JPS6127211Y2 - - Google Patents

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JPS6127211Y2
JPS6127211Y2 JP17307580U JP17307580U JPS6127211Y2 JP S6127211 Y2 JPS6127211 Y2 JP S6127211Y2 JP 17307580 U JP17307580 U JP 17307580U JP 17307580 U JP17307580 U JP 17307580U JP S6127211 Y2 JPS6127211 Y2 JP S6127211Y2
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transistor
level
resistor
input signal
output
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JP17307580U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトランジスタを用いて構成した増幅回
路に関し、特に高周波増幅において、入力信号レ
ベルが所定範囲にあるときは大きな歪をもたない
ほぼ一定レベルの出力を得ることができ、入力信
号レベルがさらに大となつたときにも歪の少ない
出力を得ることができるようにすることを目的と
する。
トランジスタを用いて高周波増幅回路を構成す
る場合、例えばエミツタ接地型増幅回路としたと
きには、高周波信号の観点からみるとその接地電
極であるエミツタはバパス・コンデンサで交流的
に接地されるよりも直接接地されるのが望まし
い。バイパス・コンデンサで交流的接地がされる
場合には、高周波信号にとつてバイパス・コンデ
ンサのリード線のインダクタンスや寄生容量等が
無視できず、接地が不完全になつて増幅回路して
の安定性、周波数特性を劣化させる虞れがあるか
らである。ところが、高周波特性を良好にすべく
トランジスタのエミツタをエミツタ抵抗を介すこ
となく直接接地すると、エミツタ抵抗によるバイ
アス温度補償作用が期待できずバイアス安定度が
悪化するので、バイアス回路を安定度のよいもの
にする必要がある。従来、斯るエミツタ直接接地
トランジスタ回路に安定化バイアスを与えるもの
として、第1図及び第2図に示される如くの自己
バイアス方式が採用されている。第1図は良く知
られた抵抗自己バイアス回路の場合で、トランジ
スタTと負荷Rlとの接続点の電圧が抵抗r1,r2
分圧されてトランジスタTのベースにベース・バ
イアス電圧として与えられる。この場合抵抗r1
よるトランジスタTのコレクタからベースへの電
圧帰還がかかり安定化される。ただし、トランジ
スタTの電流増幅率(hfe)温度特性のばらつき
をも考慮した充分な安定化は容易ではない。第2
図は第1図の抵抗自己バイアス回路の帰還抵抗r1
を定電圧ダイオードZと抵抗r′1とで置換した回
路で、定電圧ダイオードZと抵抗r′1との直列接
続で電圧帰還をかけるともに、トランジスタTの
温度変化特性とは逆の温度変化特性をもつ定電圧
ダイオードZによつて温度補償をしてより一層の
安定化を図つている。
ところで、これらのバイアス回路をもつたトラ
ンジスタ増幅回路は、一般に、第3図に示す如く
の入力信号レベル・Vin対トランジスタのコレク
タ電流・Ic特性をもつている。入力信号レベルが
レベルaより小さいときは、入力信号レベルの増
大に応じてコレクタ電流が増加し、入力信号レベ
ルがさらに大きくなつてレベルa以上になるとコ
レクタ電流はあまり増加せずほぼ一定になる。こ
れは入力信号レベルがレベルaより小さいときは
直線増幅出力が得られ、入力信号レベルがレベル
a以上のときには振幅制限された出力が得られる
とになる。この場合、入力信号レベルがレベルa
からレベルbの間にあるときは、出力の振幅制限
の程度も小さく、波形歪が小さい状態でほぼ一定
レベルの出力が得られ、このトランジスタ増幅回
路の出力を使う後段にとつて好都合であるという
利点につながるが、入力信号レベルがさらに大き
くなつてレベルb以上になると、出力の振幅制限
が顕著になつて出力波形が大きく歪み不都合であ
る。例えば、斯るトランジスタ増幅回路がシンセ
サイザー・チユーナの50MHz〜1GHz程度の局部
発振出力を増幅して分周用カウンターに供給する
高周波増幅器として用いられる場合には、増幅器
入力である局部発振出力のレベルが所定範囲(上
述のレベルaからbの間)にあるときには小さな
歪でほぼ一定の増幅出力をカウンターに供給でき
て都合良いが、局部発振出力のレベルがさらに大
きいときには増幅出力が顕著に振幅制限された歪
の大きいものとなり、この歪によつて不要な高周
波ノイズが発生してこれがカウンターを誤動作せ
しめ、正確な選局ができなくなる。
本考案は上述の従来の高周波トランジスタ増幅
回路の欠点を解消すべく改良されたトランジスタ
増幅回路を提案するもので、本考案のトランジス
タ増幅回路によれば、従来の増幅回路では大なる
出力歪を生ずるような大レベルの入力信号が入つ
たときにも、歪の小さい増幅出力を得ることがで
きる。以下、本考案に係るトランジスタ増幅回路
を図面の第4図及び第5図を参照して説明する。
第4図は本考案に係るトランジスタ増幅回路の
一例を示す回路図で、Qが増幅素子である増幅用
トランジスタでそのエミツタが接地され、そのベ
ースからカツプリング・コンデンサC1を介して
信号入力端子t1が導出され、そのコレクタに負荷
抵抗R1が接続されるとともにこのコレクタと負
荷抵抗R1との接続点からカツプリング・コンン
サC2を介して出力端子t2が導出されている。トラ
ンジスタQのコレクタとベースの間に抵抗R2
ツエナー・ダイオードZdとが直列に接続され、
さらにトランジスタQのベースとアースの間に抵
抗R3が接続されて、トランジスタQのベース・
バイアス回路が形成されている。ツエナー・ダイ
オードZdには雑音防止用コンデンサC3が並列に
接続されている。上記の負荷抵抗R1と電源+B
との間に抵抗R4と定電圧素子としてのツエナ
ー・ダイオードDが互いに並列に接続されてお
り、負荷抵抗R1と抵抗R4及びツエナー・ダイー
ドDの並列回路との接続中点Pとアース間にバイ
パス・コンデンサC4が接続されている。上記の
抵抗R4の抵抗値は、この抵抗R4及び負荷抵抗R1
を通じてトランジスタQを流れる電流が所定値以
上となつたとき、その両端の電圧降下によつて、
ツエナー・ダイオードDに定電圧動作をさせるよ
うに選定されている。
以上の如くの接続関係でエミツタ接地型に構成
された本考案に係るトランジスタ増幅回路の一例
の動作を、入力信号レベル・Vin対トランジスタ
Qのコレクタ電流・Ic特性を示す第5図を参照し
て説明する。トランジスタQには抵抗R1、ツエ
ナー・ダイオードZd及び抵抗R3により構成され
る自己バイアス回路により安定化されたベース・
バイアスが与えられている。ここで、ツエナー・
ダイオードZdは温度変化特性が正の係数をもつ
ものであり、温度変化特性が負の係数をもつトラ
ンジスタQの温度変化による特性変動を打消すよ
うに働いてトランジスタQの温度補償をしてい
る。信号入力端子t1からの入力信号のレベルVin
が小さく第5図におけるレベルa′より小さいとき
は、トランジスタQのコレクタ電流Icは入力信号
レベルにほぼ比例して増減しこの増幅回路は直線
増幅回路として働く。この状態ではコレクタ電流
Icは抵抗R4及び負荷抵抗R1を通じて流れるが、
抵抗R4の抵抗値はこの状態でのコレクタ電流で
は、その両端に生ずる電圧降下がツエナー・ダイ
オードDに定電圧動作を生ぜしせないような値に
選定されている。次に、入力信号レベル・Vinが
より大で第5図におけるレベルa′とレベルb′との
間にある場合には、トランジスタQのコレクタ電
流Icは入力信号レベル・Vinに比例しては増減せ
ず、入力信号レベル・Vinの増加に応じて僅かに
増加する程度でほぼ一定値をとると言うことがで
きる。抵抗R4の値はこの状態でのコレクタ電流Ic
に対しても、その両端に生ずる電圧降下がツエナ
ー・ダイオードDの定電圧動作に至らしめないよ
うに選定されている。従つてトランジスタQのコ
レクタ電流は電源+Bから抵抗R4及び負荷抵抗
R1を通じて流れ、ツエナー・ダイオードDを流
れる電流は極めて微少である。このとき、この増
幅回路の出力はトランジスタQのコレクタ電流が
ほぼ一定であるため振幅制限を受けるが、入力信
号レベル・Vinがあまり大でないレベルa′からレ
ベルb′までの間であるのでこの振幅制限も顕著な
ものではなく、出力波形の歪の程度も小である。
従つて出力端子t2からは、歪が大きくなくかつほ
ぼ一定レベルの増幅出力を得ることができる。入
力信号レベル・Vinがさらに大となつて第5図に
おけるレベルb′を越えるものとなると、トランジ
スタQのコレクタ電流Icは僅かながらさらに増加
し、これが抵抗R4を流れることによつて生ずる
抵抗R4の両端の電圧降下が遂にツエナー・ダイ
オードDを定電圧動作に至らしめる値となる。ツ
エナー・ダイオードDが定電圧動作状態に入る
と、それまで抵抗R4及び負荷抵抗R1を通じて流
れていたコレクタ電流Icの大部分はツエナー・ダ
イオードD及び負荷抵抗R1を通じて流れること
になり、ツエナーダイオードの定電圧動作によつ
て抵抗R4の両端の電圧降下が制限されて点Pの
電位は一定となるとともに抵抗R4にもとずく制
限がなくなつて、このコレクタ電流Icを第5図に
示す如く入力信号Vinの増加に応じて増加するこ
とができる。但し、図示しないがやがて負荷抵抗
R1にもとずく制限を受けて再びより大きな値の
ほぼ一定値になる。このツエナー・ダイオードD
によるトランジスタQ1のコレクタ電流Icの増加
により、入力信号レベル・Vinがレベルb′以上の
大レベルの場合には、出力の振幅制限がなくなつ
て出力端子t2からは歪がないか、もしくは、極め
て小である増幅出力が得られる。なお接続点Pは
バイパス・コンデンサC4によつて交流的に接地
されており、抵抗R4及びツエナー・ダイオード
Dの並列回路は交流的負荷とはならない。このバ
イパス・コンデンサC4は、抵抗R4及びツエナ
ー・ダイオードDと並列に、接続点Pと電源+B
との間に接続してもよい。以上の如く、この本考
案の増幅回路によれば、入力信号レベルが小さい
ときには直線増幅出力が得られ、入力信号レベル
が中程度の所定範囲にあるときは歪が大きくない
ほぼ一定レベルの増幅出力が得られ、さらに、入
力信号レベルが大であつて上述の所定範囲以上の
ときにも歪の小さい増幅出力が得られる。従つ
て、シンセサイザー・チユナーの局部発振出力を
増幅して分周用カウンターに供給する高周波増幅
器として用いるような場合には、通常は所定レベ
ル範囲内にある局部発振出力を、トランジスタQ
の特性からして最も効率よい状態で増幅して、歪
が小さいほぼ一定レベルの増幅出力をカウンター
り供給でき、また、局部発振出力が所定レベル範
囲を越える大レベルのときにも歪の小さい増幅出
力をカウンターに供給できるので、カウンター入
力の歪による高調波にもとずくカウンターの誤動
作が防止でき、いずれも極めて好都合である。さ
らに、通常状態でのトランジスタQの最大コレク
タ電流を比較的小さい設定しておけば、入力信号
レベルが通常状態より大となつたときにのみトラ
ンジスタQのコレクタ電流を大とすることがで
き、消費電力の低減も図れる。
上述した第4図に示す回路における各回路構成
部具体的数値例を示すと次の如くである。電源…
6.8V、C1,C2,C3…1nF、R1…100〜150Ω、R2
…3KΩ、R3…700〜800Ω、R4…100Ω。なお、こ
の第4図に示す回路は本考案に係るトランジスタ
増幅回路の一具体例であり、増幅用トランジスタ
QとしてP−N−P型トランジスタを採用する、
あるいはバイアス回路を他の構成にする等々、
種々の他の具体構成をとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々従来知られたトランジ
スタのバイアス回路を示す回路接続図、第3図は
第1図及び第2図に示すバイアス回路を採用した
従来のトランジスタ増幅回路の特性曲線を示す線
図、第4図は本考案に係るトランジスタ増幅回路
の一例を示す回路接続図、第5図は本考案に係る
トランジスタ増幅回路の特性曲線を示す図であ
る。 図中、Qは増幅用トランジスタ、R1は負荷抵
抗、R2,R3はバイアス抵抗、R4はコレクタ電流
調整抵抗、Dは定電圧素子(ツエナー・ダイオー
ド)、Zdはツエナー・ダイオード、C1,C2はカツ
プリング・コンデンサ、C4はバイパス・コンデ
ンサ、t1は信号入力端子、t2は出力端子である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 増幅用トランジスタの第1の端子にバイアス回
    路を接続するとともに信号入力端子を設け、第2
    の端子を接地し、第3の端子に負荷素子を接続す
    るとともに出力端子を導出し、上記負荷素子と電
    源との間に抵抗素子と定電圧素子とを並列に接続
    して、上記抵抗素子の抵抗値を、上記負荷素子を
    通じて上記トランジスタを流れる電流が所定値以
    上となつたとき、上記定電圧素子に電流が流れて
    定電圧動作がなされるように選定したトランジス
    タ増幅回路。
JP17307580U 1980-12-02 1980-12-02 Expired JPS6127211Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17307580U JPS6127211Y2 (ja) 1980-12-02 1980-12-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17307580U JPS6127211Y2 (ja) 1980-12-02 1980-12-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5796508U JPS5796508U (ja) 1982-06-14
JPS6127211Y2 true JPS6127211Y2 (ja) 1986-08-14

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ID=29531341

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