JP3769255B2 - 車両における消音器の支持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両、主として自動車の車体前部に配置された走行用エンジンから車体の後方へ延びる排気系に接続される消音器の、車体下部への支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車などの車両において、車体の前部に配置した走行用エンジンに接続される排気系は、車体の前部からその後方へ向けて延長されていて、該排気系を流れる排ガスを車体後方へ排出させるように構成され、その排気系に接続される消音器は、複数の弾性体を介して車体下部に支持され、消音器に大きな外力が作用した際に消音器が車体から大きく変位しないように拘束し、また、消音器に加わる振動が車体に伝達されないようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭62−289428号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、消音器の支持構造では、車両の悪路走行や急旋回走行時のように消音器に大きな外力が作用した場合にも、その消音器が車体から大きく変位しないように拘束する「変位拘束機能」と、消音器に加わる振動が車体に伝達されないようにする「振動伝達遮断機能」とを兼備することが要求される。
【0005】
ところが前記「変位拘束機能」を向上させるべく、弾性体の静バネ定数を高く設定すれば、動バネ定数も高くなるので、前記「振動伝達遮断機能」が低下してしまい、また、逆に前記「振動伝達遮断機能」を向上させるために、弾性体の動バネ定数を低く設定すれば、前記静バネ定数も低くなり、前記「変位拘束機能」が低下してしまうという相反する関係にある。
【0006】
そこで、実際には、車体への振動伝達を抑制すべく、前記「振動伝達遮断機能」を優先させて動バネ定数を低くなるように、弾性体の物性、形状などを定め、さらにその配置にも配慮がなされ、一方前記「変位拘束機能」を補うために、別途に弾性体による支持個所を多く設けたり、弾性体自体にストッパを設けるなどの対策がとられている。
【0007】
しかしながら、かかる対策を講じても、前記「振動伝達遮断機能」および前記「変位拘束機能」のいずをも充分に発揮させるのは難しく、また、弾性体自体の構造が複雑化したり、その数が増加したりして、大幅なコスト高を招くなどの問題がある。
【0008】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、弾性体は、従来一般に使用されるものと変わることのない、比較的バネ定数の低いものを使用して、高い「振動伝達遮断機能」を確保しながら前記「変位拘束機能」の向上をも図ることができるようにした、構造簡単で、廉価に提供できる、新規な車両における消音器の支持構造を得ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本請求項1記載の発明は、走行用エンジンの排気系に接続される消音器をその縦軸線方向が車両の進行方向に沿うように配置し、その消音器の前端部と後端部とを弾性体を介して車体下部に支持するようにした、車両における消音器の支持構造であって、前記消音器の、前端部と後端部のいずれか一方に、該消音器の縦軸線に対して左右一方に偏らせて配置される二つの第1および第2の支持点を、該消音器の縦軸線方向と略直交する方向に互いに間隔をあけて設け、また前記前端部と後端部のいずれか他方に、前記消音器の前記第1および第2の支持点に対する対角位置において一つの第3の支持点を設け、前記第1および第2の支持点を、単一の弾性体を介して車体下部に支持し、また第3の支持点を他の弾性体を介して車体下部に支持し、前記第1 , 第2および第3の支持点を結ぶ仮想三角形内に、前記消音器の重心が配置されていることを特徴としており、かかる特徴によれば、消音器は、第1、第2および第3の支持点により3点にて支持されることにより、各支持点にかかる分担荷重を軽減して第1、第2支持点における単一の弾性体および第3支持点における他の弾性体のバネ定数を低く、すなわち柔らかく設定することができるので、エンジンの運転などにより消音器に伝達される振動の車体への伝播を可及的に低減することができ、その結果、前記「振動伝達遮断機能」を大幅に向上させることができ、また、消音器の縦軸線方向と略直交する方向に配置される第1、第2の支持点は単一の弾性体を介して車体下部に支持されるので、該弾性体のバネ定数を高く、すなわち硬く設定せずとも、消音器の変位に対する拘束力を高めることができ、特に車両の急旋回走行時などに、消音器に過大に外力が作用した場合にも、該消音器に対する充分な変位拘束機能を発揮でき、その結果前記「変位拘束機能」をも大幅に向上させることができる。また第1、第2支持点を結ぶ線分、第1、第3支持点を結ぶ線分および第2、第3支持点を結ぶ線分まわりのモーメントをいずれも軽減することができるので、エンジンの運転などにより消音器に伝達される振動の車体への伝播を一層効果的に低減することができ、「振動伝達遮断機能」のさらなる向上を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】
まず、図1〜5を参照して本発明の第1実施例について説明する。
【0012】
図1は、本発明車両における消音器の支持構造の全体側面図、図2は、図1の2線矢視の拡大斜視図、図3は、図2の3線矢視図、図4は、図3の4線矢視図、図5は、図4の5−5線に沿う断面図である。
【0013】
本実施例は、自動車の走行用エンジンの排気系に、本発明を実施した場合であり、図1において、走行用エンジンEの排気ポートには、該エンジンEより排出される排ガスを、浄化、消音して大気に放出するための排気系Exが接続されている。この排気系Exは、自動車の車体Bの下部に支持され、その車体Bの前後方向に沿って延長されている。
【0014】
図1に示すように、エンジンEの排気ポートには、図示しないエキゾーストマニホールドを介して排気系Exの排気管1が接続され、この排気管1には、その上流側から下流側に向かい排気触媒Ca、補助の消音器(一次消音器)Maおよび本発明にかかる消音器としての主消音器(二次消音器)Mが間隔をあけて順に接続され、主消音器Mの下流端には、テールパイプ2が接続されている。前記主消音器Mは、その縦軸線方向が、車両の進行方向に沿うよう配置されていて、後に述べる支持構造を介して車体Bの下部に支持される。
【0015】
排気系Exを流れる排ガスは、排気触媒CaによりHC、CO、NOxなどの有害成分が浄化され、また、補助および主消音器Ma、Mにより排気騒音が消音されたのちテールパイプ2を経て大気に放出される。
【0016】
図2〜4に示すように、主消音器Mの消音器本体3は、断面楕円状の筒体よりなるシェル4の前後開口端を楕円板よりなる、前、後エンドプレート5,6により密閉状に封緘して形成され、その内部に排ガス音の消音手段が設けられるが、この消音手段は従来公知のものであるので、その詳細な説明を省略する。
【0017】
シェル4の開口端縁と、前、後部のエンドプレート5,6の外周縁とは、それぞれ相互に重ね合わされてシェル4の端縁外周面に沿うように巻き付けられて気密に接合されている。前部エンドプレート5に、排気管1が一体に接続されて主消音器M内の、インレットパイプ7(図5参照)に連通接続され、また後部エンドプレート6には、テールパイプ2が一体に接続される。
【0018】
軽量な補助消音器Maは、支持部材および弾性体を介して車体Bの下部に支持されるが、この支持は従来公知の技術手段が採用されるので、その詳細な説明を省略する。
【0019】
つぎに、排気騒音の主たる消音作用をなし、比較的重量の大きい主消音器Mの、本発明にしたがう車体Bの下部への支持構造について説明する。
【0020】
重量の大きい主消音器Mは、その前端縁が車体の下部に単一の弾性体13を介して2点支持され、またその後端縁が車体Bの下部に、他の弾性体24を介して1点支持される。
【0021】
図1,2に示すように、消音器本体3の前面の上端縁には、主消音器Mの縦軸線の対して一方に偏らせて前部支持部材8が溶接などにより固定される。この前部支持部材8は、耐熱性の金属パイプにより構成され、図4に最も明瞭に示すように、L字状に屈曲した外側支持部9と、U字状に屈曲した中間支持部10と、L字状に屈曲した内側支持部11とを溶接などにより一体に結合して構成され、それらの支持部9,10,11の下面は、主消音器Mの前端縁の上面に、溶接などにより固定され、外側支持部9の起立部9aおよび内側支持部11の起立部11aは、中間部支持部10の左右起立部10a,10bにそれぞれ溶接などにより固定されている。前部支持部材8の上端、すなわち外側支持部9の起立部9aおよび中間支持部10の起立部10bには、主消音器Mの縦軸線に対して略直交する方向に間隔をあけて2つの支持点、すなわち第1および第2の支持点S1,S2が設定される。
【0022】
前記支持部材8の、第1および第2の支持点S1,Sには、単一の弾性体13が支持される。この弾性体13は、天然あるいは合成のゴム材により構成されており、これが車体B下部と、主消音器M間に連結されるときは、図2〜4に示すように、その厚さ方向が、車体Bの前後方向を向いている。弾性体13は、その車体Bの前後方向からみた形状は、図4に示すように、正三角形状をしており、その上端、および左右端にはボス状の、上端連結部13aおよび左、右連結部13b,13cがそれぞれ一体に形成され、その中央部に空孔13dが開口されている。各連結部13a,13b,13cには、車体Bの前後方向の取付孔14,15,16がそれぞれ貫通して設けられ、左、右連結部13b,13cの取付孔15,16に、前記前部支持部材8の、外側および中間支持部9,10の起立部9a,10bの屈曲上端が差し込み連結され、また、その上端連結部13aの取付孔14に、車体Bの下部に固定される、車体側の前部吊下部材18の屈曲下端が差し込み連結される。かくして、主消音器Mの前端縁は、単一の弾性体13を介して車体Bの下部に、主消音器Mの縦軸線方向に対して略直交する方向に間隔を存して設けた第1および第2の支持点S1,S2を以て2点支持される。
【0023】
図2,3に示すように、平面よりみて、主消音器Mの後端縁は、その前端縁の前記第1、第2の支持点S1,S2に対する対角位置において、後部支持部材20および単一の弾性体24を介して車体B下部の後部吊下部材25に1点にて弾性支持される。後部支持部材20は耐熱性を有する金属パイプにより構成され、L字状に形成される外側および内側支持部材21,22の基部を消音器の後端縁に溶接などにより固定し、それらの起立部同志を合わせて溶接などにより固定し、それらの起立部の上端に第3の支持点S3が設定される。この第3の支持点S3を構成する後部支持部材20の起立部の屈曲上端には、従来公知の単一の他の弾性体24が結合される。この他の弾性体24は、天然あるいは合成のゴム材により構成されその全域が同じ厚さの偏平な板状であって、これが、車体Bの下部に、主消音器Mの後端縁を支持するのに用いられるときは、図2に示すように、他の弾性体24の厚さ方向が車体Bの前後方向を向いている。他の弾性体24の正面形状、すなわち車体Bの前後方向からみた形状は、上下方向に長い楕円形状をしている。この他の弾性体24の上下部には、車体Bの前後方向に貫通する上、下部取付孔26,27が穿設されている。上部取付孔26には、車体B下部に吊下される後部吊下部材25の屈曲下端が差し込み結合され、また、その下部取付孔27には、前記一つの支持点S3を構成する主消音器M側の後部支持部材20の屈曲上端が差し込み結合される。かくして、主消音器Mの後端縁は、他の弾性体24を介して車体B下部に一点にて支持される。
【0024】
しかして、主消音器Mは、その前端縁が前部支持部材8および単一の弾性体13を介して車体B下部の前部吊下部材18に、2つの第1,第2支持点S1,S2にて2点支持され、また、その後端縁が後部支持部材20および単一の他の弾性体24を介して車体B下部の後部吊下部材25に、1つの第3支持点S3にて1点支持されるので、結局主消音器Mは、図3に示すように車体B下部に第1、第2および第3の支持点S1,S2,S3の3点にて支持され、それらの支持点S1,S2,S3は、平面よりみて仮想三角形の各頂点にあり、主消音器Mの重心Gがこの仮想三角形内に位置している。
【0025】
つぎに、この第1実施例の作用について説明する。
【0026】
いま、エンジンEの運転により、そこから排出された排ガスは、排気管1へと流れ触媒Ca、補助消音器Ma、および主消音器Mを通り大気に放出される。そして、排気系Exを流れる排気は、触媒Ca内で、その排気中に含まれるHC、CO、NOxなどの有害成分が浄化除去され、また補助消音器Ma内で排気音が補助的に一次消音され、さらに主消音器Mで排気音の主たる消音が行われる。
【0027】
ところで、本発明にしたがう消音器としての主消音器Mは、第1、第2および第3の支持点S1,S2,S3により3点にて支持されることにより、各支持点S1,S2,S3にかかる分担荷重を軽減して第1、第2支持点における単一の弾性体13,および第3支持点における単一の他の弾性体24のバネ定数をいずれも低く、すなわち柔らかく設定することができ、その上、主消音器Mの重心Gが、各支持点S1,S2,S3を結ぶ仮想三角形内に位置していることにより、図3において、第1、第2支持点S1,S2を結ぶ線分L1、第1、第3支持点S1,S3を結ぶ線分L2および第2、第3支持点S2,S3を結ぶ線分L3まわりのモーメントをいずれも軽減することができるので、エンジンの運転などにより主消音器Mに伝達される振動の車体Bへの伝播を可及的に低減することができ、その結果前記「振動伝達遮断機能」を大幅に向上させることができる。
【0028】
また、主消音器Mの縦軸線方向と略直交する方向に配置される第1、第2の支持点S1,Sは単一の弾性体13を介して車体Bの下部に支持されるので、該弾性体13のバネ定数を高く、すなわち硬く設定せずとも、主消音器Mの変位に対する拘束力を高めることができ、特に車両の急旋回走行時などに、主消音器Mに過大に外力が作用した場合にも、該主消音器Mに対する充分な変位拘束機能を発揮でき、その結果前記「変位拘束機能」をも大幅に向上させることができる。
【0029】
つぎに、図6を参照して本発明の第2実施例について説明する。
【0030】
図6は、本発明を実施した排気系の全体平面図であり、図中、前記第1実施例と同じものには同じ符号が付される。
【0031】
この第2実施例は、排気系Exに一対の主消音器Mを接続した場合であり、排気管1の下流側が車体Bに対して左右方向に二又に分岐されており、各分岐排気管1a,1bには、主消音器Mがそれぞれ接続されている。一対の主消音器Mは、前記第1実施例と同じくその縦軸線方向が、車両の進行方向に沿うように配置され、またそれらの車体Bの下部への支持構造も前記第1実施例と同じであるので、前記第1実施例と変わることのない作用効果を奏する。
【0032】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
【0033】
たとえば、前記実施例では、本発明を主消音器の支持構造に実施した場合を説明したが、前記課題の存する他の消音器の支持構造にも実施できることは勿論である。また、消音器の後端縁に、第1、第2の支持点を設けてこれらを単一の弾性体を介して車体下部に支持し、その前端縁に、第3の支持点を設けてそれを他の弾性体を介して車体下部に支持するようにしてもよい。さらに第1、第2の支持点に共通に設けられる単一の弾性体は、所期の機能を奏するものであれば、どの様な構成のものでもよく、たとえば、刊行物、特開2001−82139号公報に開示される弾性体を採用することも可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、消音器は、第1、第2および第3の支持点により3点にて車体下部に支持されることにより、各支持点にかかる分担荷重を軽減して、第1、第2支持点における単一の弾性体および第3支持点における他の弾性体のバネ定数を低く、すなわち柔らかく設定することができるので、エンジンの運転などにより消音器に伝達される振動の車体への伝播を可及的に低減することができ、その結果「振動伝達遮断機能」を大幅に向上させることができ、また、消音器の縦軸線方向と略直交する方向に配置される第1、第2の支持点は単一の弾性体を介して車体下部に支持されるので、該弾性体のバネ定数を高く、すなわち硬く設定せずとも、消音器の変位に対する拘束力を高めることができ、特に車両の急旋回走行時などに、消音器に過大に外力が作用した場合にも、該消音器に対する充分な変位拘束機能を発揮でき、その結果前記「変位拘束機能」をも大幅に向上させることができる。また前記第1, 第2および第3の支持点を結ぶ仮想三角形内に、前記消音器の重心が配置されていることにより、第1、第2支持点を結ぶ線分、第1、第3支持点を結ぶ線分および第2、第3支持点を結ぶ線分まわりのモーメントをいずれも軽減することができるので、消音器に伝達される振動の車体への伝播を一層効果的に低減することができ、「振動伝達遮断機能」さらなる向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両における消音器の支持構造の全体平面図(第1実施例)
【図2】 図1の2線矢視の拡大斜視図
【図3】 図2の3線矢視図
【図4】 図3の4線矢視図
【図5】 図4の5−5線に沿う断面図
【図6】 車両における消音器の支持構造の平面図(第2実施例)
【符号の説明】
13・・・・弾性体
24・・・・他の弾性体
B・・・・・車体
E・・・・・エンジン
Ex・・・・排気系
G・・・・・重心
M・・・・・消音器(主消音器)
S1・・・・第1の支持点
S2・・・・第2の支持点
S3・・・・第3の支持点
Claims (1)
- 走行用エンジン(E)の排気系(Ex)に接続される消音器(M)をその縦軸線方向が車両の進行方向に沿うように配置し、その消音器(M)の前端部と後端部とを弾性体(13,24)を介して車体下部に支持するようにした、車両における消音器の支持構造であって、
前記消音器(M)の、前端部と後端部のいずれか一方に、該消音器(M)の縦軸線に対して左右一方に偏らせて配置される二つの第1および第2の支持点(S1,S2)を、該消音器(M)の縦軸線方向と略直交する方向に互いに間隔をあけて設け、また前記前端部と後端部のいずれか他方に、前記消音器(M)の前記第1および第2の支持点(S1,S2)に対する対角位置において一つの第3の支持点(S3)を設け、前記第1および第2の支持点(S1,S2)を、単一の弾性体(13)を介して車体下部に支持し、また第3の支持点(S3)を他の弾性体(24)を介して車体下部に支持し、前記第1 , 第2および第3の支持点(S1,S2,S3)を結ぶ仮想三角形内に、前記消音器(M)の重心(G)が配置されていることを特徴とする、車両における消音器の支持構造。
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