JPH07269757A - 埋設管路用管継手 - Google Patents

埋設管路用管継手

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JPH07269757A
JPH07269757A JP6081014A JP8101494A JPH07269757A JP H07269757 A JPH07269757 A JP H07269757A JP 6081014 A JP6081014 A JP 6081014A JP 8101494 A JP8101494 A JP 8101494A JP H07269757 A JPH07269757 A JP H07269757A
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JP
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reinforcing
pipe
base diameter
flexible
adjacent
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JP6081014A
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English (en)
Inventor
Shigeo Saegusa
茂夫 三枝
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Seibu Polymer Corp
Original Assignee
Seibu Polymer Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 径方向には高い剛性を備えて内圧や土圧に抗
し得ると共に管路軸方向には容易に伸縮屈曲し得、接続
する管部材の変位を許容してその破損を防ぐことのでき
る管継手用可撓管を提供する。 【構成】 管状部10の両端にフランジ20が設けら
れ、管状部10は、補強鋼側管22及び補強鋼平リング
43が内挿されて補強された径方向に高剛性な基径部4
0と、肉薄で外径側に膨出した形状変形と一部弾性変形
可能な可撓部30とが交互に配置されて構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接続される管部材の間
に介装されて管部材を結合する管継手に関し、詳しく
は、可撓性を有して地震や地盤の変動に応じて管部材の
変位を許容する埋設管路用の管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】土中に管部材を埋設して成る埋設管路
は、所定長さの管部材を接続して構成される。このよう
な埋設管路には、地震や地盤の変動によって様々な方向
の外力が作用するが、管部材を剛体接続とすると管部材
が破損したり接続部が破断分離するといった問題を生ず
る。このため、管部材の接続部に可撓性を有する管継手
を介装して結合することが行われている。こうすること
により、管継手ゴム部材の形状変形と一部弾性変形によ
って管部材の変位が許容されることとなり、破損を惹起
する応力が解消される。即ち、地震や地盤の変動等によ
る外力は管路の伸縮屈曲によって吸収され、管部材の破
損が防がれるものである。
【0003】管継手は、その一例を図6に示す如く、ゴ
ム等の弾性を有する素材によって略円筒状に形成された
本体部50の両端部に、管部材と接続する接続部である
フランジ60が設けられて構成されている。本体部50
は、管内の内圧と埋設された際の土圧に耐え得ると共
に、その管路軸方向には所定の弾性力で伸縮可能な柔軟
性を有する必要がある。つまり、径方向には高い剛性を
有し、管路の軸方向には低剛性として伸縮屈曲が容易で
なければならない。このように管路全長からみた柔構造
部であるため、補強コード51が全体に内挿されると共
に、補強ワイヤー52や金属製の補強鋼リング53が管
路軸方向に複数条内挿されて補強されている。補強鋼リ
ング53は、本体部50の外周に突設された周方向に沿
う断面形状略半円形の凸条50A内に内挿されており、
この凸条50Aと対応する内周部分は外面に沿う断面形
状の溝50Bとなっている。これにより、補強ワイヤー
52及び補強鋼リング53は径方向の剛性の向上のみに
寄与し、管路の軸方向の伸縮屈曲を阻害しない設計とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、円筒状の管
部材が屈曲するには、屈曲の外側の部位は軸方向に伸
び、内側の部位は軸方向に縮むことが必要である。即
ち、軸方向に伸縮することによって屈曲が可能となる。
ただし、管路の剪断変形となる場合は該管継手は斜方伸
びとなる。
【0005】上記の如く構成された管継手では、径方向
の剛性向上のために内挿された補強ワイヤー52及び補
強鋼リング53の配在は、このような凸条50Aの伸縮
変形を阻止するように作用する。補強鋼リング53が内
挿された部位の内周側は溝50Bが形成されて当該部位
が伸縮し得るように考えられてはいるが、実際には補強
鋼リング53の剛性が大きく、それによる反発弾性が大
きいため比較的に小さい屈曲力ではこの部位の形状変形
伸縮は困難であった。
【0006】つまり、径方向の剛性向上に伴って屈曲方
向の剛性も向上して屈曲し難いものとなってしまうもの
であり、土圧に耐えるべく径方向の剛性を向上させる
と、同時に軸方向の剛性も向上して形状変形と一部弾性
変形しづらくなってしまうものであった。
【0007】このような管継手では、その伸縮屈曲に大
きな力が必要となり、その結果、鋳鉄管(FCDIP )、鋼
管(SP)、コンクリート管(CP)等の剛性の高い管部材
であれば問題はないが、剛性の低い強化プラスチック複
合管(FRPM)、硬質塩化ビニール管(VP)、ポリエチレ
ン管(PEP )等の管部材では、当該管部材の剛性より管
継手の屈曲剛性の方が高くなってしまい、管継手が屈曲
せずに管部材が破損してしまうという問題があった。前
述の剛性の低い管部材の類は内圧が低い用途に用いられ
ると共に深く埋設されることはなく、そのような管部材
を接合する管継手の剛性は管部材の弱い剛性に対応した
ものでなければならないが、実際には種々の管部材に対
して用いられる可能性のある汎用の管継手は最も厳しい
被力条件で設計されるためにこのような事態が往々にし
て生ずるものであった。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、径方向には使用条件に応じて充分な剛性を備
えて内圧や土圧に抗し得ると共に管路を伸縮屈曲させる
力が作用した時管路軸方向に容易に伸縮屈曲し得、接続
する管部材の変位を許容してその破損を防ぐことのでき
る比較的剛性の低い管部材の接続に好適な管継手を提供
しようとするものである。
【0009】
【課題を解決する為の手段および作用】上記目的を達成
する本発明の管継手用可撓管は、接続される管部材の間
に介装されて管部材を結合する埋設管路用管継手であ
り、弾性を有する素材によって円筒状に形成された管状
部の両端部に前記管部材との接続部が設けられ、前記管
状部は、内部に周方向に連続する環状の補強部材が内挿
された基径部と、該基径部から半径方向外側に膨出形成
され内周面に環状の溝を有し該基径部よりも剛性が小さ
い可撓部とが、1つの該可撓部が2つの該基径部によっ
て管路軸方向に狭まれるようにして配設されて構成され
ていることを特徴とする。
【0010】上記の如く構成された管継手用可撓管で
は、管路の径方向の力に対しては補強部材によって補強
された基径部が抗し、管路の軸方向及び管路を伸縮屈曲
する方向の力に対しては基径部よりも剛性の小さい可撓
部が形状変形と一部弾性変形を行う。つまり、土圧に対
しては高い剛性で耐えると共に、接続管の相対変位は可
撓部の低い剛性が対応を許容する。
【0011】該補強部材は、補強コードを複数層重ねて
なる補強コード層、ワイヤーをコイル状に複数層巻回し
てなるワイヤー層、鋼管からなる補強平リング、鋼製の
補強丸リングおよび該接続部に固定された鋼管からなる
補強側板の少くとも1種または2種以上の組合せからな
る。
【0012】本発明の1側面においては、該管状部は少
くとも2つの該可撓部を備え、該接続部に隣接する該基
径部の少くとも一方に内挿された該補強部材は該補強コ
ード層と該可撓部の基部に隣接する位置に配置された該
補強鋼丸リングを含み、隣り合う該可撓部間の該基径部
内の該補強部材は該ワイヤー層を含むことを特徴とす
る。
【0013】また本発明の他の側面においては、隣り合
う該可撓部間の該基径部内の該補強部材は、管路軸方向
に隣接して内挿された該補強コード層と該ワイヤー層お
よび該隣接する補強コード層と該ワイヤー層の内周側に
内挿された該補強鋼平リングをさらに含むことを特徴と
する。
【0014】さらに、本発明の他の側面においては、該
管状部は少くとも2つの該可撓部を備え、該接続部に隣
接する該基径部に内挿された該補強部材は該接続部に固
定された該補強鋼側板と、該補強鋼側板の該可撓管側の
端部に固定された該補強鋼丸リングを含み、隣り合う該
可撓部間の該基径部内の該補強部材は該補強鋼平リング
を含むことを特徴とする。
【0015】この構成により接続部に隣接する基径部の
剛性を可撓部の剛性に比べて著るしく強くすることがで
き可撓部の伸縮屈曲変形を容易にすることができる上に
補強鋼丸リングをヒンジとして可撓部が屈曲変形するこ
とを容易にすることができ、基径部とそれに固定される
管部材の変形を防止することができる。
【0016】また、本発明のさらに他の側面において
は、該可撓部は該基径部よりも肉薄に形成されているこ
とを特徴とする。この構成により、管継手全体剛性をい
ささかも損なうことなく、可撓継手の伸縮および屈曲変
形を一層容易にすることができる。
【0017】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の実施例につ
いて説明する。図1は、本発明に係る管継手の一実施例
の軸方向半断面図である。図示管継手1は、円筒状の管
状部10の両端に、接続部としてのフランジ20が設け
られて構成されている。
【0018】管状部10は、所定の内外径の円筒状であ
って、その周壁は、ゴムまたは合成樹脂からなるもので
ある。本実施例においては、その周壁は天然ゴム(NR)
による内周ゴム層11と、クロロプレンゴム(CR)によ
る外周ゴム層12の二層によって形成され、両者の界面
部分にナイロンまたはビニロン繊維による内側補強コー
ド13がバイアス状態(斜め格子網状)で内挿されてい
る。その管路軸方向中央と、該中央から両端部側にそれ
ぞれ等間隔の二カ所の合計三カ所に、可撓部30が設け
られている。ただし、該可撓部は変位、被力の容量を計
算しその個数の増減を図ることができる。
【0019】可撓部30は、管状部10の内周面側に所
定の幅且つ深さで底部が半円状の環状の溝31が周方向
に形成され、その溝31と対応する外周面側は、当該可
撓部30以外の部位である基径部40(41・42)よ
り薄い肉厚で溝31の底部に沿う形状とされて基径部4
0の外周面より半径方向外側に円弧状に膨出形成されて
いる。
【0020】フランジ20は、鋼板製のフランジリング
21が、管状部10の端部に接合されて形成されてい
る。即ちフランジリング21の背面(管状部10側の
面)には、その開口部と対応する径の鋼管からなる補強
鋼側管22が溶接によって固定されており、この補強鋼
側管22が管状部10の端部の基径部41の外周ゴム層
12内に内挿され、これによってフランジリング21が
管状部10に結合一体化されている。
【0021】フランジリング21の前面(接合する管部
材と対向する外側の面)は、補強鋼側管22の内周側か
ら内側補強コード13を伴って回り込んだゴム層23で
覆われており、このゴム層23がフランジリング21と
管状部10の結合部を覆っている。また、相手管部材と
の接合時には、管状部10に内挿されている内側補強コ
ード13の端部がフランジリング21と相手接合管部材
のフランジ面との間に挟まれて管状部10の強固な結合
が可能となるようになっている。ゴム層23の表面に
は、シール突起23Aが周方向全周にわたって突出形成
されている。
【0022】補強鋼側管22の、フランジリング21と
の接合側とは逆の端部には、内径が補強鋼側管22の内
径と等しく外径が補強鋼側管22の外径より所定量大き
い補強鋼丸リング24が、溶接によって固定されてい
る。この補強鋼丸リング24は、補強側管22の径方向
の剛性を高めると共に、この補強鋼丸リングをヒンジと
して可撓部30が屈曲変形することを容易にし、基径部
41とそれに固定される管部材の変形を防止するように
機能する。また係合補強鋼丸リング24は、管状部10
からの補強鋼側管22(即ちフランジ)の離脱を防ぐよ
うに機能する。
【0023】この補強鋼側管22が内挿される端部の基
径部41には、補強鋼側管22の外周に沿って、そのフ
ランジ21側にナイロンまたはビニロン繊維等の補強コ
ードを複数層重ねてなる補強コード層41Aが、補強鋼
丸リング24側に鋼製ワイヤー等のワイヤーをコイル状
に複数層巻回してなる補強ワイヤー層41Bが、それぞ
れ所定の幅且つ厚さで補強鋼側管22に巻き回された状
態で内挿されている。補強ワイヤー層41Bは管周締付
け力が補強コード層41Aよりも強いので、補強ワイヤ
ー層41Bを補強コード層41Aに隣接して配設するこ
とにより補強コード層41Aの管路軸方向のずれを防止
することができる。
【0024】補強コード層41Aと補強ワイヤー層41
Bの内径は補強鋼丸リング24の外径よりも小さく、従
って、補強コード層41Aと補強ワイヤー層41Bが補
強鋼丸リング24に係合状態となってフランジ20が管
状部10から離脱するのを防ぐようになっている。つま
り、本実施例においては、補強鋼丸リング24が補強コ
ード係合部となっているものである。
【0025】外側補強コード14は、補強ワイヤー層4
1Bの下側(内側)から補強鋼丸リング24の上側を越
えて、隣接する可撓部30を経て基径部42に達し、補
強コード層42Aの最下層に連続している。
【0026】可撓部30に挟まれて位置する基径部42
には、その内周ゴム層11内に所定径の鋼管を輪切りに
した状態の円筒状部材としての補強鋼平リング43が内
挿されると共に、その外周側の内周ゴム層11内に、前
述の補強コード層41Aと同様の構造の補強コード層4
2Aと、この補強コード層42Aを挟む両側に前述の補
強ワイヤー層41Bと同様の構造の補強ワイヤー層42
Bが内挿されている。そして該補強ワイヤー層は管状部
の内外側補強コードのずれ止めともなり形状保持効果を
もつものである。補強鋼平リング43の側端部位は丸く
面取り加工されており、管継手が管路軸方向に引っ張ら
れて当該基径部42が伸長した場合でも、その外面とゴ
ムとの接合が剥がれ難い構造になっている。
【0027】上記の如く構成された管継手用可撓管1で
は、基径部40は補強鋼側管22、補強鋼丸リング24
及び補強鋼平リング43の作用によって高い剛性を有す
る。一方、可撓部30は、肉薄で基径部40の外周より
円弧状に環状膨出して形成されると共に、中央の可撓部
30は内側補強コード13のみが内挿され、両端側の可
撓部30は内側補強コード13と外側補強コード14が
内挿されているのみであるため、基径部40よりも剛性
が小さく容易に形状変形と一部弾性変形が可能となって
いる。つまり、管継手全体としては、径方向には高剛性
であると共に管路軸方向には低剛性であり、容易に伸縮
及び屈曲可能となっているものである。なお、管状部中
心附近は管端部に比較し、管の形状変形は大きく動くこ
とはない。また,基径部41とフランジ20とは、補強
コード層41Aおよび補強ワイヤー層41Bが補強丸リ
ング24に係合状態とされていることで強固に結合され
ており、管路部の屈曲や伸長の際にも離脱することはな
い。即ち総体に管継手の中央部を弱く両端部鋼性を大き
く考慮して、しかも全体管継手の両端部結合部の反発弾
性力を大きく低減させている。
【0028】従って、管継手1を用いて管部材を結合す
ることにより、当該管継手1は、基径部40が土圧等の
径方向の圧力に抗すると共に、接続する管部材の変位は
可撓部30の形状変形と一部弾性変形によって許容す
る。つまり、土圧に耐えつつ接続する管部材の変位を許
容し、管部材に作用する応力を解消させて被接合管の破
損とか脱管を防ぐことができるものである。
【0029】次に、図2に示す本発明の第二実施例を説
明する。本実施例は、管部材と接続する接続部を、管路
が水平ではなく斜め方向に接合する際にも対応可能なベ
ベルエンド構造としたものである。なお、図中前述の第
一実施例と同機能の部位には同符号を付して説明を省略
する。
【0030】管状部10の側端の基径部41内に内挿さ
れた補強鋼側管22の内周には、接合管25が嵌合され
て溶接固定されている。接合管25の外端側は補強鋼側
管22の外端縁より所定量突出し、この外端縁が接合す
る相手管の形状に合わせて加工される。
【0031】補強鋼側管22の外端側の外周には、補強
コード係合部としての係合リング22Aが溶接固定され
ており、基径部41内の内側コード13と外側コード1
4が係合リング22Aを越えて外端側に延設され、係合
リング22Aより外端側において内径が係合リング22
Aの外径よりも小径として内挿された係合コード層26
に連続している。係合コード層26と係合リング22A
の間には、締結ワイヤー層27が内挿されており、この
締結ワイヤー層27が内側コード13及び外側コード1
4を接合管25の外周に沿わせてその経路を係合リング
22Aの外径より小径に規制している。これによって内
側コード13と外側コード14の外端部(係合コード層
26)が係合リング22Aに係合して基径部41側に固
定し、移動不能となって補強側管22と管状部10とが
強固に結合されている。なお、基径部41に内挿された
補強コード層41Aも補強ワイヤー層41Bによって補
強鋼丸リング24と係合状態とされており、同様な係合
構成が二重に構成されているものである。
【0032】上記第二実施例構成では、接続部である接
続管25は前述の内側コード13と外側コード14が係
合して管状部10と強固に結合されているため、管状部
10の伸長や屈曲の際にも離脱することはない。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限るものでは
なく、可撓部30の数など地中深度流体内圧、埋設環境
条件によって適宜変更可能なものである。また、基径部
40内の構造も適宜変更可能なものであって、例えば、
図3または図4に示すようにしても良い。図中前述の第
一実施例(図1)同機能の部位には同符号が付してあ
る。
【0034】即ち、図3に示す実施例は、可撓部30に
挟まれる中央の二つの基径部42内に補強ワイヤー層4
2Cを配すると共に、側端の基径部41内に補強コード
層41Cを配し、この補強コード層41Cと隣接する可
撓部30の基部に隣接する位置に補強鋼丸リング41D
を内挿してこの補強鋼丸リングをヒンジとして可撓部3
0が伸縮屈曲変形することを容易にし、基径部41とそ
れに固定される管部材の変形を防止する機能を奏させる
とともに補強コード層41Cの下側に配置される内側コ
ード13の径を規制するように構成したものである。
【0035】図4は、一方の接続部が前述の図3と同様
な構成のフランジ20とされ、他方の接続部が第二実施
例と同様なベベルエンド構造とされた実施例を示すもの
である。この実施例においては、フランジ20側の基径
部41は図3の基径部41と同一構成とされ、ベベルエ
ンド側の基径部41は図2の基径部41とほぼ同一であ
るが補強鋼丸リングは省略されている。また可撓部30
に挟まれた基径部42は図1の基径部42と同一構成と
されている。
【0036】上記各実施例はいずれも複数の可撓部30
を備えているが、図5に示す実施例のように、可撓部3
0は1つだけ設けるようにしてもよい。図5の実施例
は、図3の実施例における可撓部30を1つだけ設け、
中央の基径部42を省いたもので、他の構造は図3の実
施例と同一である。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る管継手
用可撓管によれば、補強部材によって補強された基径部
によって径方向には高い剛性を得て内圧や埋設された際
の土圧に耐えることができると共に、管路軸方向及び管
路を伸縮屈曲する方向には可撓部の形状変形と一部弾性
変形によって柔軟性を有し、これによって接続する管部
材の変位を許容することで地震や地盤変動等によって管
部材に作用する応力を解消させることができ、管部材の
破損とか脱管を防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の一実施例の軸方向半断面
図である。
【図2】本発明の他の実施例の軸方向半断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図6】従来例である管継手の軸方向半断面図である。
【符号の説明】
1 管継手 10 管状部 20 フランジ(接続部) 22 補強鋼側管(補強部材) 24 補強鋼丸リング(補強部材) 25 鋼接続管(接続部) 30 可撓部 40(41・42) 基径部 41A、41C、42A 補強コード層(補強部材) 41D 補強鋼丸リング(補強部材) 41B、42B、42C 補強ワイヤー層(補強部材) 43 補強鋼平リング(補強部材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続される管部材の間に介装されて管部
    材を結合する埋設管路用管継手であって、 弾性を有する素材によって円筒状に形成された管状部の
    両端部に前記管部材との接続部が設けられ、 前記管状部は、内部に周方向に連続する環状の補強部材
    が内挿された基径部と、該基径部から半径方向外側に膨
    出形成され内周面に環状の溝を有し該基径部よりも剛性
    が小さい可撓部とが、1つの該可撓部が2つの該基径部
    によって管路軸方向に狭まれるようにして配設されて構
    成されていることを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】 該補強部材は、補強コードを複数層重ね
    てなる補強コード層、ワイヤーをコイル状に複数層巻回
    してなるワイヤー層、鋼管からなる補強平リング、鋼製
    の補強丸リングおよび該接続部に固定された鋼管からな
    る補強側板の少くとも1種または2種以上の組合せから
    なることを特徴とする請求項1記載の管継手。
  3. 【請求項3】 該管状部は少くとも2つの該可撓部を備
    え、該接続部に隣接する該基径部の少くとも一方に内挿
    された該補強部材は該補強コード層と該可撓部の基部に
    隣接する位置に配置された該補強鋼丸リングを含み、隣
    り合う該可撓部間の該基径部内の該補強部材は該ワイヤ
    ー層を含むことを特徴とする請求項2記載の管継手。
  4. 【請求項4】 隣り合う該可撓部間の該基径部内の該補
    強部材は、管路軸方向に隣接して内挿された該補強コー
    ド層と該ワイヤー層および該隣接する補強コード層と該
    ワイヤー層の内周側に内挿された該補強鋼平リングをさ
    らに含むことを特徴とする請求項3記載の管継手。
  5. 【請求項5】 該管状部は少くとも2つの該可撓部を備
    え、該接続部に隣接する該基径部に内挿された該補強部
    材は該接続部に固定された該補強鋼側板と、該補強鋼側
    板の該可撓部側の端部に固定された該補強鋼丸リングを
    含み、隣り合う該可撓部間の該基径部内の該補強部材は
    該補強鋼平リングを含むことを特徴とする請求項2記載
    の管継手。
  6. 【請求項6】 該各基径部の該補強鋼側板および該補強
    鋼平リングの外周側に該補強コード層と該ワイヤー層を
    管路軸方向に隣接して内挿したことを特徴とする請求項
    5記載の管継手。
  7. 【請求項7】 該可撓部は該基径部よりも肉薄に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の管継手。
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