JP3360536B2 - 反射型スクリーン - Google Patents

反射型スクリーン

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JP3360536B2
JP3360536B2 JP19233996A JP19233996A JP3360536B2 JP 3360536 B2 JP3360536 B2 JP 3360536B2 JP 19233996 A JP19233996 A JP 19233996A JP 19233996 A JP19233996 A JP 19233996A JP 3360536 B2 JP3360536 B2 JP 3360536B2
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lens
light
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projection
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、各種の投影機器に
対して、被投影側に配置され、反射(結像)される映像
光を観察する映写用スクリーン(反射型スクリーン)に
関する。
【0002】
【従来の技術】会議や映写会などにおいて、OHP(オ
ーバーヘッドプロジェクタ)や、16mmや8mmフィ
ルムを用いる映写機などの機器が用いられていると共
に、近年のビデオプロジェクタの普及により一般家庭に
おいてもホームシアターと称して映画などを映写にて鑑
賞する機会が多くなってきている。
【0003】これらの機器に対して被投影側に配置され
るスクリーンとしては、各種タイプのものがあり、用途
に応じて選択されて使用されている。
【0004】観察者および投影機側にレンズアレイが形
成され、反対側に光反射層が形成されたレンズシートに
よって構成されるタイプの反射型スクリーンが公知であ
り、このうち、半円柱状凸レンズが並設されたシリンド
リカル・レンズ群を有するレンチキュラーシートを用い
たタイプのスクリーン(以下、レンチキュラースクリー
ンと称する)が代表的である。
【0005】レンチキュラースクリーンは、各単位レン
ズの機能によって、反射光に再帰性を持たせて、光源
(プロジェクタ)側への反射光量を多くすることができ
る。それによって、投影装置のレンズのワイド化(投影
角度の拡大)や投影面の拡大に関係なく、投影面全体が
明るい画像を観察することができる。レンチキュラース
クリーンは、米国特許4,232,939号・特開平4
−204927号公報などに例示される。
【0006】レンチキュラースクリーンは、シリンドリ
カル・レンズ群が光源(プロジェクタ)および観察者に
面しているため、各単位レンズの凸部頂上付近で投影光
の写り込みによるホットスポットが発生し、スクリーン
表面のギラツキとして見えることになる。
【0007】レンチキュラースクリーンに限らず、レン
ズシートによって構成されるタイプの反射型スクリーン
で、単位レンズがマイクロレンズやトーリックレンズで
あっても、上記のホットスポット(単位レンズの凸部頂
上付近での局所的なギラツキ)の問題を有している。
【0008】ホットスポットの問題を低減するために、
レンズ機能に影響を及ぼさない程度にレンズアレイの表
面に拡散層を形成することやマット(粗面)処理を施す
ことなどが現実的な対応策であるが、スクリーンの光学
特性(S/N比)を劣化させることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スクリーン
の光学特性(S/N比)を劣化させずにホットスポット
の問題を除去できるような、レンズシートからなる反射
型スクリーンを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、観察者および
投影機側にレンズアレイが形成され、反対側に少なくと
も光反射層が形成されたレンズシートによって構成され
る反射型スクリーンにおいて、前記レンズシートが、ト
ーリックレンズがマトリクス配置されたレンズシートで
あり、前記レンズアレイの各単位レンズの凸部頂上を含
む部分に遮光部を設けた構成であることを特徴とする。
【0011】前記遮光部は、レンズアレイの各単位レン
ズの凸部頂上を含む部分を突起状に成形し、その突起に
遮光層を形成しても良い。
【0012】また、前記レンズアレイに対して投影機か
ら光を照射した際に、レンズアレイによって集光されな
光反射層側の部分に遮光部を設けても良い。
【0013】遮光部の形状は、レンズアレイの形状に応
じて変化する。例えば、マイクロレンズでは円形であ
り、シリンドリカル・レンズでは帯状となる。
【0014】また、遮光部の大きさは、必要以上に大き
くするとスクリーンが暗く感じられてしまうため、スク
リーン表面で反射するプロジェクタからの投影光が観察
者に視覚されない条件を満たす最小限の大きさであれば
良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は、各種レンズシートに本発明
を適用した場合についての説明図であり、図1(A) はレ
ンチキュラーシート,図1(B) はマイクロレンズがマト
リクス配置されたハエの目レンズシート,図1(C) はト
ーリックレンズがマトリクス配置されたレンズシートに
ついての斜視図である。
【0016】各単位レンズの凸部頂上付近には、印刷や
転写によって遮光層を形成するのが容易であり、適宜に
任意手法が採用されうる。
【0017】図2は、本発明の反射型スクリーンの光学
特性をある単位レンズについて示す断面説明図である。
レンズアレイを構成する単位レンズ1の凸部頂上を含む
部分に遮光部2が設けられており、反レンズ部側に反射
層3が形成されている。反射層3としては、単に鏡面反
射特性を示すものでも良いが、広い角度で反射するよう
に拡散処理を施しても良い。また、スクリーンに対して
投影機から光を照射した際に、レンズアレイによって集
光されない部分(単位レンズ1の非集光部)に遮光部4
が形成されている。
【0018】投影機(図示せず)からの映像である入射
光5は、単位レンズ1で屈折されて反射面(反射層3)
に達し、反射(拡散)された光は再び単位レンズ1で屈
折して観察者(図示せず)に届く。
【0019】スクリーンに入射する投影機からの映像以
外の光(例えば、部屋の照明や日光など)は、映像光と
はスクリーンへの入射角度が異なり、レンズアレイによ
って遮光部4に集光され、反射層3での反射には関与し
ない。
【0020】ここで問題となるのは、単位レンズ1の表
面で反射する光6のうち、観察者に届いてホットスポッ
トを構成する反射光9である。同図に示すように、ホッ
トスポットを構成する反射光9は、単位レンズの凸部頂
上を含む部分における反射光であり、その部分に遮光部
2を設けた本発明のスクリーンでは、ホットスポットの
問題は発生しない。
【0021】
【発明の効果】
1)スクリーン表面でのホットスポットを除去でき、観
察される画質の向上に寄与する。 2)ホットスポット対策として、スクリーン表面に拡散
処理を施すことが省略できる。そのため、スクリーンの
光学特性(S/N比)が劣化することがなく、スクリー
ンゲイン(反射光の明るさ)が高くなり、観察される画
質が向上する。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)は、各種レンズシートに本発明
を適用した場合についての説明図。
【図2】本発明の反射型スクリーンの光学特性をある単
位レンズについて示す断面説明図。
【符号の説明】
1…単位レンズ 2…遮光部 3…反射層 4…遮光部 5…入射光 6…レンズ表面での反射光 9…ホットスポットを構成する反射光

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観察者および投影機側にレンズアレイが形
    成され、反対側に少なくとも光反射層が形成されたレン
    ズシートによって構成される反射型スクリーンにおい
    て、前記レンズシートが、トーリックレンズがマトリクス配
    置されたレンズシートであり、 前記レンズアレイの各単位レンズの凸部頂上を含む部分
    に遮光部を設けた構成であることを特徴とする反射型ス
    クリーン。
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US7864420B2 (en) 2007-07-20 2011-01-04 Seiko Epson Corporation Screen

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