JPH0873187A - 2軸旋回型移動式クレーン - Google Patents
2軸旋回型移動式クレーンInfo
- Publication number
- JPH0873187A JPH0873187A JP22903794A JP22903794A JPH0873187A JP H0873187 A JPH0873187 A JP H0873187A JP 22903794 A JP22903794 A JP 22903794A JP 22903794 A JP22903794 A JP 22903794A JP H0873187 A JPH0873187 A JP H0873187A
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- Japan
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- crane
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- center
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建築物のスラブ端において、隣接する障害物
の外側の任意の位置に荷を運搬可能な移動式クレーンを
提供する。 【構成】 下部走行体2に搭載した旋回中心Aの第1旋
回台10に、偏心した位置Bを旋回中心とする第2旋回
台11を搭載し、第2旋回台11にクレーン装置12を
搭載する。下部走行体2の左右一対の履帯3L、3Rを
張り出し、作業姿勢にしたときに第2旋回台11の旋回
中心Bが履帯3L、3Rの投影平面Cより外側に位置す
るようにする。これにより車両がスラブ端に位置してい
るときに隣接する障害物の外側にクレーンは接近するこ
とが可能になる。
の外側の任意の位置に荷を運搬可能な移動式クレーンを
提供する。 【構成】 下部走行体2に搭載した旋回中心Aの第1旋
回台10に、偏心した位置Bを旋回中心とする第2旋回
台11を搭載し、第2旋回台11にクレーン装置12を
搭載する。下部走行体2の左右一対の履帯3L、3Rを
張り出し、作業姿勢にしたときに第2旋回台11の旋回
中心Bが履帯3L、3Rの投影平面Cより外側に位置す
るようにする。これにより車両がスラブ端に位置してい
るときに隣接する障害物の外側にクレーンは接近するこ
とが可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、第1旋回台の旋回中心
に対して偏心した位置を旋回軸とする第2旋回台を備え
た2軸旋回型の移動式クレーンに関する。
に対して偏心した位置を旋回軸とする第2旋回台を備え
た2軸旋回型の移動式クレーンに関する。
【0002】
【従来の技術】ビル建築における資材の運搬は地上に設
置したクレーンを利用したり、ビルに設置したタワーク
レーンを利用したり、工事用エレベータを利用したりし
ている。しかしながら、フロア内における資材の運搬等
は人力に頼る部分が多く、重労働であった。そこで近
年、フロア内に小形の移動式クレーンを配置して資材等
の運搬作業を行うことが多い。
置したクレーンを利用したり、ビルに設置したタワーク
レーンを利用したり、工事用エレベータを利用したりし
ている。しかしながら、フロア内における資材の運搬等
は人力に頼る部分が多く、重労働であった。そこで近
年、フロア内に小形の移動式クレーンを配置して資材等
の運搬作業を行うことが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
移動式クレーンにおいては、建築物のスラブ端において
隣接する柱、仕切り等の障害物の外側に荷を移動しよう
とする場合、障害物の外側に死角が生じて荷の移動が不
可能になるという問題がある。
移動式クレーンにおいては、建築物のスラブ端において
隣接する柱、仕切り等の障害物の外側に荷を移動しよう
とする場合、障害物の外側に死角が生じて荷の移動が不
可能になるという問題がある。
【0004】図11はその第1例を示す。車両40の中
心X上にクレーン装置41の旋回中心Yがある移動式ク
レーンでは、車両40をスラブ端30に位置させた場
合、障害物31の外側とクレーン装置41との間に死角
αが生じてこの部分には荷の移動が不可能である。
心X上にクレーン装置41の旋回中心Yがある移動式ク
レーンでは、車両40をスラブ端30に位置させた場
合、障害物31の外側とクレーン装置41との間に死角
αが生じてこの部分には荷の移動が不可能である。
【0005】図12は第2例を示す。同図の車両50に
は、その中心Xを中心として旋回する旋回台51に、前
記中心Xから偏心した位置Yを旋回中心とするクレーン
装置52が搭載されている。旋回中心Yの位置は車両5
0の履帯53の投影平面Z(ハッチング部)の内側にあ
る。ところがこの場合も、車両50をスラブ端30に位
置させたとき、障害物31の外側とクレーン装置52と
の間に死角βが生じてこの部分には荷の移動が不可能で
ある。
は、その中心Xを中心として旋回する旋回台51に、前
記中心Xから偏心した位置Yを旋回中心とするクレーン
装置52が搭載されている。旋回中心Yの位置は車両5
0の履帯53の投影平面Z(ハッチング部)の内側にあ
る。ところがこの場合も、車両50をスラブ端30に位
置させたとき、障害物31の外側とクレーン装置52と
の間に死角βが生じてこの部分には荷の移動が不可能で
ある。
【0006】図13および図14は第3例を示す。車両
60に固設された作業機台63の先端にクレーン装置6
1が旋回自在に装着されている。クレーン装置61の旋
回中心Yは車両60の履帯62の投影平面Zの前方外側
に位置している。したがって、同図に示すように、履帯
62がスラブ端30に対して略直角に位置している場合
は障害物31の外側に死角は生じず、任意の位置に荷を
移動できる。しかしながら、図14に示すように、履帯
62がスラブ端に対して並行に位置している場合には障
害物31の外側とクレーン装置61との間には死角γが
生じてこの部分には荷の移動が不可能になる。すなわ
ち、車両の移動方向によって作業の可否が左右される。
60に固設された作業機台63の先端にクレーン装置6
1が旋回自在に装着されている。クレーン装置61の旋
回中心Yは車両60の履帯62の投影平面Zの前方外側
に位置している。したがって、同図に示すように、履帯
62がスラブ端30に対して略直角に位置している場合
は障害物31の外側に死角は生じず、任意の位置に荷を
移動できる。しかしながら、図14に示すように、履帯
62がスラブ端に対して並行に位置している場合には障
害物31の外側とクレーン装置61との間には死角γが
生じてこの部分には荷の移動が不可能になる。すなわ
ち、車両の移動方向によって作業の可否が左右される。
【0007】また、従来の移動式クレーン70は、一般
的に図15に示すように、クレーン装置71を車体中心
に位置させ、その両側に動力装置72を配設し、カウン
タウェイト73を車体後部に配設している。このため、
車幅W3が大きくなり、工事用エレベータ等の狭所に入
ることができず移動に不便であり、またカウンタウェイ
ト73を搭載しているため、車両全体の重量が重く、エ
レベータへの搭載が困難であった。このため、カウンタ
ウェイト73を車両から外そうとすると、他のクレーン
が必要となり、作業が煩雑になり、また時間もかかると
いう問題があった。
的に図15に示すように、クレーン装置71を車体中心
に位置させ、その両側に動力装置72を配設し、カウン
タウェイト73を車体後部に配設している。このため、
車幅W3が大きくなり、工事用エレベータ等の狭所に入
ることができず移動に不便であり、またカウンタウェイ
ト73を搭載しているため、車両全体の重量が重く、エ
レベータへの搭載が困難であった。このため、カウンタ
ウェイト73を車両から外そうとすると、他のクレーン
が必要となり、作業が煩雑になり、また時間もかかると
いう問題があった。
【0008】本発明は上記の問題点に着目してなされた
もので、車両が建築物のスラブ端に位置したときに隣接
する障害物の外側に死角を生じることなく、任意の位置
に荷の移動が可能であり、またカウンタウェイトの取り
外しおよび移動が簡単に行え、エレベータによる移動が
容易に行える2軸旋回型移動式クレーンを提供すること
を目的としている。
もので、車両が建築物のスラブ端に位置したときに隣接
する障害物の外側に死角を生じることなく、任意の位置
に荷の移動が可能であり、またカウンタウェイトの取り
外しおよび移動が簡単に行え、エレベータによる移動が
容易に行える2軸旋回型移動式クレーンを提供すること
を目的としている。
【0009】上記目的を達成するため、本発明に係る2
軸旋回型移動式クレーンの第1発明は、下部走行体に搭
載した第1旋回台に、該第1旋回台の旋回中心に対して
偏心した位置を旋回中心とする第2旋回台を搭載し、該
第2旋回台にクレーン装置を搭載してなる移動式クレー
ンにおいて、前記下部走行体の一対の履帯またはアウト
リガーを張り出した作業姿勢において、前記第2旋回台
の旋回中心が、前記一対の履帯またはアウトリガーの投
影平面の外側に位置していることを特徴としている。
軸旋回型移動式クレーンの第1発明は、下部走行体に搭
載した第1旋回台に、該第1旋回台の旋回中心に対して
偏心した位置を旋回中心とする第2旋回台を搭載し、該
第2旋回台にクレーン装置を搭載してなる移動式クレー
ンにおいて、前記下部走行体の一対の履帯またはアウト
リガーを張り出した作業姿勢において、前記第2旋回台
の旋回中心が、前記一対の履帯またはアウトリガーの投
影平面の外側に位置していることを特徴としている。
【0010】第2発明は、下部走行体に搭載した第1旋
回台に、該第1旋回台の旋回中心に対して偏心した位置
を旋回中心とする第2旋回台を搭載し、該第2旋回台に
クレーン装置を搭載してなる移動式クレーンにおいて、
前記第1旋回台の旋回中心に対して前記第2旋回台と反
対の位置に、前後方向に移動可能で、前記クレーン装置
により着脱可能なカウンタウェイトを備えたことを特徴
としている。
回台に、該第1旋回台の旋回中心に対して偏心した位置
を旋回中心とする第2旋回台を搭載し、該第2旋回台に
クレーン装置を搭載してなる移動式クレーンにおいて、
前記第1旋回台の旋回中心に対して前記第2旋回台と反
対の位置に、前後方向に移動可能で、前記クレーン装置
により着脱可能なカウンタウェイトを備えたことを特徴
としている。
【0011】第3発明は、第2の発明を基本とし、前記
カウンタウェイトが移動用の車輪を備えたことを特徴と
している。
カウンタウェイトが移動用の車輪を備えたことを特徴と
している。
【0012】
【作用】本発明は上記のような構成としたため、車両が
建築物のスラブ端に位置した場合、クレーン装置は隣接
する障害物の外側に死角を生じることなく接近すること
ができ、その部分への荷の移動が可能である。また、カ
ウンタウェイトを前後移動可能としたため吊り上げ荷重
を大きくすることが可能であり、自身のクレーン装置で
カウンタウエイトの着脱が可能なため、またカウンタウ
ェイトが移動用の車輪を備えているため、カウンタウェ
イトを容易に取り外し、車両およびカウンタウェイトを
それぞれ移動させることができる。
建築物のスラブ端に位置した場合、クレーン装置は隣接
する障害物の外側に死角を生じることなく接近すること
ができ、その部分への荷の移動が可能である。また、カ
ウンタウェイトを前後移動可能としたため吊り上げ荷重
を大きくすることが可能であり、自身のクレーン装置で
カウンタウエイトの着脱が可能なため、またカウンタウ
ェイトが移動用の車輪を備えているため、カウンタウェ
イトを容易に取り外し、車両およびカウンタウェイトを
それぞれ移動させることができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明に係る2軸旋回型移動式クレー
ンの実施例について、図面を参照して詳述する。
ンの実施例について、図面を参照して詳述する。
【0014】図1は移動式クレーン1の側面図であり、
図2は平面図である。下部走行体2の中心を旋回中心A
として第1旋回台10が搭載されており、第1旋回台1
0には旋回中心Aに対して偏心した位置Bを旋回中心と
する第2旋回台11が搭載されている。第2旋回台11
にはクレーン装置12が搭載されている。下部走行体2
には左右一対の履帯3L、3Rが車幅方向に張り出し可
能に装着されており、油圧シリンダ4L、4Rによって
張り出される。第1旋回台10の後部、上方にはバッテ
リ16が搭載され、中央部にはモータ17、油圧ポンプ
18等の動力装置が搭載されている。
図2は平面図である。下部走行体2の中心を旋回中心A
として第1旋回台10が搭載されており、第1旋回台1
0には旋回中心Aに対して偏心した位置Bを旋回中心と
する第2旋回台11が搭載されている。第2旋回台11
にはクレーン装置12が搭載されている。下部走行体2
には左右一対の履帯3L、3Rが車幅方向に張り出し可
能に装着されており、油圧シリンダ4L、4Rによって
張り出される。第1旋回台10の後部、上方にはバッテ
リ16が搭載され、中央部にはモータ17、油圧ポンプ
18等の動力装置が搭載されている。
【0015】本図においてはクレーン装置12は格納姿
勢にあり、同図に示すように、クレーン装置12は車体
前方に配置したため、動力装置やバッテリ16等を後部
に集中配置し、クレーン装置12の下方に配置可能であ
る。したがって、車幅W1は狭くすることが可能であ
り、作業用のエレベータに搭載可能である。
勢にあり、同図に示すように、クレーン装置12は車体
前方に配置したため、動力装置やバッテリ16等を後部
に集中配置し、クレーン装置12の下方に配置可能であ
る。したがって、車幅W1は狭くすることが可能であ
り、作業用のエレベータに搭載可能である。
【0016】第1旋回台10の後部、バッテリ16の下
方にはカウンタウェイト20が脱着自在に搭載されてい
る。図3はカウンタウェイト20の搭載部分の構成図で
あり、第1旋回台10の左右一対の箱型断面のフレーム
13にはカウンタウェイト搭載フレーム14が摺動可能
に挿入されており、油圧シリンダ15により前後方向に
移動するようになっている。したがって、車両の全長を
短くすることができる。カウンタウェイト搭載フレーム
14には車輪21を備えた台車22にウェイト23を搭
載して構成したカウンタウェイト20が搭載されてい
る。作業時には図4に示すように、油圧シリンダ15を
伸長し、カウンタウェイト20を後方に張り出してバラ
ンスを良くした状態にする。したがって、ウェイト23
の重量に対して吊り上げ荷重を大きくすることができ
る。
方にはカウンタウェイト20が脱着自在に搭載されてい
る。図3はカウンタウェイト20の搭載部分の構成図で
あり、第1旋回台10の左右一対の箱型断面のフレーム
13にはカウンタウェイト搭載フレーム14が摺動可能
に挿入されており、油圧シリンダ15により前後方向に
移動するようになっている。したがって、車両の全長を
短くすることができる。カウンタウェイト搭載フレーム
14には車輪21を備えた台車22にウェイト23を搭
載して構成したカウンタウェイト20が搭載されてい
る。作業時には図4に示すように、油圧シリンダ15を
伸長し、カウンタウェイト20を後方に張り出してバラ
ンスを良くした状態にする。したがって、ウェイト23
の重量に対して吊り上げ荷重を大きくすることができ
る。
【0017】なお、上記したように、カウンタウェイト
20を張り出す位置によって吊り上げ可能荷重は異なっ
てくる。そのため、例機は、オーバロード・セィフティ
システムの荷重表をカウンタウェイト20の張り出し位
置によって自動的に変換する制御装置を備えている。
20を張り出す位置によって吊り上げ可能荷重は異なっ
てくる。そのため、例機は、オーバロード・セィフティ
システムの荷重表をカウンタウェイト20の張り出し位
置によって自動的に変換する制御装置を備えている。
【0018】作業時には、図5に示すように、カウンタ
ウェイト20を後方に張り出し、クレーン装置12を前
方に張り出したときの安定性を良くし、図6の平面図に
示すように、左右の履帯3L、3Rを油圧シリンダ4
L、4Rによって車幅方向に張り出して下部走行体2の
車幅方向の安定性を良くした作業姿勢とする。このとき
第2旋回台11の旋回中心Bは履帯3L、3Rの投影平
面C部(ハッチング部)の外側に位置させることができ
る。
ウェイト20を後方に張り出し、クレーン装置12を前
方に張り出したときの安定性を良くし、図6の平面図に
示すように、左右の履帯3L、3Rを油圧シリンダ4
L、4Rによって車幅方向に張り出して下部走行体2の
車幅方向の安定性を良くした作業姿勢とする。このとき
第2旋回台11の旋回中心Bは履帯3L、3Rの投影平
面C部(ハッチング部)の外側に位置させることができ
る。
【0019】図7はアウトリガー5を備えた移動式クレ
ーンの場合を示しており、アウトリガー5を張り出した
場合、上記同様、第2旋回台11の旋回中心Bはアウト
リガー5の投影平面D部(ハッチング部)の外側に位置
させることができる。
ーンの場合を示しており、アウトリガー5を張り出した
場合、上記同様、第2旋回台11の旋回中心Bはアウト
リガー5の投影平面D部(ハッチング部)の外側に位置
させることができる。
【0020】これにより図8に示すように、移動式クレ
ーン1の履帯3を建築物のスラブ端30に対して垂直に
位置させた場合にも、また図9に示すように、履帯3を
スラブ端30に対して並行に位置させた場合において
も、クレーン装置12は障害物31の外側に死角を生じ
ることなく任意の位置に荷を移動することができる。す
なわち、車両の移動方向によって作業の可否が左右され
ることがない。
ーン1の履帯3を建築物のスラブ端30に対して垂直に
位置させた場合にも、また図9に示すように、履帯3を
スラブ端30に対して並行に位置させた場合において
も、クレーン装置12は障害物31の外側に死角を生じ
ることなく任意の位置に荷を移動することができる。す
なわち、車両の移動方向によって作業の可否が左右され
ることがない。
【0021】カウンタウェイト20を下部走行体2から
取り外すときは、図4に示すようにカウンタウェイト2
0を後方に張り出し、自らのクレーン装置12によりカ
ウンタウェイト20を吊り上げ、図10に示すように、
地上に降ろす。カウンタウェイト20を降ろした移動式
クレーン1は軽量となる。また油圧シリンダ15を短縮
してカウンタウエイト搭載フレーム14を車両内に引き
込むことにより車両の全長も短くなるため、工事用のエ
レベータなどにも搭載が可能となる。また、降ろしたカ
ウンタウェイト20は移動用の車輪21を備えているた
め、容易に移動可能であり、車両とは別個に運搬でき
る。
取り外すときは、図4に示すようにカウンタウェイト2
0を後方に張り出し、自らのクレーン装置12によりカ
ウンタウェイト20を吊り上げ、図10に示すように、
地上に降ろす。カウンタウェイト20を降ろした移動式
クレーン1は軽量となる。また油圧シリンダ15を短縮
してカウンタウエイト搭載フレーム14を車両内に引き
込むことにより車両の全長も短くなるため、工事用のエ
レベータなどにも搭載が可能となる。また、降ろしたカ
ウンタウェイト20は移動用の車輪21を備えているた
め、容易に移動可能であり、車両とは別個に運搬でき
る。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る2軸旋回型移動式クレーン
は、以上詳述したような構成としたため、以下のような
効果を奏する。
は、以上詳述したような構成としたため、以下のような
効果を奏する。
【0023】(1)移動式クレーンを建築物のスラブ端
に位置させたとき、スラブ端に対する車両の向きにかか
わらず近傍の障害物の外側に死角を生じることがなく、
したがって任意の位置に荷を運搬することができる。
に位置させたとき、スラブ端に対する車両の向きにかか
わらず近傍の障害物の外側に死角を生じることがなく、
したがって任意の位置に荷を運搬することができる。
【0024】(2)カウンタウェイトを前後方向に移動
可能としたため、カウンタウェイトの重量に比して吊り
上げ荷重を大きくすることができる。
可能としたため、カウンタウェイトの重量に比して吊り
上げ荷重を大きくすることができる。
【0025】(3)カウンタウェイトを前後方向に移動
可能としたため車両の全長を短くできるとともに、クレ
ーン装置の下に動力系統を配置したため車両の全幅を狭
くでき、狭所にも侵入可能で移動が容易である。
可能としたため車両の全長を短くできるとともに、クレ
ーン装置の下に動力系統を配置したため車両の全幅を狭
くでき、狭所にも侵入可能で移動が容易である。
【0026】(4)自身のクレーン装置によりカウンタ
ウェイトを着脱可能としたため、容易に着脱でき、カウ
ンタウェイトを取り外して車両を軽くできるため工事用
エレベータにより輸送することが可能である。
ウェイトを着脱可能としたため、容易に着脱でき、カウ
ンタウェイトを取り外して車両を軽くできるため工事用
エレベータにより輸送することが可能である。
【0027】(5)カウンタウェイトに車輪を設けたた
めカウンタウェイトを取り外した後の移動が簡単であ
り、しかも本体と別個に輸送後、自身で簡単に組立が可
能なため工事現場内での移動が簡単に行える。
めカウンタウェイトを取り外した後の移動が簡単であ
り、しかも本体と別個に輸送後、自身で簡単に組立が可
能なため工事現場内での移動が簡単に行える。
【図1】本発明の移動式クレーンの側面図である。
【図2】同、平面図である。
【図3】同、カウンタウェイト搭載部分の構成図であ
る。
る。
【図4】同、カウンタウェイト張り出し状態を示す側面
図である。
図である。
【図5】同、作業姿勢における側面図である。
【図6】同、作業姿勢における平面図である。
【図7】アウトリガー張り出し時を示す平面図である。
【図8】スラブ端に対し、履帯を垂直位置にした場合の
作業姿勢を示す平面図である。
作業姿勢を示す平面図である。
【図9】スラブ端に対し、履帯を並行位置にした場合の
作業姿勢を示す平面図である。
作業姿勢を示す平面図である。
【図10】カウンタウェイトを吊り降ろした場合の側面
図である。
図である。
【図11】従来の移動式クレーンの第1例のスラブ端に
おける作業姿勢を示す平面図である。
おける作業姿勢を示す平面図である。
【図12】同、第2例の作業姿勢を示す平面図である。
【図13】同、第3例の履帯をスラブ端に対して垂直位
置にした場合の作業姿勢を示す平面図である。
置にした場合の作業姿勢を示す平面図である。
【図14】同、履帯をスラブ端に対して並行位置にした
場合の作業姿勢を示す平面図である。
場合の作業姿勢を示す平面図である。
【図15】従来の移動式クレーンの装置配置図である。
1・・・・移動式クレーン 2・・・・下部走行体 3・・・・履帯 4、15・・・・油圧シリンダ 10・・・・第1旋回台 11・・・・第2旋回台 12・・・・クレーン装置 20・・・・カウンタウェイト 21・・・・車輪 30・・・・スラブ端 31・・・・障害物
Claims (3)
- 【請求項1】 下部走行体に搭載した第1旋回台に、該
第1旋回台の旋回中心に対して偏心した位置を旋回中心
とする第2旋回台を搭載し、該第2旋回台にクレーン装
置を搭載してなる移動式クレーンにおいて、前記下部走
行体の一対の履帯またはアウトリガーを張り出した作業
姿勢において、前記第2旋回台の旋回中心が、前記一対
の履帯またはアウトリガーの投影平面の外側に位置して
いることを特徴とする2軸旋回型移動式クレーン。 - 【請求項2】 下部走行体に搭載した第1旋回台に、該
第1旋回台の旋回中心に対して偏心した位置を旋回中心
とする第2旋回台を搭載し、該第2旋回台にクレーン装
置を搭載してなる移動式クレーンにおいて、前記第1旋
回台の旋回中心に対して前記第2旋回台と反対の位置
に、前後方向に移動可能で、前記クレーン装置により着
脱可能なカウンタウェイトを備えたことを特徴とする2
軸旋回型移動式クレーン。 - 【請求項3】 前記カウンタウェイトが移動用の車輪を
備えたことを特徴とする請求項2の2軸旋回型移動式ク
レーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22903794A JPH0873187A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 2軸旋回型移動式クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22903794A JPH0873187A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 2軸旋回型移動式クレーン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0873187A true JPH0873187A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16885761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22903794A Pending JPH0873187A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 2軸旋回型移動式クレーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0873187A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052390A (ja) * | 2010-09-03 | 2012-03-15 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 作業機械のカウンタウェイト脱着装置 |
JP2012240812A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Sinfonia Technology Co Ltd | 電動式ベルトローダ |
IT201700054405A1 (it) * | 2017-05-19 | 2018-11-19 | Sandro Dini | Zavorra per macchina operatrice. |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP22903794A patent/JPH0873187A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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