔に挿入する鼻腔挿入チューブの一端側に備える鼻腔挿入チューブ用クリップであって、
    前記鼻腔挿入チューブの肉厚部位に埋設され、筒状若しくは筒の一部を欠く形状を有する埋設管と、
    前記埋設管の一部から外部に向かって延出して前記埋設管の側方に回帰する形状を有するブリッジ部と、
    前記ブリッジ部の長さの途中において前記埋設管の延出方向と反対側に突出するタブと、
    を備える鼻腔挿入チューブ用クリップ。
  2. 前記回帰する形状をU字形状とし、
    前記ブリッジ部は、前記埋設管の外側に延出して前記埋設管と反対側にU字状に湾曲して、前記埋設管の側方に戻る形状を有し、
    前記タブは、前記ブリッジ部の湾曲突出側に形成される請求項1に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
  3. 前記タブは、少なくともその表面をゴム状弾性体にて形成される請求項1または請求項2に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
  4. 前記ブリッジ部は、少なくとも前記タブと反対側の内側面に、ゴム状弾性体から成る被覆部を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
  5. 前記ブリッジ部は、樹脂から構成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の鼻腔挿入チューブ用クリップを一端側に備える鼻腔挿入チューブであって、
    長さ方向に貫通する貫通孔を備えた中空のチューブと、
    前記チューブの一端側の肉厚部位に埋設され、筒状若しくは筒の一部を欠く形状を有する埋設管と、
    前記埋設管の一部から外部に向かって延出して前記埋設管の側方に回帰する形状を有するブリッジ部と、
    前記ブリッジ部の長さの途中において前記埋設管の延出方向と反対側に突出するタブと、
    前記ブリッジ部の前記埋設管と反対側の端部に形成され、前記ブリッジ部の径より大径のストッパーと、
    を備える鼻腔挿入チューブ。
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