JP2597317Y2 - 基準電源回路 - Google Patents

基準電源回路

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JP2597317Y2
JP2597317Y2 JP1993021312U JP2131293U JP2597317Y2 JP 2597317 Y2 JP2597317 Y2 JP 2597317Y2 JP 1993021312 U JP1993021312 U JP 1993021312U JP 2131293 U JP2131293 U JP 2131293U JP 2597317 Y2 JP2597317 Y2 JP 2597317Y2
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transistor
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田 俊 宏 鎌
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、基準電源回路に関し、
更に詳しく述べるならば、通信機器やOA、AV等の電
気機器において用いられる基準電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種装置に用いられる半導体
素子で構成された電源回路においては、近年小型・軽量
化のため乾電池1本で駆動を行うように構成されてい
る。このような電源回路においては、用いられている製
品の回路を駆動する際には、低電圧で安定な基準電源で
あることが必要とされている。従来から用いられている
このような基準電源回路の例を図2に示す。図2におい
て、1は電源供給端子(Vin)、2は電源出力端子
(Vout)、3は共通端子(GND)、4は基準電圧
出力端子(Vt)、5はカレントミラー回路、6は差動
増幅回路である。Q1〜Q4、Q9はPNPトランジス
タ、Q5〜Q8、Q10、Q11はNPNトランジス
タ、R0〜R4は抵抗である。
【0003】電源供給端子1と電源出力端子2間には、
カレントミラー回路5を形成するトランジスタQ1、Q
2の両エミッタが共通接続されており、トランジスタQ
1のコレクタと共通端子3間には、抵抗R0とR1との
直列回路が接続されている。またトランジスタQ1のベ
ースは、抵抗R0とR1との接続点に直結され、トラン
ジスタQ2のベースはQ1のコレクタと抵抗R0との接
続点に直結されている。つまりトランジスタQ1とQ2
のベース間は、抵抗R0を介して接続されていることに
なる。
【0004】一方、トランジスタQ2のコレクタと共通
端子3間には、レベル調整用の抵抗R2、R3、R4、
トランジスタQ7のコレクタ・エミッタ路を介する直列
回路が接続されている。トランジスタQ2のコレクタと
抵抗R2との接続点には差動増幅回路6を構成するトラ
ンジスタQ3とQ4の両エミッタが共通接続され、その
両ベースは短絡され、その両コレクタは差動増幅器61
を形成する一対のNPNトランジスタQ5、Q6のコレ
クタにそれぞれ接続されている。Q5、Q6の両エミッ
タは共通接続され、トランジスタQ8のコレクタ・エミ
ッタ路を介して共通端子3に接続されている。またトラ
ンジスタQ5のベースは抵抗R2とR3の接続点に接続
され、Q6のベースは抵抗R3とR4の接続点に接続さ
れている。
【0005】そしてトランジスタQ5のコレクタには基
準電圧出力端子4にそのエミッタが接続されたトランジ
スタQ9のベースが接続され、そのコレクタはトランジ
スタQ7、Q8のベースとそのベースが共通接続され、
かつ共通端子3にそのエミッタが接続されたトランジス
タQ10のコレクタに接続されている。また、トランジ
スタQ9とQ10のコレクタの接続点すなわち制御出力
端aには、コレクタが基準電圧出力端子4に接続され、
そのエミッタが共通端子3に接続されているトランジス
タQ11のベースが接続されている。ここで、抵抗R3
とトランジスタQ7との間に設けられた抵抗R4は差動
増幅器61を構成するトランジスタQ5とQ6を所定の
動作点にバイアスするためのものである。またトランジ
スタQ9、Q10およびQ11は、基準電圧出力端子4
の出力電圧の変動を防ぐために設けられた出力制御回路
を構成する。
【0006】このような基準電源回路において、電源供
給端子1に電源Vinが供給されると、Q1のエミッタ
・コレクタおよび抵抗R0、R1を介して電流I1が共
通端子3に流れる。同時にトランジスタQ2のエミッタ
・コレクタにも電流I2が流れるが、トランジスタQ1
のベースとコレクタ間には抵抗R0が挿入されているた
め、トランジスタQ2のベース電位が抵抗R0に制御さ
れて電源電圧の変動に伴う電流I2の変動を小さくする
ように形成されている。電流I2が流れることにより、
トランジスタQ3、Q4、Q5、Q6を含む差動増幅回
路6も動作する。これに伴って制御素子であるトランジ
スタQ11もオンとなり、基準電圧出力端子4から基準
となる出力電圧Vtが取り出される。尚、差動増幅器6
1のトランジスタ6は8個のトランジスタが並列接続さ
れた構成であり(図示せず)、従ってトランジスタQ6
のエミッタ面積はトランジスタQ5に比し8倍のエミッ
タ面積を有する。
【0007】このような状態から、負荷変動等によって
基準電圧出力端子4の出力電圧Vtが例えば増大する方
向に変化するとトランジスタQ11はより強くオンにな
りコレクタ・エミッタ電流が増える。これによって前段
の定電流回路から供給される電流は減少するため、カレ
ントミラー回路5から供給される出力電圧Vtは下げら
れる。一方、出力電圧Vtが減少する方向に変化すると
前述したこととは逆に出力電圧Vtを上げるように動作
し、結果として出力電圧Vtを一定に保とうとするよう
に構成されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の回路構成にあつては次のような問題点があっ
た。図2に示す従来例は、トランジスタQ1のベースと
コレクタ間に抵抗R0を挿入接続するという構成で、電
源電圧の変動に伴う電流I2の変動を小さくするように
して、結果として差動増幅器を介しての基準となる出力
電圧Vtを出力するための出力段の制御素子であるトラ
ンジスタQ11の動作点が大きく変動しないように考慮
しているが、この種基準電源回路をコードレス電話装置
等の通信機器に用いる場合には更に厳密な安定度が求め
られていることもあり、実用上は不十分であり安定した
回路動作を行うことができず、電源電圧の変動を受けや
すいという欠点があった。この考案の目的は、前記従来
の問題点を除去し、電源電圧の変動の影響を受けにく
く、安定した基準となる出力電圧Vtを取り出すことが
できる簡易な回路構成の基準電源回路を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、電源供給端子1と電源出力端子2間に、両
エミッタが共通接続されたカレントミラー回路5を形成
するPNPトランジスタQ1、Q2と、該PNPトラン
ジスタQ1のコレクタと共通端子3間に接続された抵抗
R0とR1とから成る第1の直列回路と、該PNPトラ
ンジスタQ2のベースは該PNPトランジスタQ1のコ
レクタと抵抗R0との接続点に接続されるとともに、そ
のコレクタに接続され、そのコレクタと共通端子3間に
形成された抵抗R2、R3、R4とNPNトランジスタ
Q7のコレクタ・エミッタ路を介する第2の直列回路を
含んで構成された差動増幅回路6と、該PNPトランジ
スタQ1のベースは該抵抗R0とR1との接続点に接続
されるとともに、そのベースと共通端子3間に形成され
たNPNトランジスタQ12のコレクタ・エミッタ路を
介する第3の直列回路と、該トランジスタQ2のコレク
タに結合された基準電圧出力端子4と、該差動増幅回路
6の制御出力端aにベースが接続されるとともに、該基
準電圧出力端子4にコレクタが接続され、かつ共通端子
3にそのエミッタが接続されたNPNトランジスタQ1
1と、から構成した点に特徴がある。
【0010】
【実施例】以下本考案を図面を基に詳細に説明する。図
1は本考案の一実施例を示す基準電源回路の回路構成図
である。図1において、図2と同一符号は同一物を示
す。Q12はNPNトランジスタである。電源供給端子
1と電源出力端子2間には、カレントミラー回路5を形
成するトランジスタQ1、Q2の両エミッタが共通接続
されており、トランジスタQ1のコレクタと共通端子3
間には、抵抗R0とR1との第1の直列回路が接続され
ている。またトランジスタQ1のベースは、抵抗R0と
R1との接続点に直結されるとともに、更にQ1のベー
スと共通端子3間にはトランジスタQ12のコレクタ・
エミッタ路を介する第3の直列回路が形成されている。
またトランジスタQ2のベースはQ1のコレクタと抵抗
R0との接続点に直結されている。つまりトランジスタ
Q1とQ2のベース間は、抵抗R0を介して接続されて
いることになる。
【0011】一方、トランジスタQ2のコレクタと共通
端子3間には、レベル調整用の抵抗R2、R3、R4、
トランジスタQ7のコレクタ・エミッタ路を介する第2
の直列回路が接続されている。トランジスタQ2のコレ
クタと抵抗R2との接続点には差動増幅回路6を構成す
るトランジスタQ3とQ4の両エミッタが共通接続さ
れ、その両ベースは短絡され、その両コレクタは差動増
幅器61を形成する一対のNPNトランジスタQ5、Q
6のコレクタにそれぞれ接続されている。Q5、Q6の
両エミッタは共通接続され、トランジスタQ8のコレク
タ・エミッタ路を介して共通端子3に接続されている。
またトランジスタQ5のベースは抵抗R2とR3の接続
点に接続され、Q6のベースは抵抗R3とR4の接続点
に接続されている。
【0012】そして、トランジスタQ5のコレクタには
基準電圧出力端子4にそのエミッタが接続されたトラン
ジスタQ9のベースが接続され、そのコレクタはトラン
ジスタQ7、Q8のベースとそのベースが共通接続さ
れ、かつ共通端子3にそのエミッタが接続されたトラン
ジスタQ10のコレクタに接続されている。またトラン
ジスタQ9とQ10のコレクタの接続点すなわち制御出
力端aには、コレクタが基準電圧出力端子4に接続さ
れ、そのエミッタが共通端子3に接続されているトラン
ジスタQ11のベースが接続されている。ここで、抵抗
R3とトランジスタQ7との間に設けられた抵抗R4は
差動増幅器61を構成するトランジスタQ5とQ6を所
定の動作点にバイアスするためのものである。またトラ
ンジスタQ9、Q10およびQ11は、基準電圧出力端
子4の出力電圧の変動を防ぐために設けられた出力制御
回路を構成する。
【0013】このような基準電源回路において、電源供
給端子1に電源Vinが供給されると、Q1のエミッタ
・コレクタおよび抵抗R0、R1を介する第1の直列回
路には電流I1が共通端子3に流れる。同時にトランジ
スタQ2のエミッタ・コレクタ路、抵抗R2、R3、R
4、トランジスタQ7のコレクタ・エミッタ路を介する
第2の直列回路にも電流I2が流れるが、トランジスタ
Q1のベースとコレクタ間には抵抗R0が挿入されてい
るため、トランジスタQ2のベース電位が抵抗R0に制
御されて電源電圧の変動に伴う電流I2の変動を小さく
するように形成されている。
【0014】一方、トランジスタQ1のベースと共通端
子3間には、トランジスタQ12のコレクタ・エミッタ
路を介する第3の直列回路が設けられているため、トラ
ンジスタQ1のエミッタ・コレクタ路に流れる電流は、
抵抗R1があるためトランジスタQ12のループに電流
I3としてより多く流れることになる。すなわち、電流
I1<<I3の関係になるように構成されているため、
第2の直列回路を流れる電流I2は極めて小となる。故
に図1に示す従来回路より電源電圧変動に伴う電流I2
の変動を更に少なくすることができる。電流I2が流れ
ることにより、トランジスタQ3、Q4、Q5、Q6を
含む差動増幅回路6も動作する。これに伴って制御素子
であるトランジスタQ11もオンとなり、基準電圧出力
端子4から基準となる出力電圧Vtが取り出される。
【0015】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
はトランジスタQ1のベースと共通端子3間に第3の直
列回路を設けることにより、第2の直列回路に流れる電
流I2を極めて小とすることができるので、簡易な回路
構成にして電源電圧の変動に伴う出力電圧Vtの変動を
少なくして取り出すことができるという実用上の利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す基準電源回路の回路構
成図である。
【図2】従来の基準電源回路の一例を示す回路構成図で
ある。
【符号の説明】
1 電源供給端子(Vin) 2 電源出力端子(Vout) 3 共通端子(GND) 4 基準電圧出力端子(Vt) 5 カレントミラー回路 6 差動増幅回路 61 差動増幅器 Q1、Q2、Q3、Q4、Q9 PNPトランジスタ Q5、Q6、Q7、Q8、Q10、Q11、Q12 N
PNトランジスタ R0〜R4 抵抗

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源供給端子1と電源出力端子2間に、
    両エミッタが共通接続されたカレントミラー回路5を形
    成するトランジスタQ1、Q2と、 該トランジスタQ1のコレクタと共通端子3間に接続さ
    れた抵抗R0とR1とから成る第1の直列回路と、 該トランジスタQ2のベースは該トランジスタQ1のコ
    レクタと抵抗R0との接続点に接続されるとともに、そ
    のコレクタに接続され、そのコレクタと共通端子3間に
    形成された抵抗R2、R3、R4とトランジスタQ7の
    コレクタ・エミッタ路を介する第2の直列回路を含んで
    構成された差動増幅回路6と、 該トランジスタQ1のベースは該抵抗R0とR1との接
    続点に接続されるとともに、そのベースと共通端子3間
    に形成されたトランジスタQ12のコレクタ・エミッタ
    路を介する第3の直列回路と、 該トランジスタQ2のコレクタに結合された基準電圧出
    力端子4と、 該差動増幅回路6の制御出力端aにベースが接続される
    とともに、該基準電圧出力端子4にコレクタが接続さ
    れ、かつ共通端子3にそのエミッタが接続されたトラン
    ジスタQ11と、 から構成されたことを特徴とする基準電源回路。
JP1993021312U 1993-03-31 1993-03-31 基準電源回路 Expired - Lifetime JP2597317Y2 (ja)

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JPH0675017U JPH0675017U (ja) 1994-10-21
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