JP2597328Y2 - エンジンルームの遮音装置 - Google Patents

エンジンルームの遮音装置

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JP2597328Y2
JP2597328Y2 JP1992036128U JP3612892U JP2597328Y2 JP 2597328 Y2 JP2597328 Y2 JP 2597328Y2 JP 1992036128 U JP1992036128 U JP 1992036128U JP 3612892 U JP3612892 U JP 3612892U JP 2597328 Y2 JP2597328 Y2 JP 2597328Y2
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sound insulating
insulating plate
rubber
sound insulation
sound
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JPH0586763U (ja
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勲 桑村
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Hino Motors Ltd
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Hino Motors Ltd
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はチルトアップ可能なキャ
ブの下方に形成されるエンジンルームの遮音装置に関す
る。更に詳しくは、弾性シール材の形状に特徴のあるエ
ンジンルームの遮音装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のエンジンルームは、エンジン騒
音の外部への漏洩を防ぐために、図3の左側部分に示す
ように、キャブのフロアパネル33の底面にフロア支持
メンバ37を介して第1遮音板39が垂設され、キャブ
の下方のシャシフレーム31bに遮音板39の内側に上
端が位置するように第2遮音板42が立設される。そし
て第1遮音板39と第2遮音板42の上端との間隙は中
空なシールラバー47でシールされている。このシール
ラバー47はその断面形状においてラバー基部の中心線
に対して対称形に作られているため、第1遮音板39に
密着するラバーの先端位置がラバー基部の中心線上にあ
り、結果として幅のあるラバー基部が取付けられる第2
遮音板42の上端はラバー先端より高くなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような理由からシ
ャシフレームに立設された第2遮音板の高さを高くする
と、この遮音装置を備えたエンジンルーム内のエンジ
ン、エンジン補機等を点検したり、或いは整備するため
に、キャブをチルトアップさせた場合に、それらの点検
整備が作業性を損う不具合を生じる。本考案の目的は、
エンジンルーム内のエンジン、エンジン補機等の点検整
備性を向上し得るエンジンルームの遮音装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の構成を実施例に対応する図1及び図2に基づ
いて説明する。本考案は、チルトアップ可能なキャブ1
2の底面に垂設された第1遮音板18,19と、キャブ
12の下方のシャシフレーム11に遮音板18,19の
内側に上端が位置するように立設された第2遮音板2
1,22と、第1遮音板18,19と第2遮音板21,
22の上端との間隙をシールする中空な弾性シール材2
6,27とを備えたエンジンルームの遮音装置の改良で
ある。その特徴ある構成は、弾性シール材26,27の
断面形状が非対称形に作られ、弾性シール材26,27
のラバー基部26a,27aが第2遮音板21,22の
上端外面又は第1遮音板18,19の内面のいずれかに
取付けられ、そのラバー先端26b,27bが第1遮音
板18,19の内面又は第2遮音板21,22の上端外
面に密着可能にかつラバー基部26a,27aの中心線
Aより上方又は下方に偏倚して形成されたことにある。
【0005】
【作用】図示するように、弾性シール材26,27を第
2遮音板21,22の上端外面に取付けた場合には、第
2遮音板21,22に取付けたラバー基部26a,27
aの位置よりも第1の遮音板18,19の内面に密着す
るラバー先端26b,27bの位置が高くなる。図示し
ないが、弾性シール材26,27を第1遮音板の内面に
取付けた場合には、第2遮音板に取付けたラバー基部の
位置よりも第2の遮音板の上端外面に密着するラバー先
端の位置が低くなる。この結果、第2遮音板21,22
の高さを低くすることができる。
【0006】
【実施例】次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1〜図3に示すように、キャブオーバ型
トラック10のシャシフレーム11の一対のサイドメン
バ11a,11bの間、及びキャブ12のフロアパネル
13の下方にはエンジン14が搭載される。このエンジ
ン14は図示しないマウント構造によりサイドメンバ1
1a,11bにより支持される。またエンジン14の前
端には冷却ファン14aが回転可能に取付けられ、冷却
ファン14aの前方にはラジエータ15が設けられる
(図2)。フロアパネル13の底面には一対の第1遮音
板18,19が垂設される。具体的にはトラック10の
進行方向に延びる一対のフロア支持メンバ16,17が
固着され、これらの支持メンバ16,17の内側面に一
対の第1遮音板18,19の上端がそれぞれ固着される
(図1)。一対の第1遮音板18,19はエンジン14
の上部両側面をそれぞれ遮蔽する。
【0007】このキャブ12の下方のサイドメンバ11
a,11bには第1遮音板18,19の内側に上端が位
置するように一対の第2遮音板21,22が立設され
る。フロアパネル13の底面、第1遮音板18,19及
び第2遮音板21,22の各内面には吸音材23,24
及び25がそれぞれ貼付される。第1遮音板18,19
と第2遮音板21,22の上端との間隙はシールラバー
26,27によりシールされる。この例では第2遮音板
21,22の上端外面にシールラバー26,27の基部
26a,27aがねじ29により取付けられる。弾性シ
ール材26,27は断面形状が非対称形に作られ、これ
らのラバー先端26b,27bは第1遮音板18,19
の内面に密着可能にかつラバー基部26a,27aの中
心線Aより上方に偏倚して形成される。この例では偏倚
量Dは約20mmである。
【0008】このように構成された遮音装置の特徴ある
点を図3に基づいて説明する。図3の右側部分は図1の
要部拡大図であり、左側部分はこれに対応する従来の遮
音装置の要部拡大図である。左側部分の各構成要素は右
側部分の各構成要素の符号に20を加えて示している。
図3に示すように、従来の遮音装置ではシールラバー4
7はその断面形状においてラバー基部の中心線に対して
対称形に作られているため、第1遮音板39に密着する
ラバーの先端位置はラバー基部の中心線上にあり、結果
として幅のあるラバー基部が取付けられる第2遮音板4
2の上端はラバー先端より高い。これに対して、実施例
の遮音装置ではシールラバー27はその断面形状におい
てラバー基部の中心線に対して非対称形に作られ、ラバ
ー先端が上向いているため、第1遮音板19に密着する
ラバーの先端位置はラバー基部の中心線より上方の位置
にあり、結果として幅のあるラバー基部が取付けられて
も第2遮音板22の上端はラバー先端より低くなる。こ
の例では実施例の第2遮音板22の高さと従来の第2遮
音板42の高さの差dは約25mmである。
【0009】なお、上記例ではシールラバーの基部を第
2遮音板の上端外面に取付けたが、本考案はシールラバ
ーの基部を第1遮音板の内面に取付け、ラバー先端が第
2遮音板の上端外面に密着するように構成することもで
きる。また、弾性シール材はラバーに限らず他の弾性材
を用いてもよい。
【0010】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、弾
性シール材の先端をその基部中心線より偏倚させて、断
面形状において非対称形にすることにより、シャシフレ
ームに立設した第2遮音板の高さを従来より低くでき、
エンジンルーム内のエンジン、エンジン補機等の点検整
備性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例のエンジンルームの遮音装置を
示す図2のB−B線断面図。
【図2】その遮音装置を備えたトラックのキャブの側面
図。
【図3】実施例遮音装置と従来の遮音装置とを比較して
示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
11 シャシフレーム 12 キャブ 18,19 第1遮音板 21,22 第2遮音板 26,27 シールラバー(弾性シール材) 26a,27a ラバー基部 26b,27b ラバー先端

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チルトアップ可能なキャブ(12)の底面に
    垂設された第1遮音板(18,19)と、 前記キャブ(12)の下方のシャシフレーム(11)に前記遮音
    板(18,19)の内側に上端が位置するように立設された第
    2遮音板(21,22)と、 前記第1遮音板(18,19)と前記第2遮音板(21,22)の上端
    との間隙をシールする中空な弾性シール材(26,27)とを
    備えたエンジンルームの遮音装置において、前記弾性シール材(26,27)の断面形状が非対称形に作ら
    れ、 前記弾性シール材(26,27)はそのラバー基部(26a,27a)が
    前記第2遮音板(21,22)の上端外面又は前記第1遮音板
    (18,19)の内面のいずれかに取付けられ、 そのラバー先端(26b,27b)が前記第1遮音板(18,19)の内
    面又は前記第2遮音板(21,22)の上端外面に密着可能に
    かつ前記ラバー基部(26a,27a)の中心線(A)より上方又は
    下方に偏倚して形成されたことを特徴とするエンジンル
    ームの遮音装置。
JP1992036128U 1992-04-30 1992-04-30 エンジンルームの遮音装置 Expired - Lifetime JP2597328Y2 (ja)

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JPH0586763U JPH0586763U (ja) 1993-11-22
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JPS6210200Y2 (ja) * 1979-06-15 1987-03-10

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