JPH0614499Y2 - 電子ボリユ−ムバツフア回路 - Google Patents

電子ボリユ−ムバツフア回路

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JPH0614499Y2
JPH0614499Y2 JP6544387U JP6544387U JPH0614499Y2 JP H0614499 Y2 JPH0614499 Y2 JP H0614499Y2 JP 6544387 U JP6544387 U JP 6544387U JP 6544387 U JP6544387 U JP 6544387U JP H0614499 Y2 JPH0614499 Y2 JP H0614499Y2
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JP
Japan
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electronic volume
differential amplifier
buffer circuit
bias
circuit
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JP6544387U
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修二 ▲静▼原
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、差動アンプのコモン・モード・リジェクシ
ョン・レシオ(以下CMRRと云う。)を利用して音もれを
キャンセルさせるのに好適な電子ボリュームのバッファ
回路に関するものである。
(ロ)従来技術 第2図は電子ボリュームのバッファ回路を示し、このバ
ッファ回路は、この考案の出願人が先に提案したもので
ある。
図において、信号源eiはカップリングコンデンサC1と、
電子ボリュームR1および、カップリングコンデンサC3、
抵抗R4を経由して、バッファ回路である差動アップ3の
同相入力に接続されている。R5,R6はバイアス用の抵
抗、R7,R8は差動アンプ3のゲイン設定用の抵抗であ
り、C2はバイパスコンデンサ、C41はカップリングコン
デンサであり、抵抗R7および、電子ボリュームR1をバイ
パスコンデンサC2で交流的に接地した。
R2,R3は供給電圧VCCを約1/2に分圧した電子ボリュームR
1にバイアス供給を行う抵抗である。
次に、差動アンプ3のCMRRによって、電子ボリュームR1
を絞り切った場合の音もれ防止条件は、差動アンプ3の
同相入力および、反転入力によってキャンセルさせるた
め、 の分圧比が得られるよう各抵抗値を設定することによっ
て実用上問題のない「音もれ」レベルまで減少したもの
が提供されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上記した従来のものにおいては、バイアスを電
子ボリュームR1および、差動アンプ3に接続するための
抵抗R2・R3とR5・R6および、バイパスコンデンサC2が再生
チャンネル毎に必要であった。
さらに、抵抗R2・R3・R5・R6および、バイパスコンデンサC
2に伴う材料費と、それらをプリント配線基板への取付
けスペース等が必要となり、コストアップの要因となっ
た。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、再生チャンネル毎に形成された
バイアス回路(電子ボリュームおよび、差動アンプ)の
共通化によって、再生チャンネル数と無関係にバイアス
回路を1回路で構成したものを提供することである。
(ニ)問題を解決するための手段 この考案に係る電子ボリュームのバッファ回路は、電子
ボリュームのバイアス回路と、差動アンプのバイアス回
路を個別に形成させたバッファ回路において、 少くとも2チャンネルで形成された電子ボリュームと、
差動アンプのバイアス回路を共通化するため、電子ボリ
ュームのバイアスを分圧して差動アンプの同相入力と接
続させ、反転入力は電子ボリュームの出力と接続し、差
動アンプのCMRRによって電子ボリュームを絞った時の音
もれ防止可能に構成したものである。
(ホ)作用 信号源の再生チャンネル毎に形成された、電子ボリュー
ムおよび、差動アンプへのバイアス回路を共通化するた
めに電子ボリュームのホット側出力を差動アンプの反転
入力と接続し、コールド側出力を抵抗を介して同相入力
に接続した。
その結果、電子ボリュームを絞り切った場合の音もれは
差動アンプのCMRRによってキャンセルさせることができ
る。
従がって、他のチャンネルのバイアス回路で必要な抵抗
と、バイパスコンデンサが不要となり、しかも音もれに
関しては従来のバッファ回路と全く同様な効果が得られ
る。
(ヘ)実施例 この考案に係る電子ボリュームのバッファ回路の実施例
を第1図の回路図に基づいて説明する。
回路の接続構成として、eiは前段からの信号源であり、
カップリングコンデンサC1を介して電子ボリュームR1の
入力側と接続した。
上記の電子ボリュームR1は、アッテネータ素子R0〜R1n
とアナログスイッチSによって構成した。
また、電子ボリュームR1のアース端子4は複数チャンネ
ルを1個のケース内に納めているため共通端子となって
いる。
この電子ボリュームR1の出力はカップリングコンデンサ
C3を経由して、抵抗R7・R8で構成されたバッファ回路で
ある差動アンプ3の反転入力と接続した。
一方、電子ボリュームR1のアーム端子4を交流的に接地
するため、バイパスコンデンサC2と接続させながら、プ
ラス側電源VCCより抵抗R2・R3で約1/2に分圧し、これを
バイアスとして電子ボリュームR1のアース端子4と接続
した。
さらに、このバイアスは抵抗R4を介して差動アンプ3の
同相入力に接続するとともに、同相入力へ接続した抵抗
R5を交流的に接地するためバイパスコンデンサC4と直列
接続し、その終端を接地した。
その結果、電子ボリュームR1および、差動アンプ3への
バイアスが共通化され、しかも電子ボリュームの他チャ
ンネル用バイアス1および、他チャンネル差動アンプの
同相入力2としても共通使用ができる。
次に回路動作について述べる。
電子ボリュームR1をマイナス無限大(絞り切った状態)
に設定するにはアナログスイッチSをSの位置にすれ
ば良い。(即ち、Sのみオンとなる。)。
この状態では、 となり、Aポイントと接地間の電圧Eaは (但し、R1=R10+R11+…R1n)のため、低域に向って電
圧Eaが6dB/OCTで増加傾向となり、低域になる程音もれ
が大きく発生し、バッファ回路である差動アンプ3より
出力される。
Bポイントと接地間の電圧Ebは、上記と同様にアナログ
スイッチSの位置がSnのため、Aポイントと同電圧とな
る。
従がって、A、Bポイントの電圧を同レベルにするた
め、ゲイン設定用の抵抗R4・R5と抵抗R7・R8の定数を選び
上記の電圧Ea、Ebを差動アンプへ接続すると、CMRRによ
ってキャンセルされ、音もれ出力が発生しなくなる。
そのための条件は、R7/R8=R4/R5の場合である。
なお、上式における抵抗R4、R5とバイパスコンデンサC4
は、バイアス供給および、音もれによるキャンセル信号
生成回路であり、またバイアスコンデンサC4の値は低域
に影響を与えないように設定する必要がある。
一般的に、オペアンプを使用した場合のCMRRは80dB程度
とれるため「音もれ」として問題ないレベルまで減少さ
せることが可能である。
応用例として、バッファ回路をオペアンプの代りにディ
スクリート部品で構成しても良く、その場合、分圧比を
調整できるようにすると「音もれ」はさらに減少させる
こと可能となる。
(ト)考案の効果 この考案に係る電子ボリュームのバッファ回路によれ
ば、少くとも2チャンネルから形成された差動アンプか
らなるバッファ回路および、電子ボリュームに使用する
バイアス回路を共通化したため、再生チャンネル数が増
える程、以下のような共通メリットが生じる。
部品点数をへらすことができた。
音もれ防止効果も従来のものと同程度に得られた。
プリント配線基板への取付けスペースを減らすことが
できた。
上記、の結果、材料費および、組立て工数の削減
に伴うコストダウンが可能となった。
バイアス回路の共通化によって、電子ボリュームおよ
び、バッファ回路の立ち上りタイミングが一致しやすく
なった。
しかも、構造が簡単であってまた、安価に構成すること
ができるめ実施も容易である等の優れた特長を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る電子ボリュームのバッファ回路
の実施例を示した回路図であり、第2図は従来の電子ボ
リュームのバッファ回路である。 R1;電子ボリューム R2〜R8;抵抗 C1、C3、C41;カップリングコンデンサ C2、C4;バイパスコンデンサ 3;差動アンプ ei;信号源 S;アナログスイッチ 4;アース端子 R10〜R1n;アッテネータ素子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ボリュームのバイアス回路と、差動ア
    ンプのバイアス回路を個別に形成させたバッファ回路に
    おいて、 少くとも2チャンネルで形成された電子ボリュームと、
    差動アンプのバイアス回路を共通化するため、電子ボリ
    ュームのバイアスを分圧して差動アンプの同相入力に接
    続させ、反転入力は電子ボリュームの出力と接続し、差
    動アンプのコモン・モード・リジェクション・レシオに
    よって電子ボリュームを絞った時の音もれ防止可能に構
    成したことを特徴とする電子ボリュームのバッファ回
    路。
JP6544387U 1987-04-30 1987-04-30 電子ボリユ−ムバツフア回路 Expired - Lifetime JPH0614499Y2 (ja)

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JP6544387U JPH0614499Y2 (ja) 1987-04-30 1987-04-30 電子ボリユ−ムバツフア回路

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JPS63173913U JPS63173913U (ja) 1988-11-11
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JP2530033Y2 (ja) * 1990-04-17 1997-03-26 株式会社ケンウッド 音響機器の自動レベル設定装置

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JPS63173913U (ja) 1988-11-11

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