JPH0724807Y2 - 直流増幅回路 - Google Patents

直流増幅回路

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JPH0724807Y2
JPH0724807Y2 JP1989059432U JP5943289U JPH0724807Y2 JP H0724807 Y2 JPH0724807 Y2 JP H0724807Y2 JP 1989059432 U JP1989059432 U JP 1989059432U JP 5943289 U JP5943289 U JP 5943289U JP H0724807 Y2 JPH0724807 Y2 JP H0724807Y2
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JP
Japan
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voltage
transistor
resistor
gain
amplifier
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憲明 勝俣
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、動作点とゲインとを独立して決定できる直流
増幅回路に関する。
B.考案の概要 本考案は、トランジスタのエミッタ側に動作点決定用の
抵抗を接続してなり、直流成分を含む信号を増幅する直
流増幅回路において、前記エミッタ側に、ゲイン決定用
の抵抗を介して電圧を印加し、この電圧は、トランジス
タのベースにバイアス電圧のみが印加されているときの
エミッタの電圧値と等しい値とすることによって、動作
点の決定とは別にゲインの決定を行えるようにしたもの
である。
C.従来の技術 第3図は、一般的なアンプの構成を示す。
トランジスタT1のベースには、バイアス電圧VBに重畳し
て入力電圧Vinが入力される。トランジスタT1のコレク
タには、電流制限用の抵抗R1を介して電圧VCCが印加さ
れている。トランジスタT1のエミッタは、動作点決定用
の抵抗R2を介して電圧−VCCに接続されている。またこ
の抵抗R2に並列して、コンデンサCと抵抗RXからなるゲ
イン決定回路が接続されている。トランジスタT1のコレ
クタ側の電圧を出力電圧VOUTとして出力する。
第4図は、トランジスタT1の出力特性と負荷線の関係を
示す。
この図に示すように、動作点を決定する直流負荷線と、
ゲインを決定する交流負荷線とが設定されている。低周
波数の入力には抵抗R2が関与し、コンデンサCのインピ
ダンスが無視できる周波数の入力には抵抗R2,RXの合成
抵抗が関与する。
したがって抵抗R2によって動作点を決定し、抵抗RXによ
ってゲインを決定することが可能である。これにより電
源電圧を有効に利用できると共に、設計の自由度を向上
できる利点がある。
第5図は、一般的な自動利得調整(AGC)アンプの構成
を示す。
この例では、ゲイン決定用の可変抵抗として電界効果ト
ランジスタ(FET)T2を用いている。トランジスタT1
コレクタ側の電圧は、反転増幅器Aを介して出力電圧V
OUTとして外部に出力される。
この出力電圧VOUTがツェナーダイオードDのツェナー電
圧VZを越えた場合、抵抗R3とコンデンサC2からなるフィ
ルタにより、その越えた分が整流され、FET T2にゲート
電圧VGとして入力される。このゲート電圧VGに比例して
FET T2のD・S間抵抗が増加し、トランジスタT1による
利得が低下する。したがって出力電圧VOUTの上限は、一
定電圧に保持される。
D.考案が解決しようとする課題 しかしながら前記した従来のアンプでは、入力電圧Vin
の直流成分まで増幅する場合、そのゲインの決定に動作
点決定用の抵抗R2が関与してしまう。すなわち前記のア
ンプを直流増幅回路として使用する場合、動作点とゲイ
ンを独立して決定することができなかった。
このため画像伝送などのディジタル伝送におけるパルス
の増幅回路に適用するには、問題があった。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、動作点とゲインを独立し
て決定することが可能な直流増幅回路を提供することに
ある。
E.課題を解決するための手段 本考案は、上記の目的を達成するために、トランジスタ
のエミッタ側を動作点決定用の抵抗を介して接地してな
り、直流成分を含む信号を増幅する直流増幅回路におい
て、次の手段を講じたものである。
トランジスタのエミッタ側に、ゲイン決定用の抵抗を
介して電圧を印加すること。ここに「トランジスタ」に
は、電界効果トランジスタを含む。
印加する電圧は、トランジスタのベースにバイアス電
圧のみが印加されているときのエミッタの電圧値と等し
い値とすること。ここに「抵抗」とは、所定のインピー
ダンスを有する半導体などの部品を含む。
F.作用 本考案に係る直流増幅回路によれば、ゲイン決定用の抵
抗には所定の電圧が印加されているので、トランジスタ
のエミッタ側に生ずる電流のうち、バイアス電圧分によ
り生ずる電流はこの抵抗に流れず、入力信号分により生
ずる電流のみが流れる。
したがって、この抵抗の抵抗値として適宜の値をとるに
よって、動作点には何等影響を与えることなく、ゲイン
を決定することが可能となる。
G.実施例 以下、図面を用いて、本考案の実施例を説明する。
第1図は、本考案の一実施例に係るDCアンプの構成を示
す。
トランジスタT1は、入力信号Vinを増幅するためのもの
である。このトランジスタT1のベースには、バイアス電
圧VBに重畳して入力電圧Vinが入力される。トランジス
タT1のコレクタには、電流制限用の抵抗R1を介して電圧
VCCが印加される。トランジスタT1のエミッタは、動作
点決定用の抵抗R2を介して接地されている。このトラン
ジスタT1のコレクタの電圧が出力信号VOUTとして出力さ
れる。
またトランジスタT1のエミッタには、ゲイン決定用の抵
抗RAが接続されている。この抵抗RAを介し、エミッタ側
に所定の電圧VEが印加されている。ゲイン決定用の回路
に、コンデンサを使用しない構成とすることによって、
直流成分を増幅することを可能としている。
この電圧VEは、入力信号Vinが0のとき、すなわちトラ
ンジスタT1のベースにバイアス電圧VBのみが印加される
ときに、動作点決定用の抵抗R2に生ずる電圧VR2と同じ
値に設定されている。
したがって電圧VEは、次のようになる。ただしVBEは、
トランジスタT1のベース・エミッタ間の電圧である。
VE=VR2 =VB−VBE …(1) また入力信号Vinが0のときの出力電圧VOUTは、次のよ
うになる。
さらに入力信号Vinが入力されるときの出力電圧VOUT
は、次のようになる。
(2)(3)式に(1)式を代入してまとめると、次の
ようになる。
(4)式から、このDCアンプは、無信号時の出力電圧V
OUTを動作点として、ゲインGにより増幅動作をしてい
ることが判る。ただしゲインGは次の通りである。
したがって抵抗R2に適宜の抵抗値をとることによって、
動作点VOUTを決定することができる。また抵抗RAに適宜
の抵抗値をとり、抵抗R2と抵抗RAの合成抵抗値を適宜の
値とすることによって、ゲインGを決定することができ
る。
第2図は、第1図のDCアンプをAGCアンプに適用した例
を示す。
この例では、ゲイン決定用の可変抵抗としてFET T2を使
用している。
反転増幅器Aは、トランジスタT1のコレクタの電圧を反
転増幅するものである。この反転増幅器Aの出力が出力
電圧VOUTとして外部に出力される。ツェナーダイオード
Dは、出力電圧VOUTが過大であるときに、その過大分を
検出するものである。抵抗R3とコンデンサC2は、ツェナ
ーダイオードDの出力を整流し、ゲート電圧VGとしてFE
T T2に出力するものである。
一般に、FETは温度による特性が変動したり、部品ごと
の特性のばら付きがあるが、本回路では、無信号時にFE
T T2を電流が流れないので、FET T2の特性に起因して動
作点が変動することがない。しかもAGCでは、出力電圧V
OUTが一定となるようにフィードバック制御が働くの
で、FET T2の特性の変動などは圧縮される。
このように本適用例では、パルス波形のような直流成分
を含む入力信号を増幅可能で、かつ高安定なAGCアンプ
を得ることができる。
H.考案の効果 以上説明したように、本考案に係る直流増幅回路では、
ゲイン決定用の抵抗には、トランジスタのエミッタ側の
電流のうち、入力信号分の電流のみがゲイン決定用の抵
抗を流れるので、この抵抗の抵抗値に基づいて、動作点
に影響を与えることなく、ゲインを決定できる。
したがって動作点の決定とゲインの決定を独立して行う
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るDCアンプの構成を示す
回路図、第2図は第1図のDCアンプをAGCアンプに適用
した例を示す回路図、第3図は一般的なアンプの構成を
示す回路図、第4図は第3図のアンプにおけるトランジ
スタの出力特性と負荷線の関係を示す説明図、第5図は
一般的なAGCアンプの構成を示す回路図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランジスタのエミッタ側を動作点決定用
    の抵抗を介して接地してなり、直流成分を含む信号を増
    幅するものにおいて、 前記エミッタ側に、ゲイン決定用の抵抗を介して電圧を
    印加し、 この電圧は、トランジスタのベースにバイアス電圧のみ
    が印加されているときのエミッタの電圧値と等しい値と
    すること を特徴とする直流増幅回路。
JP1989059432U 1989-05-23 1989-05-23 直流増幅回路 Expired - Lifetime JPH0724807Y2 (ja)

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JP1989059432U JPH0724807Y2 (ja) 1989-05-23 1989-05-23 直流増幅回路

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JP1989059432U JPH0724807Y2 (ja) 1989-05-23 1989-05-23 直流増幅回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02150822U JPH02150822U (ja) 1990-12-27
JPH0724807Y2 true JPH0724807Y2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=31585918

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JP1989059432U Expired - Lifetime JPH0724807Y2 (ja) 1989-05-23 1989-05-23 直流増幅回路

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4329973Y1 (ja) * 1966-12-14 1968-12-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4329973Y1 (ja) * 1966-12-14 1968-12-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02150822U (ja) 1990-12-27

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