JP2597340Y2 - リミッタ回路 - Google Patents

リミッタ回路

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JP2597340Y2
JP2597340Y2 JP1990123749U JP12374990U JP2597340Y2 JP 2597340 Y2 JP2597340 Y2 JP 2597340Y2 JP 1990123749 U JP1990123749 U JP 1990123749U JP 12374990 U JP12374990 U JP 12374990U JP 2597340 Y2 JP2597340 Y2 JP 2597340Y2
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operational amplifier
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amplifier
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voltage
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一郎 増田
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Denso Ten Ltd
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 オペアンプを利用した交流増幅器により構成されたリ
ミッタ回路に関し、 温度変化やICの固体偏差があっても常に出力波形の上
側と下側とで出力振幅を均等に制限することを目的と
し、 該オペアンプの出力電圧の最大値を出力する手段と、
該オペアンプの出力電圧の最小値を出力する手段と、前
記交流増幅器の出力振幅を均等に制限するため該出力電
圧の最大値と最小値との中間値を該交流増幅器のバイア
ス点として設定する手段とをそなえるように構成され
る。
〔産業上の利用分野〕
本考案はオペアンプを利用した交流増幅器により構成
されるリミッタ回路に関する。
〔従来の技術〕
一般にオペアンプを利用した交流増幅器においては、
その電源電圧で規定されるダイナミックレンジによっ
て、出力信号の最大値が制限されるため、リミッタ回路
として機能することになる。
すなわち第1図に示されるオペアンプAは、その−側
入力端子に接続された抵抗R1と該−側入力端子と出力端
子間に接続された抵抗R2とによって所定の増幅度(利
得)がえられるが、該オペアンプAに印加される電源電
圧によってそのダイナミックレンジが規定され、出力波
形の振幅がある限界値を越えると増幅機能がなくなって
(第3図(a)および(b)で斜線で示されるような飽
和領域に入って)出力振幅がカットされ、リミッタとし
て機能することになる。
この場合、該オペアンプAの+側入力端子に加えられ
る直流バイアス電圧が (上記電源電圧をVCCとして)であるような時には、該
オペアンプの特性上第3図(b)に示すように、出力振
幅のクリップのかかり方が出力波形の上側と下側とで異
なり、このようにリミッタの出力波形が上、下でアンバ
ランスになることによって、ひずみの出方がアンバラン
スになり問題となることがある。
これは該オペアンプの飽和特性がVCC側とグラウンド
(GND)側で第3図に示すように異なるためである。す
なわち該オペアンプの特性上、VCC側では該オペアンプ
の出力電圧がVH以上には上らず、一方GND側では該オペ
アンプの出力電圧がVL以下には下らないが、この場合、
該VHとVCCとの間に存在する飽和領域の範囲と、該VLとG
NDとの間に存在する飽和領域の範囲とが異なり、第3図
(b)に示すように該 のレベルからみて該VHのレベルと該VLのレベルとが非対
称になるためである。
この問題を解決するために、該オペアンプAの+側入
力端子に、第2図でI′として示されるようなバイアス
回路を接続し、抵抗R′およびR″を調整して(又は抵
抗R″の代りに可変抵抗を接続してその抵抗値を調整
し)、該交流増幅器のバイアスポイントがそのダイナミ
ックレンジの中央、すなわち の位置にくるようにするのが普通である。なお上述した
ように、該VHは該オペアンプAの出力電圧の最大値(す
なわち該オペアンプAが増幅器として機能しうる最大電
圧)であり、該VLは該オペアンプAの出力電圧の最小値
(すなわち該オペアンプAが増幅器として機能しうる最
小電圧)である。
また第1図中、C1およびC2は直流カット用のコンデン
サであり、またC3は該オペアンプAの+側入力端子を交
流的には接地し、直流バイアス電圧のみを該入力端子に
印加するためのコンデンサである。
しかしながら上記第2図に示されるようなバイアス回
路を用いた場合には、抵抗R′,R″を所定の設定値に固
定しても、IC素子間のばらつきによってセンターからの
ずれが生ずるし、また仮に可変抵抗を用いてIC素子毎
に、そのダイナミックレンジの中央にバイアスを合せた
あとでも、温度変化等でダイナミックレンジが変化する
と(温度が変化するとVCC側の飽和領域とGND側の飽和領
域とでその領域の変化の仕方が異なる)、クリップの仕
方がアンバランスになるという問題点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案はかかる課題を解決するためになされたもの
で、温度変化やICの固体偏差があっても常にダイナミッ
クレンジの中央にバイアス点を決めるようにして、出力
波形の上側と下側とで出力振幅を常に均等に制限しうる
ようにしたものである。
〔課題を解決するための手段〕
かかる課題を解決するために本考案によれば、上述し
たようなオペアンプを利用した交流増幅器により構成さ
れたリミッタ回路であって、該オペアンプの出力電圧の
最大値を出力する手段と、該オペアンプの出力電圧の最
小値を出力する手段と、前記交流増幅器の出力振幅を均
等に制限するため該出力電圧の最大値と最小値との中間
値を該交流増幅器のバイアス点として設定する手段とを
そなえることを特徴とするリミッタ回路が提供される。
〔作用〕
上記構成によれば温度変化やICの固体偏差があっても
常にダイナミックレンジの中央にバイアス点を決めるこ
とができるので、均等なリミティング特性を得ることが
できる。
〔実施例〕
第1図は本考案の1実施例としてのリミッタ回路を示
すもので、上記第2図に示されるようなバイアス回路
I′の代りに、Iとして示されるようなバイアス回路が
設けられている。
ここでBおよびCはそれぞれオペアンプであって、こ
れらのオペアンプは上記オペアンプAと同一チップであ
ることが望ましい。
そして該オペアンプBはその+側入力端子が抵抗R4を
通して電源VCCに接続され、その−側入力端子は出力端
子と接続される。そしてかかるオペアンプは上記2つの
入力端子に電位差がなくなる方向に出力が働き、結局該
オペアンプBの出力側には、該オペアンプとして出力し
うる最大電圧VHが出力される。一方、該オペアンプCは
その+側入力端子が抵抗R4を通して接地され、その−側
入力端子は出力端子と接続されており、その結果、該オ
ペアンプCの出力側には該オペアンプとして出力しうる
最小電圧VLが出力される。そして該2つのオペアンプB
およびCの出力端子間に同一の抵抗R3を直列接続するこ
とにより、その中間点より のバイアス電圧を簡単に得ることができる。
このように構成することにより、温度変化やICの固体
偏差があっても、第3図(a)に示すように常にダイナ
ミックレンジの中央である の位置にバイアス点を決めることができるので、均等な
リミティング特性を得ることができる。
なおこのようなリミッタ回路は、音声信号の過大入力
を制限する回路として好適であり、例えばFM変調方式の
送信機の変調回路の前段に設けられる低周波増幅回路に
用いて音声入力信号の振幅をその上下両側で制限し、そ
れによって該FM変調における最大周波数偏移の+側ピー
クと−側ピークを均等に制限するのに有効に利用され
る。
〔考案の効果〕
本考案によれば、温度変化やICの固体偏差があっても
常に出力波形の上側と下側とで出力振幅を均等に制限す
ることができ、したがってリミッタの出力波形が上、下
でアンバランスになった場合に生ずる、ひずみのアンバ
ランスによる悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の1実施例としてのリミッタ回路を示
す回路図、 第2図は、第1図におけるIの部分に対応する従来技術
におけるリミッタ回路に用いられるバイアス回路の1例
を示す図、 第3図(a),(b)は、リミッタ回路の出力波形がバ
イアス電圧の変動によって変化する状況を説明する図で
ある。 (符号の説明) A,B,C…オペアンプ、R1〜R4,R′,R″…抵抗、C1〜C3…
コンデンサ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オペアンプを利用した交流増幅器により構
    成されたリミッタ回路であって、 該オペアンプの出力電圧の最大値を出力する手段と、 該オペアンプの出力電圧の最小値を出力する手段と、 前記交流増幅器の出力振幅を均等に制限するため該出力
    電圧の最大値と最小値との中間値を該交流増幅器のバイ
    アス点として設定する手段とを備えることを特徴とする
    リミッタ回路。
JP1990123749U 1990-11-27 1990-11-27 リミッタ回路 Expired - Lifetime JP2597340Y2 (ja)

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JPS5330204Y2 (ja) * 1972-10-31 1978-07-28

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