JP2900394B2 - アイソレーション回路 - Google Patents

アイソレーション回路

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JP2900394B2 JP7327289A JP7327289A JP2900394B2 JP 2900394 B2 JP2900394 B2 JP 2900394B2 JP 7327289 A JP7327289 A JP 7327289A JP 7327289 A JP7327289 A JP 7327289A JP 2900394 B2 JP2900394 B2 JP 2900394B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はアイソレーション回路に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、例えば車載用のオーディオ機器のアイソ
レーション回路において、コールド側の信号ラインにバ
ッファアンプを設けることにより、アイソレーション特
性を改善したものである。
〔従来の技術〕
車載用の電子機器、例えばカーコンポーネントにおい
ては、チューナ,カセットデッキ,CDプレーヤなどの信
号源と、パワーアンプとが分割され、信号源が車のダッ
シュボードないしその付近に設けられるとともに、パワ
ーアンプはトランクルームやシートの下などに設けられ
ている。
このため、その信号源とパワーアンプとの接続関係、
及びパワーアンプの初段は、例えば第3図のようにされ
ている。
すなわち、同図において、(1)は信号源、(2)は
パワーアンプ、(3)は信号ケーブル、(4)はスピー
カ、(5)はカーバッテリを示し、このバッテリ(5)
の電圧が、電源ライン(5A),(5B)を通じて信号源
(1)及びアンプ(2)にそれらの動作電圧として供給
される。
また、信号源(1)において、(11)は等価信号源を
示し、信号源(11)は不平衡型(アンバランス型)とさ
れている。すなわち、この信号源(11)からのオーディ
オ信号が一方の出力端子(プラス出力端子)t1に接続さ
れたケーブル(3)のホット側信号ライン(3A)を通じ
てアンプ(2)の入力端子T1に供給され、他方の出力端
子(マイナス出力端子)t2はコールド側の電源ラインに
接続されると共にケーブル(3)のコールド側信号ライ
ン(3B)を通じてアンプ(2)の入力端子T2に接続され
るようになっている。
そして、このアンプ(2)において、(21)は初段の
オペアンプ、(22)はドライブ段のオペアンプ、(23)
は出力段のアンプを示し、アンプ(21),(22)の入力
段は、差動アンプ(図示せず)により構成されて非反転
入力端及び反転入力端を有する。
また、素子R3,R4は、アンプ(21)に負帰還をかける
とともに、その利得を決定するための抵抗器、素子R2
アンプ(21)の非反転入力端と反転入力端との直流電位
を等しくするための抵抗器、素子R1は、アンプ(21)の
非反転入力端及び反転入力端から信号源(1)側を見た
ときのインピーダンスを等しくするための抵抗器、素子
C1は、端子T2を電源ライン(5B)と等しい交流電位とす
るためのコンデンサである。
さらに、素子R6,R7は、アンプ(23)からアンプ(2
2)に所定量の負帰還をかけるための抵抗器、素子R
5は、アンプ(22)の非反転入力端及び反転入力端から
前段側を見たときのインピーダンスを等しくするための
抵抗器で、一般に、R5=R6である。また、ライン(2
A),(2B)はアンプ(2)のホット側及びコールド側
の電源ラインである。
したがって、ケーブル(3)を通じて端子T1,T2に供
給されたオーディオ信号は、アンプ(21)〜(23)によ
り順次増幅されてスピーカ(4)に供給される。
また、このとき、外部からケーブル(3)のライン
(3A),(3B)にノイズが飛び込んでも、この外部ノイ
ズはアンプ(22)の非反転入力端及び反転入力端に同相
で供給されるので、アンプ(22)において相殺され、ス
ピーカ(4)には供給されない。すなわち、このアンプ
(2)は、外部ノイズに対してS/Nが良い。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上述のアンプ(2)においては、ケーブル
(3)が長くなると、外部ノイズ(同相成分)に対する
除去特性、すなわち、アイソレーション特性が低下して
しまう。
すなわち、アンプ(21)の出力インピーダンスは、ほ
ぼ0なので、アンプ(22)の非反転入力端から前段側を
見たインピーダンスは、抵抗器R5により値R5となる。こ
れに対して、アンプ(22)の反転入力端から前段側を見
たインピーダンスは、ケーブル(3)の持つインピーダ
ンスrと、抵抗器R6の値R6との和(r+R6)となる。
したがって、ケーブル(3)のライン(3A),(3B)
に外部ノイズが乗ったとき、この外部ノイズが同相同レ
ベルであってもアンプ(22)の非反転入力端及び反転入
力端においては異なったレベルとなるので、この外部ノ
イズはアンプ(22)において相殺されることなく、スピ
ーカ(4)からノイズ音として再生されてしまう。
第4図は、上述の信号源(1),ケーブル(3)及び
アンプ(2)におけるアイソレーション特性の測定例を
示すもので、ケーブル(3)が長くなるほどそのインピ
ーダンスrが大きくなるので、アイソレーション特性が
悪くなっていくことがわかる。
そして、実際の車においては、上述のように、信号源
(1)はダッシュボードないしその付近に設けられ、ア
ンプ(2)はトランクルームやシートの下などに設けら
れるとともに、ケーブル(3)は外部から見えないよう
に配線されるので、ケーブル(3)はかなりの長さとな
り、アイソレーション特性は大きく低下してしまう。
この場合、r+R6=R5となるように、抵抗値R5,R6
調整すれば、アイソレーション特性の低下を妨げるはず
であるが、車種や信号源(1)及びアンプ(2)の設置
場所などによってケーブル(3)の長さや種類が異な
り、したがって、ケーブル(3)のインピーダンスrは
まちまちであるとともに、抵抗値R5はアンプ(22),
(23)の負帰還量を決定しているので、抵抗値R5,R6
調整による方法には、限界がある。
しかも、ユーザがオプションで信号源(1)やアンプ
(2)を買い足したときには、ユーザが抵抗値R5,R6
調整することになり、好ましくない。
さらに、外部ノイズがケーブル(3)に乗る点が、特
定の一点であれば、抵抗値R5,R6の調整で対処できるか
もしれないが、実際にはノイズの飛び込み個所を一点に
特定できないので、抵抗値R5,R6の調整による方法で
は、不充分である。
この発明は、以上のような問題点を解決しようとする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
このため、この発明においては、1対の入力端子のう
ちのホット側の端子が、第1のバッファアンプを通じて
差動アンプの一方の入力端に接続され、上記1対の入力
端子のうちのコールド側の端子が、第2のバッファアン
プを通じて上記差動アンプの他方の入力端に接続され、
上記第1のバッファアンプは、上記コールド側の端子が
信号の基準電位点とされ、上記第2のバッファアンプ
は、コールド側の電源ラインが信号の基準電位点とさ
れ、上記1対の入力端子に供給された入力信号が、上記
差動アンプから増幅されて取り出されるアイソレーショ
ン回路とするものである。
〔作用〕
アンプ(22)の非反転入力端及び反転入力端から前段
側を見たときのインピーダンスが等しくなる。
〔実施例〕
第1図において第3図と同様に信号源(1)は不平衡
型とされて成り、アンプ(2)にはオペアンプ(24)が
設けられ、その非反転入力端は入力端子T2に接続され、
その出力端と反転入力端との間に、負帰還用の抵抗器R
14が接続されるとともに、その反転入力端とアンプ
(2)のコールド側の電源ライン(2B)との間に、負帰
還量設定用の抵抗器R13が接続される。また、R13=R3
R14=R4とされる。
さらに、アンプ(24)の出力端が抵抗器R6を通じアン
プ(22)の反転入力端に接続される。また、R5=R6とさ
れる。
このような構成によれば、端子T1,T2のオーディオ信
号は、アンプ(21),(24)を通じてアンプ(22)の非
反転入力端及び反転入力端に供給され、さらに、アンプ
(22),(23)を通じてスピーカ(4)に供給される。
そして、この場合、アンプ(21),(24)の出力イン
ピーダンスはほぼ0なので、アンプ(22)の非反転入力
端及び反転入力端から前段側を見たときのインピーダン
スは、値R5及び値R6となるとともに、R5=R6である。
したがって、ケーブル(3)のライン(3A),(3B)
に飛び込んだノイズは、同相同レベルでアンプ(22)に
供給されるので、アンプ(22)において相殺され、後段
には供給されない。すなわち、アイソレーション特性が
改善される。しかも、無調整である。
また、この場合、ケーブル(3)のライン(3A),
(3B)のインピーダンスr,rが関係しないので、ケーブ
ル(3)として任意の種類のケーブルを任意の長さにわ
たって使用できるとともに、そのケーブル(3)がアイ
ソレーション特性に影響を与えることがない。
第2図は、第1図の回路のアイソレーション特性の測
定例を示すもので、この測定結果からも明らかなよう
に、ケーブル(3)の長さにかかわらずアイソレーショ
ン特性は良好である。
そして、このようにアイソレーション特性が良好にな
るので、アンプ(2)のプリント基板のパターン設計が
容易になる。
なお、上述においては、カーコンポーネントのチュー
ナなどにおけるパワーアンプの場合であるが、アイソレ
ーション回路であれば、例えば自動車電話にも、この発
明を適用できる。
また、抵抗器R3を接続しない(R13=∞)とともに、R
14=0としてオペアンプ(24)をボルテージフォロワと
してもよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、アンプ(24)によりアンプ(22)
の非反転入力端及び反転入力端から前段側を見たインピ
ーダンスが等しく、したがって、ケーブル(3)のライ
ン(3A),(3B)に飛び込んだノイズは、同相同レベル
でアンプ(22)に供給されるので、アンプ(22)におい
て相殺され、後段には供給されない。すなわち、アイソ
レーション特性が改善される。しかも、無調整である。
また、この場合、ケーブル(3)のライン(3A),
(3B)のインピーダンスr,rが関係しないので、ケーブ
ル(3)として任意の種類のケーブルを任意の長さにわ
たって使用できるとともに、そのケーブル(3)がアイ
ソレーション特性に影響を与えることがない。
そして、このようにアイソレーション特性が良好にな
るので、アンプ(3)のプリント基板のパターン設計が
容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一例の接続図、第2図〜第4図はそ
の説明のための図である。 (1)は信号源、(2)はアンプ、(3)はケーブルで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03F 1/00 - 1/28 H03F 3/00 - 3/195 H03F 3/38 - 3/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号源の一方の出力端子に接続線を介して
    接続されたホット側の端子が、第1のバッファアンプを
    通じて差動アンプの一方の入力端に接続され、 コールド側の電源ラインに接続された上記信号源の他方
    の出力端子に接続線を介して接続されたコールド側の端
    子が、第2のバッファアンプを通じて上記差動アンプの
    他方の入力端に接続され、 上記第1のバッファアンプは、上記コールド側の端子が
    信号の基準電位点とされ、 上記第2のバッファアンプは、上記コールド側の電源ラ
    インが信号の基準電位点とされ、 上記信号源から上記接続線を介して供給された入力信号
    が、上記差動アンプから増幅されて取り出されるアイソ
    レーション回路。
  2. 【請求項2】信号源の一方の出力端子に接続線を介して
    接続されたホット側の端子が、第1のバッファアンプを
    通じて差動アンプの一方の入力端に接続され、 コールド側の電源ラインに接続された上記信号源の他方
    の出力端子に接続線を介して接続されたコールド側の端
    子が、第2のバッファアンプを通じて上記差動アンプの
    他方の入力端に接続され、 上記第1のバッファアンプは、上記コールド側の端子が
    信号の基準電位点とされ、 上記第2のバッファアンプは、ボルテージフォロワとさ
    れ、 上記信号源から上記接続線を介して供給された入力信号
    が、上記差動アンプから増幅されて取り出されるアイソ
    レーション回路。
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