JP3035499B2 - ダストシール - Google Patents

ダストシール

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JP3035499B2
JP3035499B2 JP8266581A JP26658196A JP3035499B2 JP 3035499 B2 JP3035499 B2 JP 3035499B2 JP 8266581 A JP8266581 A JP 8266581A JP 26658196 A JP26658196 A JP 26658196A JP 3035499 B2 JP3035499 B2 JP 3035499B2
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JP
Japan
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dust seal
seal
dust
housing
fitting
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恒夫 望月
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Arai Seisakusho Co Ltd
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Arai Seisakusho Co Ltd
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般産業機器にお
いてロッドが往復動する部位に用いられるダストシール
に関する。
【0002】
【従来技術】従来、ロッドが往復動する機器において
は、図3 に示されるように、往復動するロッド30とハウ
ジング31との間に装着される軸受33を潤滑するオイル漏
れを防止するためにオイルシール34を装着し、更に、機
外からのダスト等の侵入を防ぐためハウジング端部32に
ダストシール37が装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そして、前記の軸受3
3、オイルシール34及びダストシール37を装着するに
は、軸受33及びオイルシール34を配装した後ダストシー
ル37をハウジング31の端部32よりダストシール37の端部
38側から圧入していくが、この圧入の過程において、ダ
ストシール37の外周側とハウジング31の内周側とが密着
された状態で圧入されるため、先に装着されているオイ
ルシール34と圧入されるダストシール37との間に形成さ
れる空隙はダストシール37の圧入にしたがって前記の空
隙の体積が縮小され同空隙内の圧力が上昇し、ダストシ
ール37の装着完了時には前記の空隙内は蓄圧されること
となる。
【0004】上記したような蓄圧状態となる結果、装着
されるダストシール37の浮き出し、オイルシール34のダ
ストリップ35に蓄圧された圧力がかかることよりオイル
シール34のダストリップ35の緊迫力が上昇してフリクシ
ョンが高くなり、また、ダストシール37のリップ39,40
が外側に開く方向に作用し、緊迫力が下がりダスト等に
対するシール性能の低下を招くことになる。
【0005】そこで、本発明は前記したようなダストシ
ールを圧入する過程において、オイルシールとダストシ
ールとの間の空隙内に発生する内圧の上昇をを防止せし
めることによって、前記したオイルシールの浮き出しも
なく、オイルシールのダストリップのフリクションも高
くならず、ダストシールのシール性能の優れたダストシ
ールの提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本発明に係るダストシ
ールは、前記の目的を達成するために、ハウジング端に
装着され往復動するロッド用のダストシールであって、
該ダストシールの外周嵌合部の端部より軸方向に突き当
て部の下面に達する通気用溝を少なくとも1箇所設けた
ことをその特徴とし、また請求項2の発明は、ハウジン
グ端に装着され往復動するロッド用のダストシールであ
って、該ダストシールの外周嵌合部の端部より軸方向に
突き当て部の下面に達する通気用溝を少なくとも1箇所
設けるとともに、該ダストシールの突き当て部下面に環
状シールを少なくとも1箇設けたことをその特徴とする
ものである。更に、前記のハウジング内周に密接せしめ
られるダストシールの外周嵌合部に複数の環状突起を形
成するものである。
【0007】
【実施例】本願発明の好適な実施例を図について説明す
ると、図1 は第1 実施例を示し、図示されるダストシー
ルA は、ロッドB とハウジング10との間に配装される軸
受及びオイルシール(いずれも図示省略)の外側である
ハウジング10端に装着されるものである。前記のダスト
シールA は、L 型金属製補強環2 によって補強された本
体1 に外周嵌合部3 及び突き当て部4 が形成され、本体
1 の内周には第1 ダストリップ5 及び外側の第2 ダスト
リップ6 が設けられ、前記の外周嵌合部3 の外周に設け
た複数の環状突起7,7,・・・によって所要の締代でハウ
ジング10の内周にダストシールA を嵌合装着する。
【0008】8 は、前記したダストシールA の外周嵌合
部3 の端部9 より軸方向に突き当て部4 の下面に達する
通気用溝であり、その断面形状には特に限定はないが、
通常は断面四角形または半円形とされ、該通気用溝8 は
ダストシール1 の外周嵌合部3 に1 または複数設けても
よいが、その数には特に限定はないが、少なくとも1箇
設けるのがよい。
【0009】本第1 実施例は上記のように構成されるの
で、ロッドB が往復動する部位において、ハウジング10
の上端部よりダストシールA をその端部9 より圧入する
とき、従来においてはすでに装着されているオイルシー
ルと、圧入するダストシールA との間に形成された空隙
の内部圧力は、ダストシールA の圧入とともに上昇し、
圧入に困難を伴うばかりでなく前記の圧力の上昇により
ダストシールA の装着完了時には蓄圧されることとなる
が、本実施例においてはダストシールA の外周嵌合部3
の端部9 より突き当て部4 の下面に達する通気用溝8 が
設けられているので、前記の圧入過程において発生する
圧力は、前記の通気用溝8 を介してダストシールA の外
部へ放出することができ、ダストシールA とオイルシ−
ルとの間に内部圧力の上昇はなく、また蓄圧されること
はない。
【0010】そして、更に、ダストシールA をハウジン
グ10内へ圧入させ、圧入が完了したときは該ダストシー
ルA の突き当て部4 の下面とハウジング10の上端面11と
が当接せしめられ、前記した通気用溝8 は封止されるこ
ととなり、該通気用溝8 からダスト等が侵入することは
ない。
【0011】上記したように本実施例のダストシールA
によるときは、該ダストシールA をハウジング10内に圧
入する過程で発生する圧力は、通気用溝8 より放出され
オイルシールとダストシールA との空隙内に蓄圧される
ことがないので、ダストシールの浮き出しや、蓄圧され
た圧力によってオイルシールのダストリップの緊迫力を
上昇させてフリクションが高くなることがない。また、
ダストシールA のダストリップ5,6 が外側に開く方向に
作用することもなく、したがってダストシールA のシー
ル性の低下を招くこともない。
【0012】更に、本実施例においては、ダストシール
A の外周嵌合部3 にハウジング10の内周と所要の締代を
有する複数の環状突起7,7,・・・を設けたので、ダスト
シールA をハウジング10に圧入するときに、その圧入荷
重を軽くすることができ、圧入作業が容易になるととも
にダストシールA の浮き出しをも防止することができ
る。
【0013】図2 は、本発明の第2 実施例を示し、この
第2 実施例においては上記した第1実施例と同一部分に
ついては同一の符号で示してある。そして、本第2 実施
例においては、ダストシールA の突き当て部4 の下面に
環状シール13を設けたことを特徴とし、その他の構成は
第1 実施例と同様である。上記した突き当て部4 の下面
に設けた環状シール13は1 または複数設けられるもので
あり、その数には特に制限はない。このように環状シー
ル13を突き当て部4の下面に設けることにより、ダスト
シールA の圧入が完了したとき、前記の環状シール13が
ハウジング10の上端面11に密接し通気用溝8 を確実に封
止することができる。
【0014】
【発明の効果】 本発明に係るダストシールは、往復動
するロッドとハウジングとの間に装着されるダストシー
ルの外周嵌合部の端部より軸方向に突き当て部の下面に
達する通気用溝を少なくとも1箇所設けたので、前記ダ
ストシールをハウジングに圧入する過程で発生するオイ
ルシールと該ダストシールとの間の内部圧力は前記した
通気用溝を介して確実に外部に放出することができ、前
記したオイルシールとダストシールとの間に蓄圧される
ことがないので、ダストシールの浮き出しやオイルシー
ルのダストリップのフリクションが高くなることはない
し、ダストシールのシール性の低下を招くこともない。
また、ダストシールの圧入が完了したときには、ダスト
シールの突き当て部の下面がハウジングの上端面とが当
接し、通気用溝を封止することになり、前記の通気用溝
からダスト等が侵入する恐れはない。
【0015】また、請求項2の発明においては、往復動
するロッドとハウジングとの間に装着されるダストシー
ルの外周嵌合部の端部より軸方向に突き当て部の下面に
達する通気用溝を少なくとも1箇所設けるとともに、該
ダストシールの突き当て部下面に環状シールを少なくと
も1箇設けたので、ダストシールの圧入が完了したとき
には、前記のダストシールの突き当て部下面に設けた環
状シールにより通気用溝を確実に封止することができる
ものである。
【0016】更に、前記したダストシールにおいては、
ハウジング内周に密接せしめられるダストシールの外周
嵌合部に複数の環状突起を形成したので、ダストシール
を圧入する圧入荷重を軽くすることができダストシール
の圧入作業が容易になるとともにダストシールの浮き出
しを防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1 】本発明の第1 実施例を示すダストシールの断面
説明図
【図2 】本発明の第2 実施例を示すダストシールの断面
説明図
【図3 】従来のダストシールの説明図
【符号の説明】
A ダストシール B ロッド 1 ダストシールの本体 2 L 型金属製補強環 3 外周嵌合部 4 突き当て部 7 環状突起 8 通気用溝 9 ダストシールの端部 10 ハウジング 11 ハウジングの上端面 13 環状シール

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング端に装着され往復動するロッ
    ド用のダストシールであって、該ダストシールの外周嵌
    合部の端部より軸方向に突き当て部の下面に達する通気
    用溝を少なくとも1箇所設けたことを特徴とするダスト
    シール。
  2. 【請求項2】 ハウジング端に装着され往復動するロッ
    ド用のダストシールであって、該ダストシールの外周嵌
    合部の端部より軸方向に突き当て部の下面に達する通気
    用溝を少なくとも1箇所設けるとともに、該ダストシー
    ルの突き当て部下面に環状シールを少なくとも1箇設け
    たことを特徴とするダストシール。
  3. 【請求項3】 ハウジング内周に密接せしめられるダス
    トシールの外周嵌合部に複数の環状突起を形成したこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のダストシール。
JP8266581A 1996-09-18 1996-09-18 ダストシール Expired - Lifetime JP3035499B2 (ja)

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