JP3743303B2 - キャブ前部骨組構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンがキャブの前方側の下方に配置され、エンジンルームを有する略ボンネットタイプのキャブの前部骨組構造に係り、特に、高剛性に形成されるキャブ前部骨組構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すようにエンジン39をキャブ40の前方側の下方に配置し、エンジンルームを有する車両は通常ボンネットタイプの車両と言われる。キャブ40はサイドレール9上に載置される。この種の車両のキャブ40の前部の骨組構造は概略図6の模式図の如きものからなる。すなわち、キャブ40のフロントガラス18を支持するフロントウインドパネル2aの下方に配置されるカウルアッパパネル4aと、この下面にその上端側を固定し車両の進行方向と直交する方向に沿って配置されるダッシュパネル6aと、ダッシュパネル6aの両側を支持すると共に基端側をフロントピラ3a側に固持され車両の前方側に張り出して配設される左右のフェンダインナーパネル50,50と、フェンダインナーパネル50,50の前端に骨組形成される前面骨組構造部100等とからなる。この前面骨組構造部100としてはアッパクロスメンバ41と、ロアクロスメンバ42と、アッパクロスメンバ41及びロアクロスメンバ42間に架設されるランプ取付プレート43等とから構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
以上の説明によって明らかなように、従来の一般のボンネットタイプの車両のキャブの前部構造はエンジンルームが広く、かつアッパクロスバンパ41やロアクロスバンパ42等の比較的多くの構成部材が必要になりその分だけコスト高となり、かつキャブ製作に時間を要し、組付が難しく、キャブの精度保持についても問題がある可能性がある。
【0004】
本発明は、略ボンネットタイプではあるが比較的エンジンルームが狭く形成されるキャブであって、その前部骨組構造を形成する部材が比較的少なく、その分コスト低減ができると共に全体が高剛性に形成され、かつランプ等の収納箇所への塵埃や水等の進入が防止でき、その耐久性向上が図れるキャブ前部骨組構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の目的を達成するために、請求項1のキャブ前部骨組構造は、エンジンをキャブの前方側の下方に配置するキャブ前部の骨組構造であって、該骨組構造はフロントガラスを囲むフロントウインドパネルと、この左右端に連結固定されるフロントピラと、該フロントピラに基端側を固定し車両の前方側に張り出して配設される左右のフェンダインナーパネルと、前記フロントウインドパネルの下方に連結固定されると共に前記フェンダインナーパネルに両端を支持されるカウルアッパパネルと、該カウルアッパパネルに上縁を固定し左右を前記フェンダインナーパネルに固定し車両の進行方向とほぼ直交して配置されるダッシュパネルと、該ダッシュパネルと前記フェンダインナーパネルの下面に固定されほぼ水平面に沿って敷設されるフロアプレートと、該フロアプレートの下面に配置されキャブを支持するサイドレールと、左右の前記サイドレールと前記フェンダインナーパネル間に架設されて固持されるクロスメンバとを備え、更に該サイドレールの側面には箱体状のランプボックスが固定され、該ランプボックスの上面は前記フロアプレートの下面側に連結支持されることを特徴とする。これにより、全体構造がコンパクトにまとめられると共に高剛性の骨組となり外力に対する耐力の向上が図れる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のキャブ前部骨組構造の実施の形態を図面を参照して詳述する。まず、図1により本発明のキャブ前部骨組構造の概要構造を説明する。この前部骨組構造1は大別すると、フロントガラス18を支持するフロントウインドパネル2と、フロントピラ3と、カウルアッパパネル4と、フェンダインナーパネル5と、ダッシュパネル6と、フロアプレート7と、クロスメンバ8と、これ等を支持するサイドレール9の一部と、ランプボックス10等とからなる。
【0007】
図2は図1における前部骨組構造1をA方向から見た模式図であり、サイドレール9の側面にランプボックス10が固定され、これ等の上面にはフロアプレート7が敷設される。また、フロアプレート7にはフェンダインナーパネル5,ダッシュパネル6やフロントピラ3等の下端側が連結固定される。
【0008】
図3はサイドレール9とランプボックス10の詳細構造を示す。上面側の開口部にフランジ部11を折曲げ形成するコ字状横断面のサイドレール9の側面には箱体状のランプボックス10が固定されて設けられている。ランプボックス10は、開口部12を形成する前板13と、側枠を閉止する側板14,サイドレール9側の側板15と、開口部16を有する後板17等とからなる。また、この箱体状のランプボックス10は2点鎖線で示すフェンダインナーパネル5の下面に固定される。以上により、サイドレール9の前端側はランプボックス10により高剛性に補強される。
【0009】
図4は以上において概要構造を説明したキャブの前部骨組構造の主要構成要素の詳細構造を示す斜視図である。フロントガラス18を保持するフロントウインドパネル2はその両側縁をフロントピラ3に支持されて固定される。フロントピラ3にはフェンダインナーパネル5の基端側が連結される。フェンダインナーパネル5は本発明では複雑な凹凸形状からなるが、その概要構造としてはその基端側から車両の前方方向に向かって張り出す側板部5aとその前面側に内側に向かって折り曲げ形成されるフランジ部5b,5c等とからなる。
【0010】
フロントウインドパネル2の下縁に上端側を固定し前方に向かって下り傾斜して張り出すカウルアッパパネル4はその両側をフェンダインナーパネル5に支持され、フロントピラ3側に連結固持される。また、車両の進行方向とほぼ直交する方向に沿って配設されるダッシュパネル6はその上端縁をカウルアッパパネル4の下面に固定すると共にその両側縁をフェンダインナーパネル5に支持固定されて配置される。なお、ダッシュパネル6の略中央にはトンネル部19が形成される。
【0011】
ほぼ水平面に沿って敷設されるフロアプレート7の上面にはダッシュパネル6及びフェンダインナーパネル5の下端が固定される。また、このフロアプレート7の下方にはサイドレール9が配置される。サイドレール9はキャブを下面から支持するもので前記キャブ側はサイドレール9に図略のマウンティング機構を介して載置される。なお、サイドレール9は上方の開口部側にフランジ部11を折り曲げ形成しその横断面形状がコ字形状のものからなり、フランジ部11をフロアプレ−ト7側に固定される。また、その前端面はプレ−ト20により閉止される。また、前記したように、このサイドレ−ル9の側面にはランプボックス10が固定される。
【0012】
クロスメンバ8は図示のように横断面が前方側にふくらみを有する皿状輪郭のものからなり、比較的高剛性の細長の部材からなる。その両端側には組付時においてフェンダインナーパネル5のフランジ部5b,5cに当接するプレート面21,22が形成され、このプレート面21,22には取付孔23,24があり、フランジ部5b,5cの取付孔25,26に合致する。また、クロスメンバ8の両端側の下端縁にはサイドレール9の前端面のプレート20に当接する当接面27が形成され、この当接面27にはサイドレール9のプレート20の取付孔28と合致する取付孔29が設けられている。また、クロスメンバ8の両側近傍の内部にはブラケット30が固定され、このブラケット30にはクロスメンバ8の組付け時においてサイドレール9の上面に当接する当接面31が形成され、この当接面31にはサイドレール9の上面側の取付孔32に合致する取付孔33が設けられている。
【0013】
また、クロスメンバ8の中央部には凹部34が設けられ、凹部34には図略のボンネットキャッチが収納取付けられる。なお、図略のボンネットはクロスメンバ8とカウルアッパパネル4との間に架設される。また、図略のフロントバンパはクロスメンバ8の前方側にこれを覆って配設される。すなわち、クロスメンバ8はその組付け位置においてフェンダインナーパネル5のフランジ部5b,5cやサイドレール9の前端面のプレート20にそのプレート面21,22や当接面27を当接せしめると共にブラケット30の当接面31をサイドレール9の上面に当接する。ここで取付孔25,26,28,32と取付孔23,24,29,33を合致させて両者間を締結することによりクロスメンバ8はサイドール9やフェンダインナーパネル5側に固く固持される。
【0014】
以上の如く、キャブの前部骨組構造1は従来技術に較べると比較的少ない数で、かつ構造が比較的簡便な部材から構成されコンパクトに互いに組付けられて固定される。これにより、全体として高剛性に形成される。更に、クロスメンバ8やランプボックス10等を前記位置に配置し、互いに所定位置に固定することにより一層高剛性となる。
【0015】
図略のヘッドランプはランプボックス10内に収納される。この収納構造は各種のものが採用されるが、一例として次のものが挙げられる。ヘッドランプはその照光面を前板13の開口部12に臨ませて配置され、前記ヘッドランプの基端側は後板17の開口部16内に配置され、図略のシ−ル部材によりシ−ルされる。また、前記照光面廻りも当然シ−ルされる。
【0016】
以上の前部骨組構造1によりキャブの前部側は高剛性に形成されるが、更に、高剛性を必要とする場合には図略補強部材をダッシュパネル6とフロアプレート7やフェンダインナーパネル5との間に適宜設けて一層の高剛性化を図ることが容易にできる。
【0017】
【発明の効果】
本発明のキャブ前部骨組構造によれば、キャブの前部がコンパクトにまとめられ、かつ比較的簡便で少数の部材により高剛性に形成される。また、ランプボックスをフェンダインナーパネルやサイドレール等に固着することにより更に前部の剛性を高めることができると共にランプボックスを箱体状に形成し、ヘッドランプを内部に密閉状態で収納することによりヘッドランプ側への塵埃や水の進入等が防止されて保護されると共にその耐久性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャブ前部骨組構造の概要構造を示す模式的斜視図。
【図2】図2のA矢視の正面図。
【図3】本発明のキャブ前部骨組構造におけるランプボックスの構造とその取付状態を示す部分斜視図。
【図4】本発明のキャブ前部骨組構造の詳細構造を示す斜視図。
【図5】略ボンネットタイプのキャブの概要構造を示す側面図。
【図6】従来のボンネットタイプのキャブの前部骨組構造を示す模式的斜視図。
【符号の説明】
1 前部骨組構造
2 フロントウインドパネル
3 フロントピラ
4 カウルアッパパネル
5 フェンダインナーパネル
5a 側板部
5b フランジ部
5c フランジ部
6 ダッシュパネル
7 フロアプレート
8 クロスメンバ
9 サイドレール
10 ランプボックス
11 フランジ部
12 開口部
13 前板
14 側板
15 側板
16 開口部
17 後板
18 フロントガラス
19 トンネル部
20 プレート
21 プレート面
22 プレート面
23 取付孔
24 取付孔
25 取付孔
26 取付孔
27 当接面
28 取付孔
29 取付孔
30 ブラケット
31 当接面
32 取付孔
33 取付孔
34 凹部

Claims (1)

  1. エンジンをキャブの前方側の下方に配置するキャブ前部の骨組構造であって、該骨組構造はフロントガラスを囲むフロントウインドパネルと、この左右端に連結固定されるフロントピラと、該フロントピラに基端側を固定し車両の前方側に張り出して配設される左右のフェンダインナーパネルと、前記フロントウインドパネルの下方に連結固定されると共に前記フェンダインナーパネルに両端を支持されるカウルアッパパネルと、該カウルアッパパネルに上縁を固定し左右を前記フェンダインナーパネルに固定し車両の進行方向とほぼ直交して配置されるダッシュパネルと、該ダッシュパネルと前記フェンダインナーパネルの下面に固定されほぼ水平面に沿って敷設されるフロアプレートと、該フロアプレートの下面に配置されキャブを支持するサイドレールと、左右の前記サイドレールと前記フェンダインナーパネル間に架設されて固持されるクロスメンバとを備え、更に該サイドレールの側面には箱体状のランプボックスが固定され、該ランプボックスの上面は前記フェンダインナーパネルの下面側に連結支持されることを特徴とするキャブ前部骨組構造。
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