JP3732882B2 - 管体の接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属製の第1の管体と第2の管体とを相互に接続するための管体の接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、自動車においては、軽量化およびコスト低減の要請から排気管の薄肉化が図られており、排気管の接続部については、排気管の薄肉化によるアーク溶接の困難性から溶接を用いない接続構造が要望されている。
従来、このように溶接を用いない管体の接続構造として、例えば、特開平6−11077号公報に開示されるものが知られている。
【0003】
図3は、この公報に開示される管体の接続構造を示すもので、この管体の接続構造では、第1の管体11の端部および第2の管体13の端部の外側に、連結部材15が被嵌され、連結部材15から内側に突出して形成される環状突部15aにより、第1の管体11および第2の管体13が塑性変形され、第1の管体11および第2の管体13に内側に突出する環状突部11a,13aが形成されている。
【0004】
なお、連結部材15の外周には、予め、図4に示すような環状溝15bが形成され、第1の管体11および第2の管体13に連結部材15を被嵌した状態で、連結部材15の両端を圧力Pで押圧すると、連結部材15が環状溝15bの部分で座屈し環状突部15aが形成される。
このような管体の接続構造では、連結部材15の環状突部15aが、第1の管体11および第2の管体13の環状突部11a,13aに密着するため、溶接を用いることなしに良好なシール性を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の管体の接続構造では、連結部材15の両端を押圧し、予め連結部材15に形成される環状溝15bを座屈させて環状突部15aを形成しているため、環状突部15aの深さを深くすることが困難であり、例えば、第1の管体11および第2の管体13の直径が20mm程度より大きくなると良好なシール性を得ることが困難になるという問題があった。
【0006】
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、シール性を維持しながら第1の管体と第2の管体とを容易,確実に接続することができる管体の接続構造を提供することを目的とする。
【0009】
請求項1の管体の接続構造は、金属製の第1の管体と第2の管体とを相互に接続する管体の接続構造において、前記第1の管体の端部および第2の管体の端部の外周に沿って内側に突出する環状凹部を形成するとともに、前記第1の管体および第2の管体の端部を、筒状の金属製の連結部材の一側および他側に嵌挿し、前記連結部材の前記環状凹部に対応する位置に前記環状凹部に密着する環状溝を形成し、前記連結部材の熱膨張係数を、前記第1の管体および第2の管体の熱膨張係数より小さくし、前記第1の管体および第2の管体の環状凹部を、軸長方向に対して傾斜してなることを特徴とする。
【0013】
(作用)
請求項1の管体の接続構造では、第1の管体および第2の管体内を、例えば、温度の高い自動車用エンジンの排ガスが流通される。
そして、排ガスの流通により第1の管体、第2の管体および連結部材の温度が上昇するが、連結部材の熱膨張係数が、第1の管体および第2の管体の熱膨張係数より小さいため、連結部材の膨張が第1の管体および第2の管体の膨張より小さくなり、第1の管体および第2の管体の外周が、連結部材の内周に密着される。
【0014】
また、第1の管体および第2の管体の外側に嵌合される連結部材の環状溝が、第1の管体および第2の管体の環状凹部に密着されシール性が確保される。
さらに、連結部材への環状溝の形成は、例えば、プレス成形,ロール成形等により連結部材を塑性変形することにより行われる。
また、第1の管体および第2の管体の環状凹部を、軸長方向に対して傾斜して形成したので、連結部材の環状溝も軸長方向に対して傾斜して形成され、これにより、第1の管体と第2の管体との相対的な回動が阻止される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図面に示す実施形態について説明する。
図1は、本発明の管体の接続構造の第1の実施形態を示しており、図において符号21は円筒状の第1の管体を、符号23は円筒状の第2の管体を示している。
第1の管体21および第2の管体23は、ステンレス鋼等の金属からなり、例えば、エンジンの排ガスが流通される排気管として使用される。
【0016】
第1の管体21の端部および第2の管体23の端部には、その外周に沿って内側に突出する台形状の環状凹部21a,23aが形成されている。
この環状凹部21a,23aは、例えば、プレス成形,ロール成形等により形成される。
第1の管体21および第2の管体23の端部は、円筒状の金属製の連結部材25の一側および他側に嵌挿されている。
【0017】
そして、連結部材25には、第1の管体21および第2の管体23の環状凹部21a,23aに対応する位置に、環状凹部21a,23aに密着する環状溝25a,25bが形成されている。
この環状溝25a,25bは、例えば、プレス成形,ロール成形等により、連結部材25を、第1の管体21および第2の管体23の環状凹部21a,23aに沿って塑性変形することにより形成される。
【0018】
この実施形態では、連結部材25の肉厚は、第1の管体21および第2の管体23の肉厚より充分に小さくされている。
そして、第1の管体21および第2の管体23の外径は、例えば、50〜150mmとされ、肉厚が、0.6〜1.2mmとされる。
また、連結部材25の肉厚は、0.4〜1.0mmとされる。
【0019】
そして、連結部材25には、熱膨張係数が、第1の管体21および第2の管体23の熱膨張係数より小さな材料が用いられている。
すなわち、連結部材25には、例えば、熱膨張係数が10.1×10-6/℃のSUS410が用いられ、一方、第1の管体21および第2の管体23には、例えば、熱膨張係数が17.8×10-6/℃のSUS304が用いられている。
【0020】
以上のように構成された管体の接続構造では、第1の管体21および第2の管体23内を、例えば、高温の排ガスが流通すると、連結部材25の膨張が第1の管体21および第2の管体23の膨張より小さくなり、第1の管体21および第2の管体23の外周が、連結部材25の内周に密着するため、シール性を維持しながら第1の管体21と第2の管体23とを容易,確実に接続することができる。
【0021】
また、第1の管体21および第2の管体23の外側に嵌合される連結部材25の環状溝25a,25bを、第1の管体21および第2の管体23の環状凹部21a,23aに密着するようにしたので、シール性を維持しながら第1の管体21と第2の管体23とを容易,確実に接続することができる。
さらに、上述した管体の接続構造では、連結部材25の肉厚を、第1の管体21および第2の管体23の肉厚より充分に小さくしたので、連結部材25への環状溝25a,25bの形成が容易になり、連結部材25の環状溝25a,25bを、第1の管体21および第2の管体23の環状凹部21a,23aに確実に密着することができる。
【0022】
図2は、本発明の管体の接続構造の第2の実施形態を示すもので、この実施形態では、第1の管体21および第2の管体23の環状凹部21b,23bが、軸長方向に対して傾斜して形成され、同時に、連結部材25の環状溝25c,25dが、軸長方向に対して傾斜して形成されている。
第1の管体21側の環状溝25cと第2の管体23側の環状溝25dは、八の字状に逆方向に傾斜されている。
【0023】
なお、上述した部分を除いて第1の実施形態と同様に構成されているため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態では、第1の管体21および第2の管体23の環状凹部21b,23b、および、連結部材25の環状溝25c,25dを、軸長方向に対して傾斜して形成したので、第1の管体21と第2の管体23との相対的な回動を確実に阻止することができる。
【0024】
なお、この実施形態では、第1の管体21側の環状溝25cと第2の管体23側の環状溝25dを八の字状に逆方向に傾斜した例について述べたが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、例えば、平行になるように形成しても良い。
また、以上述べた実施形態では、第1の管体21、第2の管体23および連結部材25をステンレス鋼により形成した例について述べたが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、銅等の金属であっても良い。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1の管体の接続構造では、第1の管体および第2の管体内を、例えば、高温の排ガスが流通すると、連結部材の膨張が第1の管体および第2の管体の膨張より小さくなり、第1の管体および第2の管体の外周が、連結部材の内周に密着し、また、第1の管体および第2の管体の外側に嵌合される連結部材の環状溝が、第1の管体および第2の管体の環状凹部に密着するため、シール性を維持しながら第1の管体と第2の管体とをより確実に接続することができる。
【0027】
また、第1の管体および第2の管体の環状凹部を、軸長方向に対して傾斜して形成したので、連結部材の環状溝も軸長方向に対して傾斜して形成され、これにより、第1の管体と第2の管体との相対的な回動を確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管体の接続構造の第1の実施形態を示す縦断面図である。
【図2】本発明の管体の接続構造の第2の実施形態を示す縦断面図である。
【図3】従来の管体の接続構造を示す一部縦断面図である。
【図4】図3の連結部材の嵌合前の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
21 第1の管体
21a,21b,23a,23b 環状凹部
23 第2の管体
25 連結部材
25a,25b,25c,25d 環状溝

Claims (1)

  1. 金属製の第1の管体(21)と第2の管体(23)とを相互に接続する管体の接続構造において、
    前記第1の管体(21)の端部および第2の管体(23)の端部の外周に沿って内側に突出する環状凹部(21a,21b,23a,23b)を形成するとともに、前記第1の管体(21)および第2の管体(23)の端部を、筒状の金属製の連結部材(25)の一側および他側に嵌挿し、前記連結部材(25)の前記環状凹部(21a,21b,23a,23b)に対応する位置に前記環状凹部(21a,21b,23a,23b)に密着する環状溝(25a,25b,25c,25d)を形成し、前記連結部材(25)の熱膨張係数を、前記第1の管体(21)および第2の管体(23)の熱膨張係数より小さくし、前記第1の管体(21)および第2の管体(23)の環状凹部(21b,23b)を、軸長方向に対して傾斜してなることを特徴とする管体の接続構造。
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