JPH0221775Y2 - - Google Patents

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JPH0221775Y2
JPH0221775Y2 JP1984074581U JP7458184U JPH0221775Y2 JP H0221775 Y2 JPH0221775 Y2 JP H0221775Y2 JP 1984074581 U JP1984074581 U JP 1984074581U JP 7458184 U JP7458184 U JP 7458184U JP H0221775 Y2 JPH0221775 Y2 JP H0221775Y2
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JP
Japan
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diode
transistor
collector
detection
emitter
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JP1984074581U
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JPS60186708U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、無線通信機および電子機器応用部
門において、高周波若しくは低周波の振幅変調波
における検波、あるいは持続波またはパルス波の
検出に関するものである。
〔従来の技術〕
振幅変調波の高忠実度検波には、入力と出力の
振幅が完全に比例する直線検波器が望ましいので
あるが、従来、一般的な電子管を使用していた時
代では、該電子管のスペースチヤージの影響で、
小入力時の入出力特性は高次曲線を描くため、低
ひずみ検波を行なうためには数ボルトの入力を与
える必要があつた。しかし、その後ゲルマニウ
ム・ダイオードが出現して、0.3ボルト程度でも
良好な直線性が得られるようになつたのである
が、温度特性と逆耐電圧特性に問題があり、現在
においてはシリコン・ダイオードに移行し、それ
が主流となつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述のシリコン・ダイオードの入出力
特性は、第4図Aに示すように順方向バイアス電
圧が0.5V程度まではほとんど導通せず、それ以
上の電圧では電流が急に立上がり、高次曲線範囲
は比較的狭いものである。そして、第4図Bに示
すように、シリコン・ダイオードに0.5V程度の
順方向バイアス電圧を加えることによつて小信号
感度がよくなり、大信号まで直線検波できること
は周知である。また、従来の回路例として第1図
に示すように、ダイオードD1に加える初期バイ
アス電圧は、電源電圧を抵抗R5,R6の抵抗分割
により容易に得ることができるが、それぞれのダ
イオードにおける製品毎の特性差を考えると、最
適バイアス値は多少の調整が必要であり、さらに
周囲温度に対する補正も必要である。そして、上
述の改善策として抵抗R6をダイオードの順方向
電圧で置き代えた回路もあるが、ブリーダ電流に
よる消費は免れないものであつた。この考案は、
従来から行なわれているシリコン・ダイオードに
加える初期バイアス電圧のための、特別な分圧回
路を省略し、かつ無調整で最適バイアスが得ら
れ、また自動温度補正も行なえる直線検波回路を
得る目的でなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、トランジスタのエミツタまたはコ
レクタと直列に第1の補償用ダイオードを導通方
向に接続し、該第1のダイオードの順方向降下電
圧を第2の検波用ダイオードに順方向バイアス電
圧として供給する構成であり、該ダイオード検波
器にはその前段に信号増幅器、あるいは緩衝増幅
器を設けるのが普通であるから、増幅トランジス
タ(FETを含む)のコレクタ(またはエミツタ)
電流回路に補償用ダイオードを直列に接続して、
そのダイオードに生ずる順方向降下電圧を検波用
ダイオードの初期バイアスとして用いるならば、
以後、本考案に使用するトランジスタは、増設す
る必要がないものである。また、小信号トランジ
スタ増幅器コレクタ(またはエミツタ)電流は1
〜5mA程度であり、それによる補償用ダイオー
ドと検波用ダイオードに同一製造規格品を使用す
れば、自動的に最適バイアス値が得られる便宜も
ある。そして、コレクタ電流が数mAを越えるよ
うな場合は、補償用ダイオードに分流抵抗を並列
に接続すればよい。
また、シリコン・ダイオードの初期バイアス値
は、温度が高くなると低下する傾向にあるが、補
償用ダイオードに生ずる降下電圧も温度が高くな
ると低下するものであるから、このような温度変
化に対する自動補正作用も見逃せない利点であ
る。
〔実施例〕
以下、本考案を実施例によりさらに具体的に説
明すると、第2図において増幅用のトランジスタ
Tr1(図にはNPN型で示してあるが、PNP型の回
路もある)のエミツタと直列に第1の補償用ダイ
オードD2を導通方向に接続してエミツタ電流を
流し、また第2の検波用ダイオードD3も同じエ
ミツタへ導通方向に接続し、かつ、その反対側端
子には該TRのコレクタ側より(結合用のコンデ
ンサC1を通して)信号を加えると共に、負荷抵
抗R1の帰路を通して補償用ダイオードD2の端子
間電圧を検波用ダイオードD3に順方向バイアス
電圧として供給する構成であつて、ダイオード
D2と並列に接続されているコンデンサC2は、該
ダイオードD2のバイパス用であり、トランジス
タTr1のコレクタ−ベース間の抵抗R3はベースバ
イアスの供給用、抵抗R2はコレクタの負荷抵抗
である。そして、出力回路のは不要部分を除去
するためのフイルタである。
一方、他の実施例の第3図において、増幅用の
トランジスタTr2(図にはPNP型で示してあるが、
NPN型の回路もある)のコレクタと直列に第1
の補償用ダイオードD2を導通方向に接続してコ
レクタ電流を流し、また第2の検波用ダイオード
D3も同じコレクタへ導通方向に接続し、かつ、
その反対側端子には該Tr2のエミツタ側より(結
合用のコンデンサC1を通して)信号を加えると
共に、負荷抵抗R1の帰路を通して補償用ダイオ
ードD2の端子間電圧を検波ダイオードD3に順方
向バイアス電圧として供給する構成であつて、ダ
イオードD2と並列に接続されているコンデンサ
C2は該ダイオードD2のバイパス用であり、トラ
ンジスタTr2のコレクタ−ベース間の抵抗R3はベ
ースバイアスの供給用、抵抗R4はエミツタ負荷
抵抗である。そして、出力回路のは不要成分を
除去するためのフイルタである。
また、第2図における増幅用のトランジスタ
Tr1がコレクタ・フオロアであるのに対して、第
3図における増幅用のトランジスタTr2はエミツ
タ・フオロアであるが、本項において詳述してあ
るように、上記いずれの回路でも本考案はそのま
ま適用できるものである。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように、従来の回路に
補償用ダイオードD2と、バイパスコンデンサC2
を追加する程度の簡易な改造で実現でき、また
D2による補償バイアス電圧値はほとんど調整の
必要がなく、さらに周囲温度の変化に対する自動
補正特性を有しているので、実施する効果は大き
いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回路例、第2図は本考案の実施
回路例、第3図は本考案の他の実施回路例、第4
図はシリコン・ダイオードの入力電圧−出力電流
特性図である。 C1,C2…コンデンサ、D1〜D3…ダイオード、
F…フイルタ、Tr1,Tr2…トランジスタ、R1
R6…抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランジスタのコレクタまたはエミツタに補償
    用ダイオードを導通方向に縦列接続し、さらに検
    波用ダイオードを前記トランジスタのコレクタと
    エミツタ間に接続する検波回路において、前記補
    償用ダイオードの順方向降下電圧を前記検波用ダ
    イオードに順方向バイアス電圧として供給し、か
    つ前記トランジスタのベースへ信号を印加するよ
    う構成したことを特徴とする直線検波回路。
JP7458184U 1984-05-23 1984-05-23 直線検波回路 Granted JPS60186708U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7458184U JPS60186708U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 直線検波回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7458184U JPS60186708U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 直線検波回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60186708U JPS60186708U (ja) 1985-12-11
JPH0221775Y2 true JPH0221775Y2 (ja) 1990-06-12

Family

ID=30615017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7458184U Granted JPS60186708U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 直線検波回路

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JP (1) JPS60186708U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5319734Y2 (ja) * 1971-12-18 1978-05-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60186708U (ja) 1985-12-11

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