JP2605290Y2 - 立体感および輝度感を有する文字等の標示構造 - Google Patents

立体感および輝度感を有する文字等の標示構造

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JP2605290Y2
JP2605290Y2 JP1993049361U JP4936193U JP2605290Y2 JP 2605290 Y2 JP2605290 Y2 JP 2605290Y2 JP 1993049361 U JP1993049361 U JP 1993049361U JP 4936193 U JP4936193 U JP 4936193U JP 2605290 Y2 JP2605290 Y2 JP 2605290Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車用のリヤ
ーガーニッシュなどのように、平板状のレンズ上に文
字,図形,若しくは記号、又はこれらの組合せ(以下、
文字等という)を標示する構造に係り、特に、立体感,
輝度感を有する文字等を標示し得る、簡単で安価な表示
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車等に、商標を表わす文字等
を標示する場合、光学的機能を有するレンズを用いる方
式と、用いない方式とが有る。レンズを用いない標示方
式としては、塗料で描いたり、鋳物などの成形部材の表
面に文字等を表わす凹凸を形成したりする技術が広く用
いられているが、使用時間の経過に伴って汚れたり剥げ
たりする虞れが有る。これに比して、レンズを用いる方
式は剥げたりする虞れが無い上に、汚れても清浄するこ
とが容易であるという長所を有している。レンズを有す
る標示手段にも種々の形式が有るが、一般的には、文字
等を表わす板状のレンズで、ハウジングの開口を覆って
装着した構造である。これらの種々の形式を大別する
と、ハウジングと板状レンズとで取り囲まれた空間内に
光源を設置したものと、光源を設置していないものとに
区分される。板状レンズで覆われたハウジング内に光源
を設置した器具は、広義の灯具に属する。そして、光源
を具備していないものはガーニッシュ,フィニッシャな
どと呼ばれていて、自動車など車両類の装飾用外装品に
属する器具である。図3は、ハウジングの開口部を覆っ
て板状のレンズが装着されるとともに該板状レンズに文
字等が標示されている器具の1例として示したリヤーガ
ーニッシュの外観斜視図である。この従来例のリヤーガ
ーニッシュは、合成樹脂製の浅いハウジング1の前面開
口部1aを覆って、透明な合成樹脂製の平板状レンズ2
が装着されており、該平板状レンズ2の内側の面に文字
等3を表わす凹凸が一体的に成形されている。図4は上
記従来例のリヤーガーニッシュを構成しているレンズの
一部分を拡大して示したもので、(A)は正面図、
(B)はそのa−a断面図であり、(C)は上記B図と
異なる従来例の断面図である。ただしA図は、B図およ
びC図の双方の従来例に共通である。B図の従来例は、
文字等の輪郭を凹形に形成して溝4を設けてあり、C図
の従来例は同じく凸形に形成して突条6を設けてある。
そして、これらの凹凸(4,6)で表わされた文字等に
立体感,輝度感を与えるため、該凹凸を覆って反射膜5
が成膜されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図4に示した従来例の
(B)図、(C)図におけるがごとく、文字等を表わす
凹凸(5,6)を含めてレンズ内側の全面に反射膜5を
成膜すると、輝度感は得られるが、文字等だけが際立っ
て立体的に浮き上がって見えることがなく、比較的に平
板,単調な外観を呈する。そこで、前記の溝4若しくは
突条6のみに反射膜6を成膜して、平面部には成膜しな
いような工夫が行なわれている。このような塗り分けの
作業は、例えばマスク真空蒸着法などの公知技術を適用
して行ない得るが、加工工程が複雑で製造コストが高価
である。また、立体感を際立たせるため、平板状レンズ
と別体に構成した標示部材(例えば文字等の輪郭に沿っ
て切り抜かれた板状ないしフイルム状の部材)をレンズ
面に固定する技術も公知であるが、強固に固着すること
と良好な外観を得ることとの両立が困難であり製造コス
トも割高である。本考案は上述の事情に鑑みて為された
ものであって、文字等が立体的に表わされ、しかも金属
光沢を呈して、簡単で安価な標示構造を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的(安価で立体
感輝度感の有る標示)を達成するため本考案に係る文字
等の標示構造は、ハウジングの開口部を覆って板状のレ
ンズが装着されており、該板状レンズの内面に文字等を
表示する凹凸が形成されている標示構造において、
記レンズとハウジングの底面とは空間をへだてゝほゞ平
行に対向離間され、かつ、前記レンズの内面に形成され
た文字等の標示はハウジング底面からの反射光を拡散さ
せる機能をもつ凹溝により構成すると共に、そのレンズ
に形成された文字等を標示した区域に対向するハウジン
グの底面に金属光沢を有する反射層が形成されているこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案の標示構造は、前記の如く、レンズとハ
ウジングの底面とは空間をへだてゝほゞ平行に対向離間
され、かつ、前記レンズの内面に形成された文字等の標
示は、ハウジング底面からの反射光を拡散させる機能を
もつ凹溝により構成すると共に、ハウジングの底面に金
属光沢を有する反射層が設けられているので、例えば太
陽光などの外来光はハウジングの反射層で正反射され
て、金属光沢を有する反射光となる。このようにして形
成された金属光沢反射光のうち、前記の凹溝を通過する
反射光は該凹溝によって拡散され、該凹溝が表わしてい
る文字等を立体的に浮き上がらせて見せる。このため、
文字等が、金属光沢を有し立体感を有する外観を呈す
る。
【0006】
【実施例】次に、図1および図2を順次に参照しつつ本
考案の実施例を説明する。図1は、本考案に係る立体感
および輝度感を有する文字等の標示構造の1実施例を備
えた自動車用リヤーガーニッシュを示し、(A)は部分
的に描いた正面図、(B)はそのb−b断面図である。
本実施例は図4(A),図4(B)に示した従来例に本
考案を適用して改良した1例であって、図4と同一の符
号を付したものは上記従来例におけると同様ないし類似
の構成部分である。次に、図1について、図4と異なる
点すなわち本考案を適用して改良した事項を説明する。
本例のレンズ2は、前記従来例におけるレンズ2と類似
の構成部材であるが反射膜5を成膜していない。そし
て、図1(A)のb−b断面を描いた図1(B)にはハ
ウジング1の断面が現れている。本実施例におけるハウ
ジング1は図3の従来例におけるハウジング1と類似の
構成部材であって、その底面(図1(B)に現れている
部分)はレンズ2に対して空間をへだてゝほゞ平行に対
向離間している。そして、レンズ2に形成された文字等
の標示はハウジングの底面からの反射光を拡散させる機
能を有する凹溝により構成すると共に、ハウジング1
底面のレンズ2に形成された文字等を表わす溝4に対
向する部分に、金属光沢を有する反射層7を成層する
本考案を実施する際、上記の金属光沢を有する反射層7
の成層手段として、公知の成層手段を任意に選択して適
用することができ、例えば湿式鍍金法,真空蒸着法,ス
パッタリング法,ホットスタンプ法など、何れも適用す
ることができる。例えば真空蒸着法を用いた場合、従来
例におけるがごとくマスク真空蒸着法を用いる必要が無
いので、操作は簡単であり加工コストが安価である。図
1(B)に示した矢印c,矢印dのごとくレンズ2を通
過した外来光は、金属光沢反射層7で正反射され、金属
光沢を有する反射光(矢印e)となって凹溝4に入射
し、該凹溝4のV字形斜面で拡散されて該レンズ2を通
過し、図の上方に出射する。この拡散作用は凹溝4にお
いてのみ行なわれ、かつ、該凹溝4は文字等の輪郭に沿
って形成されているので、図の上方からレンズ2を見る
と文字等が金属光沢を帯びて立体的に浮き上がって見
え、標示用具としての商品価値が高い。図2は各種の変
形例を比較するように配列して描いたものであって、
(A)は上掲の図1(B)と同様に断面V字状の溝を
設けたレンズの断面図、(B)は断面台形の溝を設け
たレンズの断面図、(C)は断面円弧状の溝を設けた
レンズの断面図である。図1(B)について説明したよ
うに、レンズに設けた溝の役目は金属光沢を有する反
射光(矢印e)を、文字等の輪郭に囲まれた部分のみ選
択的に拡散させることであるから、該溝の断面形状は
別段の限定を受けず、前記実施例と同様の作用,効果が
得られる。
【0007】
【考案の効果】本考案の文字等の標示構造は、前記の構
成よりなるので、例えば太陽光などの外来光が入射する
と、その入射光はハウジングの反射層で正反射されて、
金属光沢を有する反射光となる。このようにして形成さ
れた金属光沢反射光のうち、前記の凹を通過する反射
光は該凹によって拡散され、該凹が表わしている文
字等を立体的に浮き上がらせて見せる。このため、文字
等が、金属光沢を有し立体感を有する外観を呈する。し
かも、ハウジングの内面に金属光沢反射層を設けるとい
う簡単な構造であるため、製造コストが安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る立体感および輝度感を有する文字
等の標示構造の1実施例を備えた自動車用リヤーガーニ
ッシュを示し、(A)は部分的に描いた正面図、(B)
はそのb−b断面図である。
【図2】各種の変形例を比較するように配列して描いた
ものであって、(A)は上掲の図1(B)と同様に断面
V字状の溝を設けたレンズの断面図、(B)は断面台形
の溝を設けたレンズの断面図、(C)は断面円弧状の溝
を設けたレンズの断面図である。
【図3】ハウジングの開口部を覆って板状のレンズが装
着されるとともに該板状レンズに文字等が標示されてい
る器具の1例として示したリヤーガーニッシュの外観斜
視図である。
【図4】上記従来例のリヤーガーニッシュを構成してい
るレンズの一部分を拡大して示したもので、(A)は正
面図、(B)はそのa−a断面図である。(C)は上記
B図と異なる従来例の断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…V字状溝を設けた平板状のレン
ズ、2′…突条を設けた平板状のレンズ、2″…台形溝
を設けた平板状のレンズ、2′′′…円弧状溝を設けた
平板状のレンズ、3…文字・図形・記号等、4…V字状
溝、4′…台形状溝、4″…円弧状溝、5…反射膜、6
…突条、7…金属光沢を有する反射層、a,b…切断面
の標示。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの開口部を覆って板状のレン
    ズが装着されており、該板状レンズの内面に文字等を標
    示する凹凸が形成されている標示構造において、 前記
    レンズとハウジングの底面とは空間をへだてゝほゞ平行
    に対向離間され、かつ、前記レンズの内面に形成された
    文字等の標示はハウジング底面からの反射光を拡散させ
    る機能をもつ凹溝により構成すると共に、そのレンズに
    形成された文字等を標示した区域に対向するハウジング
    の底面に金属光沢を有する反射層が形成されていること
    を特徴とする、立体感および輝度感を有する文字等の標
    示構造。
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