JP2594693Y2 - 作業機用走行台車 - Google Patents

作業機用走行台車

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JP2594693Y2
JP2594693Y2 JP1993051213U JP5121393U JP2594693Y2 JP 2594693 Y2 JP2594693 Y2 JP 2594693Y2 JP 1993051213 U JP1993051213 U JP 1993051213U JP 5121393 U JP5121393 U JP 5121393U JP 2594693 Y2 JP2594693 Y2 JP 2594693Y2
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JP
Japan
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cylinder
support frame
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vertical
traveling
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JP1993051213U
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JPH0719074U (ja
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幸雄 森谷
英夫 小境
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クレーン等の作業機を
取付ける作業機用走行台車、詳しくは台車本体に左右一
対の履帯式走行体を取付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】台車本体に左右一対の履帯式走行体を取
付けた作業機用走行台車としては、例えば特開昭47−
7409号公報に示すものが知られている。つまり、台
車本体に案内用の筒体を一対設け、この各筒体に支持腕
を摺動自在にそれぞれ嵌挿し、その各支持腕に左右の履
帯式走行体の支持枠をそれぞれ連結すると共に、その各
支持枠と台車本体に亘ってシリンダをそれぞれ連結し、
そのシリンダを伸縮することで左右の履帯式走行体の間
隔を調整できるようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる作業機用走行台
車であれば左右の履帯式用走行体の間隔を大きくすれば
クレーン作業時の車体安定性を向上できるし、左右の履
帯式走行体の間隔を小さくすれば狭い場所を走行でき
る。しかしながら前述の作業機用走行台車であると、走
行時に台車本体と支持枠が走行方向と上下方向にずれ、
そのずれを案内用の筒体と支持腕の嵌挿部で支持するの
で、その筒体と支持腕の嵌挿部及び支持腕に無理な力が
作用し、筒体や支持腕を損傷することがあるばかりか、
その支持腕を剛性大とする必要があってコストが高いも
のとなる。
【0004】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにした作業機用走行台車を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】台車本体1を上部が開口
した箱状体とし、その台車本体1の底部に前後一対の左
ガイド筒体9と前後一対の右ガイド筒体10をそれぞれ
平行に取付け、この各左ガイド筒体9に摺動自在に嵌挿
した左支持アーム11を左履帯式走行体13の左支持枠
14に連結し、前記各右ガイド筒体10に摺動自在に嵌
挿した右支持アーム12を右履帯式走行体23の右支持
枠24に連結し、前記台車本体1と左支持枠14に亘っ
て左用シリンダ16を前後方向に向う横ピン20と縦ピ
ン22で連結し、前記台車本体1と右支持枠24に亘っ
て右用シリンダ26を前後方向に向う横ピン30と縦ピ
ン32で連結した作業機用走行台車。
【0006】
【作 用】台車本体1と左右支持枠14,24の走行
方向のずれを左右用シリンダ16,26を連結する横ピ
ン20,30で支持できるし、上下方向のずれを左右用
シリンダ16,26を連結する縦ピン22,32で支持
でき、左右用ガイド筒体9,10と左右用支持アーム1
1,12の嵌合部に無理な力が作用せず損傷を防止でき
るし、左右用支持アーム11,12の剛性を弱くできる
からコストを安くできる。また、台車本体1を上部が開
口した箱状体とすることでその台車本体1内に動力源な
どの機器を簡単に取付け、外しできると共に、それら外
部に露出せずに保護でき、しかも台車本体1の底部に左
右用ガイド筒体9,10を取付けたことにより台車本体
1を補強できる。
【0007】
【実 施 例】図1と図2に示すように、台車本体1は
底板2と前縦板3と後縦板4と左縦板5と右縦板6によ
り上部が開口して箱状体となり、その左右縦板4,5の
前後には下方に開口した下向コ字状の一対の切欠部8が
それぞれ形成され、この各切欠部8に角筒状の左ガイド
筒体9と右ガイド筒体10が嵌合してそれぞれ取付け固
着され、この左右ガイド筒体9,10によって台車本体
1を補強している。
【0008】前記前後一対の左ガイド筒体9には前後一
対の左支持アーム11が摺動自在にそれぞれ嵌挿され、
この左支持アーム11は左縦板5より側方に突出し、前
後一対の右ガイド筒体10には前後一対の右支持アーム
12が摺動自在にそれぞれ嵌挿され、この右支持アーム
12は右縦板6よりも側方に突出している。
【0009】前記前後一対の左支持アーム11は左履帯
式走行体13の左支持枠14にボルト15で連結され、
この左支持枠14と台車本体1とに亘って左用シリンダ
16が連結してある。この左用シリンダ16はシリンダ
チューブ17にピストンロッド18を備えたピストンを
嵌挿した複動シリンダとなり、そのシリンダチューブ1
7が台車本体1の底板2における右寄りに固着した左用
縦向ブラケット19に前後方向に向う横ピン20で連結
され、ピストンロッド18が左支持枠14に固着した左
用横向ブラケット21に縦ピン22で連結され、この左
用シリンダ16のピストンロッド18を伸縮すると左支
持アーム11が左ガイド筒体9に沿って摺動した左支持
枠14が左右方向に移動する。
【0010】前記前後一対の右支持アーム12は右履帯
式走行体23の右支持枠24にボルト25で連結され、
この右支持枠24と台車本体1とに亘って右用シリンダ
26が連結してある。この右用シリンダ26はシリンダ
チューブ27にピストンロッド28を備えたピストンを
嵌挿した複動シリンダとなり、そのシリンダチューブ2
7が台車本体1の底板2における左寄りに固着した右用
縦向ブラケット29に前後方向に向う横ピン30で連結
され、ピストンロッド28が右支持枠24に固着した右
用横向ブラケット31に縦ピストン32で連結され、こ
の右用シリンダ26のピストンロッド28を伸縮すると
右支持アーム12が右ガイド筒体10に沿って摺動して
右支持枠24が左右方向に移動する。これにより、左右
履帯式走行体13,23の間隔を調整できる。
【0011】前述のように左右用シリンダ16,26を
連結することで台車本体1と左右支持枠14,24の走
行方向及び上下方向のずれを支持できる。つまり、走行
方向のずれは横ピン20,30により吸収し、上下方向
のずれは縦ピン22,23で支持できる。
【0012】前記左右ガイド筒体9,10と左右支持ア
ーム11,12は引抜き角型材を所定長さに切断したも
のとなって摺動時の平行度を確保できるようにしてある
と共に、左右ガイド筒体9,10の内周面には図3に示
すようにナイロンパッキン等の固定側パッキン40が取
付けられ、左右支持アーム11,12の外周面にはナイ
ロンパッキン等の可動側パッキン41が取付けてあり、
左右ガイド筒体9,10にはナット部材42が固着さ
れ、そのナット部材42に螺合したボルト43がストッ
パとなり、左右支持アーム11,12に設けた突起44
がボルト43に当接して左右支持アーム11,12の最
長ストロークを規制しており、右ガイド筒体10にはリ
ミットスイッチ45が取付けられ、右支持枠24に連結
したロッド46にドッグ47が取付けてあって、右支持
枠24が張り出した時にドッグ47でリミットスイッチ
45がONして左右履帯式走行体13,23の間隔を大
としたこと、つまり拡張したことを検出できるようにし
てある。
【0013】前記台車本体1を構成する前縦板3、後縦
板4、右縦板5、左縦板6の上縁部は外側に向けて下向
きコ字状に折曲げして補強用縦片50と下向凹部51が
4周連続して形成され、これにより台車本体1の開口縁
の強度を向上していると共に、その下向凹部51にリブ
52が設けられ、図4、図5に示すように外装縦板5
3、横板54を取付けるボルト55がそのリブ52に螺
合されて外装縦板53、横板54を強固に取付けできる
ようにしてある。
【0014】
【考案の効果】台車本体1と左右支持枠14,24の走
行方向のずれを左右用シリンダ16,26を連結する横
ピン20,30で支持できるし、上下方向のずれを左右
用シリンダ16,26を連結する縦ピン22,32で支
持でき、左右用ガイド筒体9,10と左右用支持アーム
11,12の嵌合部に無理な力が作用せずに損傷を防止
できるし、左右用支持アーム11,12の剛性を弱くで
きるからコストを安くできる。また、台車本体1を上部
が開口した箱状体とすることでその台車本体1内に動力
源などの機器を簡単に取付け、外しできると共に、それ
ら外部に露出せずに保護でき、しかも台車本体1の底部
に左右用ガイド筒体9,10を取付けたことにより台車
本体1を補強できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】ガイド筒体と支持アームの詳細断面図である。
【図4】台車本体の縦断面図である。
【図5】台車本体の縦断面図である。
【符号の説明】
1…台車本体、9…左用ガイド筒体、10…右用ガイド
筒体、11…左用支持アーム、12…右用支持アーム、
13…左履帯式走行体、14…左支持枠、16…右用シ
リンダ、17…シリンダチューブ、18…ピストンロッ
ド、19…左用縦向ブラケット、20…横ピン、21…
左用横向ブラケット、22…縦ピン、23…右履帯式走
行体、24…右支持枠、26…右用シリンダ、27…シ
リンダチューブ、28…ピストンロッド、29…右用縦
向ブラケット、30…横ピン、31…右用横向ブラケッ
ト、32…縦ピン。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−7409(JP,A) 特開 平4−87890(JP,A) 実開 昭60−160281(JP,U) 実開 昭63−979(JP,U) 実開 平2−139188(JP,U) 実開 平5−29887(JP,U) 実開 平4−34184(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 55/084

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車本体1を上部が開口した箱状体と
    し、その台車本体1の底部に前後一対の左ガイド筒体9
    と前後一対の右ガイド筒体10をそれぞれ平行に取付
    け、この各左ガイド筒体9に摺動自在に嵌挿した左支持
    アーム11を左履帯式走行体13の左支持枠14に連結
    し、前記各右ガイド筒体10に摺動自在に嵌挿した右支
    持アーム12を右履帯式走行体23の右支持枠24に連
    結し、 前記台車本体1と左支持枠14に亘って左用シリンダ1
    6を前後方向に向う横ピン20と縦ピン22で連結し、
    前記台車本体1と右支持枠24に亘って右用シリンダ2
    6を前後方向に向う横ピン30と縦ピン32で連結した
    ことを特徴とする作業機用走行台車。
  2. 【請求項2】 前記台車本体1の開口縁部に補強部を設
    けた請求項1記載の作業機用走行台車。
  3. 【請求項3】 左用シリンダ16のシリンダチューブ1
    7を台車本体1の右寄りに固着した左用縦向ブラケット
    19に前後方向に向う横ピン20で連結し、そのピスト
    ンロッド18を左支持枠14に固着した左用横向ブラケ
    ット21に縦ピン22で連結し、 右用シリンダ26のシリンダチューブ27を台車本体1
    の左寄りに固着した右用縦向ブラケット29に前後方向
    に向う横ピン30で連結し、そのピストンロッド28を
    右支持枠24に固着した右用横向ブラケット31に縦ピ
    ン32で連結した請求項1又は2記載の作業機用走行台
    車。
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JPH0719074U JPH0719074U (ja) 1995-04-04
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JPS5116106Y2 (ja) * 1972-03-16 1976-04-28
JPS58126724U (ja) * 1982-02-24 1983-08-27 江口 正吾 油刷毛
JP7400624B2 (ja) * 2020-05-22 2023-12-19 コベルコ建機株式会社 建設機械

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JPH0719074U (ja) 1995-04-04

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