JP2595997Y2 - 軒樋の取付具 - Google Patents
軒樋の取付具Info
- Publication number
- JP2595997Y2 JP2595997Y2 JP1993060945U JP6094593U JP2595997Y2 JP 2595997 Y2 JP2595997 Y2 JP 2595997Y2 JP 1993060945 U JP1993060945 U JP 1993060945U JP 6094593 U JP6094593 U JP 6094593U JP 2595997 Y2 JP2595997 Y2 JP 2595997Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eaves gutter
- mounting
- gutter
- eaves
- base plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Building Awnings And Sunshades (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、建物の軒先に設けた鼻
隠しに軒樋を取付けるための軒樋の取付具に関するもの
である。
隠しに軒樋を取付けるための軒樋の取付具に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の軒樋の取付具としては、
図３に例示するものがある。この取付具２１は金属製
で、軒樋保持部２２と、支持アーム部２３及び鼻隠し２
４に固定される取付台板２５が一体的に形成されてい
る。軒樋保持部２２には、先端に上向きの樋係止片２６
が中間部及び支持アーム部２３に軒樋挾着片２７，２８
を備えており、軒樋２９の前後両端縁が前記係止片２６
及び挾着片２７，２８により保持されると共に、取付台
板２５に釘孔（図示省略）を設けて釘等により鼻隠し２
４に固定するようになっている。
図３に例示するものがある。この取付具２１は金属製
で、軒樋保持部２２と、支持アーム部２３及び鼻隠し２
４に固定される取付台板２５が一体的に形成されてい
る。軒樋保持部２２には、先端に上向きの樋係止片２６
が中間部及び支持アーム部２３に軒樋挾着片２７，２８
を備えており、軒樋２９の前後両端縁が前記係止片２６
及び挾着片２７，２８により保持されると共に、取付台
板２５に釘孔（図示省略）を設けて釘等により鼻隠し２
４に固定するようになっている。
【０００３】そして、軒樋２９の屋根３０の軒先３０Ａ
に対する取付位置の調整は、鼻隠し２４への取付台板２
５の固定位置を前後又は上下方向にスライドさせて行っ
ている。
に対する取付位置の調整は、鼻隠し２４への取付台板２
５の固定位置を前後又は上下方向にスライドさせて行っ
ている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、鼻隠し２４の取付角度αが異なると、取付台板
２５とアーム部２３の狭角θ（９０度−α）も前記角度
αに対応したものを使用しなければならず、多種の取付
具を準備する必要があり、また、軒樋取付高さの調整に
多くの時間を要するなどの問題がある。
術では、鼻隠し２４の取付角度αが異なると、取付台板
２５とアーム部２３の狭角θ（９０度−α）も前記角度
αに対応したものを使用しなければならず、多種の取付
具を準備する必要があり、また、軒樋取付高さの調整に
多くの時間を要するなどの問題がある。
【０００５】本考案は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、軒樋の取付高さ
調整が容易で、かつ鼻隠しの前面傾斜角度の如何を問わ
ず１種類ですべて対応可能であり、しかも作業性を向上
できる軒樋の取付具を提供するにある。
れたもので、その目的とするところは、軒樋の取付高さ
調整が容易で、かつ鼻隠しの前面傾斜角度の如何を問わ
ず１種類ですべて対応可能であり、しかも作業性を向上
できる軒樋の取付具を提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、建物の軒先に設けた鼻隠しの前方に軒樋を取付け
るための軒樋の取付具において、鼻隠しの前面に固定さ
れる取付台板と、該取付台板から軒先側へ突出する取付
ブラケットとを有する取付部材と、前記取付ブラケット
に角度調整および位置調整自在に取り付けられる連結部
材と、該連結部材に角度調整及び位置調整自在に取り付
けられると共に前記軒樋を取付ける軒樋保持部材とを有
することを特徴としている。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、建物の軒先に設けた鼻隠しの前方に軒樋を取付け
るための軒樋の取付具において、鼻隠しの前面に固定さ
れる取付台板と、該取付台板から軒先側へ突出する取付
ブラケットとを有する取付部材と、前記取付ブラケット
に角度調整および位置調整自在に取り付けられる連結部
材と、該連結部材に角度調整及び位置調整自在に取り付
けられると共に前記軒樋を取付ける軒樋保持部材とを有
することを特徴としている。
【０００７】
【作用】本考案によれば、仮組状態とした取付部の取付
台板を、鼻隠しの任意の位置に釘・ねじ釘等により固定
し、軒樋の前後両端縁又は軒樋自体を前記軒樋保持部材
により保持した後、連結部材とこれに連結されている相
手方との締結を緩め、連結部材及び軒樋保持部材の一方
又は両方を上下方向に回動させて軒樋と屋根軒先との位
置関係を調整しつつ、軒樋取付部材、連結部材、取付部
材を相互にボルト等により締結することによって軒樋の
取付作業が完了する。
台板を、鼻隠しの任意の位置に釘・ねじ釘等により固定
し、軒樋の前後両端縁又は軒樋自体を前記軒樋保持部材
により保持した後、連結部材とこれに連結されている相
手方との締結を緩め、連結部材及び軒樋保持部材の一方
又は両方を上下方向に回動させて軒樋と屋根軒先との位
置関係を調整しつつ、軒樋取付部材、連結部材、取付部
材を相互にボルト等により締結することによって軒樋の
取付作業が完了する。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明
する。図面において、１は軒樋取付具で、鼻隠し３側に
延びる支持アーム部２Ａを有する軒樋保持部材２と、鼻
隠し３の前面に固定される取付台板４Ａを有する取付部
材４と、前記保持部材２の支持アーム部２Ａと取付部材
４とを相互に連結する連結部材５と、一対の連結ボルト
６，７とを備えている。
する。図面において、１は軒樋取付具で、鼻隠し３側に
延びる支持アーム部２Ａを有する軒樋保持部材２と、鼻
隠し３の前面に固定される取付台板４Ａを有する取付部
材４と、前記保持部材２の支持アーム部２Ａと取付部材
４とを相互に連結する連結部材５と、一対の連結ボルト
６，７とを備えている。
【０００９】前記軒樋取付部材２は、中間部２Ｂが溝形
を呈していて、後端部が前記支持アーム部２Ａとされ、
前端部の先端に上向きの軒樋係止片２Ｃが形成されてい
る。前記アーム部２Ａと中間部２Ｂ下面には、軒樋挾着
片２Ｄ，２Ｅが下向きに突設されている。また、前記ア
ーム部２Ａには前後方向に長い長孔状の連結ボルト孔８
が設けられている。
を呈していて、後端部が前記支持アーム部２Ａとされ、
前端部の先端に上向きの軒樋係止片２Ｃが形成されてい
る。前記アーム部２Ａと中間部２Ｂ下面には、軒樋挾着
片２Ｄ，２Ｅが下向きに突設されている。また、前記ア
ーム部２Ａには前後方向に長い長孔状の連結ボルト孔８
が設けられている。
【００１０】そして、軒樋９の前側上端縁に形成された
係止凹部１０に軒樋取付部材２の前記係止片２Ｃが嵌入
係合され、軒樋９の後側上端縁に形成された係止部１１
をその外側から軒樋挾着片２Ｄで支持すると共に、該挾
着片２Ｄと軒樋９の内側に位置する前記軒樋挾着片２Ｅ
とによって、軒樋９の後側上端縁を挾着保持するように
なっている。したがって、軒樋９への軒樋取付部材２の
取付けは、至極簡単で迅速に行うことができる。
係止凹部１０に軒樋取付部材２の前記係止片２Ｃが嵌入
係合され、軒樋９の後側上端縁に形成された係止部１１
をその外側から軒樋挾着片２Ｄで支持すると共に、該挾
着片２Ｄと軒樋９の内側に位置する前記軒樋挾着片２Ｅ
とによって、軒樋９の後側上端縁を挾着保持するように
なっている。したがって、軒樋９への軒樋取付部材２の
取付けは、至極簡単で迅速に行うことができる。
【００１１】前記取付部材４は、取付台板４Ａとその前
面中央に、前記連結部材５を貫装しうる間隔で固着され
た２枚一対の取付ブラケット４Ｂとから成り、取付台板
４Ａには鼻隠し３への取付孔１２が設けられ、前記取付
ブラケット４Ｂの先端部には連結ボルト孔（図示省略）
が設けられている。前記連結部材５は帯板状で、アーム
部２Ａ側の端部５Ａには連結ボルト孔（図示省略）が設
けられている。また、取付ブラケット４Ｂ側の端部５Ｂ
には、長手方向に長い長孔状の連結ボルト孔１３が設け
られている。
面中央に、前記連結部材５を貫装しうる間隔で固着され
た２枚一対の取付ブラケット４Ｂとから成り、取付台板
４Ａには鼻隠し３への取付孔１２が設けられ、前記取付
ブラケット４Ｂの先端部には連結ボルト孔（図示省略）
が設けられている。前記連結部材５は帯板状で、アーム
部２Ａ側の端部５Ａには連結ボルト孔（図示省略）が設
けられている。また、取付ブラケット４Ｂ側の端部５Ｂ
には、長手方向に長い長孔状の連結ボルト孔１３が設け
られている。
【００１２】従って、この連結部材５、前記アーム部２
Ａの長孔状連結ボルト孔８及び上下両連結ボルト６，７
により、軒樋９の高さ、姿勢及び屋根１４の軒先１４Ａ
との位置調整を自在に行うことができるようになってい
る。なお、図１において、１５は竪樋との接続樋であ
る。上記実施例において、軒樋９の鼻隠し３への取付け
に際しては、取付部１を図２に示す組立状態とした後、
取付部材４の取付台板４Ａを釘により鼻隠し３の前面に
所要の間隔で複数固定し、その後、軒樋９の長手方向両
端部又は適所を軒樋保持部材２の係止片２Ｃに係合させ
ると共に挾着片２Ｄ，２Ｅにより挾着保持させる。
Ａの長孔状連結ボルト孔８及び上下両連結ボルト６，７
により、軒樋９の高さ、姿勢及び屋根１４の軒先１４Ａ
との位置調整を自在に行うことができるようになってい
る。なお、図１において、１５は竪樋との接続樋であ
る。上記実施例において、軒樋９の鼻隠し３への取付け
に際しては、取付部１を図２に示す組立状態とした後、
取付部材４の取付台板４Ａを釘により鼻隠し３の前面に
所要の間隔で複数固定し、その後、軒樋９の長手方向両
端部又は適所を軒樋保持部材２の係止片２Ｃに係合させ
ると共に挾着片２Ｄ，２Ｅにより挾着保持させる。
【００１３】次いで、連結ボルト６，７を緩めて、連結
部材５をスライド又は回動させて高さ、位置調整を行っ
て締結固定した後、残りの取付具１の連結ボルト６，７
を緩めて軒樋保持部材２の係止部２Ｃを軒樋９に係合さ
せると共に挾着片２Ｄ，２Ｅにより軒樋９を挾着保持す
る。続いて、軒樋９を鼻隠し３及び軒先１４Ａに対して
位置決めした後、連結ボルト６，７により締結固定する
ことにより、軒樋９の取付作業が完了する。
部材５をスライド又は回動させて高さ、位置調整を行っ
て締結固定した後、残りの取付具１の連結ボルト６，７
を緩めて軒樋保持部材２の係止部２Ｃを軒樋９に係合さ
せると共に挾着片２Ｄ，２Ｅにより軒樋９を挾着保持す
る。続いて、軒樋９を鼻隠し３及び軒先１４Ａに対して
位置決めした後、連結ボルト６，７により締結固定する
ことにより、軒樋９の取付作業が完了する。
【００１４】本考案は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、軒樋保持部材２は、軒樋９を下側から
受けて支持するようにし、また、アーム部２Ａの連結ボ
ルト孔８は丸孔とするなど、適宜設計変更することがで
き、丸樋にも採用できること勿論である。また、支持ア
ーム部２Ａと連結部材５との締結及び取付ブラケット４
Ｂと連結部材５との締結は、連結ボルト６，７だけでな
く、例えば止め螺子によっても行うことができる。
はなく、例えば、軒樋保持部材２は、軒樋９を下側から
受けて支持するようにし、また、アーム部２Ａの連結ボ
ルト孔８は丸孔とするなど、適宜設計変更することがで
き、丸樋にも採用できること勿論である。また、支持ア
ーム部２Ａと連結部材５との締結及び取付ブラケット４
Ｂと連結部材５との締結は、連結ボルト６，７だけでな
く、例えば止め螺子によっても行うことができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本考案によれば、
軒樋の取付・位置調整が至極簡単で、かつ短時間で能率
的に行うことができ、鼻隠しの前面傾斜角度が異なる場
合でも、１種類ですべてに対応でき、従来のように取付
台板の傾斜角度の異なるものを多種準備する必要がなく
管理が容易である。
軒樋の取付・位置調整が至極簡単で、かつ短時間で能率
的に行うことができ、鼻隠しの前面傾斜角度が異なる場
合でも、１種類ですべてに対応でき、従来のように取付
台板の傾斜角度の異なるものを多種準備する必要がなく
管理が容易である。
【図１】本考案の実施例を示すもので、軒樋を取付けた
状態の側面図である。
状態の側面図である。
【図２】同実施例の拡大斜視図である。
【図３】従来例を示すもので、軒樋を取付けた状態の側
面図である。
面図である。
１ 軒樋の取付具 ２ 軒樋保持部材 ２Ａ 支持アーム部 ３ 鼻隠し ４ 取付部材 ４Ａ 取付台板 ４Ｂ 取付ブラケット ５ 連結部材 ９ 軒樋
Claims (1)
- 【請求項１】 建物の軒先に設けた鼻隠し（３）の前方
に軒樋（９）を取付けるための軒樋の取付具において、鼻隠し（３）の前面に固定される取付台板（４Ａ）と、
該取付台板（４Ａ）から軒先側へ突出する取付ブラケッ
ト（４Ｂ）とを有する取付部材（４）と、 前記取付ブラケット（４Ｂ）に角度調整および位置調整
自在に取り付けられる連結部材（５）と、 該連結部材（５）に角度調整及び位置調整自在に取り付
けられると共に前記軒樋（９）を取付ける軒樋保持部材
（２）とを有する ことを特徴とする軒樋の取付具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993060945U JP2595997Y2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 軒樋の取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993060945U JP2595997Y2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 軒樋の取付具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0729166U JPH0729166U (ja) | 1995-06-02 |
| JP2595997Y2 true JP2595997Y2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13157041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993060945U Expired - Lifetime JP2595997Y2 (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | 軒樋の取付具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2595997Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP1993060945U patent/JP2595997Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0729166U (ja) | 1995-06-02 |
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