JPH09266417A - グランドアイソレーション回路 - Google Patents
グランドアイソレーション回路Info
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- JPH09266417A JPH09266417A JP8097365A JP9736596A JPH09266417A JP H09266417 A JPH09266417 A JP H09266417A JP 8097365 A JP8097365 A JP 8097365A JP 9736596 A JP9736596 A JP 9736596A JP H09266417 A JPH09266417 A JP H09266417A
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Abstract
ト接続用入力とを備えかつ回路構成が簡略化されたグラ
ンドアイソレーション回路を提供することにある。 【解決手段】 ライン入力からの入力信号を増幅する第
1の増幅器と、該第1の増幅器の出力を一方の入力に接
続し、他方の入力にライン入力のグランドを接続した第
2の差動増幅器回路とからなるグランドアイソレーショ
ン回路において、ライン入力以外のバランス入力を前記
第2の差動増幅器に入力するバランス入力回路を備えた
ものである。
Description
機器、特にパワーアンプなど、におけるグランドアイソ
レーション回路に関する。
ピン入力端子などからなるライン入力端子を備えてお
り、このライン入力端子にレシーバなどのプリアウト端
子が接続される。ところが、プリアウト端子を持ってい
ないレシーバ、つまりスピーカアウト端子しか持ってい
ないレシーバは、出力レベルや出力インピーダンスの関
係で、そのスピーカアウト端子をパワーアンプのライン
入力端子に接続することができない。そこで、スピーカ
アウト端子しか持っていないレシーバ等も接続できるよ
うに、専用入力端子(以下スピーカイン端子という)を
備えたパワーアンプが近年でてきている。
えたパワーアンプの入力回路を構成する従来のグランド
アイソレーション回路の回路例を示す。図10におい
て、パワーアンプの入力回路を構成するグランドアイソ
レーション回路は、ライン入力回路Lとスピーカイン回
路Sとからなる。ライン入力回路Lは、RCA型ピン入
力端子1と、アンプA1〜A3と、抵抗41〜50と、
コンデンサ51及び52と、出力端子2とから構成さ
れ、入力端子1にレシーバのプリアウト端子等が接続さ
れると、レシーバからの信号を増幅して出力端子2に出
力し、パワーアンプの電力増幅段(図示しない)に供給
する。
力端子3a及びコールド側入力端子3bからなるスピー
カイン端子3と、アンプA4と、抵抗55〜R58と、
コンデンサC59及60とから構成され、スピーカイン
端子3のホット側入力端子3a及びコールド側入力端子
3bにそれぞれレシーバのスピーカアウトのホット側出
力端子及びコールド側出力端子が接続されると、レシー
バからの信号を増幅して抵抗R58を介してライン入力
回路LのアンプA3の入力側にミキシングし、出力端子
2に出力してパワーアンプの電力増幅段に供給する。
ランドアイソレーション回路では、専用入力のためのス
ピーカイン回路にアンプA4等の能動素子が余分に必要
であり、回路が複雑になりコストもかかるという問題が
あった。
解消し、ライン入力とスピーカアウト接続用入力とを備
えかつ回路構成が簡略化されたグランドアイソレーショ
ン回路を提供することにある。
イソレーション回路は、ライン入力からの入力信号を増
幅する第1の増幅器と、該第1の増幅器の出力を一方の
入力に接続し、他方の入力にライン入力のグランドを接
続した第2の差動増幅器回路とからなるグランドアイソ
レーション回路において、ライン入力以外のバランス入
力を前記第2の差動増幅器に入力するバランス入力回路
を備えたものである。
ョン回路は、さらに、ライン入力回路及びバランス入力
回路の両方の増幅率を可変するための1つの可変手段を
備えたものである。
ョン回路は、さらに、ライン入力回路及びバランス入力
回路の両方の増幅率をそれぞれ異なる可変幅で可変する
ための1つの可変手段を備えたものである。
力回路を構成するグランドアイソレーション回路に、ラ
イン入力以外のバランス入力のための、能動素子を有し
ないバランス入力回路を備える。ライン入力回路のライ
ン入力端子に、レシーバのプリアウト端子が接続される
と、レシーバからの信号を増幅して出力端子に出力し、
パワーアンプの電力増幅段に供給する。バランス入力回
路のバランス入力端子に、レシーバのスピーカアウト端
子が接続されると、レシーバからの信号を増幅して出力
端子に出力してパワーアンプの電力増幅段に供給する。
路の両方の増幅率を可変するための1つの可変手段を備
えることができる。さらに、ライン入力回路及びバラン
ス入力回路の両方の増幅率をそれぞれ異なる可変幅で可
変するための1つの可変手段を備えることもできる。
イソレーション回路の第1の実施例を示す回路図であ
る。図1のグランドアイソレーション回路は、ライン入
力回路Lとスピーカイン回路Sとからなる。ライン入力
回路Lは、ホット側入力端子1a及びコールド側入力端
子1bからなるRCA型ピン入力端子1と、アンプ4及
びアンプ(差動増幅器)5と、抵抗6〜15と、コンデ
ンサ16及び17と、出力端子2とから構成されてい
る。また、スピーカイン回路Sは、ホット側入力端子3
a及びコールド側入力端子3bからなるスピーカイン端
子3と、抵抗31〜33と、コンデンサ34及び35と
から構成されている。ライン入力回路Lの入力端子1に
はレシーバのプリアウト端子等が接続され、レシーバか
らの信号を増幅して出力端子2に出力し、パワーアンプ
の電力増幅段に供給する。
になっているスピーカイン端子3のホット側入力端子3
a及びコールド側入力端子3bには、それぞれレシーバ
のスピーカアウト等のホット側出力端子及びコールド側
出力端子が接続され、レシーバからの信号を増幅して抵
抗32及び33を介してライン入力回路Lのアンプ5の
入力側に入力し、アンプ5で増幅して出力端子2に出力
し、パワーアンプの電力増幅段に供給する。図2は図1
の各構成要素に実際値を適用した実際回路例であり、ア
ンプ4の増幅率を1、抵抗10、11、13、14を
2. 2kΩ、抵抗12、15を33kΩ、抵抗32、3
3を10kΩとすれば、ライン入力側の入力電圧V1対
出力電圧V2のゲインは+17. 2dB、スピーカイン
側のゲインは+3. 7dBとなる。上記の構成では、ス
ピーカイン回路Sには能動素子が含まれておらず、図1
0に示した従来回路に比べて簡略化されている。
ーション回路の第2の実施例を示す回路図である。図3
のグランドアイソレーション回路は、図1の回路におけ
る抵抗10及び11の接続点と抵抗13及び14の接続
点との間に抵抗18と可変抵抗19の直列接続からなる
レベル調整回路を挿入したものである。この構成によれ
ば、入力端子1及びスピーカイン端子3からのそれぞれ
の入力のレベルをこの1つの可変抵抗19で可変するこ
とができる。図4は図3の各構成要素に図2と同様の実
際値を適用した実際回路例であり、さらに、抵抗18を
150Ω、可変抵抗10を5KAとすれば、可変抵抗1
9を可変した場合、図5に示すようなライン入力側の入
出力電圧ゲイン特性Aとスピーカイン側の入出力電圧ゲ
イン特性Bが得られる。図5からわかるように特性A及
びBの可変幅は同一になっている。
能動素子が含まれておらず、図10に示した従来回路に
比べて簡略化されていると共に、1つの可変抵抗により
ライン入力側とバランス入力側のゲインを同一可変幅で
可変することができる。
レーション回路の第3の実施例を示す回路図である。図
6のグランドアイソレーション回路は、図1の回路に抵
抗20、21と、抵抗18と可変抵抗19の直列接続か
らなるレベル調整回路を挿入したものである。この構成
によれば、入力端子1及びスピーカイン端子3からのそ
れぞれの入力のレベルをこの1つの可変抵抗19で異な
る可変幅で可変することができる。図6の回路におい
て、アンプ4の増幅率を1、抵抗10、20、11の抵
抗値をそれぞれR1、R2、R3とし、同様に抵抗1
3、21、14の抵抗値をの抵抗値をそれぞれR1、R
2、R3とし、抵抗15の抵抗値をR4とし、抵抗18
及び可変抵抗19の合成抵抗値をR5とし、抵抗32、
33の抵抗値をR6とすれば、ライン入力端子1の入力
電圧V1に対する出力端子2の出力電圧V2のゲイン計
算式は、図7(A)に示す等価回路に基づき数1のよう
に表される。
に対する出力端子2の出力電圧V2のゲイン計算式は、
図7(B)に示す等価回路に基づき数2のように表され
る。
(D)は以下の数3、数4、数5及び数6の通り表され
る。
になっているので、コールド側入力端子におけるゲイン
は数2において符号が逆で同じ値になる。また、数1及
び数2において、R2=0にすると図3の回路における
ゲイン計算式になり、R5=∞にすると図1の回路にお
けるゲイン計算式になる。
際値を適用した実際回路例であり、さらに、抵抗20、
21を150Ωとすれば、可変抵抗19を可変した場
合、図9に示すようなライン入力側の入出力電圧ゲイン
特性Aとスピーカイン側の入出力電圧ゲイン特性Bが得
られる。図9からわかるように特性A及びBの可変幅は
異なっている。以上述べたように、図6の構成でも、ス
ピーカイン回路Sには能動素子が含まれておらず、図1
0に示した従来回路に比べて簡略化されてと共に、1つ
の可変抵抗によりライン入力側とバランス入力側のゲイ
ンを異なる可変幅で可変することができる。
回路によれば、それぞれのアイソレーションアンプが1
つの回路にまとまるのでミキシング回路も同時になくな
り、回路構成が簡略化される。
第1の実施例を示す回路図である。
例である。
第2の実施例を示す回路図である。
例である。
すグラフである。
第3の実施例を示す回路図である。
の入出力電圧ゲイン計算のための等価回路、(B)はス
ピーカイン側の入出力電圧ゲイン計算のための等価回路
である。
例である。
すグラフである。
例である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ライン入力からの入力信号を増幅する第
1の増幅器と、該第1の増幅器の出力を一方の入力に接
続し、他方の入力にライン入力のグランドを接続した第
2の差動増幅器回路とからなるグランドアイソレーショ
ン回路において、ライン入力以外のバランス入力を前記
第2の差動増幅器に入力するバランス入力回路を備えた
ことを特徴とするグランドアイソレーション回路。 - 【請求項2】 請求項1記載のグランドアイソレーショ
ン回路において、さらに、ライン入力回路及びバランス
入力回路の両方の増幅率を可変するための1つの可変手
段を備えたグランドアイソレーション回路。 - 【請求項3】 請求項1記載において、さらに、ライン
入力回路及びバランス入力回路の両方の増幅率をそれぞ
れ異なる可変幅で可変するための1つの可変手段を備え
たグランドアイソレーション回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09736596A JP3438014B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | グランドアイソレーション回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09736596A JP3438014B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | グランドアイソレーション回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09266417A true JPH09266417A (ja) | 1997-10-07 |
JP3438014B2 JP3438014B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=14190486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09736596A Expired - Fee Related JP3438014B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | グランドアイソレーション回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3438014B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009253709A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Kenwood Corp | 信号増幅器 |
JP2010252297A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-11-04 | Rohm Co Ltd | 入力セレクタ、信号処理回路およびそれを用いたオーディオシステム、オーディオ信号処理回路およびそれを用いたトーンコントロール回路 |
JP2011130318A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Onkyo Corp | フィルタ回路 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP09736596A patent/JP3438014B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009253709A (ja) * | 2008-04-08 | 2009-10-29 | Kenwood Corp | 信号増幅器 |
JP2010252297A (ja) * | 2009-02-09 | 2010-11-04 | Rohm Co Ltd | 入力セレクタ、信号処理回路およびそれを用いたオーディオシステム、オーディオ信号処理回路およびそれを用いたトーンコントロール回路 |
JP2011130318A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Onkyo Corp | フィルタ回路 |
US8018273B2 (en) | 2009-12-21 | 2011-09-13 | Onkyo Corporation | Filter circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3438014B2 (ja) | 2003-08-18 |
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