JP2599521Y2 - 投影スクリーン - Google Patents

投影スクリーン

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JP2599521Y2
JP2599521Y2 JP1989073322U JP7332289U JP2599521Y2 JP 2599521 Y2 JP2599521 Y2 JP 2599521Y2 JP 1989073322 U JP1989073322 U JP 1989073322U JP 7332289 U JP7332289 U JP 7332289U JP 2599521 Y2 JP2599521 Y2 JP 2599521Y2
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JP
Japan
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screen
lens sheet
lenticular lens
projection screen
surface plate
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JPH0312236U (ja
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接男 大井
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プロジェクションテレビのスクリーン等と
して用いられる投影スクリーンに関するものである。
(従来の技術) プロジェクションテレビのスクリーンとして用いられ
ている投影スクリーンは、各種のものが提案されている
が、観察面への視野の指向性を高めるためにレンチキュ
ラーレンズを形成し、またスクリーン全体の明るさの均
一性を確保するためフレネルレンズを形成することが主
流となっている。
ところがこのようなスクリーンは、レンチキュラーレ
ンズやフレネルレンズを形成するため、加工性のよい合
成樹脂材料で製作されているが、静電気の帯電により観
察面にゴミやホコリが付着しやすく、また表面硬度が低
いため清掃の際に傷が付きやすいこと等の問題点があっ
た。
またスクリーンが大型化していくと、材料の剛性不足
により平面の維持が難しくなり、部分的な凹みや反りが
発生し、投影した像が歪むようなことがあった。特にス
クリーンの解像度を高めるためにレンチキュラーレンズ
のピッチを細かくすると、これに伴い基材の厚さも薄く
しなければならず、上記の現象が益々発生し易くなる。
(考案が解決しようとする課題) ところで上記の帯電による弊害の防止は、各種の帯電
防止処理が考えられるが、処理の作業性、効果の持続
性、処理に伴う他の性能の低下が懸念され、経済性をも
備えた有効な手段が講じられていないのが現状である。
また表面硬度の向上も上記と同種の問題点を含んでいる
共に、特に微細なレンズ面が形成されているため解決が
一層困難な状況にある。さらにスクリーンの平面性の維
持についても、一定の曲率に反らせて剛性を持たせた
り、周辺で緊張させる提案が成されているが、十分に実
用性を備えた解決策には至っていない。
一方、スクリーン表面に艶消し処理を施し外光による
ゴーストを軽減することも提案されているが、外光が散
乱するためコントラストが低下し、しかも画質の鮮映度
の低下を招くことが指摘されている。
また、スクリーンの表面を鏡面仕上げにすると“画質
のツヤ”と称される画質の向上が計られ鮮映度を向上す
ることが可能であるが、上述したように合成樹脂のスク
リーンでは剛性の不足により平面性が維持できないこ
と、および外光がレンチキュラーレンズにより拡散され
て左右方向に広がるため、このような効果は期待できな
い状況にある。
本考案はこのような状況に鑑み、合成樹脂製のスクリ
ーンの観察面に無機ガラス板を添接するという簡単な方
法により、上記の問題点を一挙に解決しようとするもの
である。
(課題を解決するための手段) すなわち本考案は、上記の課題を解決するためになさ
れたもので、その要旨とするところは、両方の表面にレ
ンチキュラーレンズが形成された両面レンチキュラーレ
ンズシートおよびフレネルレンズシートからなる合成樹
脂製のスクリーンにおいて、スクリーン本体の両面レン
チキュラーレンズシートの観察面側に、外光を正反射さ
せるとともに両面レンチキュラーレンズシートの平面性
を維持する無機ガラスの表面板を配置したことを特徴と
する投影スクリーンにある。
本考案において、スクリーン本体とは、観察側に配置
される両方の表面にレンチキュラーレンズが形成された
両面レンチキュラーレンズシートと、光源側に配置され
る一方の表面にフレネルレンズシートが形成されたフレ
ネルレンズシートからなり、いずれのレンズシートも合
成樹脂製シートからなるものである。
(実施例) 以下、本考案を実施例に図面に基づき詳細に説明す
る。
図中(1A)は片面にサーキュラーフレネルレンズが形
成された第1のスクリーン基材、(1A)は両面にレンチ
キュラーレンズが形成された第2のスクリーン基材であ
り、この例ではこのように2枚のレンズシートでスクリ
ーン本体(1)が構成されているが、勿論1枚構成のス
クリーン本体であってもよい。そしてこれらのスクリー
ン本体(1)は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂
あるいは塩化ビニル樹脂等の合成樹脂によって形成され
ている。なお、この合成樹脂には、光拡散剤や染顔料が
添加されていてもよい。
また図中(2)は無機ガラスからなる表面板で、通常
3〜5mm程度の厚さのものが用いられるが、強度の面か
らすればいわゆる強化ガラスを用いることが好ましい。
なおこの表面板(2)も適宜透視性を損ねない程度に着
色されていることが好ましく、とりわけ特定波長を選択
的に吸収する、例えばネオジムガラスを用いることが望
ましい。
このようなスクリーン本体(1)と表面板(2)と
は、例えば図示するようにパッキング(3)を介して枠
材(4)によって固着するとよい。
本考案は以上のようになっているので、合成樹脂製の
スクリーン本体(1)を使用しながら、観察側に無機ガ
ラスの表面板(2)が位置しているため、表面の帯電に
よる塵埃の付着を防止できるとともに、傷の発生を防止
でき、しかも無機ガラスの剛性によって、薄肉のスクリ
ーン本体においても反りや湾曲を生ずることなく、かつ
これによってスクリーン本体(1)自体の平面性の維持
にも寄与するものである。さらに、無機ガラスの表面板
が外光を正反射させるような鏡面状の表面を有すること
により、画質を損なうことがなくなり、画質に“テリ”
を付与して性能(画質のツヤ)を向上させ、鮮映度を向
上させることができることとなる。
以上図示の実施例を中心に説明したが、本考案はこの
ような例に限定されるものではなく、種々の変更が可能
である。例えばスクリーン本体(1)のレンチキュラー
レンズの形状を変更したり、あるいは3枚以上の構成に
したり、表面板(2)を湾曲状に成形したり、またスク
リーン本体(1)と表面板(2)との取り付けを他の手
段としたり、あるいは本考案を反射型のスクリーンに適
用することも可能である。
(考案の効果) 本考案は、以上詳述した如き構成からなるものである
から、簡単な構成でありながら、塵埃の付着、傷の防
止、平面性の維持等、従来の問題点を一挙に解決した画
質のよいスクリーンを提供しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分的な断面図であ
る。 (1)……スクリーン本体 (1A)……レンチキュラーレンズ (1B)……フレネルレンズ (2)……表面板

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両方の表面にレンチキュラーレンズが形成
    された両面レンチキュラーレンズシートおよびフレネル
    レンズシートからなる合成樹脂製のスクリーンにおい
    て、スクリーン本体の両面レンチキュラーレンズシート
    の観察面側に、外光を正反射させるとともに両面レンチ
    キュラーレンズシートの平面性を維持する無機ガラスの
    表面板を配置したことを特徴とする投影スクリーン。
  2. 【請求項2】表面板として強化ガラス板を用いたことを
    特徴とする請求項第1項記載の投影スクリーン。
  3. 【請求項3】表面板として透視性を損ねない程度に着色
    されている無機ガラス板を用いたことを特徴とする請求
    項第1項または第2項記載の投影スクリーン。
JP1989073322U 1989-06-22 1989-06-22 投影スクリーン Expired - Lifetime JP2599521Y2 (ja)

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JPH0312236U JPH0312236U (ja) 1991-02-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS578536A (en) * 1980-06-19 1982-01-16 Sony Corp Transmission type screen
JPS63199338A (ja) * 1987-02-16 1988-08-17 Pioneer Electronic Corp 背面投影スクリ−ン

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JPH0312236U (ja) 1991-02-07

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