JPH0539245Y2 - - Google Patents

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JPH0539245Y2
JPH0539245Y2 JP1988096110U JP9611088U JPH0539245Y2 JP H0539245 Y2 JPH0539245 Y2 JP H0539245Y2 JP 1988096110 U JP1988096110 U JP 1988096110U JP 9611088 U JP9611088 U JP 9611088U JP H0539245 Y2 JPH0539245 Y2 JP H0539245Y2
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hose
wire
reinforcing wire
ring portion
reinforcing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、補強ワイヤ付きのホースに関し、特
に自動車のラジエータホースに用いて好適なホー
スに関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車のラジエータホースとして用いら
れているゴムホースは、つぶれ防止のためにクロ
ロプレンゴム(CR)製のホース壁内に螺旋状に
巻回するワイヤを加硫埋設した補強構造とされて
いるが、最近、ホースのコスト低減と耐洩れ性の
向上をねらつてエチレンプロピレンゴム
(EPDM)製のホースを用いることが考えられ、
この材料の接着性の悪さから、埋込み補強に替え
て、ワイヤをホース内面に嵌挿しただけのインナ
ワイヤ構造に変更されようとしている。
また、インタクーラホースにおいても、同様の
状況からワイヤをホース外面に装着したアウタワ
イヤ構造が採られている。
第3図は、インナワイヤ構造のホースの一例を
示すものでホース1の内面に螺旋状に巻回した補
強ワイヤ2が嵌挿されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述のような従来のインナワイヤ構
造のホースでは、次のような問題点がある。
(1) ホース組付け時に、ラジエタやエンジンの出
入口管にホース1を接続するために、作業物が
ホース1端部を手で強く握ると、補強ワイヤ2
の終端は簡単に倒れてしまい、一旦端部が倒れ
はじめると、次々と隣接するコイル部が倒れて
しまうため、補強ワイヤ2全体が倒れる傾向が
ある。このように、補強ワイヤ2のコイルが倒
れたまま組付けられると、組付け後に冷却水の
流れと振動によつて次第に位置ずれを起こし、
補強ワイヤ2の入つていない部分がつぶれて、
冷却水の流れが妨げられる結果、エンジンの焼
付き事故の原因となる。
(2) ホース輸送時に振動で補強ワイヤ2が位置ず
れした場合、外部からワイヤの位置ずれを確認
しようがないため、組付け後に上記(1)項に述べ
たと同様の事故を発生する原因となる。
本考案は、このような問題点の解決をはかろう
とするもので、ホースにおける補強ワイヤの端部
を拘束して、ホース端部における補強ワイヤの倒
れを防止し、同ワイヤの位置ずれをなくすように
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目体を達成するため、本考案の請求項(1)
に記載の補強ワイヤ付きホースは、軟質弾性材で
形成されたホースの内周面に、同ホースを補強す
るコイル状ワイヤをそなえ、同ワイヤの端部にお
けるリング部を拘束する凸条が、上記ホースの内
周に沿いフランジ状に形成されているものにおい
て、上記凸条が並行な2条の凸条に形成されると
共に、内側に存する上記凸条の一部に切欠きが設
けられ、さらに、上記リング部が上記切欠きを通
して上記2条の凸条の間に収容されたことを特徴
としている。
また本考案の請求項(2)に記載の補強ワイヤ付き
ホースは、軟質弾性材で形成されたホースの内周
面に、同ホースを補強するコイル状ワイヤをそな
え、同ワイヤの端部におけるリング部を拘束する
凸条が、上記ホースの内周に沿いフランジ状に形
成されているものにおいて、上記凸条が円周方向
の一部に切欠き部をそなえた1条の凸条に形成さ
れると共に、上記リング部が2重巻き部をそな
え、同2重巻き部が上記凸条を両側から挟持する
ように配設されたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の請求項(1)に記載の補強ワイヤ付
きホースでは、ホースの内周に沿いフランジ状に
形成された並行な2条の凸条が、補強ワイヤの端
部に形成されたリング部を両側から積極的に保持
し、コイル状の補強ワイヤの倒れと移動とを阻止
するように作用する。
また、内側に存する凸条の一部に設けられた切
欠きが、補強ワイヤの端部に形成されたリング部
を2条の凸条の間へ収容するときの通路として作
用する。
さらに同請求項(2)に記載の補強ワイヤ付きホー
スでは、補強ワイヤのリング部の2重巻き部が、
ホースの内周に沿いフランジ状に形成された凸条
を両側から積極的に挟持し、コイル状の補強ワイ
ヤの倒れと移動とを阻止するように作用する。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例としての補強
ワイヤ付きホースについて説明すると、第1図は
その第1実施例の縦断面図、第2図はその第2実
施例の縦断面図である。
まず、本考案の第1実施例について説明する
と、第1図に示すように、ホース1の端部には一
定の高さを有し、かつ全内周にわたる並行な2条
の凸条3,3′が設けられており、内側に存する
凸条3′はその一部に切欠き部が形成されている。
一方補強ワイヤ2はその端部においてほぼ一周に
わたつて同一平面内に巻回されたリング部21を
形成されている。なお、このような補強ワイヤ2
のホース1内への挿入に際しては、補強ワイヤ2
の両端に、補強ワイヤ2の巻径を縮径させる方向
のねじり力を与えて縮径させた状態で、補強ワイ
ヤ2をホース1内に挿入し、挿入後に補強ワイヤ
2のねじり力を解除して拡径させるような操作が
行なわれる。このようにすると、補強ワイヤ2は
ホース1の内周に若干拡径を妨げいられて断接す
るため、軸線方向に適度の拡張力を残しつつリン
グ部21は凸条3に圧接された状態で定置され
る。
そして、補強ワイヤ2の端部のリング部21
は、内側の凸条の凸条3′の切欠きを通して、2
つの凸条3,3′の間に収容されている。
本考案の第1実施例としての補強ワイヤ付きホ
ースは、上述のように構成されているので、取付
けの際にホース1端部に手による強い押しつぶし
力が加えられても、リング部21が凸条3,3′
により両側から積極的に保持されているため、傾
斜が拘束されて端部から倒れることが確実に妨げ
られる。
したがつて補強ワイヤ2が位置ずれしたり倒れ
たりすることがなく、組付け後にホース1内の負
圧によるつぶれを生じることが確実に防止され
る。
次に、本考案の第2実施例について説明する
と、第2図に示すように、この例では、ホース1
端に円周方向の一部に切欠き部をそなえた1条の
凸条3′が設けられており、端部を密に2重巻き
されたリング部21を形成された補強ワイヤ2
の、2重巻き部がこの凸条3′を両側から挟持す
るように配設されている。この例における補強ワ
イヤ2の組付け方法は、第1実施例の場合と同様
である。
そしてこの第2実施例の場合、取付けの際にホ
ース1端部に手による強い押しつぶし力が加えら
れても、リング部21が凸条3′を両側から積極
的に挟持しているため、補強ワイヤ2が端部から
倒れることが確実に妨げられ、したがつて、補強
ワイヤ2が位置ずれしたり倒れたりすることがな
く、組付け後にホース1内の負圧によるつぶれを
生じることが確実に防止できる、という第1実施
例と同様の作用効果が得られる。
以上、本考案を実施例に基づき詳述したが、本
考案は上述の実施例に限定されるものではなく、
実用新案登録請求の範囲に記載の事項の範囲内
で、種々変更して実施可能なものであり、その用
途もラジエタ用ホースに限らずインタクーラ用ホ
ースその他に用いうるものである。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の補強ワイヤ付き
ホースによれば、次のような効果ないし利点が得
られる。
(1) ホースの内周に沿いフランジ状に形成された
凸条が、ホースを補強するコイル状ワイヤの端
部におけるリング部のホース軸線方向への移動
を確実かつ積極的に拘束するため、コイル状ワ
イヤの倒れと移動とが阻止され、補強ワイヤの
変形や位置ずれを無くすことができる効果が得
られる。
(2) 特に補強ワイヤの両端部を確実に拘束する構
成となつているため、長い寸法の補強ワイヤを
ホース内に装着したホースにおいても、ホース
のつぶれを防止することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の実施例としての補強ワイ
ヤ付きホースを示すもので、第1図はその第1実
施例の縦断面図、第2はその第2実施例の縦断面
図、第3図は従来のインナワイヤ構造のホースを
示す縦断面図である。 1……ホース、2……ワイヤ、3,3′……凸
条、21……ワイヤのリング部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軟質弾性材で形成されたホースの内周面に、
    同ホースを補強するコイル状ワイヤをそなえ、
    同ワイヤの端部におけるリング部を拘束する凸
    条が、上記ホースの内周に沿いフランジ状に形
    成されているものにおいて、上記凸条が並行な
    2条の凸条に形成されると共に、内側に存する
    上記凸条の一部に切欠きが設けられ、さらに、
    上記リング部が上記切欠きを通して上記2条の
    凸条の間に収容されたことを特徴とする、補強
    ワイヤ付きホース。 (2) 軟質弾性材で形成されたホースの内周面に、
    同ホースを補強するコイル状ワイヤをそなえ、
    同ワイヤの端部におけるリング部を拘束する凸
    条が、上記ホースの内周に沿いフランジ状に形
    成されているものにおいて、上記凸条が円周方
    向の一部に切欠き部をそなえた1条の凸条に形
    成されると共に、上記リング部が2重巻き部を
    そなえ、同2重巻き部が上記凸条を両側から挟
    持するように配設されたことを特徴とする、補
    強ワイヤ付きホース。
JP1988096110U 1988-07-20 1988-07-20 Expired - Lifetime JPH0539245Y2 (ja)

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JPH0227080U JPH0227080U (ja) 1990-02-22
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JP5620894B2 (ja) * 2011-09-08 2014-11-05 株式会社明治ゴム化成 ホース

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