JP2590078Y2 - エンジンの排気装置 - Google Patents

エンジンの排気装置

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JP2590078Y2
JP2590078Y2 JP1992075480U JP7548092U JP2590078Y2 JP 2590078 Y2 JP2590078 Y2 JP 2590078Y2 JP 1992075480 U JP1992075480 U JP 1992075480U JP 7548092 U JP7548092 U JP 7548092U JP 2590078 Y2 JP2590078 Y2 JP 2590078Y2
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JP
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exhaust
engine
collecting
exhaust pipe
exhaust system
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孝彦 内藤
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Sankei Giken Kogyo Co Ltd
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Sankei Giken Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車や自動二輪車等の
エンジンの排気装置、特に多気筒エンジンからの複数本
の上流側の排気管を集合部を介して下流側の排気管に合
流させるようにした排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車用エンジンの排気装
置において、図6に示すように多気筒エンジンEからの
複数本の上流側の排気管1・1を集合部2を介して下流
側の排気管3に合流させるものは知られている。また例
えば排気の保温および表面温度を抑制するために、上記
のような排気管1・3および集合部2を内外二重に構成
したものもある。
【0003】上記のように上流側の複数本の排気管1・
1を集合部2を介して下流側の排気管3に合流させるも
のは、エンジンEからの振動や車体振動等による応力が
上記の集合部付近、特にその集合部2とそれに接続した
上流側および下流側の排気管1・3との境界部aに集中
して剛性が不足し勝ちとなり、往々にして変形もしくは
破損等して耐久性を損ねる等の不具合がある。上記の排
気管1・3および集合部2を内外二重に構成したものも
同様である。また上記図6のようにエンジンEから集合
部2に至る上流側の排気管1・1の長さが異なる場合は
もとより、図7のように排気管1・1の長さが略等しい
場合も同様である。
【0004】そこで、上記のような応力集中による変形
もしくは破損等を防止するために、従来は上記集合部や
排気管の板厚を厚くしたり、集合部と排気管との接続部
に補強用の金属板を溶接したりしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように集合部や排気管の板厚を厚くすると、重量や材料
コストが増大する等の不都合があり、また集合部と排気
管との接続部に補強用の金属板を溶接するのは、作業が
面倒であると共に、重量や製作コストが嵩む等の問題が
あった。本考案は上記の問題点に鑑みて提案したもの
で、複数本の上流側の排気管を集合部を介して下流側の
排気管に合流させるようにしたエンジンの排気装置にお
ける上記の問題点を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案によるエンジンの排気装置は、以下の構成
としたものである。即ち、多気筒エンジンからの複数本
の上流側の排気管を集合部を介して下流側の排気管に合
流させる構成とし、上記各排気管および集合部を内外二
重に形成したエンジンの排気装置において、上記集合部
内外二重のベローズ状のフレキシブルチューブで構成
する、あるいは上記各排気管と集合部との間に内外二重
のベローズ状のフレキシブルチューブを設けるようにし
たものである。
【0007】
【作用】上記のように集合部を内外二重のベローズ状の
フレキシブルチューブで構成し、もしくは各排気管と集
合部との間を内外二重のベローズ状のフレキシブルチュ
ーブを設けたことにより、エンジン振動や車体振動が、
上記フレキシブルチューブで緩和されて前記の応力集中
による変形や破損等を良好に防止することが可能とな
る。
【0008】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいて本考案によ
るエンジンの排気装置を具体的に説明する。図1は本考
案によるエンジンの排気装置の一実施例を示す要部の斜
視図、図2はその要部の縦断面図であり、前記従来例と
同様の機能を有する部材には同一の符号を付して説明す
る。
【0009】本実施例は上流側と下流側の排気管1・3
および集合部2をそれぞれ内外二重1a・1b、3a・
3b、2a・2bに構成し、上流側排気管1の内外管1
a・1bと集合部2の内外部材2a・2bとの間、およ
びその内外部材2a・2bと下流側排気管3の内外管3
a・3bとの間に、それぞれベローズ状のフレキシブル
チューブ4a・4bを設けた例を示す。
【0010】特に図に示す実施例は、上記各フレキシブ
ルチューブ4a・4bを各排気管1・3の内外管1a・
1b、3a・3bの集合部側の端部に、それぞれバルジ
加工等により一体に形成して集合部2の内外部材2a・
2bに嵌合接続したものである。ただし、上記各管1a
・1b、3a・3bと別体に形成してその各管と集合部
2の内外部材2a・2bとの間にそれぞれ嵌合接続する
ようにしてもよい。また上記集合部2の内外部材2a・
2bの構成は適宜であり、例えば内外部材2a・2bを
それぞれ一体成形する、あるいは各々上下2つ割りに形
成し、その両半割り部材を互いに向い合せて溶接等で一
体的に固着してもよい。
【0011】上記のように各排気管1・3と集合部2と
の間に、フレキシブルチューブ4a・4bを設けると、
図に省略したエンジンからの振動や車体振動が、各フレ
キシブルチューブ4a・4bで緩和されて、上記の振動
による応力が前記のように集合部2もしくはその近傍に
局部的に集中するのが防止される。しかも、排気装置全
体の振動が軽減され、排気装置から車体等への振動の波
及を少なくできるものである。
【0012】図3は本考案によるエンジンの排気装置の
他の実施例を示す要部の斜視図、図4はその要部の縦断
面図である。本実施例は内外二重に構成した集合部2の
内外部材2a・2bをベローズ状のフレキシブルチュー
ブで構成した例を示す。上記のフレキシブルチューブよ
りなる内外部材2a・2bの形成手段は任意であるが、
例えば予め多岐状に形成した管をバルジ加工等によりベ
ローズ状に形成すればよい。
【0013】上記のように集合部2の構成部材2a・2
bをフレキシブルチューブで構成することによっても上
記実施例と同様にエンジン振動や車体振動による応力が
局部的に集中するのを防止できると共に、排気装置全体
の振動および排気装置から車体等への振動の波及を少な
くできるものである。
【0014】なお上記各実施例において、各フレキシブ
ルチューブの板厚や波形状(断面形状)もしくは波の数
や波の高さ等は適宜であり、例えばエンジン振動や車体
振動による応力の大きさ等に応じて上流側と下流側もし
くは内側と外側とでフレキシブルチューブの板厚や波形
状もしくは波の数や波の高さ等を適宜変更することもで
きる。また特に内側に配設されるフレキシブルチューブ
4a、2aの波形状として、例えば図5の(a)もしく
は(b)に示すような内面が比較的平滑なものを用いる
と、排気流の乱れが防止されて気流抵抗や異音等の発生
を低減させることができる。
【0015】上記の各実施例は排気管1・3および集合
部2を内外二重に構成したが、一重のものにも適用でき
る。また図示例は上流側の排気管長が略等長の場合を例
示したが、前記図6のように管長が異なるものにも適用
可能であり、同様の効果が得られる。その場合、各フレ
キシブルチューブの板厚や波形状(断面形状)もしくは
波の数や波の高さ等を変えることによって振動吸収性能
を適宜調整(チューニング)することも可能である。ま
た上記各実施例は上流側の2本の排気管1・1を集合部
2で合流させる場合を例にして説明したが、2本以上の
上流側排気管を集合させるものにも適用できる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、多気筒エ
ンジンからの複数本の上流側の排気管1・1を集合部2
を介して下流側の排気管3に合流させる構成とし、上記
各排気管1・3および集合部2を内外二重に形成した
ンジンの排気装置において、上記集合部2を内外二重の
ベローズ状のフレキシブルチューブで構成する、もしく
各排気管と集合部との間を内外二重のベローズ状の
レキシブルチューブを設けたから、エンジン振動や車体
振動が上記内外二重のフレキシブルチューブで緩和され
て、上記の振動による応力が前記従来のように集合部も
しくは集合部と各排気管との間に局部的に集中して変形
したり、破損するのを防止することができる。しかも上
記のようにエンジン振動や車体振動がフレキシブルチュ
ーブで緩和されることによって、排気装置全体の振動が
軽減され、この種の排気装置の耐久性を大幅に向上させ
ることができると共に、排気装置から車体等への振動の
波及を可及的に低減できるものである。また前記従来の
ように排気管や集合部の板厚を厚くしたり、補強用の金
属板を溶接するものに比べて、軽量かつ容易・安価に製
作できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるエンジンの排気装置の一実施例を
示す斜視図。
【図2】上記実施例による排気装置の要部の縦断面図。
【図3】本考案によるエンジンの排気装置の他の実施例
を示す斜視図。
【図4】上記実施例による排気装置の要部の縦断面図。
【図5】変形例のフレキシブルチューブの縦断面図。
【図6】従来のエンジンの排気装置の一例を示す斜視
図。
【図7】従来のエンジンの排気装置の他の例を示す斜視
図。
【符号の説明】
1 上流側排気管 2 集合部 3 下流側排気管 4a、4b フレキシブルチューブ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒エンジンからの複数本の上流側の
    排気管を集合部を介して下流側の排気管に合流させる
    成とし、上記各排気管および集合部を内外二重に形成し
    エンジンの排気装置において、上記集合部を内外二重
    のベローズ状のフレキシブルチューブで構成したことを
    特徴とするエンジンの排気装置。
  2. 【請求項2】 多気筒エンジンからの複数本の上流側の
    排気管を集合部を介して下流側の排気管に合流させる構
    成とし、上記各排気管および集合部を内外二重に形成し
    たエンジンの排気装置において、上記各排気管と集合部
    との間に内外二重のベローズ状のフレキシブルチューブ
    を設けたことを特徴とするエンジンの排気装置。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブルチューブは前記各排気
    管と一体に形成されている請求項記載のエンジンの排
    気装置。
JP1992075480U 1992-10-06 1992-10-06 エンジンの排気装置 Expired - Lifetime JP2590078Y2 (ja)

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KR100825511B1 (ko) * 2002-12-26 2008-04-25 가부시키가이샤히로테크 플렉시블 튜브

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DE102013103634A1 (de) * 2013-04-11 2014-10-16 Witzenmann Gmbh Entkoppelelement und Abgasleitungsanordnung für ein Kraftfahrzeug mit Verbrennungsmotor

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