JPH024309Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH024309Y2 JPH024309Y2 JP1984096483U JP9648384U JPH024309Y2 JP H024309 Y2 JPH024309 Y2 JP H024309Y2 JP 1984096483 U JP1984096483 U JP 1984096483U JP 9648384 U JP9648384 U JP 9648384U JP H024309 Y2 JPH024309 Y2 JP H024309Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- elastic ring
- groove
- connecting pipe
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 9
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 9
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 239000003292 glue Substances 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Joints With Sleeves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この考案は2本の管筒を連結するために使用す
る管継手、特にビルデイングや工場の空調設備に
おける配管工事に使用する管継手に係るものであ
る。
る管継手、特にビルデイングや工場の空調設備に
おける配管工事に使用する管継手に係るものであ
る。
(ロ) 従来技術
空調用の配管であるから管と管の連結部におい
て漏洩を許しては装置効率が大幅に劣化する。こ
の防洩を目的として幾つかの提案があるがその代
表例として「管継手」(特公昭55−4997号公報)
が挙げられる。この発明は第4図A,Bに示すよ
うに密封リング2は連結管1の環状溝の底に平行
に延びる止着脚部と、非押圧状態でほぼ垂直に突
出する密封脚部とを備えている。従つてこの連結
管1の外周に管材をさしこむと、密封脚部が押圧
されて連結管側に折曲されるので環状溝の中に密
封リング全体が折り込まれその張力によつて完全
な密封をすることができるのである。
て漏洩を許しては装置効率が大幅に劣化する。こ
の防洩を目的として幾つかの提案があるがその代
表例として「管継手」(特公昭55−4997号公報)
が挙げられる。この発明は第4図A,Bに示すよ
うに密封リング2は連結管1の環状溝の底に平行
に延びる止着脚部と、非押圧状態でほぼ垂直に突
出する密封脚部とを備えている。従つてこの連結
管1の外周に管材をさしこむと、密封脚部が押圧
されて連結管側に折曲されるので環状溝の中に密
封リング全体が折り込まれその張力によつて完全
な密封をすることができるのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点
空調工事に使用する管材は薄肉でありその未端
は完全な真円度を保つことは困難で規格寸法から
の偏差が生じやすい。このような管材を管継手に
さしこむと両部材の径方向の偏差のため密封リン
グにかかる押圧力は場所によつて相当な差が生じ
ることはやむを得ない現象である。そのため管材
をさしこむにつれ密封リングが滑つたり回転した
り傾斜したりする。これを防ぐため前記の場合は
その実施例で示すように密封リング2の止着脚部
(平行部)の外周を、締めつけストリツプ3で締
めつけたり(第3図)、ニカワづけによつて密封
部材を固着したり、又は連結管1の端末(挿入
側)を折り返してここへ止着脚部を固定保持(第
3図B)したりしている。
は完全な真円度を保つことは困難で規格寸法から
の偏差が生じやすい。このような管材を管継手に
さしこむと両部材の径方向の偏差のため密封リン
グにかかる押圧力は場所によつて相当な差が生じ
ることはやむを得ない現象である。そのため管材
をさしこむにつれ密封リングが滑つたり回転した
り傾斜したりする。これを防ぐため前記の場合は
その実施例で示すように密封リング2の止着脚部
(平行部)の外周を、締めつけストリツプ3で締
めつけたり(第3図)、ニカワづけによつて密封
部材を固着したり、又は連結管1の端末(挿入
側)を折り返してここへ止着脚部を固定保持(第
3図B)したりしている。
このように従来技術には、管材のさしこみ時に
密封リングが歪んだり、ねじれたり、移動したり
するのを防ぐため特別の部材を要し又は煩わしい
工程を必要とする問題点が残されている。なお、
これを解決するために、本願出願人は先に実公昭
59−40626号公報{第4図A}において断面U形
の環状パツキンを、管の環状溝内に嵌入して、従
来技術の課題に応えようとした。この試みは口径
が小さいときにはそれなりの効用があるが、少し
大きくなると依然として、なお課題を残す。すな
わち第4図Bに示すように、管端からの差込む力
によつてまくれ上ることがあり、そのため差込み
が困難となる事が多いのである。管の口径が大き
くなると、内径の偏差も大きくなり勝ちで、U形
の弾性リングは最初の突起が管端からの押圧力の
ために立ち上り全体が起こされて、まくれ上つて
了うからである。
密封リングが歪んだり、ねじれたり、移動したり
するのを防ぐため特別の部材を要し又は煩わしい
工程を必要とする問題点が残されている。なお、
これを解決するために、本願出願人は先に実公昭
59−40626号公報{第4図A}において断面U形
の環状パツキンを、管の環状溝内に嵌入して、従
来技術の課題に応えようとした。この試みは口径
が小さいときにはそれなりの効用があるが、少し
大きくなると依然として、なお課題を残す。すな
わち第4図Bに示すように、管端からの差込む力
によつてまくれ上ることがあり、そのため差込み
が困難となる事が多いのである。管の口径が大き
くなると、内径の偏差も大きくなり勝ちで、U形
の弾性リングは最初の突起が管端からの押圧力の
ために立ち上り全体が起こされて、まくれ上つて
了うからである。
この考案はこの問題点を解決するために、単に
連結管の溝に弾性リングを嵌めこむだけの構成で
安定した密封状態が保持できる管継手の提供を目
的とする。
連結管の溝に弾性リングを嵌めこむだけの構成で
安定した密封状態が保持できる管継手の提供を目
的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段
この考案に係る管継手は、管の挿入端附近に差
込方向へ向けて落込む勾配を有する深い環状の凹
溝と、それより浅い第二の凹溝とが連続して二段
に形成されること、弾性リングについては、前記
の深い凹溝をほぼ埋める肉厚からなる基底部と、
この基底部の肉厚よりは薄い肉厚からなる2つの
軟性の突出した環状を、基底の中間と端末とに設
けたこと、これらが一体的になつてF字状を形成
することによつて前記の課題を解決することがで
きた。
込方向へ向けて落込む勾配を有する深い環状の凹
溝と、それより浅い第二の凹溝とが連続して二段
に形成されること、弾性リングについては、前記
の深い凹溝をほぼ埋める肉厚からなる基底部と、
この基底部の肉厚よりは薄い肉厚からなる2つの
軟性の突出した環状を、基底の中間と端末とに設
けたこと、これらが一体的になつてF字状を形成
することによつて前記の課題を解決することがで
きた。
(ホ) 作用と実施例
連結管の深い環状溝11aに弾性リングの平行
の基底部12aを装着するが、この基底部12a
は中間に設けた環状の突起部12bによつて右と
左とに分けられるのでこれを第1図において左側
から12a1,12a2とする。
の基底部12aを装着するが、この基底部12a
は中間に設けた環状の突起部12bによつて右と
左とに分けられるのでこれを第1図において左側
から12a1,12a2とする。
第1図において左方から一方の管筒を13を冠
せると管筒の端末13aはまづ12a1を通り、
最初の突起部12bに行き当りこれを右方へ押し
倒しつつ更に右方へ移ろうとする。殆どの場合、
前記のような連結管11と管筒13とは等間隔の
空隙を形成しているものではなく、自重や加工上
の誤差範囲内での偏心のため空隙は場所により変
動があり、突起部12bを押圧する力も場所によ
り変動が生じる。しかし、この弾性リングは、管
の肉厚の大きい基底部が勾配のある溝底にしつか
りと嵌りこみ、差込みの圧力がかかつてきても、
まず肉薄軟性の中間の環状体が横に倒れこんで弾
性変形するだけで、全体がまくれ上ることなく基
底は勾配でしつかり捉えられ、さらに差込みが進
めば端末の環状体も倒して緊密に両管が接続され
るのである。この場合初めにリングがF形である
ために、中間の環状体の高さは端末の環状体の高
さよりも低いから、これが倒れこんだ時その先端
は端末の環状体の付根にほぼ達するのが最も望ま
しく、これによつてまくれ上りの防止に加え、従
来以上の緊密な封止の作用も生じるのである。
せると管筒の端末13aはまづ12a1を通り、
最初の突起部12bに行き当りこれを右方へ押し
倒しつつ更に右方へ移ろうとする。殆どの場合、
前記のような連結管11と管筒13とは等間隔の
空隙を形成しているものではなく、自重や加工上
の誤差範囲内での偏心のため空隙は場所により変
動があり、突起部12bを押圧する力も場所によ
り変動が生じる。しかし、この弾性リングは、管
の肉厚の大きい基底部が勾配のある溝底にしつか
りと嵌りこみ、差込みの圧力がかかつてきても、
まず肉薄軟性の中間の環状体が横に倒れこんで弾
性変形するだけで、全体がまくれ上ることなく基
底は勾配でしつかり捉えられ、さらに差込みが進
めば端末の環状体も倒して緊密に両管が接続され
るのである。この場合初めにリングがF形である
ために、中間の環状体の高さは端末の環状体の高
さよりも低いから、これが倒れこんだ時その先端
は端末の環状体の付根にほぼ達するのが最も望ま
しく、これによつてまくれ上りの防止に加え、従
来以上の緊密な封止の作用も生じるのである。
この経過において前記の不均等な押圧力は弾性
リングにおける各部である12a,12b,12
cに夫々の押圧力に対応した異なる弾性変形を与
えそのため連結管と管筒の両部材間を確実に密封
する。
リングにおける各部である12a,12b,12
cに夫々の押圧力に対応した異なる弾性変形を与
えそのため連結管と管筒の両部材間を確実に密封
する。
(ヘ) 考案の効果
この考案は前記作用のように単に連結管に弾性
リングを装着するだけで、その上から管筒を冠せ
て差込んでも弾性リングの位置が動くことがない
から、従来技術のように弾性リング(密封リン
グ)の定着のために特別の部材を要し、又は煩わ
しい工程を必要とすることはない。
リングを装着するだけで、その上から管筒を冠せ
て差込んでも弾性リングの位置が動くことがない
から、従来技術のように弾性リング(密封リン
グ)の定着のために特別の部材を要し、又は煩わ
しい工程を必要とすることはない。
さらにこの考案では複数の密着個所として突起
部12b,12cが連続して変型密封し、押圧力
の不均等を重複して吸収するから密封効果自体も
従来技術を超えるものがある。
部12b,12cが連続して変型密封し、押圧力
の不均等を重複して吸収するから密封効果自体も
従来技術を超えるものがある。
第1図及び第2図はこの考案の一部正面断面
図、第3図A,Bと第4図A,Bとはそれぞれ異
なる従来技術を示す正面断面図である。 11……連結管、11a,11b……環状溝、
11c……溝の段差、12……弾性リング、12
a……基底部、12b,12c……突起部、13
……管筒。
図、第3図A,Bと第4図A,Bとはそれぞれ異
なる従来技術を示す正面断面図である。 11……連結管、11a,11b……環状溝、
11c……溝の段差、12……弾性リング、12
a……基底部、12b,12c……突起部、13
……管筒。
Claims (1)
- 2本の管筒を連結するため双方に挿入される連
結管11と、この連結管の挿入端附近に装着した
弾性リング12よりなる管継手において、管の挿
入端附近に差込方向へ向けて落込む勾配を有する
深い環状の凹溝と、それより浅い第二の凹溝とが
連続して二段に形成され、弾性リングについて
は、前記の深い凹溝をほぼ埋める肉厚からなる基
底部と、この基底部の肉厚よりは薄い肉厚からな
る2つの軟性の突出した環状体を基底の中間と端
末とに設け、これらが一体的になつて断面「F」
字状を形成することを特徴とする管継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9648384U JPS6111080U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9648384U JPS6111080U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 管継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6111080U JPS6111080U (ja) | 1986-01-22 |
JPH024309Y2 true JPH024309Y2 (ja) | 1990-01-31 |
Family
ID=30655970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9648384U Granted JPS6111080U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6111080U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009264034A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Ryuki Engineering:Kk | 送風ダクト |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5845485B2 (ja) * | 1977-08-16 | 1983-10-11 | 東レ株式会社 | 導電性繊維を含む混紡紡績糸の製造法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940626Y2 (ja) * | 1981-09-22 | 1984-11-19 | 株式会社栗本鉄工所 | ダクト管継手 |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP9648384U patent/JPS6111080U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5845485B2 (ja) * | 1977-08-16 | 1983-10-11 | 東レ株式会社 | 導電性繊維を含む混紡紡績糸の製造法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009264034A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Ryuki Engineering:Kk | 送風ダクト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6111080U (ja) | 1986-01-22 |
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