JPH032937Y2 - - Google Patents

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JPH032937Y2
JPH032937Y2 JP11406481U JP11406481U JPH032937Y2 JP H032937 Y2 JPH032937 Y2 JP H032937Y2 JP 11406481 U JP11406481 U JP 11406481U JP 11406481 U JP11406481 U JP 11406481U JP H032937 Y2 JPH032937 Y2 JP H032937Y2
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light
emitting diode
light emitting
resin plate
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高輝度で表示面一杯に均一な明るさの
できる発光ダイオード表示器に関する。
従来発光ダイオードを光源にした発光ダイオー
ド表示器においては、第1図に示すように発光ダ
イオード1を囲む反射枠2の表面を粗面加工した
透明な脂脂板3で覆うか又は光拡散シート(図示
せず)で覆つていた。このうち光拡散シートは光
を充分に拡散するので表示面一杯に均一な明るさ
とできるがポリエステル等の材料やその中に混練
又はその上から塗布する着色材等が光をよく吸収
してしまうので暗い表示となる。一方樹脂板3を
使うと着色しても透明度が高いので、明るくはな
るが光の散乱度が悪い。このため中央部だけ明る
い表示としたり、レンズのように整形すると共に
粗面加工する方法がとられるが均一な明るさの表
示が好ましいし、レンズ等の整形費用は極めて高
価であるから、とちらも不都合である。
本考案はこのような欠点を改めるためになされ
たもので、樹脂板3の反射枠側に22重の粗面を形
成する事で均一な明るさで高輝度な表示を得たも
のである。
ところが2重の粗面加工に於て同程度の粗面加
工を施すのであれば、数回加工をくり返しても効
果はない。そこで粗雑な粗面加工を施こしてから
微細な粗面加工をすると、第2図に示すように粗
雑な粗面加工によつて形成された凹凸面の特定な
所に小さな凹凸ができるにとどまる。この結果光
の散乱はあまり期待できず、発光ダイオードの真
上が最も輝いていた。
第3図は本考案実施例の樹脂板の断面図である
が微細粗面加工された面に粗雑な粗面加工を施こ
した状態を示す。ここで微細又は粗雑な粗面加工
とはランダムな凹凸をつける治具(たとえばサン
ドブラスト)の表面粒子によつて規定できる。以
下具体例に基づいて詳細に説明する。
まず樹脂板の材質はアクリル樹脂とかポリカー
ボネート樹脂の如く比較的表面のやわらかい樹脂
がよい。このような樹脂の無色透明、中間色透
明、着色透明なものがよく、半透明なものはあま
り好ましくない。微細な粗面加工面はサンドブラ
ストの場合、型荒さA30程度で形成し、そのあと
の粗雑な粗面加工面は型荒さA60程度に形成する
と細かい凹凸が均一に形成された上に大きい凹凸
が均一分布するので光の散乱が充分となる。尚こ
のような粗面加工面は微細な場合A20乃至A40
(サンドペーパーのJIS荒さ表示では#2000番程
度)がよく、粗雑な場合はA50乃至A70(同表示
で#1000番程度)が適している。そしてこの場
合、長さ6mm巾2mmのセグメント形状や一辺4mm
の四角形状をなす表示面を1辺0.3mmのさいころ
状発光ダイオードで均一な明るさとすることが出
来、しかもその時の輝度は光拡散シートを用いた
時の約2倍が得られた。
第4図は上述した一辺4mmの四角形状をなす表
示面の対角線上における輝度分布を示す特性図で
ある。図においてイは従来の光拡散シートを用い
た場合で、光は均一であるが暗い。これは光散乱
は十分であるが、又、光吸収も大きいことを示し
ている。ロ,ハはそれぞれ粗雑粗面加工のみと微
細粗面加工のみの場合で、いずれも発光ダイオー
ドの真上部分のみが高い輝度となつており、光は
充分に広がらない。この表示を観察すると、粗雑
粗面加工の場合には発光ダイオードに対応する輝
点が発光ダイオードのある個所のみで観察されて
いるので、この場合には樹脂板の大きな凹凸がレ
ンズ効果を持つのみで光拡散効果がないものと考
えられる。また微細粗面加工の場合には発光ダイ
オードの輪郭が不明瞭なシルエツトが観察される
ので、光散乱効果はあるものの散乱された光が遠
くに届いていないものと考えられる。
そしてニは、本考案実施例の2重粗面加工した
場合を示しており、明るく均一な表示となつてい
る。この場合発光ダイオードの輪郭はほとんど目
立たず、また輝点も観察されない。従つて微細加
工面がランダムなうねりを持つことで、光を散乱
すると共に、散乱された光や樹脂板に斜めに入射
した光を遠くに反射する光拡散効果が生じている
ものと考えられる。
尚前述した本考案とは逆に粗雑粗面加工上に微
細粗面加工した表示面については微細粗面加工の
程度によりロとハの中間位置をとるので特性図を
省略した。
以上の如く本考案は、発光ダイオードと、発光
ダイオードを囲む反射枠と、反射枠の表面を覆う
樹脂板とを具備し、樹脂板の表面は細かい凹凸上
にこの凹凸より大きな凹凸を分布させた二重粗面
である発光ダイオード表示器であるから、高輝度
でかつ表示面一杯に均一な明るさとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は発光ダイオード表示器の断面図、第2
図は粗面加工面を説明するための樹脂板の断面
図、第3図は本考案実施例を説明するための樹脂
板の断面図であり、第4図は表示面での輝度分布
を示す特性図である。 1……発光ダイオード、2……反射枠、3……
樹脂板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発光ダイオードと、発光ダイオードを囲む反射
    枠と、反射枠の表面を覆う樹脂板とを具備し、樹
    脂板の表面は細かい凹凸上にこの凹凸より大きな
    凹凸を分布させた二重粗面である事を特徴とする
    発光ダイオード表示器。
JP11406481U 1981-07-30 1981-07-30 発光ダイオ−ド表示器 Granted JPS5818287U (ja)

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JP11406481U JPS5818287U (ja) 1981-07-30 1981-07-30 発光ダイオ−ド表示器

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JP11406481U JPS5818287U (ja) 1981-07-30 1981-07-30 発光ダイオ−ド表示器

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Publication Number Publication Date
JPS5818287U JPS5818287U (ja) 1983-02-04
JPH032937Y2 true JPH032937Y2 (ja) 1991-01-25

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ID=29908352

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JP11406481U Granted JPS5818287U (ja) 1981-07-30 1981-07-30 発光ダイオ−ド表示器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58170840U (ja) * 1982-05-11 1983-11-15 三菱電機株式会社 物体分離装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5818287U (ja) 1983-02-04

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