JP3499312B2 - エンジンの吸排気系統に使用される弾性伸縮連結管 - Google Patents

エンジンの吸排気系統に使用される弾性伸縮連結管

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JP3499312B2 JP30128594A JP30128594A JP3499312B2 JP 3499312 B2 JP3499312 B2 JP 3499312B2 JP 30128594 A JP30128594 A JP 30128594A JP 30128594 A JP30128594 A JP 30128594A JP 3499312 B2 JP3499312 B2 JP 3499312B2
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健 横田
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Katayama Kogyo Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Exhaust Silencers (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、自動車などのエンジン
の吸排気系統に使用される弾性伸縮連結管に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車のエンジンの吸排気系統にはエン
ジンの振動などを吸収するためベローズなどと称される
図1に示すような弾性伸縮連結管が使用されている。こ
のさい1は入口側連結部、2は出口側連結部、そして3
は蛇腹管の部分である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年の自動車に搭載さ
れるエンジンは高出力化及び高回転化が進み、その起振
力や変位量が大きくなっている。このため弾性伸縮連結
管の各端部3a、3bに過大な応力が発生し、この部分
が切断されるような事故が発生している。 【0004】これに対処するため、現在のところ、弾性
伸縮連結管の全長を大きくなし、その各端部に生じる応
力値を小さくするようにしている。 【0005】しかし、これでは大きな取付スペースが必
要となるほか、材料コストの点で不利である。 【0006】そこで、本発明は斯かる問題点に効果的に
対処し得るものとしたエンジンの吸排気系統に使用され
る弾性伸縮連結管を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
とした本発明は、入口側連結部と出口側連結部の間を弾
性伸縮自在な蛇腹管となした連結管であって蛇腹管の各
端部のみの材料をその中間部のそれよりも高強度のもの
としたことを特徴とする。 【0008】 【0009】 【0010】 【作用】蛇腹管の各端部は蛇腹管の全長の増大を伴うこ
となく強度が増大され、その切断損傷に対抗するものと
なる。 【0011】 【実施例】図2は本発明の第一実施例に係る連結管の一
部断面図であり、従来と同一箇所には同一符号が付して
ある。 【0012】図において、4は蛇腹管3の端部3aの外
面に被着された補強壁であり、蛇腹管3の端部3a外周
面に密着したものとなしてある。この図では本考案品の
入口側のみを示してあるが、出口側もこれに準じたもの
となされる。 【0013】斯かる本発明品の製造にさいしては、図1
のような弾性伸縮連結管となされる平滑管の、蛇腹管3
となされる部分の各端部に、補強壁4となすべき比較的
短い平滑管を外嵌させたものとした中間品を形成し、こ
の後、この中間品の周壁部(入口側連結部1及び出口側
連結部2となる部分を除く)を波形成形するようにな
す。 【0014】本発明品では蛇腹管3の全長を従来と同一
となしても、その弾性伸縮性は殆ど損なわれることがな
く、しかも各端部3a、3b(図1参照)に作用するも
のとなる外力は補強層4に分担され、各端部3a、3b
に発生する応力は軽減されるものとなる。 【0015】本実施例において、補強層4は図3(d)
に示すように蛇腹管3の各端部3a、3bの内面に形成
してもよいのであり、この場合の製造にさいしては平滑
管の蛇腹管3となされるべき部分の各端部に補強壁4と
なすべき比較的短い平滑管を内嵌させたものとした中間
品を形成し、これを前述同様に波形成形するようにな
す。 【0016】図4は本発明の第二実施例に係る連結管の
一部断面図である。本実施例では蛇腹管3が二重となさ
れている点が先の実施例と相違しているのであって、そ
の製造にさいしては多層管となすべき異径の平滑管p
1、p2を二つ用意してこれを内外に重ね合わせた後、
これの蛇腹管3となされる部分の各端部に補強壁4とな
すべき比較的短い平滑管p3・・を外嵌させたものとし
た中間品を形成し、その後、この中間品の周壁部(入口
側連結部1及び出口側連結部2となる部分を除く)を波
形成形するようになす。これによっても先の実施例と同
様に、各端部3a、3bは補強層4によって補強され
る。 【0017】本実施例の補強層4は図3(e)に示すよ
うに二つの平滑管p1、p2の間に形成してもよいので
あり、その製造にさいしては弾性伸縮連結管となすべき
異径の平滑管p1、p2の蛇腹管3となされる部分の各
端部の半径方向相互間に補強壁4となすべき比較的短い
平滑管p3・・を外嵌させたものとした中間品を形成
し、これを前述同様に波形成形するようになす。 【0018】本実施例において蛇腹管3は三重であって
もよいのであり、この場合も上述したところに準じて実
施される。 【0019】図5は本発明の第三実施例に係る連結管の
断面図である。本実施例の蛇腹管3は各端部3a、3b
とその中間部3bとが異なる材料となされているのであ
って各端部3a、3bの材料が中間部3bのそれよりも
高強度のもの(圧縮強度や引張強度の大きいもの、或い
は同じ材料であれば板厚の大きいもの)となしてある。 【0020】本発明品の製造にさいしては、先ず入口側
連結部1aと蛇腹管3の端部3aからなる入口側部品3
1、出口側連結部1bと蛇腹管3の端部3bからなる出
口側部品32、及び、蛇腹管3の各端部3a、3bを除
いた部分をなす蛇腹管中間部品33を形成し、その後、
これら部品を溶接wにより固着するようになす。このさ
い、溶接wは図5(a)に示すように波の谷部分で行っ
てもよいし、或いは同図(b)に示すように波の山部分
で行ってもよい。 【0021】各部品の結合は上記溶接wに代えて、各部
品間の壁材をかしめることにより行ってもよいのであ
り、この場合のかしめ手段は任意に行い得るが例えば図
3(a)〜(c)の何れかに示すように実施することが
できる。 【0022】図6〜図9は本考案の第四実施例に係る図
である。本実施例では蛇腹管3の端部を除いた中間部分
33は図6(a)に示すように数山(3個)の波を形成
された帯状波板mを一山づつずらしながら螺旋巻きする
ことにより形成するのであり、したがってその壁断面は
多層状となる。 【0023】このさい帯状波板mは図7(a)〜(c)
に示すように一般に2〜4個の波の形成されたものとな
されるのであり、図6(a)に示すように波数が3個の
ものを使用して形成すれば蛇腹管3の壁断面は同図
(b)に示すように三層となり、また2個又は4個のも
のを使用すればそれは二重又は四重となる。 【0024】しかして、蛇腹管3の各端部は図8に示す
ように中間部分に使用される帯状波板mに補強層4とな
すべき帯状波板を重ねた状態となし、この状態のものを
一山づつずらしながら螺旋巻きすることにより形成する
のである。このさい同図に示すように三山の帯状波板m
1を使用すると、各端部の壁断面は補強層4が形成され
るため図9に示すように最大箇所pで六重となる。この
ように形成された各端部の外方には適宜に入口側連結部
と出口側連結部を形成するのであり、例えば短管を付加
的に結合するなどする。 【0025】かくして蛇腹管3の各端部は第一実施例と
同様に補強層で補強され、その中間部分に較べて強度の
増大されたものとなるのである。 【0026】本実施例は次のように変形することもでき
るのであって、即ち例えば蛇腹管3の全長を図6で示す
ように単層の帯状波板wを螺旋巻きすることにより形成
し、その後、これの各端部の外周面に補強となすべき単
層の帯状波板m1を螺旋巻きするようにしてもよい。 【0027】 【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、蛇
腹管の全長を増大させることなく、その各端部に発生す
る応力値を減少させることができ、したがって弾性伸縮
連結管の取付スペースを大きく確保する必要がなくなる
ほか、蛇腹管の全長を長くする場合に較べその材料コス
トを軽減させ得るものとなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来より使用されている弾性伸縮自在連結管の
断面図である。 【図2】本発明の第一実施例に係る連結管の一部断面図
である。 【図3】同実施例に係る連結管の上半分の一部を示す断
面図に係り、(a)〜(c)はかしめ手段により部品相
互を連結した状態を示す図で、(d)及び(e)は補強
層の配置を示す図である。 【図4】本発明の第二実施例に係る連結管の一部断面図
である。 【図5】本発明の第三実施例に係る連結管の一部断面図
であり、(a)は部品相互を波の谷部で溶接した状態を
示す図で(b)は部品相互を波の山部で溶接した状態を
示す図である。 【図6】本発明の第四実施例に係り、(a)は連結管の
蛇腹管を形成するさいの状態を示す図、(b)はこのよ
うに形成された蛇腹管の壁断面を示す図である。 【図7】同実施例に使用される帯状波板の断面を示す図
である。 【図8】同実施例に係る蛇腹管の端部を形成するさいの
状態を示す図である。 【図9】山数が3個の帯状波板を使用して形成された同
実施例に係る蛇腹管の端部の壁断面を示す図である。 【符号の説明】 1 入口側連結部 2 出口側連結部 3 蛇腹管 3a及び3b 蛇腹管の各端部 m及びm1 帯状波板 p1及びp2 平滑管 p3 比較的短い平滑管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 妹尾 吉章 井原市西江原町1005の1 片山工業株式 会社内 (56)参考文献 特開 平3−140686(JP,A) 特開 昭57−8124(JP,A) 実開 昭56−136122(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 7/08 F02M 35/10 101 F16L 9/06 F16L 27/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 入口側連結部と出口側連結部の間を弾性
    伸縮自在な蛇腹管となした連結管であって蛇腹管の各端
    部のみの材料をその中間部のそれよりも高強度のものと
    したことを特徴とするエンジンの吸排気系統に使用され
    る弾性伸縮連結管。
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JP5873274B2 (ja) * 2011-09-12 2016-03-01 日野自動車株式会社 吸気管構造
CN203963278U (zh) * 2014-06-23 2014-11-26 陈卫国 一种带有波纹管段的连接管

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