JP3092380B2 - エンジンの排気管 - Google Patents
エンジンの排気管Info
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- Joints Allowing Movement (AREA)
Description
用する、エンジンの排気管に関するものである。
は、一端がエンジンのエキゾーストマニホールドに接続
され、他端は触媒装置ならびにマフラーを介してテール
パイプに至る。エンジンのエキゾーストマニホールドへ
の接続はエンジンの側部において行なわれ、触媒装置ま
たはマフラーへの接続はエンジンの下方で車体の後方部
位で行なわれる。
関係上、エンジンが発生する振動を受け易く、これが異
音の原因になったり、寿命を短くする原因になったりす
るので、この振動を吸収するために、排気管をいくつか
に分割し、この継ぎ目にシールリングを介装して、この
シールリングで接続される排気管相互の振動を吸収する
ことが行なわれる。シールリングの構造としては、接続
される排気管相互間にシール体を介装し、このシール体
が脱落しないようにスプリングで押圧する構造が知られ
ている(実開昭60-1913 号公報参照)。
の振動を押さえるようにした構造を模式的に示すもので
ある。この図において1はエンジンであり、2は排気管
の一部をなすエキゾーストマニホールド、3,4は排気
管である。エキゾーストマニホールド2と排気管3との
間ならびに排気管3,4の間にはシールリング5,6が
介装されている。
このような向きに配設することにより、水平方向のう
ち、図示しない車体に対して横方向であるX方向(図5
参照)、水平方向で車体に対して前後方向となるY方
向、さらに車体に対して垂直方向であるZ方向(図4参
照)の振動吸収に効果を発揮することになる。
ウトの関係で、2個のシールリング5,6をこのような
向きに配置できない場合もある。すなわち、触媒装置や
ターボチャジャー等の位置により、上部のシールリング
5をこの位置に配置することができず、したがってZ方
向に対する振動吸収ができないことになる場合がある。
の位置を避けて2個のシールリング5,6を配置するこ
とになるが、このようにしたときには、シールリング
5,6は排気管の軸方向での振動吸収ができなくなるた
め、図6に示すZ方向、図7に示すX方向の振動吸収は
でき得ても, 図6、図7におけるY方向の振動に対して
は、これを吸収することができないことになる。図6及
び図7中、8も排気管である。
て成されたものであり、2個のシールリング5,6をエ
ンジン1の下部に配設した場合であっても、すべての方
向に対して振動吸収ができる構造を提供しようとするも
のである。
の手段として、請求項1記載された発明は、エンジンの
エキゾーストマニホールドに接続される排気管を上流側
排気管、中央部排気管及び下流側排気管の少なくとも3
つ以上に分割し、前記中央部排気管の両側をそれぞれシ
ールリングを介して前記上流側排気管及び下流側排気管
に接続し、前記中央部排気管を水平面内で屈曲させ、該
屈曲によって前記中央部排気管の両側に位置するシール
リングを、該シールリングの面方向の延長線が鋭角状態
で交わるように指向させたことを特徴とするものであ
る。
長面が鋭角状態で交わるように指向させた、中央部排気
管の両側に位置する2個のシールリングが、それぞれ排
気管の軸方向とは交差する方向の振動吸収を行うから、
結果的にX,Y,Zすべての方向の振動が吸収できるこ
とになる。
明する。図1はエンジン1に接続される排気管の分解斜
視図である。図において、1はエンジンであり、2はエ
キゾーストマニホールドである。エキゾーストマニホー
ルド2には、3つに分割された排気管、すなわち、上流
側排気管3、中央部排気管4及び、下流側排気管である
マフラー9が接続される。本発明においては、このマフ
ラー9も排気管とみなすものである。上流側排気管3の
一端にはフランジ10が設けられており、このフランジ10
によって上流側排気管3は、エキゾーストマニホールド
2に接続される(図2参照)。上流側排気管3の他端に
はフランジ11が設けられており、中央部排気管4の一端
に設けられたフランジ12に対向するようになっている。
これら両フランジ11,12は図示しないボルトによって結
合されるが、これらの間にシールリング5が介装され
る。
線形状になっており、その一部が水平面内で(図3参
照)「く」字状に屈曲させてある。このため、フランジ
12と反対側の端部に設けられるフランジ13とは非平行状
態に向くことになる。マフラー9の前部に設けられるフ
ランジ14もマフラー9の長手方向に対して角度を有して
おり、マフラー9を図示しない車体の長手方向に沿う向
きとしたとき、屈曲した中央部排気管4との接続に支障
が生じないようにしてある。フランジ13,14の間にはシ
ールリング6が介装される。このような中央部排気管4
の形状により、シールリング6とシールリング5とは非
平行方向に向くことになる。すなわち、シールリング5
と、シールリング6とは、その面方向の延長線が、水平
面内、鋭角状態で交わるように指向されている(図3参
照)。
エンジンの排気管の作用を説明する図である。シールリ
ング5,6をこのように配置したことにより、エンジン
1の振動は、エキゾーストマニホールド2及び上流側排
気管3を介して後方に伝達され、2つのシールリング
5,6により吸収される。すなわち、2つのシールリン
グ5,6はそれぞれシールリング5,6の軸心方向以外
の振動を吸収することができることから 、 それぞれの排
気管3,4の軸心方向とシールリング5,6の軸心方向
を異ならせるべく、この2つのシールリング5,6の間
に配設される中央部排気管4を屈折させ、シールリング
5,6が取り付けられる中央部排気管4のフランジ12,
13の面方向の延長線を鋭角状態で交わるように指向させ
ている。したがって、シールリング5,6も、前述した
ように、フランジ12,13と同様に面方向の延長線が鋭角
状態で交わるように指向することになる。このような構
造によって、上流側排気管3から伝わる振動及びマフラ
ー9から伝わる振動を2つのシールリング5,6で効果
的に吸収できるので、図2および図3におけるX,Y,Z
方向の3方向に対して振動吸収ができることになる。
内で屈曲させたが、垂直面内で屈曲させても同様の効果
を得ることができる。またエンジン1は、車体に対して
横置きのもので説明したが、縦置きのものにしても、同
様の効果を得ることができる。さらに、中央部排気管4
の途中、すなわち、シールリング5,6の間にリジット
に締結された排気管や触媒装置を介装しても良いことは
勿論である。
3つ以上に分割しその中央部排気管を水平面内で屈曲さ
せると共に、この中央部排気管の両側に位置するシール
リングを、その面方向の延長線が鋭角状態で交わるよう
に指向させて、排気系を形成したので、排気管の地上か
らの高さを確保することができると共に、触媒装置やタ
ーボチャジャー等の位置により、一方のシールリングが
上方に配置することができない場合であっても、排気管
のすべての方向に対して効果的に振動吸収を行うことが
できる。
る。
である。
ある。
である。
ある。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンのエキゾーストマニホールドに
接続される排気管を上流側排気管、中央部排気管及び下
流側排気管の少なくとも3つ以上に分割し、前記中央部
排気管の両側をそれぞれシールリングを介して前記上流
側排気管及び下流側排気管に接続し、前記中央部排気管
を水平面内で屈曲させ、該屈曲によって前記中央部排気
管の両側に位置するシールリングを、該シールリングの
面方向の延長線が鋭角状態で交わるように指向させたこ
とを特徴とするエンジンの排気管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05055205A JP3092380B2 (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | エンジンの排気管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05055205A JP3092380B2 (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | エンジンの排気管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06248946A JPH06248946A (ja) | 1994-09-06 |
JP3092380B2 true JP3092380B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=12992164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05055205A Expired - Fee Related JP3092380B2 (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | エンジンの排気管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092380B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP05055205A patent/JP3092380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06248946A (ja) | 1994-09-06 |
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