JP2597865Y2 - 軒樋吊り金具 - Google Patents
軒樋吊り金具Info
- Publication number
- JP2597865Y2 JP2597865Y2 JP1992042500U JP4250092U JP2597865Y2 JP 2597865 Y2 JP2597865 Y2 JP 2597865Y2 JP 1992042500 U JP1992042500 U JP 1992042500U JP 4250092 U JP4250092 U JP 4250092U JP 2597865 Y2 JP2597865 Y2 JP 2597865Y2
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- Japan
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- eaves gutter
- hanging
- piece
- eaves
- edge
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、軒樋吊り金具に係り、
詳しくは軒先前縁側の軒樋耳部が逆U字状に軒樋の内方
へ屈曲し下方に開口している軒樋を、ワンタッチで取付
けできると共に、軽量であって構造上機械的強度が大き
い軒樋吊り金具に関するものである。
詳しくは軒先前縁側の軒樋耳部が逆U字状に軒樋の内方
へ屈曲し下方に開口している軒樋を、ワンタッチで取付
けできると共に、軽量であって構造上機械的強度が大き
い軒樋吊り金具に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、前面側上縁が内方へ逆U
字状に屈曲して下方に開口している耳部を具えた軒樋を
支持する吊り金具は、実開平3−37121号に開示さ
れている。しかしながら、当該吊り金具は金具本体を厚
肉の鋼板を用いて作製して機械的強度を付与しているの
で、重量が大きくなり箱詰め取扱運搬作業に労力が掛り
手間取ると云う問題がある。
字状に屈曲して下方に開口している耳部を具えた軒樋を
支持する吊り金具は、実開平3−37121号に開示さ
れている。しかしながら、当該吊り金具は金具本体を厚
肉の鋼板を用いて作製して機械的強度を付与しているの
で、重量が大きくなり箱詰め取扱運搬作業に労力が掛り
手間取ると云う問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するものであって、その要旨は軒樋の前面側上縁が内方
へ逆U字状に屈曲して下方に開口する耳部を具えた軒樋
を支持する吊り金具において、金具本体は側縁が折曲し
た断面溝型鋼形状をなす吊持具と軒先固定具とがスライ
ド調整可能に添装されてなり、該吊持具の前縁側には凹
陥部を形成し、その前壁を上記軒樋耳部の開口方向に立
上げて軒樋耳部に挿着する吊持片となすと共に、上記凹
陥部の後壁の一部を打出してなる断面山形状の係止片を
吊持片方向に張出し形成し、該係止片によって軒樋耳部
の端縁に設けた被係止片を係止するものであることを特
徴とする軒樋吊り金具である。
するものであって、その要旨は軒樋の前面側上縁が内方
へ逆U字状に屈曲して下方に開口する耳部を具えた軒樋
を支持する吊り金具において、金具本体は側縁が折曲し
た断面溝型鋼形状をなす吊持具と軒先固定具とがスライ
ド調整可能に添装されてなり、該吊持具の前縁側には凹
陥部を形成し、その前壁を上記軒樋耳部の開口方向に立
上げて軒樋耳部に挿着する吊持片となすと共に、上記凹
陥部の後壁の一部を打出してなる断面山形状の係止片を
吊持片方向に張出し形成し、該係止片によって軒樋耳部
の端縁に設けた被係止片を係止するものであることを特
徴とする軒樋吊り金具である。
【0004】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。図1は本考案の一実施例を斜視図で示し、
図2は本考案を用いて軒樋を取付けた状態を側面図で示
し、図3は本考案に軒樋の前縁耳部を取付ける状態を拡
大側面図で示す。
に説明する。図1は本考案の一実施例を斜視図で示し、
図2は本考案を用いて軒樋を取付けた状態を側面図で示
し、図3は本考案に軒樋の前縁耳部を取付ける状態を拡
大側面図で示す。
【0005】本考案は図1に斜視図で示す如く、金具本
体1は、側縁を折曲して断面溝型鋼形状に形成した軒先
固定具11と吊持具12とからなり、該軒先固定具11
はその後縁側にビス孔112を穿設した固定部111を
具え、また吊持具12はその後縁側に耳抱持部125を
具え、中間部に長孔124を穿設してあると共に、前縁
側に凹陥部121の前壁を立上げて吊持片122とな
し、そしてこの軒先固定具11と吊持具12とを重ね合
わせ添装し、長孔124を介して蝶ねじ13により相互
にスライド調整可能に取付けられている。
体1は、側縁を折曲して断面溝型鋼形状に形成した軒先
固定具11と吊持具12とからなり、該軒先固定具11
はその後縁側にビス孔112を穿設した固定部111を
具え、また吊持具12はその後縁側に耳抱持部125を
具え、中間部に長孔124を穿設してあると共に、前縁
側に凹陥部121の前壁を立上げて吊持片122とな
し、そしてこの軒先固定具11と吊持具12とを重ね合
わせ添装し、長孔124を介して蝶ねじ13により相互
にスライド調整可能に取付けられている。
【0006】上記吊持具12の前縁側に形成した凹陥部
121の後壁の一部を打出して、断面山形状になした係
止片123を、凹陥部121の前壁をなす吊持片122
方向に張出し形成してある。
121の後壁の一部を打出して、断面山形状になした係
止片123を、凹陥部121の前壁をなす吊持片122
方向に張出し形成してある。
【0007】上記係止片123は図1に示す如く、横断
面くの字形状のほか、外向き凸円弧状やΩ字形状など何
れであってもよく、その基端部から吊持具12の上面に
亘り徐々に平坦となるリブ構造を有するように打出し加
工することが好ましい。
面くの字形状のほか、外向き凸円弧状やΩ字形状など何
れであってもよく、その基端部から吊持具12の上面に
亘り徐々に平坦となるリブ構造を有するように打出し加
工することが好ましい。
【0008】本考案を用いて軒樋Aを取付けるには、予
め軒樋Aの軒先Cからの迫出し設定間隔に合わせて、金
具本体1の軒先固定具11と、吊持具12間をスライド
調整して蝶ねじ13で固定したのち、軒先固定具11の
固定部111を軒先C面にビス止め固定する。
め軒樋Aの軒先Cからの迫出し設定間隔に合わせて、金
具本体1の軒先固定具11と、吊持具12間をスライド
調整して蝶ねじ13で固定したのち、軒先固定具11の
固定部111を軒先C面にビス止め固定する。
【0009】しかるのち、図3に拡大側面図で示す如
く、破線で示す軒樋Aを横倒し状態のまま金具本体1の
上面から吊持片122方向(矢印方向)へスライドさ
せ、前縁耳部A−1の端縁に設けた被係止片A−2が、
金具本体1の吊持片122に突き当ったときに軒樋Aを
矢印方向へ回転させて被係止片A−2を凹陥部121内
に潜らせると同時に、前縁耳部A−1内に吊持片122
を挿着すると、実線で示す如く軒樋Aの被係止片A−2
は凹陥部121内に収まり、前縁耳部A−1は金具本体
1の係止片123によって係止され、このとき同時に軒
樋Aの後縁耳部A−3が、吊持具12の後縁側に形成し
た抱持部125によって係着し、軒樋本体1に軒樋Aが
取付けられる。
く、破線で示す軒樋Aを横倒し状態のまま金具本体1の
上面から吊持片122方向(矢印方向)へスライドさ
せ、前縁耳部A−1の端縁に設けた被係止片A−2が、
金具本体1の吊持片122に突き当ったときに軒樋Aを
矢印方向へ回転させて被係止片A−2を凹陥部121内
に潜らせると同時に、前縁耳部A−1内に吊持片122
を挿着すると、実線で示す如く軒樋Aの被係止片A−2
は凹陥部121内に収まり、前縁耳部A−1は金具本体
1の係止片123によって係止され、このとき同時に軒
樋Aの後縁耳部A−3が、吊持具12の後縁側に形成し
た抱持部125によって係着し、軒樋本体1に軒樋Aが
取付けられる。
【0010】
【考案の効果】本考案は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。即ち本考案によれば、軒樋の逆U字状に屈曲
形成してなる前縁耳部の端縁の被係止片を、吊持片と係
止片の間へ潜らせるのみで極めて簡単に軒樋の前縁耳部
を吊り金具に取付けることができる。また本考案の金具
本体は、その側縁を折曲げて溝型鋼形状に形成してある
とともに、凹陥部の後壁の一部を打出してなる断面山形
状の係止片を吊持片方向に張出し形成してあるので、充
分な機械的強度を有しており、取付け施工後は軒先下方
からの風の煽り等により軒樋が吊り金具から逸脱するこ
とがない。さらに本考案の金具本体は、その側縁を折曲
げて溝型鋼形状に形成してあるとともに、凹陥部の後壁
の一部を打出してなる断面山形状の係止片を吊持片方向
に張出し形成してあるので、充分な機械的強度を有して
おり、薄肉の鋼材を用いることができ、従って箱詰めし
て運搬する場合など軽量で取扱い易い。
を奏する。即ち本考案によれば、軒樋の逆U字状に屈曲
形成してなる前縁耳部の端縁の被係止片を、吊持片と係
止片の間へ潜らせるのみで極めて簡単に軒樋の前縁耳部
を吊り金具に取付けることができる。また本考案の金具
本体は、その側縁を折曲げて溝型鋼形状に形成してある
とともに、凹陥部の後壁の一部を打出してなる断面山形
状の係止片を吊持片方向に張出し形成してあるので、充
分な機械的強度を有しており、取付け施工後は軒先下方
からの風の煽り等により軒樋が吊り金具から逸脱するこ
とがない。さらに本考案の金具本体は、その側縁を折曲
げて溝型鋼形状に形成してあるとともに、凹陥部の後壁
の一部を打出してなる断面山形状の係止片を吊持片方向
に張出し形成してあるので、充分な機械的強度を有して
おり、薄肉の鋼材を用いることができ、従って箱詰めし
て運搬する場合など軽量で取扱い易い。
【図1】本考案の一実施例を斜視図で示す。
【図2】本考案を用いて軒樋を取付けた状態を側面図で
示す。
示す。
【図3】本考案に軒樋の前縁耳部を取付ける状態を拡大
側面図で示す。
側面図で示す。
1 金具本体 11 軒先固定具 12 吊持具 121 凹嵌部 122 吊持片 123 係止片 A 軒樋 A−1 前縁耳部 A−2 被係止片
Claims (1)
- 【請求項1】 軒樋の前面側上縁が内方へ逆U字状に屈
曲して下方に開口する耳部を具えた軒樋を支持する吊り
金具において、金具本体は側縁が折曲した断面溝型鋼形
状をなす吊持具と軒先固定具とがスライド調整可能に添
装されてなり、該吊持具の前縁側には凹陥部を形成し、
その前壁を上記軒樋耳部の開口方向に立上げて軒樋耳部
に挿着する吊持片となすと共に、上記凹陥部の後壁の一
部を打出してなる断面山形状の係止片を吊持片方向に張
出し形成し、該係止片によって軒樋耳部の端縁に設けた
被係止片を係止するものであることを特徴とする軒樋吊
り金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042500U JP2597865Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 軒樋吊り金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042500U JP2597865Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 軒樋吊り金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064232U JPH064232U (ja) | 1994-01-21 |
JP2597865Y2 true JP2597865Y2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=12637788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992042500U Expired - Fee Related JP2597865Y2 (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 軒樋吊り金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597865Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009108471A (ja) * | 2007-10-26 | 2009-05-21 | Otis:Kk | 軒樋支持具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2551855Y2 (ja) * | 1990-06-09 | 1997-10-27 | 松下電工株式会社 | 軒樋支持金具 |
JP2553558Y2 (ja) * | 1990-07-13 | 1997-11-05 | 東洋化学株式会社 | 軒樋の取付構造 |
JP3037121U (ja) * | 1996-10-22 | 1997-05-06 | 信也 吉川 | 風呂水のゴミ除去器 |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP1992042500U patent/JP2597865Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH064232U (ja) | 1994-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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