JPH0586763U - エンジンルームの遮音装置 - Google Patents
エンジンルームの遮音装置Info
- Publication number
- JPH0586763U JPH0586763U JP3612892U JP3612892U JPH0586763U JP H0586763 U JPH0586763 U JP H0586763U JP 3612892 U JP3612892 U JP 3612892U JP 3612892 U JP3612892 U JP 3612892U JP H0586763 U JPH0586763 U JP H0586763U
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- sound insulation
- sound
- rubber
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- plates
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンルーム内のエンジン、エンジン補機
等の点検整備性を向上する。 【構成】 チルトアップ可能なキャブの底面に垂設され
た第1遮音板18,19と、キャブの下方のシャシフレ
ーム11に遮音板18,19の内側に上端が位置するよ
うに立設された第2遮音板21,22と、第1遮音板1
8,19と第2遮音板21,22の上端との間隙をシー
ルする中空な弾性シール材26,27とを備える。弾性
シール材26,27のラバー基部26a,27aが第2
遮音板21,22の上端外面又は第1遮音板18,19
の内面のいずれかに取付けられ、そのラバー先端26
b,27bが第1遮音板18,19の内面又は第2遮音
板21,22の上端外面に密着可能にかつラバー基部2
6a,27aの中心線Aより上方又は下方に偏倚して、
断面形状において非対称に形成される。
等の点検整備性を向上する。 【構成】 チルトアップ可能なキャブの底面に垂設され
た第1遮音板18,19と、キャブの下方のシャシフレ
ーム11に遮音板18,19の内側に上端が位置するよ
うに立設された第2遮音板21,22と、第1遮音板1
8,19と第2遮音板21,22の上端との間隙をシー
ルする中空な弾性シール材26,27とを備える。弾性
シール材26,27のラバー基部26a,27aが第2
遮音板21,22の上端外面又は第1遮音板18,19
の内面のいずれかに取付けられ、そのラバー先端26
b,27bが第1遮音板18,19の内面又は第2遮音
板21,22の上端外面に密着可能にかつラバー基部2
6a,27aの中心線Aより上方又は下方に偏倚して、
断面形状において非対称に形成される。
Description
【0001】
本考案はチルトアップ可能なキャブの下方に形成されるエンジンルームの遮音 装置に関する。更に詳しくは、弾性シール材の形状に特徴のあるエンジンルーム の遮音装置に関するものである。
【0002】
この種のエンジンルームは、エンジン騒音の外部への漏洩を防ぐために、図3 の左側部分に示すように、キャブのフロアパネル33の底面にフロア支持メンバ 37を介して第1遮音板39が垂設され、キャブの下方のシャシフレーム31b に遮音板39の内側に上端が位置するように第2遮音板42が立設される。そし て第1遮音板39と第2遮音板42の上端との間隙は中空なシールラバー47で シールされている。 このシールラバー47はその断面形状においてラバー基部の中心線に対して対 称形に作られているため、第1遮音板39に密着するラバーの先端位置がラバー 基部の中心線上にあり、結果として幅のあるラバー基部が取付けられる第2遮音 板42の上端はラバー先端より高くなる。
【0003】
このような理由からシャシフレームに立設された第2遮音板の高さを高くする と、この遮音装置を備えたエンジンルーム内のエンジン、エンジン補機等を点検 したり、或いは整備するために、キャブをチルトアップさせた場合に、それらの 点検整備が作業性を損う不具合を生じる。 本考案の目的は、エンジンルーム内のエンジン、エンジン補機等の点検整備性 を向上し得るエンジンルームの遮音装置を提供することにある。
【0004】
上記目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図1及び図2に基 づいて説明する。 本考案は、チルトアップ可能なキャブ12の底面に垂設された第1遮音板18 ,19と、キャブ12の下方のシャシフレーム11に遮音板18,19の内側に 上端が位置するように立設された第2遮音板21,22と、第1遮音板18,1 9と第2遮音板21,22の上端との間隙をシールする中空な弾性シール材26 ,27とを備えたエンジンルームの遮音装置の改良である。 その特徴ある構成は、弾性シール材26,27のラバー基部26a,27aが 第2遮音板21,22の上端外面又は第1遮音板18,19の内面のいずれかに 取付けられ、そのラバー先端26b,27bが第1遮音板18,19の内面又は 第2遮音板21,22の上端外面に密着可能にかつラバー基部26a,27aの 中心線Aより上方又は下方に偏倚して形成されたことにある。
【0005】
図示するように、弾性シール材26,27を第2遮音板21,22の上端外面 に取付けた場合には、第2遮音板21,22に取付けたラバー基部26a,27 aの位置よりも第1の遮音板18,19の内面に密着するラバー先端26b,2 7bの位置が高くなる。図示しないが、弾性シール材26,27を第1遮音板の 内面に取付けた場合には、第2遮音板に取付けたラバー基部の位置よりも第2の 遮音板の上端外面に密着するラバー先端の位置が低くなる。 この結果、第2遮音板21,22の高さを低くすることができる。
【0006】
次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明する。 図1〜図3に示すように、キャブオーバ型トラック10のシャシフレーム11 の一対のサイドメンバ11a,11bの間、及びキャブ12のフロアパネル13 の下方にはエンジン14が搭載される。このエンジン14は図示しないマウント 構造によりサイドメンバ11a,11bにより支持される。またエンジン14の 前端には冷却ファン14aが回転可能に取付けられ、冷却ファン14aの前方に はラジエータ15が設けられる(図2)。 フロアパネル13の底面には一対の第1遮音板18,19が垂設される。具体 的にはトラック10の進行方向に延びる一対のフロア支持メンバ16,17が固 着され、これらの支持メンバ16,17の内側面に一対の第1遮音板18,19 の上端がそれぞれ固着される(図1)。一対の第1遮音板18,19はエンジン 14の上部両側面をそれぞれ遮蔽する。
【0007】 このキャブ12の下方のサイドメンバ11a,11bには第1遮音板18,1 9の内側に上端が位置するように一対の第2遮音板21,22が立設される。フ ロアパネル13の底面、第1遮音板18,19及び第2遮音板21,22の各内 面には吸音材23,24及び25がそれぞれ貼付される。 第1遮音板18,19と第2遮音板21,22の上端との間隙はシールラバー 26,27によりシールされる。この例では第2遮音板21,22の上端外面に シールラバー26,27の基部26a,27aがねじ29により取付けられる。 これらのラバー先端26b,27bは第1遮音板18,19の内面に密着可能に かつラバー基部26a,27aの中心線Aより上方に偏倚して形成される。この 例では偏倚量Dは約20mmである。
【0008】 このように構成された遮音装置の特徴ある点を図3に基づいて説明する。図3 の右側部分は図1の要部拡大図であり、左側部分はこれに対応する従来の遮音装 置の要部拡大図である。左側部分の各構成要素は右側部分の各構成要素の符号に 20を加えて示している。 図3に示すように、従来の遮音装置ではシールラバー47はその断面形状にお いてラバー基部の中心線に対して対称形に作られているため、第1遮音板39に 密着するラバーの先端位置はラバー基部の中心線上にあり、結果として幅のある ラバー基部が取付けられる第2遮音板42の上端はラバー先端より高い。 これに対して、実施例の遮音装置ではシールラバー27はその断面形状におい てラバー基部の中心線に対して非対称形に作られ、ラバー先端が上向いているた め、第1遮音板19に密着するラバーの先端位置はラバー基部の中心線より上方 の位置にあり、結果として幅のあるラバー基部が取付けられても第2遮音板22 の上端はラバー先端より低くなる。この例では実施例の第2遮音板22の高さと 従来の第2遮音板42の高さの差dは約25mmである。
【0009】 なお、上記例ではシールラバーの基部を第2遮音板の上端外面に取付けたが、 本考案はシールラバーの基部を第1遮音板の内面に取付け、ラバー先端が第2遮 音板の上端外面に密着するように構成することもできる。 また、弾性シール材はラバーに限らず他の弾性材を用いてもよい。
【0010】
以上述べたように、本考案によれば、弾性シール材の先端をその基部中心線よ り偏倚させて、断面形状において非対称形にすることにより、シャシフレームに 立設した第2遮音板の高さを従来より低くでき、エンジンルーム内のエンジン、 エンジン補機等の点検整備性を向上することができる。
【図1】本考案一実施例のエンジンルームの遮音装置を
示す図2のB−B線断面図。
示す図2のB−B線断面図。
【図2】その遮音装置を備えたトラックのキャブの側面
図。
図。
【図3】実施例遮音装置と従来の遮音装置とを比較して
示す要部拡大断面図。
示す要部拡大断面図。
11 シャシフレーム 12 キャブ 18,19 第1遮音板 21,22 第2遮音板 26,27 シールラバー(弾性シール材) 26a,27a ラバー基部 26b,27b ラバー先端
Claims (1)
- 【請求項1】 チルトアップ可能なキャブ(12)の底面に
垂設された第1遮音板(18,19)と、 前記キャブ(12)の下方のシャシフレーム(11)に前記遮音
板(18,19)の内側に上端が位置するように立設された第
2遮音板(21,22)と、 前記第1遮音板(18,19)と前記第2遮音板(21,22)の上端
との間隙をシールする中空な弾性シール材(26,27)とを
備えたエンジンルームの遮音装置において、 前記弾性シール材(26,27)はそのラバー基部(26a,27a)が
前記第2遮音板(21,22)の上端外面又は前記第1遮音板
(18,19)の内面のいずれかに取付けられ、 そのラバー先端(26b,27b)が前記第1遮音板(18,19)の内
面又は前記第2遮音板(21,22)の上端外面に密着可能に
かつ前記ラバー基部(26a,27a)の中心線(A)より上方又は
下方に偏倚して形成されたことを特徴とするエンジンル
ームの遮音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992036128U JP2597328Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | エンジンルームの遮音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992036128U JP2597328Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | エンジンルームの遮音装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586763U true JPH0586763U (ja) | 1993-11-22 |
JP2597328Y2 JP2597328Y2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=12461150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992036128U Expired - Lifetime JP2597328Y2 (ja) | 1992-04-30 | 1992-04-30 | エンジンルームの遮音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597328Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56355U (ja) * | 1979-06-15 | 1981-01-06 |
-
1992
- 1992-04-30 JP JP1992036128U patent/JP2597328Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56355U (ja) * | 1979-06-15 | 1981-01-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597328Y2 (ja) | 1999-07-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |