JPH09116393A - コンパレータ回路 - Google Patents

コンパレータ回路

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Publication number
JPH09116393A
JPH09116393A JP7268915A JP26891595A JPH09116393A JP H09116393 A JPH09116393 A JP H09116393A JP 7268915 A JP7268915 A JP 7268915A JP 26891595 A JP26891595 A JP 26891595A JP H09116393 A JPH09116393 A JP H09116393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
base
supplied
current
resistance element
Prior art date
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Pending
Application number
JP7268915A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoutarou Yanagisawa
恭太郎 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7268915A priority Critical patent/JPH09116393A/ja
Publication of JPH09116393A publication Critical patent/JPH09116393A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒステリシス特性のコンパレータ回路におい
て、その特性が電源変動に影響されないようにし、また
所望の特性に変化自在とする。 【解決手段】 トランジスタQ2のベース抵抗R2に、
PNPトランジスタQ7のベース・エミッタ間電圧を介
して基準電圧Vref を供給しておく。この抵抗R2に対
して、トランジスタQ2のオン時にそのオン電流をカレ
ントミラートランジスタQ3,Q6により取出して供給
すると共に、定電流I1をも供給する構成とする。トラ
ンジスタQ2のオフ時のベース電圧VA とオン時のVB
とは共に電源Vccに無関係となり、外部基準電圧Vref
によるものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパレータ回路に
関し、特にヒステリシス特性を有して半導体集積回路に
適した差動回路構成のコンパレータ回路に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコンパレータ回路の構成
例を図2に示す。トランジスタQ1,Q2はエミッタが
互いに共通接続された差動対NPNトランジスタであ
り、トランジスタQ1のベースへ入力信号INが供給さ
れ、トランジスタQ2のベースにはこのコンパレータ回
路の閾値となる基準電圧(VA またはVB )が印加され
ており、そのために、トランジスタQ2のベースとアー
ス電位との間に抵抗R2が接続されている。
【0003】トランジスタQ1のコレクタと回路電源V
ccとの間には、抵抗R1が接続されており、トランジス
タQ1のコレクタとトランジスタQ2のベースとの間が
共通接続されることにより、コンパレータ回路の閾値で
ある基準電圧がVA またはVB に変化して、いわゆるヒ
ステリシス特性を呈する様になっている。その作用につ
いては後述する。
【0004】トランジスタQ2のコレクタ電流は、トラ
ンジスタQ3とQ4とからなるカレントミラー回路によ
り取出されて抵抗R3へ供給される。この抵抗R3に生
ずる電圧が出力トランジスタQ5のベースへ入力され
て、そのコレクタ負荷R4から出力OUTが導出される
ようになっている。
【0005】トランジスタQ2のベースには、閾値電圧
VA として、 VA =R2・Vcc/(R1+R2) の電圧が始めに加わることになる。この状態で、トラン
ジスタQ1のベースに入力信号INが供給されて、トラ
ンジスタQ1のベースがトランジスタQ2のベース電圧
VA を越えると、トランジスタQ1がオンとなって抵抗
R2へ抵抗R1を介して電流Ib が流れる。
【0006】その結果、トランジスタQ2のベース電位
は変化して、 VB =Vcc−I0・R1 に低下することになる。ここに、I0は差動回路の定電
流源の電流値を示すものとする。このトランジスタQ2
のベース電位が変化することにより、コンパレータ回路
の切換え特性が変化することになり、ヒステリシス特性
を有するコンパレータ回路となるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来のこの
種のコンパレータ回路においては、閾値電圧が電源電圧
Vccに依存するので、このVccの値が変動するとコンパ
レータ回路のヒステリシス特性が変化するという欠点が
ある。また、このヒステリシス特性を所望に制御できな
いという問題もある。
【0008】本発明の目的は、電源変動に対してヒステ
リシス特性が変動することなく安定な特性を得ることが
できるコンパレータ回路を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、ヒステリシス特性を
所望に変化制御可能なコンパレータ回路を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、差動接
続構成とされた一対の第1及び第2のトランジスタを有
し、前記第1のトランジスタのベースに入力信号が供給
され、前記第2のトランジスタのベースに外部基準電圧
が供給されたコンパレータ回路であって、前記第2のト
ランジスタのベースに一端が接続された抵抗素子と、前
記抵抗素子の他端に対してベース・エミッタ間電圧を介
して基準電圧を供給する第3のトランジスタと、前記抵
抗素子へ前記第2のトランジスタの導通時にそのコレク
タ電流に等しい電流を供給する電流供給手段と、前記抵
抗素子へ所定定電流を供給する定電流源とを含むことを
特徴とするコンパレータ回路が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の作用について述べる。基
準電圧がベースに印加されるトランジスタののベースに
抵抗素子の一端を接続し、この抵抗素子の他端にトラン
ジスタのベース・エミッタ間電圧を介して外部基準電圧
を供給しておく。そしてこの抵抗素子への供給電流を回
路電源Vccとは無関係の定電流を供給するのである。こ
れにより、回路電源Vccに依存せず、また外部基準電圧
により所望に変化自在なヒステリシス特性が得られるこ
とになるのである。
【0012】以下、図面を用いて本発明の実施例につい
て説明する。
【0013】図1は本発明の実施例の回路図であり、図
2と同等部分は同一符号にて示している。差動対トラン
ジスタQ1のベースには入力信号INが供給されてお
り、トランジスタQ2のベースには抵抗R2の一端が接
続されている。この抵抗R2の他端には、エミッタフォ
ロワPNPトランジスタQ7のベース・エミッタ間電圧
VBEを介して外部基準電圧Vref が供給されている。
【0014】この抵抗R2には、トランジスタQ2がオ
ンした時にこのトランジスタQ2のコレクタ電流(I
0)を、トランジスタQ3とQ6とによるカレントミラ
ー回路により取出して供給するようになっている。更
に、この抵抗R2には、定電流源による定電流I1が供
給されるようになっている。
【0015】尚、他の構成は図2のそれと同一でありそ
の説明は省略するものとする。
【0016】かかる構成において、トランジスタQ1の
ベース入力INがトランジスタQ2のベース電圧VA よ
りも大なるときは、トランジスタQ1がオンしトランジ
スタQ2がオフとなっている。この時のトランジスタQ
2のベース電圧VA は、 VA =Vref +VBE+I1・R2 となる。
【0017】次に、トランジスタQ1のベース入力IN
がVA より低くなると、トランジスタQ1がオフしトラ
ンジスタQ2がオンとなる。よって、トランジスタQ2
のベース電圧VB は、 VB =Vref +VBE+(I1+I0)・R2 となる。
【0018】以上の説明から明白な様に、コンパレータ
の切換え特性が可変となり、またこれ等切換えの特性式
は電源電圧Vccに依存しないので、電源電圧Vccが変動
しても切換え特性は変動することはない。また、この切
換え特性は外部基準電圧Vref により変化させることが
できるので、任意に選定することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、コン
パレータの閾値を電源電圧に依存せずに、外部からの基
準電圧に依存する構成としたので、電源変動に強くかつ
ヒステリシス特性も所望に設定できるコンパレータ回路
が得られるという効果があり、また半導体集積回路化に
好適になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】従来のコンパレータの回路例を示す図である。
【符号の説明】
Q1,Q2 差動対トランジスタ Q3,Q4,Q6 カレントミラートランジスタ Q5 出力トランジスタ Q7 エミッタフォロワPNPトランジスタ R1〜R4 抵抗素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 差動接続構成とされた一対の第1及び第
    2のトランジスタを有し、前記第1のトランジスタのベ
    ースに入力信号が供給され、前記第2のトランジスタの
    ベースに基準電圧が供給されたコンパレータ回路であっ
    て、前記第2のトランジスタのベースに一端が接続され
    た抵抗素子と、前記抵抗素子の他端に対してベース・エ
    ミッタ間電圧を介して外部基準電圧を供給する第3のト
    ランジスタと、前記抵抗素子へ前記第2のトランジスタ
    の導通時にそのコレクタ電流に等しい電流を供給する電
    流供給手段と、前記抵抗素子へ所定定電流を供給する定
    電流源とを含むことを特徴とするコンパレータ回路。
  2. 【請求項2】 前記第3のトランジスタは前記第1及び
    第2のトランジスタとは逆極性のトランジスタであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンパレータ回路。
  3. 【請求項3】 前記電流供給手段は、前記第2のトラン
    ジスタのコレクタに接続されてこのコレクタ電流を前記
    抵抗素子へ供給するカレントミラー回路であることを特
    徴とする請求項1または2記載のコンパレータ回路。
JP7268915A 1995-10-18 1995-10-18 コンパレータ回路 Pending JPH09116393A (ja)

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