JP2554305Y2 - フレキシブル管継手 - Google Patents

フレキシブル管継手

Info

Publication number
JP2554305Y2
JP2554305Y2 JP1991061535U JP6153591U JP2554305Y2 JP 2554305 Y2 JP2554305 Y2 JP 2554305Y2 JP 1991061535 U JP1991061535 U JP 1991061535U JP 6153591 U JP6153591 U JP 6153591U JP 2554305 Y2 JP2554305 Y2 JP 2554305Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
bellows
outer blade
flat portion
bellows tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991061535U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0514523U (ja
Inventor
省司 渡辺
Original Assignee
カルソニック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カルソニック株式会社 filed Critical カルソニック株式会社
Priority to JP1991061535U priority Critical patent/JP2554305Y2/ja
Publication of JPH0514523U publication Critical patent/JPH0514523U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2554305Y2 publication Critical patent/JP2554305Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一方の配管と他方の配
管とを、相対移動可能に連結するフレキシブル管継手に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の排気系では、エンジン
の排気マニホールドに連結される前部排気管の撓みや変
位を吸収するために、例えば、実開平2−112925
号公報に開示されるように、フレキシブル管継手を介し
て、前部排気管と後部排気管とを連結することが行われ
ている。
【0003】図2は、この公報に開示されるフレキシブ
ル管継手を示すもので、図において符号11は、前部排
気管である一方の配管を示しており、符号13は、後部
排気管である他方の配管を示している。
【0004】一方の配管11と他方の配管13とは、多
数の蛇腹15が形成される金属製の蛇腹管17を介して
連結されている。蛇腹管17の両端は、一方の配管11
と他方の配管13にそれぞれ溶接19により固定されて
いる。
【0005】蛇腹管17を囲繞して金網からなる網状の
アウターブレード21が配置され、このアウターブレー
ド21により蛇腹管17が保護されている。アウターブ
レード21の両端部を囲繞してプロテクター23が配置
されている。
【0006】これ等のプロテクター23の外側端は、一
方の配管11および他方の配管13にそれぞれ溶接19
により固定されている。そして、アウターブレード21
の両端が、プロテクター23の奥側まで延在され、プロ
テクター23と蛇腹管17との間に形成される間隙にア
ウターブレード21の端部が収容されている。 このアウ
ターブレード21の一端は固定され、他端は長手方向に
可動できるように位置されている。なお、蛇腹管17の
内側には、インナーブレード25が配置されている。
【0007】上述したフレキシブル管継手では、フレキ
シブル管継手に、エンジンのロール振動等で引張力また
は曲げ力が作用すると、蛇腹管17およびアウターブレ
ード21が長手方向に大きく伸び、入力振動が吸収され
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フレキシブル管継手では、アウターブレード21の両端
を、プロテクター23の奥側まで延在し、プロテクター
23と蛇腹管17との間に形成される間隙にアウターブ
レード21の端部を収容しているため、アウターブレー
ド21の両端部が、常に蛇腹管17の両側の蛇腹を押圧
するように接触しており、蛇腹管17の伸びが抑制さ
れ、外部からの比較的大きな振動入力を確実に吸収する
ことが困難になるという問題があった。
【0009】本考案は、かかる従来の問題を解決するた
めになされたもので、アウターブレードによる蛇腹管の
伸びの抑制を従来より大幅に低減することができるフレ
キシブル管継手を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、一方の配管
(31)と他方の配管(33)とを蛇腹管(37)を介
して連結するとともに、前記蛇腹管(37)を囲繞して
網状のアウターブレード(41)を配置し、このアウタ
ーブレード(41)の両端部を囲繞してプロテクター
(43,45)を配置し、これ等のプロテクター(4
3,45)の外側端を、前記一方の配管(31)および
他方の配管(33)にそれぞれ固定してなるフレキシブ
ル管継手において、前記プロテクター(43,45)
を、前記蛇腹管(37)の蛇腹(35)の外側に位置す
る平坦部(49)と、この平坦部(49)に連続し外側
端を前記一方の配管(31)および他方の配管(33)
にそれぞれ固定される縮径部(51)とから形成すると
ともに、前記アウターブレード(41)を前記プロテク
ター(43,45)の前記平坦部(49)の内周に当接
する外径を有する円筒状に形成し、その一側端を、前記
プロテクター(43)の平坦部(49)に固定し、その
他側端を、平坦部(49)の内側に、軸長方向に移動自
在に挿入してなるものである。
【0011】
【作用】本考案では、蛇腹管およびアウターブレードが
引っ張ぱられると、アウターブレードの他側端が、軸長
方向に移動し、これにより、アウターブレードによる蛇
腹管の伸びの抑制が低減される。
【0012】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例について
説明する。図1は、本考案の一実施例のフレキシブル管
継手を示すもので、図において符号31は、前部排気管
である一方の配管を示しており、符号33は、後部排気
管である他方の配管を示している。
【0013】一方の配管31と他方の配管33とは、多
数の蛇腹35が形成される、例えば、ステンレス鋼から
なる金属製の蛇腹管37を介して連結されている。蛇腹
管37の両端は、一方の配管31と他方の配管33にそ
れぞれ溶接39により固定されている。
【0014】蛇腹管37を囲繞して金網からなる網状の
アウターブレード41が配置され、このアウターブレー
ド41により蛇腹管37が保護されている。アウターブ
レード41は、多数の金属細線をメリヤス編みにして構
成されている。
【0015】アウターブレード41の両端部を囲繞して
プロテクター43,45が配置されている。これ等のプ
ロテクター43,45の外側端は、一方の配管31およ
び他方の配管33にそれぞれ溶接39により固定されて
いる。
【0016】なお、蛇腹管37の内側には、インナーブ
レード47が配置されている。しかして、この実施例で
は、プロテクター43,45が、蛇腹管37の蛇腹35
の外側に位置する平坦部49と、この平坦部49に連続
し、外側端を一方の配管31および他方の配管33にそ
れぞれ溶接39により固定される縮径部51とから形成
されている。
【0017】また、アウターブレード41が、プロテク
ター43,45の平坦部49の内周に当接する外径を有
する円筒状に形成されている。そして、アウターブレー
ド41の一側端が、プロテクター43,45の平坦部4
9に、例えば、スポット溶接53により固定されてい
る。また、アウターブレード41の他側端が、平坦部4
9の内側に、軸長方向に移動自在に挿入されている。
【0018】上述したフレキシブル管継手では、フレキ
シブル管継手に、エンジンのロール振動等で引張力また
は曲げ力が作用すると、蛇腹管37およびアウターブレ
ード41が長手方向に大きく伸び、入力振動が吸収され
る。
【0019】しかして、以上のように構成されたフレキ
シブル管継手では、プロテクター43,45を、蛇腹管
37の蛇腹35の外側に位置する平坦部49と、この平
坦部49に連続し外側端を一方の配管31および他方の
配管33にそれぞれ固定される縮径部51とから形成
し、アウターブレード41の一側端を、プロテクター4
3の平坦部49に固定するとともに、他側端を、プロテ
クター45の平坦部49の内側に、軸長方向に移動自在
に挿入したので、アウターブレード41による蛇腹管3
7の伸びの抑制を従来より大幅に低減することができ
る。
【0020】すなわち、上述したフレキシブル管継手で
は、蛇腹管37およびアウターブレード41が引っ張ぱ
られると、アウターブレード41の他側端が、軸長方向
に移動し、従って、アウターブレード41が突っ張り状
態にならず、これにより、アウターブレード41による
蛇腹管37の伸びの抑制が従来より大幅に低減され、外
部からの比較的大きな振動入力を確実に吸収することが
できる。また、アウターブレード41をプロテクター4
3,45の平坦部49の内周に当接する外径を有する円
筒状に形成しているため、蛇腹管37の伸びがアウター
ブレード41の両端部により阻害されることがなくな
り、アウターブレード41による蛇腹管37の伸びの抑
制をより軽減することができる。
【0021】なお、以上述べた実施例では、本考案のフ
レキシブル管継手を排気系に適用した例について説明し
たが、本考案はかかる実施例に限定されるものではな
く、広く管体の連結に使用できることは勿論である。
【0022】また、上述した実施例において、アウター
ブレード41の両端にカラーを固着し、アウターブレー
ド41の両端の強度を高めるようにしても良いことは勿
論である。
【0023】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、ア
ウターブレードによる蛇腹管の伸びの抑制を従来より大
幅に低減することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のフレキシブル管継手の一実施例を示す
断面図である。
【図2】従来のフレキシブル管継手の一例を示す断面図
である。
【符号の説明】
31 一方の配管 33 他方の配管 35 蛇腹 37 蛇腹管 41 アウターブレード 43,45 プロテクター 49 平坦部 51 縮径部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の配管(31)と他方の配管(3
    3)とを蛇腹管(37)を介して連結するとともに、前
    記蛇腹管(37)を囲繞して網状のアウターブレード
    (41)を配置し、このアウターブレード(41)の両
    端部を囲繞してプロテクター(43,45)を配置し、
    これ等のプロテクター(43,45)の外側端を、前記
    一方の配管(31)および他方の配管(33)にそれぞ
    れ固定してなるフレキシブル管継手において、前記プロ
    テクター(43,45)を、前記蛇腹管(37)の蛇腹
    (35)の外側に位置する平坦部(49)と、この平坦
    部(49)に連続し外側端を前記一方の配管(31)お
    よび他方の配管(33)にそれぞれ固定される縮径部
    (51)とから形成するとともに、前記アウターブレー
    ド(41)を前記プロテクター(43,45)の前記平
    坦部(49)の内周に当接する外径を有する円筒状に形
    成し、その一側端を、前記プロテクター(43)の平坦
    部(49)に固定し、その他側端を、平坦部(49)の
    内側に、軸長方向に移動自在に挿入してなることを特徴
    とするフレキシブル管継手。
JP1991061535U 1991-08-05 1991-08-05 フレキシブル管継手 Expired - Fee Related JP2554305Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991061535U JP2554305Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 フレキシブル管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991061535U JP2554305Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 フレキシブル管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0514523U JPH0514523U (ja) 1993-02-26
JP2554305Y2 true JP2554305Y2 (ja) 1997-11-17

Family

ID=13173901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991061535U Expired - Fee Related JP2554305Y2 (ja) 1991-08-05 1991-08-05 フレキシブル管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2554305Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101960113A (zh) * 2008-03-13 2011-01-26 博格华纳公司 内燃机的排气歧管

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02112925U (ja) * 1989-02-27 1990-09-10

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0514523U (ja) 1993-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100294471B1 (ko) 자동차배기관용플랙시블튜브
JP2686241B2 (ja) フレキシブルパイプ
JPH11153267A (ja) チューブ・エレメント
JP3383252B2 (ja) 排気管継手
JP2554305Y2 (ja) フレキシブル管継手
JP4452395B2 (ja) 触媒コンバータのo2センサー取付方法
JP2828898B2 (ja) 排気管の継手構造と製造方法
JPH0742547A (ja) 車両排気系用二重管
EP0989289A1 (en) Flexible vibration-decoupling joint, in particular for exhaust pipes in motor vehicles
KR200190337Y1 (ko) 배관용신축이음장치
JPS593136Y2 (ja) 保温型排気導管
JP3499312B2 (ja) エンジンの吸排気系統に使用される弾性伸縮連結管
ITTO950990A1 (it) Condotto flessibile con doppia parete ondulata per disaccoppiare tubazioni di scarico di autoveicoli.
JP3591918B2 (ja) パイプ材のフレキシブル連結構造
JP3451587B2 (ja) 消音器へのパイプ接続構造およびその接続方法
JPH03121393A (ja) 蛇腹管
CN210087462U (zh) 一种汽车挠性波纹管
JP2004092476A (ja) 排気系部品と排気管との接続構造
JPH0330578Y2 (ja)
JP2959323B2 (ja) 内燃機関の排気管構造
KR200220150Y1 (ko) 루프형 벨로우즈 신축관
KR100492081B1 (ko) 자동차 배기관용 플렉시블 튜브
JPH072973Y2 (ja) 管連結装置
JP3841390B2 (ja) 車両の排気管用フレキシブルパイプ
JP3732882B2 (ja) 管体の接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees