JP3037121U - 風呂水のゴミ除去器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 風呂水内の垢、ゴミ等を除去して風呂水の再
利用（焚き返し）を図る。 【解決手段】 ロート状の吸水部１を設けたホース２を
浴槽の水抜き口に差し込んで水圧とサイホンの利用によ
り水底のゴミ、毛髪、垢を除去する。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本案は家庭用風呂水内の垢、ゴミ等を除去するための器具に関する。

【従来の技術】

近年の核家族化の増加に伴い、風呂水も焚き返して２、３回使用する家族が増 え、１度使用した風呂水には水面に垢、油、水底には垢、毛髪、ゴミ等の沈殿物 が残り、それが焚き返しの際の風呂水を汚していた。そのため風呂水の浄化には 濾過、殺菌、加熱等備えた循環式の新型の器具が出回っているが、非常に高価で あり、また毎日の清掃、故障等その能力維持には苦労してきた。本案はそれ等の 欠点を除去するために考案されたものである。

【考案が解決しようとする課題、手段】

次にそれを図面により説明すれば、浴槽底の水抜き栓から、浴槽内の隅々まで 届く長さのゴム又は樹脂製のホース（２）の先端には開口部の高さが数ミリメー トルでロート状の吸水部（１）が設けてあり、他端には浴槽底の水抜き栓に入れ るためのホース（２）末端の排出差込部（４）とホース（２）の外側に円形で軟 質合成樹脂製の防水シート（３）が水密につば状に直結する様つくられたもので ある。

【使用法】

その使用法は、水のある浴槽底に本案の排出差込部（４）を沈め、水抜き栓を 抜くと同時に排出差込部（４）を水抜き口に差し込み、防水シートが水抜き口を 完全にふさいだのを確認してから先端の吸水部（１）を静かに水中に沈めて垢、 ゴミ等の沈殿物に吸水部（１）の開口部を近づければ、水圧とサイホンの原理で 沈殿物は吸水部（１）の開口部より自然に水と一緒に吸い込まれ流出する。又、 浴槽の水抜き栓には様々の口径のものが使用されているが本案の防水シートの径 より小さいものであれば、防水シート（３）は水抜き口に水圧により密着して、 全ての径の水抜き口に対応できる。

【作用及び効果】

本案はこのように非常に簡単な構造ながら安価で、少量の水を流出させるだけ で、風呂水をきれいにし、節水等、その効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】 図１は本考案の斜視図である

【符号の説明】

１．吸水部 ２．ホース ３．防水シート ４．排出差込部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ゴム又は合成樹脂製のホース（２）の先端
   部に平たい（厚さ数ミリ）のロート状の給水部（１）を
   有し、他端にホース（２）の外周に水密に固着した軟質
   樹脂製の防水シート（３）とその末端に排出差込部
   （４）を設けた事を特徴とする風呂水のゴミ除去器。