JPH0719769U - 複数の色調を有する文字等の標示構造 - Google Patents

複数の色調を有する文字等の標示構造

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JPH0719769U
JPH0719769U JP5066493U JP5066493U JPH0719769U JP H0719769 U JPH0719769 U JP H0719769U JP 5066493 U JP5066493 U JP 5066493U JP 5066493 U JP5066493 U JP 5066493U JP H0719769 U JPH0719769 U JP H0719769U
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JP5066493U
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日出男 内藤
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字等3を表わす溝4が設けられている平板
状のレンズ2を、ハウジング1の開口部に装着した標示
構造を改良して、安価で、しかも立体感,輝度感が得ら
れるように、かつ、複数の色調を帯びて上記立体感,輝
度感を強調できるようにする。 【構成】 (A)は正面図、(B)はそのb−b断面図
である。(B)図に示すごとく、ハウジング1がレンズ
2に対向している面に、金属光沢を有する反射層7を成
層するとともに、前記の文字等3をネガチブにした形状
の着色処理層8を、前記金属光沢反射層7の上に設け
る。上記の金属光沢反射層は、レンズ2の内側面(図の
下側面)に設けても良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車用のリヤーガーニッシュなどのように、平板状のレン ズ上に文字,図形,若しくは記号、又はこれらの組合せ(以下、文字等という) を標示する構造に係り、特に、立体感,輝度感を有する文字等を標示することが でき、しかも該文字等を周囲の部分と異なる色調で際立たせて標示することので きるように改良した標示構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車等に、商標を表わす文字等を標示する場合、光学的機能を有する レンズを用いる方式と、用いない方式とが有る。レンズを用いない標示方式とし ては、塗料で描いたり、鋳物などの成形部材の表面に文字等を表わす凹凸を形成 したりする技術が広く用いられているが、使用時間の経過に伴って汚れたり剥げ たりする虞れが有る。これに比して、レンズを用いる方式は剥げたりする虞れが 無い上に、汚れても清浄することが容易であるという長所を有している。 レンズを有する標示手段にも種々の形式が有るが、一般的には、文字等を表わ す板状のレンズで、ハウジングの開口を覆って装着した構造である。これらの種 々の形式を大別すると、ハウジングと板状レンズとで取り囲まれた空間内に光源 を設置したものと、光源を設置していないものとに区分される。 板状レンズで覆われたハウジング内に光源を設置した器具は、広義の灯具に属 する。そして、光源を具備していないものはガーニッシュ,フィニッシャなどと 呼ばれていて、自動車など車両類の装飾用外装品に属する器具である。図4は、 ハウジングの開口部を覆って板状のレンズが装着されるとともに該板状レンズに 文字等が標示されている器具の1例として示したリヤーガーニッシュの外観斜視 図である。 この従来例のリヤーガーニッシュは、合成樹脂製の浅いハウジング1の前面開 口部1aを覆って、透明な合成樹脂製の平板状レンズ2が装着されており、該平 板状レンズ2の内側の面に文字等3を表わす凹凸が一体的に成形されている。図 5は上記従来例のリヤーガーニッシュを構成しているレンズの一部分を拡大して 示したもので、(A)は正面図、(B)はそのa−a断面図であり、(C)は上 記B図と異なる従来例の断面図である。ただしA図は、B図およびC図の双方の 従来例に共通である。B図の従来例は、文字等の輪郭を凹形に形成して溝4を設 けてあり、C図の従来例は同じく凸形に形成して突条6を設けてある。 そして、これらの凹凸(4,6)で表わされた文字等に立体感,輝度感を与え るため、該凹凸を覆って反射膜5が成膜されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図5に示した従来例の(B)図、(C)図におけるがごとく、文字等を表わす 凹凸(5,6)を含めてレンズ内側の全面に反射膜5を成膜すると、輝度感は得 られるが、文字等だけが際立って立体的に浮き上がって見えることがなく、比較 的に平板,単調な外観を呈する。そこで、前記の溝4若しくは突条6のみに反射 膜6を成膜して、平面部には成膜しないような工夫が行なわれている。このよう な塗り分けの作業は、例えばマスク真空蒸着法などの公知技術を適用して行ない 得るが、加工工程が複雑で製造コストが高価である。 また、立体感を際立たせるため、平板状レンズと別体に構成した標示部材(例 えば文字等の輪郭に沿って切り抜かれた板状ないしフイルム状の部材)をレンズ 面に固定する技術も公知であるが、強固に固着することと良好な外観を得ること との両立が困難であり製造コストも割高である。 本考案は上述の事情に鑑みて為されたものであって、文字等が立体的に表わさ れ、しかも金属光沢を呈して、簡単で安価な標示構造を提供することを目的とす る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的(安価で立体感輝度感の有る標示)を達成するため本考案に係る文 字等の標示構造は、文字等を表わす凹凸を形成された板状レンズがハウジングの 開口部を覆って装着されている標示構造において、 前記の凹凸は文字等の輪郭で囲まれた部分に形成された凹面よりなり、 前記のハウジングの底面が上記輪郭で囲まれた部分に対向している区域をカバ ーして、金属光沢を有する反射層が形成されており、かつ、 前記ハウジングの底面および板状レンズの内側面の少なくとも何れか一方に、 前記の輪郭で囲まれた凹面と正対する部分を除いて、着色処理が施されているこ とを特徴とする。
【0005】
【作用】
上記の構成によると、レンズに文字等を標示する凹面が形成されている内側面 に対向せしめて反射層が設けられているので、例えば太陽光などの外来光が該反 射層で正反射されて、金属光沢を有する反射光となる。このようにして形成され た金属光沢反射光のうち、前記の凹面を通過する反射光は該凹面によって拡散さ れ、該凹面が表わしている文字等を立体的に浮き上がらせて見せる。このため、 文字等が、金属光沢を有し立体感を有する外観を呈する。しかも、上記のように して金属光沢を有して立体感を表わす反射光の光路以外の部分に着色処理が施さ れているので、文字等の周囲部分は着色された外観を呈し、前記の金属光沢(輝 度感)および立体感を有する文字等を、いっそう際立たせる。
【0006】
【実施例】
次に、図1および図2を順次に参照しつつ本考案の実施例を説明する。図1は 、本考案に係る立体感および輝度感を有する文字等の標示構造の1実施例を備え た自動車用リヤーガーニッシュを示し、(A)は部分的に描いた正面図、(B) はそのb−b断面図である。本実施例は図5(A),図5(B)に示した従来例 に本考案を適用して改良した1例であって、図5と同一の符号を付したものは上 記従来例におけると同様ないし類似の構成部分である。 次に、図1について、図5と異なる点すなわち本考案を適用して改良した事項 を説明する。本例のレンズ2は、前記従来例におけるレンズ2と類似の構成部材 であるが反射膜5を成膜していない。そして、図1(A)のb−b断面を描いた 図1(B)にはハウジング1の断面が現われている。本実施例におけるハウジン グ1は図4の従来例におけるハウジング1と類似の構成部材であって、その底面 (図1(B)に現われている部分)はレンズ2に対して平行に対向離間している 。そして本実施例のハウジング1は、レンズ2に形成された文字等を表わす溝4 に対向する部分に、金属光沢を有する反射層7を成層してある。 本考案を実施する際、上記の金属光沢を有する反射層7の成層手段として、公 知の成層手段を任意に選択して適用することができ、例えば湿式渡金法,真空蒸 着法,スパッタリング法,ホットスタンプ法など、何れも適用することができる 。例えば真空蒸着法を用いた場合、従来例におけるがごとくマスク真空蒸着法を 用いる必要が無いので、操作は簡単であり加工コストが安価である。 上記金属光沢を有する反射層7の上に、前記の文字等を表わす溝4に正対して いる部分を除いて、着色処理を施して着色処理層8を形成する。本例の着色処理 層は有色透明であって、その色調は任意に設定することができる。すなわち、当 該リヤーガーニッシュを装着すべき対象である自動車の車体色を勘案して、意匠 的配慮に基づいて前記着色処理層8の色調を決めれば良い。この場合、車体色と 同系の色調が選定されることもあり、また車体色と余色の関係にある色調が選定 されることもある。
【0007】 図1(B)に示した矢印c,矢印dのごとくレンズ2を通過した外来光は、金 属光沢反射層7で正反射され、金属光沢を有する反射光(矢印e)となって溝4 に入射し、該溝4のV字形斜面で拡散されて該レンズ2を通過し、図の上方に出 射する。この拡散作用は溝4においてのみ行なわれ、かつ、該溝4は文字等の輪 郭に沿って形成されているので、図の上方からレンズ2を見ると文字等が金属光 沢を帯びて立体的に浮き上がって見え、標示用具としての商品価値が高い。さら に、矢印fのように入射した外来光は着色処理層8を通って金属光沢反射層7で 反射され、再び着色処理層8を通って矢印gのごとくレンズ2を通過して前方( 図の上方)へ出射する。このため、この実施例のリヤーガーニッシュの外観は、 レンズ2に形成された文字等3の形状が立体的に浮き上がって金属光沢を帯びて 輝き、上記文字等3を除くレンズ3の面は着色処理層8と同じ色調に輝いて見え る。そして、前記の着色処理層8は文字等3をネガティブに描き分けねばならな いが、ハウジング1の平坦な底面に施す処理であるから格別の技術的困難が無く 、加工コストも割安である。 図2は各種の変形例を比較するように配列して描いたものであって、(A)は 上掲の図1(B)と同様に断面V字状の溝を設けたレンズの断面図、(B)は断 面台形の溝を設けたレンズの断面図、(C)は断面円弧状の溝を設けたレンズの 断面図である。図1(B)について説明したように、レンズに設けた溝の役目は 金属光沢を有する反射光(矢印e)を、文字等の輪郭に囲まれた部分のみ選択的 に拡散させることであるから、該溝の断面形状は別段の限定を受けず、前記実施 例と同様の作用,効果が得られる。
【0008】 図3は、前掲の図1の実施例と異なる実施例に係る自動車用ガーニッシュを示 し、(A)は部分的に描いた正面図、(B)はそのb−b断面図である。本実施 例(図3)が前記実施例(図1)に比して異なるところは、文字等3の形状の輪 郭で囲まれた部分に形成されている溝4に正対する部分に施される着色処理が、 ハウジング1の底面でなくレンズ2の内側面(図において下側の面)に施されて いることである。このように構成しても前記実施例(図1)と類似の作用,効果 が得られる。また、本例のようにレンズ2の内面に着色処理層8′を設ける操作 は、図3(B)から容易に推察できるように、溝4を除く部分にのみ選択的に施 すことが容易であり、かつ、従来例(図5)におけるがごとく真空蒸着などの処 理を必要としないので、特殊加工設備を要せず安価に加工(着色処理)すること ができる。
【0009】 図3に示した実施例の溝4はV字状溝であるが、図2(B)に示したような台 形状溝4′、若しくは図2(C)に示したような円弧状溝4″を適用することも できる。
【0010】
【考案の効果】
本考案を適用すると、レンズに文字等を標示する凹面が形成されている内側面 に対向せしめて反射層が設けられているので、例えば太陽光などの外来光が該反 射層で正反射されて、金属光沢を有する反射光となる。このようにして形成され た金属光沢反射光のうち、前記の凹面を通過する反射光は該凹面によって拡散さ れ、該凹面が表わしている文字等を立体的に浮き上がらせて見せる。このため、 文字等が、金属光沢を有し立体感を有する外観を呈する。しかも、上記のように して金属光沢を有して立体感を表わす反射光の光路以外の部分に着色処理が施さ れているので、文字等の周囲部分は着色された外観を呈し、前記の金属光沢(輝 度感)および立体感を有する文字等を、いっそう際立たせるという優れた実用的 効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る立体感および輝度感を有する文字
等の標示構造の1実施例を備えた自動車用リヤーガーニ
ッシュを示し、(A)は部分的に描いた正面図、(B)
はそのb−b断面図である。
【図2】各種の変形例を比較するように配列して描いた
ものであって、(A)は上掲の図1(B)と同様に断面
V字状の溝を設けたレンズの断面図、(B)は断面台形
の溝を設けたレンズの断面図、(C)は断面円弧状の溝
を設けたレンズの断面図である。
【図3】前掲の図1の実施例と異なる実施例に係る自動
車用ガーニッシュを示し、(A)は部分的に描いた正面
図、(B)はそのb−b断面図である。
【図4】ハウジングの開口部を覆って板状のレンズが装
着されるとともに該板状レンズに文字等が標示されてい
る器具の1例として示したリヤーガーニッシュの外観斜
視図である。
【図5】上記従来例のリヤーガーニッシュを構成してい
るレンズの一部分を拡大して示したもので、(A)は正
面図、(B)はそのa−a断面図であり、(C)は上記
B図と異なる従来例の断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…V字状溝を設けた平板状のレン
ズ、2′…突条を設けた平板状のレンズ、3…文字・図
形・記号等、4…V字状溝、4′…台形状溝、4″…円
弧状溝、5…反射膜、6…突条、7…金属光沢を有する
反射層、8,8′…着色処理層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字等を表わす凹凸を形成された板状レ
    ンズがハウジングの開口部を覆って装着されている標示
    構造において、 前記の凹凸は文字等の輪郭で囲まれた部分に形成された
    凹面よりなり、 前記のハウジングの底面が上記輪郭で囲まれた部分に対
    向している区域をカバーして、金属光沢を有する反射層
    が形成されており、かつ、 前記ハウジングの底面および板状レンズの内側面の少な
    くとも何れか一方に、前記の輪郭で囲まれた凹面と正対
    する部分を除いて、着色処理が施されていることを特徴
    とする、複数の色調を有する文字等の標示構造。
JP5066493U 1993-09-17 1993-09-17 複数の色調を有する文字等の標示構造 Pending JPH0719769U (ja)

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