JPH072973Y2 - 管連結装置 - Google Patents

管連結装置

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JPH072973Y2
JPH072973Y2 JP1988149816U JP14981688U JPH072973Y2 JP H072973 Y2 JPH072973 Y2 JP H072973Y2 JP 1988149816 U JP1988149816 U JP 1988149816U JP 14981688 U JP14981688 U JP 14981688U JP H072973 Y2 JPH072973 Y2 JP H072973Y2
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JP
Japan
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pipe
exhaust pipe
front exhaust
bellows
inner diameter
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JP1988149816U
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Inventor
豊樹 川島
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カルソニック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の排気系に設けられ、前方排気管と後
方排気管とを連結する可撓性のある管連結装置に関す
る。
〔従来の技術〕
自動車の排気系は車体に吊持されるが、排気系の一部を
構成する前方排気管はエンジンのエキゾーストマニホー
ルドに連結している。従って、特に前輪駆動車では、そ
のエンジンの振動が排気系に伝達され、その振動によっ
て生じる前方排気管の撓みを吸収するために、排気系の
途中に可撓性のある管連結装置が必要となる。
かかる管連結装置の1つとして例えば、実開昭59−524
号公報に示すものが知られ、その要旨部分が第2図に示
されている。
図示のように、前方排気管101の管端101Aの外側に、蛇
腹管102の円筒端部102A、及び蛇腹管102を覆う外部保護
筒103の端部103Aが接続され、蛇腹管102の内側に、内部
保護筒104が配されている。
この内部保護筒104の端部104Aは、蛇腹管102の円筒端部
102Aの内側面に、内部保護筒104の端部104Aの内側に配
置した円筒カラー105により固着されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、従来の管連結装置にあっては、円筒カラー10
5の内径は、前方排気管101の内径よりも小さいので、前
方排気管101内を流れる排気ガスは、円筒カラー105の内
側部分で絞られて所定の大きさの通気抵抗を受け、その
ため、排気ガスの背圧が大きくなり、エンジンの出力を
落とすという問題があった。
なお、上記の実施例のほか、内部保護筒を蛇腹管の内側
に配した管連結装置として、例えば、第3図に示すもの
が知られている。図示のように、この管連結装置110
は、前方側と後方側で対称に構成されており、前方側で
説明すると、その端部に設けられているコネクタ111の
後方側の内側に、内部保護筒112が円筒カラー113で固定
されている。前方排気管114の管端114Aは縮径してお
り、コネクタ111の前方側の内側に、前方排気管114の管
端114Aが溶接により接続されている。
この管連結装置110にあっては、コネクタ111を使用する
ことにより前方排気管114の管端114Aの内径とカラー113
の内径とを略同一にし、カラー113の内側部分で排気ガ
スに対する通気抵抗を低減することはできるが、前方排
気管114の管端114Aが縮径しているので、排気ガスは、
前方排気管114の管端114Aの内側部分で絞られて流れる
ため所定の大きさの通気抵抗を受けるという問題があ
る。
また、コネクタ111と前方排気管114の管端114Aとの溶接
作業が必要となり、それだけコストアップの原因となっ
ている。
本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもの
で、その目的は、特に、前方排気管から流入する排気ガ
スに対する通気抵抗を低減し、排気ガスの背圧を少なく
する管連結装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、内径が略同一の
前方排気管と後方排気管とを接続するものであって、蛇
腹管と、蛇腹管を覆う外部保護筒と、蛇腹管の内側に配
した内部保護筒とを有し、内部保護筒の端部を、その内
側に配置したカラーにより規制してなる管連結装置にお
いて、前方排気管の管端の外周に蛇腹管の端部及び外部
保護筒の端部を固着し、蛇腹管の内側に、端面が前方排
気管の端面から軸方向に所定の距離離れて内部保護筒を
配し、この内部保護筒の端部を、蛇腹管の端部の内側面
に、前方排気管の内径と略同一の内径のカラーを介して
固着したものである。
〔作用〕
本考案においては、従来例で述べたコネクタがない状態
でも、前方排気管の内径とカラーの内径とは略同一にな
っており、しかも、前方排気管が同一内径に構成されて
いる。従って、前方排気管からカラーにかけて同一内径
の排気ガス流路が形成されている。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る管連結装置を示す。
図において、1はエンジンのエキゾーストマニホールド
(図示せず)に連結された前方排気管で、その管端10は
同一内径に構成されている。2は車体(図示せず)に吊
持された後方排気管である。3は蛇腹管で、その材料と
してステンレス鋼が用いられ、蛇腹状に形成され伸縮自
在の蛇腹本体部30と、蛇腹本体部30の両端に形成され円
筒状の円筒端部3A,3Bとから構成されている。4は蛇腹
管3の外側を覆う外部保護筒で、多数の金属細線を帯状
として、メルヤス編みにした素材で構成されている。
そして、外部保護筒4の両端部4A,4Bの外側に、蛇腹管
3の円筒端部3A,3Bを規制する一対のクランプ材5,5が配
されている。
前方排気管1の管端10の溶接部10Aには、蛇腹管3の円
筒端部3A,外部保護筒4の端部4A,クランプ材5が溶接で
一体に固定されている。後方排気管2の管端20の溶接部
20Aには、蛇腹管3の円筒端部3B,外部保護筒4の端部4
B,クランプ材5が溶接で一体に固定されている。即ち、
前方排気管1の管端10と後方排気管2の管端20とは、蛇
腹管3及び外部保護筒4を介して接続している。
そして、蛇腹管3の内側に内部保護筒6が配置されてい
る。この内部保護筒6は、多数の金属細線を帯状とし
て、これをメリヤス編みにした素材で構成され、蛇腹管
3の内壁面の部分で発生する異音を低減する。内部保護
筒6の前方側の端面6Aは前方排気管1の端面1Aから軸方
向に所定の距離離れた位置にある。内部保護筒6の後方
側の端面6Bは後方排気管2の端面2Aから軸方向に所定の
距離離れた位置にある。
内部保護筒6の両端部6C,6Dの内側には、それぞれ円筒
カラー7,7が配置され、この円筒カラー7,7により、内部
保護筒6の両端部6C,6Dが蛇腹管3の両円筒端部3A,3Bの
内側面に固着されている。そして、円筒カラー7の板厚
と内部保護筒6の板厚の和は、前方排気管1の管端10の
板厚と同一になっており、従って、円筒カラー7の内径
は、前方排気管1の管端10の内径と同一になっている。
しかして、第3図の従来例で述べたコネクタ111がない
状態でも、前方排気管1の管端10の内径と円筒カラー7
の内径とは同一になっており、しかも、前方排気管1の
管端10が同一内径に構成されている。従って、前方排気
管1の管端10から円筒カラー7にかけて同一内径の排気
ガス流路が形成されている。
従って、前方排気管1の管端10からこれと同一内径の円
筒カラー7内に流れる排気ガスは、前者の従来例の円筒
カラーまたは後者の従来例の前方排気管を流れる排気ガ
スのように絞られることがないので、通気抵抗を受け難
く、円滑に流れ、ひいては前方排気管1内の排気ガスの
背圧を低くし、エンジンの出力を向上させることができ
る。
また、後者の従来例で述べたコネクタを使用していない
ので、それだけ部品点数も減り、コネクタと前方排気管
との溶接作業も無くすことができ、コストダウンを図る
こともできる。
なお、本実施例においては、前方排気管1の管端10の内
径は、円筒カラー7の内径と同一になっているが、必ず
しも同一である必要はなく、略同一であれば良い。
また、本実施例においては、蛇腹管の材料としてステン
レス鋼が用いられているが、必ずしもこの材料に限定さ
れない。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、従来例で述べたコ
ネクタがない状態でも、前方排気管の内径とカラーの内
径とは略同一になっており、しかも、前方排気管が同一
内径に構成されている。従って、前方排気管からカラー
にかけて同一内径の排気ガス流路が形成されている。
従って、前方排気管からこれと同一の内径の円筒カラー
内に流れる排気ガスは、従来例のように円筒カラーによ
って絞られることなく、通気抵抗を受け難く、円滑に流
れ、ひいては前方排気管内の排気ガスの背圧を低くし、
エンジンの出力を向上させることができる効果を奏す
る。
また、従来例で述べたコネクタを使用していないので、
それだけ部品点数も減り、コネクタと前方排気管との溶
接作業も無くすことができ、コストダウンを図ることも
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る管連結装置の一部断面図
である。 第2図は従来における実開昭59−524号に示す管連結装
置の要部断面図である。 第3図は従来における他の管連結装置の一部断面図であ
る。 〔主要な部分の符合の説明〕 1……前方排気管 1A……端面 3……蛇腹管 3A……円筒端部 4……外部保護筒 6……内部保護筒 6A……端面 6C……端部 7……円筒カラー 10……管端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内径が略同一の前方排気管(1)と後方排
    気管(2)とを接続するものであって、蛇腹管(3)
    と、蛇腹管(3)を覆う外部保護筒(4)と、蛇腹管
    (3)の内側に配した内部保護筒(6)とを有し、内部
    保護筒(6)の端部を、その内側に配置したカラー
    (7)により規制してなる管連結装置において、 前方排気管(1)の管端(10)の外周に蛇腹管(3)の
    端部(3A)及び外部保護筒(4)の端部(4A)を固着
    し、蛇腹管(3)の内側に、端面(6A)が前方排気管
    (1)の端面(1A)から軸方向に所定の距離離れて内部
    保護筒(6)を配し、この内部保護筒(6)の端部(6
    C)を、蛇腹管(3)の端部(3A)の内側面に、前方排
    気管(1)の内径と略同一の内径のカラー(7)を介し
    て固着した ことを特徴とする管連結装置。
JP1988149816U 1988-11-17 1988-11-17 管連結装置 Expired - Lifetime JPH072973Y2 (ja)

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JP1988149816U JPH072973Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 管連結装置

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JP1988149816U JPH072973Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 管連結装置

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Publication Number Publication Date
JPH0272321U JPH0272321U (ja) 1990-06-01
JPH072973Y2 true JPH072973Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=31422392

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JP1988149816U Expired - Lifetime JPH072973Y2 (ja) 1988-11-17 1988-11-17 管連結装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6231716U (ja) * 1985-08-09 1987-02-25

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JPH0272321U (ja) 1990-06-01

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