JP3218081U - 建設車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】3本以上の車軸が備えられていても、固定式の梯子を配置することで、重量やコストを抑制することができる建設車両を提供する。【解決手段】ラフテレーンクレーン10は、左右方向に延びた2本の前側車軸25、26と、左右方向に延びた少なくとも1本の後側車軸27とを有する下部走行体20と、下部走行体20に搭載され、前側車軸26の上方に設けられたキャビン34と、下部走行体20の左右方向の端部における2本の前側車軸25、26の間に取り付けられた梯子43と、を備える。【選択図】図1

Description

この考案は、オペレータが運転台に乗降するための梯子を備えた建設車両に関するものである。
建設車両の一例である移動式クレーンが、特許文献1に開示されている。この移動式クレーンは、走行体と、走行体によって旋回可能に支持された旋回台と、旋回台によって起伏可能に支持されており且つ伸縮可能なブームとを備える。ブームの起伏、伸縮及び旋回台の旋回を操作するための運転台が旋回台に付設されている。オペレータが運転台に乗降するための梯子が走行体に設けられている。この梯子は、運転台の直下に配置されている。これにより、オペレータが地上から直ちに運転台に搭乗することができる。
ところで、大型の移動式クレーンの多くは、軸重を低減させるため、3本以上の車軸を備えている(特許文献2参照)。このような大型の移動式クレーンには、車軸が運転台の直下に位置するものがある。この場合、運転台の直下に梯子を配置することができない。そこで、特許文献2に開示された移動式クレーンは、可動式の梯子を備えている。梯子は、オペレータが運転台に乗降するときに運転台の直下へ移動し、それ以外のときに運転台の直下から退避した位置へ移動する。
実登2566618号公報 特開2017−144865号公報
しかしながら、特許文献2に開示された移動式クレーンのように梯子を可動式とした場合、梯子の構造が複雑となってしまう。そのため、梯子が可動式である移動式クレーンは、梯子が固定式である移動式クレーンに比べて、重量が大きくなったり、製造コストが高くなったりしてしまう。また、梯子の移動が手動で行われる構成の場合、移動に手間がかかる。また、梯子の移動が自動で行われる構成の場合、梯子を自動で移動させるための機構の故障等により、梯子が移動できなくなってしまうおそれがある。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、3本以上の車軸を備えた建設車両であって、固定式の梯子を配置することで、重量やコストを抑制することができる建設車両を提供することにある。
(1) 本考案に係る建設車両は、幅方向に延びた少なくとも2本の第1車軸と、上記幅方向に延びた少なくとも1本の第2車軸とを有する走行体と、上記走行体の上記幅方向の端部における2本の上記第1車軸の間に取り付けられた梯子と、を備える。
この構成によれば、2本の第1車軸の間において梯子が走行体に固定されているため、梯子が可動式である場合の問題の発生を防止することができる。また、軸重調整のために2本の第1車軸の間隔を広げた場合、当該間隔を介して走行体の内部空間に人が進入するおそれがある。しかし、この構成によれば、2本の第1車軸の間に梯子が取り付けられているため、2本の第1車軸の間から当該内部空間への人の進入を防止することができる。
(2) 本考案に係る建設車両は、上記走行体に搭載され、上記第1車軸の上方に設けられた運転台を備える。
この構成によれば、第1車軸の上方に運転台が設けられている。これにより、梯子が運転台の略直下に位置するため、梯子を介しての運転台に対する乗降が容易である。
(3) 本考案に係る建設車両は、上記幅方向に延びており、一端が上記梯子に取り付けられ、他端が上記走行体に取り付けられた接続部材を備える。上記梯子は、上記上端部において上記走行体に支持されている。
この構成によれば、梯子は、2箇所において走行体と連結されている。そのため、梯子を安定させることができる。また、通常、2本の第1車軸の各々に車輪が取り付けられている。そして、車輪の向きによっては、車輪と梯子との間に隙間ができ、当該隙間を介して梯子と走行体との間の空間に人が進入するおそれがある。しかし、この構成によれば、接続部材が、当該空間に配置されるため、当該空間への人の進入を防止することができる。
(4) 上記梯子は、複数の横桟のうち最も上に位置する最上横桟の近傍において上記走行体に支持されている。上記梯子が上記走行体に支持された状態において、上記最上横桟の周囲には空間がある。
この構成によれば、最上横桟の周囲には空間があるため、運転台に乗降するとき等において最上横桟を把持することが容易である。
(5) 上記梯子が上記走行体に支持された状態において上記走行体を上方から視て、上記走行体のうち上記梯子の前部または後部の一方を支持する部分には、上記最上横桟及び上記空間が露出されており、上記走行体のうち上記梯子の前部または後部の他方を支持する部分は、上記走行体の上面の下方に位置する。
この構成によれば、最上横桟及び空間が露出されている部分において最上横桟を把持することを容易とすることができる。また、走行体のうち梯子の前部または後部の他方を支持する部分の上方にある走行体の上面を、運転台に乗降するオペレータの足場とすることができる。特に、オペレータの足場となる部分を梯子の前部または後部のうち運転台に近い側とすることにより、オペレータの運転台への乗降を容易とすることができる。
(6) 上記空間を区画する底面は、上記最上横桟と上記空間を隔てて上下に対向しており、且つ、上記走行体の上記幅方向の端へ向かうにしたがって下方へ向かうように傾斜している。
この構成によれば、雪や泥等の異物が底面に積もった場合であっても、当該異物を傾斜した底面に沿って梯子の下方へ落とすことができる。よって、異物が底面に積もりにくい。
(7) 上記梯子の上部は、上端へ向かうにしたがって前方及び後方へ拡がっている。
通常、2本の第1車軸の各々に車輪が取り付けられている。2つの車輪の前後方向の間隔は、第1車軸と同じ高さにおいて最も狭く、第1車軸から上方へ離れるにしたがって広くなっていく。この構成によれば、梯子の上部は、2つの車輪の前後方向の間隔が広くなる上端へ向かうにしたがって前後方向へ拡がっている。よって、梯子の上下方向の位置にかかわらず、梯子と車輪の前後方向の間隔を狭く保つことができる。
本考案によれば、3本以上の車軸を備えた建設車両であっても、固定式の梯子を配置することで、重量やコストを抑制することができる。
図1は、ラフテレーンクレーン10の側面図である。 図2は、ラフテレーンクレーン10のキャビン34及び梯子43周辺の斜視図である。 図3は、図2において前輪21の位置から後方を視たときのラフテレーンクレーン10を示す図である。 図4は、梯子43の斜視図である。 図5は、図4とは反対側から視た梯子43の斜視図である。
以下、本考案の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されつつ説明される。なお、本実施形態は、本考案の一態様にすぎず、本考案の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更されてもよいことは言うまでもない。また、本実施形態では、鉛直方向を上下方向7と定義し、水平方向のうちラフテレーンクレーン10の進行方向を前として前後方向8を定義し、上下方向7及び前後方向8と直交する方向を左右方向9(実用新案登録請求の範囲に記載された「幅方向」の一例)と定義する。ラフテレーンクレーン10を後方から前方へ向けて視た状態で右及び左が定義される。
[ラフテレーンクレーン10]
図1が示すように、本実施形態に係るラフテレーンクレーン10は、下部走行体20(実用新案登録請求の範囲に記載された「走行体」の一例)と、下部走行体20に搭載された上部作業体30とを備える。ラフテレーンクレーン10は、実用新案登録請求の範囲に記載された「建設車両」の一例である。建設車両の具体例はラフテレーンクレーン10に限定されず、例えば、オールテレーンクレーン、積載型トラッククレーン、高所作業車等であってもよい。
[下部走行体20]
図1が示すように、下部走行体20は、2本の前側車軸25、26(実用新案登録請求の範囲に記載された「第1車軸」の一例)と、1本の後側車軸27(実用新案登録請求の範囲に記載された「第2車軸」の一例)とを備える。つまり、下部走行体20は、3本の車軸を備えている。なお、下部走行体20は、前側車軸を3本以上備えていてもよいし、後側車軸を2本以上備えていてもよい。前側車軸25、26及び後側車軸27は、左右方向9に延びている。
左右一対の前輪21が、前側車軸25によって連結されている。左右一対の前輪22が、前側車軸26によって連結されている。左右一対の後輪23が、後側車軸27によって連結されている。なお、前輪21、前輪22、及び後輪23は、図1において左側のみ図示されている。
前側車軸25、26及び後側車軸27は、トランスミッション(不図示)を介して伝達されるエンジン(不図示)の駆動力によって回転する。前輪21は前側車軸25と一体に回転し、前輪22は前側車軸26と一体に回転し、後輪23は後側車軸27と一体に回転する。
前輪22は、後述する旋回台31が図1に示される非旋回状態のときに、図2が示すように、後述するキャビン34(実用新案登録請求の範囲に記載された「運転台」の一例)の出入口341の直下に位置する。下部走行体20は、キャビン34内に設置されたステアリング、アクセルペダル、ブレーキペダル等の各種操作部がオペレータによって操作されることによって走行する。
図1が示すように、前側車軸25及び前側車軸26の前後方向8の間隔は、前側車軸26及び後側車軸27の前後方向8の間隔より狭い。
下部走行体20は、アウトリガ28、29を有する。アウトリガ28、29は、下部走行体20から左右方向9に張り出した位置において地面に接地する張出状態と、地面から離間した状態で下部走行体20に格納される格納状態とに状態変化が可能である。図1において、アウトリガ28、29は格納状態である。アウトリガ28、29は、上部作業体30の動作時に張出状態とされる。これにより、ラフテレーンクレーン10の姿勢が安定する。一方、アウトリガ28、29は、下部走行体20の走行時に格納状態とされる。
[上部作業体30]
図1が示すように、上部作業体30は、旋回台31と、伸縮ブーム32と、キャビン34とを備える。
旋回台31は、旋回ベアリング(不図示)を介して下部走行体20に旋回可能に支持されている。伸縮ブーム32は、起伏及び伸縮可能に旋回台31に支持されている。伸縮ブーム32の先端部に、フック(不図示)が取り付けられている。フックは、伸縮ブーム32の先端部から下方に延出されるロープによって吊り下げ可能である。
キャビン34は、前側車軸26の上方に設けられている。なお、キャビン34の位置は、前側車軸26の上方に限らず、前側車軸25の上方であってもよい。また、キャビン34は、前後方向8において、前側車軸25から前側車軸26に亘る領域に設けられていてもよい。また、キャビン34は、前後方向8において、前側車軸25、26と異なる位置に設けられていてもよい。
キャビン34には、下部走行体20を走行させるための前述の各種操作部、及び上部作業体30を動作させるための各種レバーや操作パネル等が設けられている。また、図2が示すように、キャビン34の右側の前後方向8における前輪22の位置に、出入口341が設けられている。なお、出入口341は、キャビン34の左側の前後方向8における前輪22の位置に設けられていてもよい。
旋回台31は、旋回モータ(不図示)によって旋回される。伸縮ブーム32は、起伏シリンダ35によって起伏され、伸縮シリンダ(不図示)によって伸縮される。フックは、ウインチ(不図示)によるロープの巻き取り及び繰り出しによって昇降される。旋回モータ、起伏シリンダ、伸縮シリンダ、ウインチ、及びアウトリガ28、29を動作させるアクチュエータは、例えば、油圧式のアクチュエータである。すなわち、ラフテレーンクレーン10は、供給する作動油の方向及び流量を制御することによって、各アクチュエータを駆動させる。なお、アクチュエータは油圧式に限定されず、電動式等であってもよい。
[トップカバー39及びサイドカバー40]
図1が示すように、下部走行体20は、トップカバー39と一対のサイドカバー40とを備えている。
図2が示すように、トップカバー39は、下部走行体20の上面を形成しており、旋回台31を支持している。
トップカバー39は、その右端及び左端に、凹部38を備える。平面視において、つまり下部走行体20を上方から視て、トップカバー39の右端の凹部38は、トップカバー39の右端から左方へ凹んでおり、トップカバー39の左端の凹部38は、トップカバー39の左端から右方へ凹んでいる。凹部38は、前後方向8において、前輪21及び前輪22の間に位置する。つまり、凹部38は、前後方向8において、前側車軸25及び前側車軸26の間に位置する。本実施形態において、トップカバー39の右端の凹部38は、トップカバー39の左端の凹部38より前方にある。
図1が示す一対のサイドカバー40は、下部走行体20の左右の側面を形成している。なお、一対のサイドカバー40は、図1において右側のみ図示されている。
図2及び図3が示すように、下部走行体20の内部空間37(トップカバー39及び一対のサイドカバー40によって囲まれた空間)には、走行系に関する部品が配置されている。つまり、トップカバー39及びサイドカバー40は、下部走行体20の内部空間37にあるクレーン装置の部品を覆っている。
[梯子43]
図1及び図2が示すように、サイドカバー40は、2つの梯子43を備えている。2つの梯子43の一方は、トップカバー39の右端部に取り付けられている。2つの梯子43の他方は、トップカバー39の左端部に取り付けられている。トップカバー39の右端部に取り付けられた梯子43は、ラフテレーンクレーン10のオペレータがキャビン34に乗降するために用いられる。なお、出入口341がキャビン34の左側に設けられている場合、トップカバー39の左端部に取り付けられた梯子43がキャビン34の乗降に用いられる。
なお、梯子43は、トップカバー39の右端部または左端部の一方のみに取り付けられていてもよい。
各梯子43は、前後方向8において、前輪21及び前輪22の間に設けられている。つまり、各梯子43は、前後方向8において、前側車軸25及び前側車軸26の間に設けられている。
2つの梯子43は、同構成である。そのため、以下では、トップカバー39の右端部に取り付けられた梯子43(右側の梯子43)の構成が説明され、トップカバー39の左端部に取り付けられた梯子43(左側の梯子43)の構成の説明は、原則省略され、必要に応じて説明される。
図4及び図5が示すように、梯子43は、2本の縦桟44と、4本の横桟45と、被支持部46とを備えている。なお、横桟45の数は、4本に限らない。
2本の縦桟44は、前側に位置する縦桟441と、後側に位置する縦桟442とで構成されている。以下、縦桟441、442を纏めて縦桟44と称することがある。縦桟441、442は、上下方向7に延設されている。縦桟441、442は、前後方向8において対向している。
縦桟44は、その上部に傾斜部47を備える。縦桟441の傾斜部47は、上方へ向かうにしたがって前方へ向かうように上下方向7に対して傾斜している。縦桟442の傾斜部47は、上方へ向かうにしたがって後方へ向かうように上下方向7に対して傾斜している。縦桟441の傾斜部47と縦桟442の傾斜部47とは、前後方向8において対向している。縦桟44が以上のように構成されていることにより、梯子43の上部は、上端へ向かうにしたがって前方及び後方へ拡がっている。
各横桟45は、前後方向8に延設されている。各横桟45は、上下方向7に間隔を空けて配置されている。4本の横桟45は、上から順番に、横桟451(実用新案登録請求の範囲に記載された「最上横桟」の一例)、横桟452、横桟453、及び横桟454である。
横桟451は、縦桟441と一体に構成されている。横桟451は、縦桟441の上端から後方へ延びている。横桟451の後端は、被支持部46の突板87に溶接などの公知の手段によって取り付けられている。
横桟452の前端部は、縦桟441の傾斜部47に取り付けられている。横桟452の後端部は、縦桟442の傾斜部47に取り付けられている。
横桟453、454の前端部は、縦桟441における傾斜部47より下方に取り付けられている。横桟453、454の後端部は、縦桟442における傾斜部47より下方に取り付けられている。横桟453(詳細には、横桟453を構成する板のうちの左板455)に、貫通孔49、50が形成されている。
横桟452、453、454は、溶接によって、縦桟441、442に取り付けられている。など、横桟452、453、454は、溶接以外の公知の手段、例えば嵌合やボルトによる締結等によって縦桟441、442に取り付けられていてもよい。
なお、横桟451は、縦桟441と別体に構成されていてもよい。また、横桟452、453、454は、縦桟441と一体に構成されていてもよい。
被支持部46は、横桟451の近傍に設けられている。被支持部46は、側板85と、3つの突板86、87、88と、底板89とを備える。本実施形態において、側板85、3つの突板86、87、88、及び底板89は、一体に構成されているが、別体であってもよい。
側板85は、上下方向7及び前後方向8に拡がる板である。側板85は、ボルト及びナットによってトップカバー39に取り付けられる。これにより、梯子43は、トップカバー39に取り付けられる。側板85に、ボルトが貫通される2つの貫通孔90、91が形成されている。以上より、梯子43は、被支持部46において、つまり横桟451の近傍において下部走行体20に支持されている。
なお、梯子43は、ボルト及びナット以外の公知の手段、例えば溶接等によって、トップカバー39に取り付けられていてもよい。また、梯子43は、下部走行体20のトップカバー39以外の箇所に取り付けられていてもよい。また、梯子43は、横桟451の近傍以外の部分において下部走行体20に支持されていてもよい。
突板86、87、88は、上下方向7及び左右方向9に拡がる板である。
突板86は、側板85の後端部から右方へ延びている。突板86の先端部(右端部)は、溶接によって、縦桟442の上端部に取り付けられている。
突板87は、側板85の前後方向8の中央部から右方へ延びている。突板87は、貫通孔90、91の間に位置している。突板87の先端部(右端部)は、溶接によって、横桟451の後端部に取り付けられている。
突板88は、側板85の前端部から右方へ延びている。突板88の先端部(右端部)の上端部は、縦桟441の上端部に取り付けられている。
なお、突板86、87、88は、溶接以外の公知の手段、例えば締結や嵌合等によって、縦桟442、横桟451、縦桟441に取り付けられていてもよい。
底板89は、前後方向8及び左右方向9に拡がる板である。底板89は、側板85の下端部から右方へ延びている。底板89の後端部は、溶接によって、突板87の下端部に取り付けられている。底板89の前端部は、溶接によって、突板88の下端部に取り付けられている。底板89は、右方へ向かうにしたがって下方へ向かうように傾斜している。なお、本実施形態において、底板89全体が傾斜しているが、必ずしも底板89全体が傾斜している必要はなく、少なくとも底板89の上面891(実用新案登録請求の範囲に記載された「底面」の一例)が傾斜していればよい。
なお、底板89は、溶接以外の公知の手段、例えば締結や嵌合等によって、突板87、88に取り付けられていてもよい。
被支持部46が以上のように構成されていることによって、横桟451の周囲の左方から下方に亘って、空間92が形成されている。空間92は、側板85、突板87、突板88、及び底板89によって区画されている。横桟451は、上下方向7において底板89と空間92を隔てて対向している。また、左右方向9において、横桟451と側板85との間には空間92がある。
図2が示すように、梯子43は、側板85が横桟451より左方となる状態で、トップカバー39の右端部に取り付けられる。
梯子43がトップカバー39の右端部に取り付けられた状態において、側板85のうち突板87よりも突板88側の部分、横桟451、突板88、及び底板89、つまり梯子43の上端部の前部分は、トップカバー39の凹部38に位置する。一方、側板85のうち突板87よりも突板86側の部分、突板86、及び突板87、つまり梯子43の上端部の後部分は、凹部38よりも後方に位置する。
これにより、平面視において、梯子43の上端部の前部分は外部に露出しており、梯子43の上端部の後部分はトップカバー39によって外部から閉塞されている。換言すると、平面視において、下部走行体20のうち梯子43の前部を支持する部分では、横桟451及び空間92が露出しており、下部走行体20のうち梯子43の後部を支持する部分では、梯子43の後部がトップカバー39の下方に位置している。つまり、梯子43が下部走行体20に支持された状態において、横桟451の周囲にある空間92が凹部38に位置している。
左側の梯子43は、側板85が横桟451より右方となる状態で、トップカバー39の左端部に取り付けられる。
左側の梯子43は、トップカバー39の右端部に取り付けられた梯子43(右側の梯子43)と前後の位置関係が逆となる。つまり、左側の梯子43がトップカバー39の左端部に取り付けられた状態において、側板85のうち突板87よりも突板88側の部分、横桟451、突板88、及び底板89、つまり左側の梯子43の上端部の後部分は、トップカバー39の凹部38に位置する。一方、側板85のうち突板87よりも突板86側の部分、突板86、及び突板87、つまり左側の梯子43の上端部の前部分は、凹部38よりも前方に位置する。
これにより、平面視において、左側の梯子43の上端部の後部分は外部に露出しており、左側の梯子43の上端部の前部分はトップカバー39によって外部から閉塞されている。換言すると、平面視において、下部走行体20のうち左側の梯子43の後部を支持する部分では、横桟451及び空間92が露出しており、下部走行体20のうち左側の梯子43の前部を支持する部分では、左側の梯子43の前部がトップカバー39の下方に位置している。
[接続部材48]
図2及び図3が示すように、ラフテレーンクレーン10は、梯子43を下部走行体20に取り付けるための接続部材48を備える。
本実施形態において、接続部材48は、概ね棒状の部材であり、左右方向9に延びている。接続部材48の一端は、ボルト及びナットによって梯子43の横桟452に取り付けられている。このとき、ボルトは、横桟452の貫通孔49、50の少なくとも一方に貫通される。接続部材48の他端は、下部走行体20(トップカバー39から下方へ延びたフレーム36)に取り付けられている。これにより、梯子43は、接続部材48を介して下部走行体20に取り付けられている。つまり、梯子43は、その上端部においてトップカバー39に支持されており、その上端部より下方において接続部材48を介してフレーム36に連結されている。すなわち、梯子43は、2箇所において下部走行体20に取り付けられている。なお、梯子43の上端部は、横桟451及び被支持部46が設けられている部分である。
なお、接続部材48の形状は、棒状に限らず、例えば板状であってもよい。また、接続部材48の一端は、横桟453以外の部分に取り付けられていてもよい。例えば、接続部材48の一端は、横桟454に取り付けられていてもよい。また、接続部材48の他端は、下部走行体20におけるフレーム36以外の部分に取り付けられていてもよい。
[本実施形態の効果]
本実施形態によれば、前側車軸26の上方にキャビン34が設けられており、前後方向8における2本の前側車軸25、26の間において梯子43が下部走行体20に固定されている。これにより、梯子43がキャビン34の略直下に位置するため、梯子43を介してのキャビン34に対する乗降が容易である。また、これにより、梯子43が下部走行体20に固定されているため、梯子43が可動式である場合の問題の発生を防止することができる。また、軸重調整のために2本の前側車軸25、26の間隔を広げた場合、当該間隔を介して下部走行体20の内部空間に人が進入するおそれがある。しかし、本実施形態によれば、2本の前側車軸25、26の間に梯子43が取り付けられているため、2本の前側車軸25、26の間から当該内部空間への人の進入を防止することができる。
また、本実施形態によれば、梯子43は、被支持部46及び横桟453の2箇所において下部走行体20と連結されている。そのため、梯子43を安定させることができる。また、前輪21、22の向きによっては、前輪21、22と梯子43との間に隙間ができ、当該隙間を介して下部走行体の内部空間に人が進入するおそれがある。しかし、この構成によれば、接続部材48が、下部走行体20の内部空間に配置されるため、当該内部空間への人の進入を防止することができる。
また、本実施形態によれば、横桟451の周囲には空間92があるため、キャビン34に乗降するとき等において横桟451を把持することが容易である。
また、本実施形態によれば、梯子43の横桟451及び空間92が露出されている部分において横桟451を把持することを容易とすることができる。また、梯子43の上方に位置するトップカバー39を、キャビン34に乗降するオペレータの足場とすることができる。特に、オペレータの足場となる部分を、梯子43の後部とすることにより、つまりキャビン34に近い側とすることにより、オペレータのキャビン34への乗降を容易とすることができる。
また、本実施形態によれば、雪や泥等の異物が底板89の上面891に積もった場合であっても、当該異物を傾斜した上面891に沿って梯子の下方へ落とすことができる。よって、異物が底板89に積もりにくい。
また、2本の前側車軸25、26の各々に前輪21、22が取り付けられている。2つの前輪21、22の前後方向8の間隔は、前側車軸25、26と同じ高さにおいて最も狭く、前側車軸25、26から上方へ離れるにしたがって広くなっていく。本実施形態によれば、梯子43の上部は、2つの前輪21、22の前後方向8の間隔が広くなる上端へ向かうにしたがって前後方向8へ拡がっている。よって、梯子43の上下方向7の位置にかかわらず、梯子43と前輪21、22との間隔を狭く保つことができる。その結果、梯子43と前輪21、22との間を介して下部走行体20の内部空間へ異物が進入することを抑制することができる。
[変形例]
上記実施形態では、平面視において、トップカバー39の右端部に取り付けられる梯子43の上端部の前部分が露出し、トップカバー39の左端部に取り付けられる梯子43の上端部の後部分が露出していた。しかし、梯子43のうち露出する部分は、これに限らない。例えば、平面視において、トップカバー39の右端部に取り付けられる梯子43の上端部の後部分が露出し、トップカバー39の左端部に取り付けられる梯子43の上端部の前部分が露出していてもよい。また、例えば、平面視において、梯子43の上端部の前部分及び後部分の双方が露出していてもよい。
上記実施形態では、2つの梯子43(トップカバー39の右端部に取り付けられる梯子43、及びトップカバー39の左端部に取り付けられる梯子43)は、同構成であった。しかし、2つの梯子43は、異なる構成であってもよい。例えば、2つの梯子43は、上下方向7を軸として前後方向8に線対称の関係となるように構成されていてもよい。この場合、トップカバー39の右端部及び左端部に取り付けられた梯子43の何れにおいても、梯子43の前部分に横桟451を位置させることができる。なお、この場合、横桟451が外部に露出されるように、トップカバー39における凹部38を設ける位置が決定されることは言うまでもない。
7・・・上下方向
8・・・前後方向
9・・・左右方向
10・・・ラフテレーンクレーン
20・・・下部走行体
21・・・前輪
22・・・前輪
23・・・後輪
25・・・前側車軸
26・・・前側車軸
27・・・後側車軸
28・・・アウトリガ
29・・・アウトリガ
30・・・上部作業体
31・・・旋回台
32・・・伸縮ブーム
34・・・キャビン
341・・・出入口
35・・・起伏シリンダ
36・・・フレーム
37・・・内部空間
38・・・凹部
39・・・トップカバー
391・・・上面
40・・・サイドカバー
43・・・梯子
44・・・縦桟
441・・・縦桟
442・・・縦桟
45・・・横桟
451・・・横桟
452・・・横桟
453・・・横桟
454・・・横桟
455・・・左板
46・・・被支持部
47・・・傾斜部
48・・・接続部材
49・・・貫通孔
50・・・貫通孔
85・・・側板
86・・・突板
87・・・突板
88・・・突板
89・・・底板
891・・・上面
90・・・貫通孔
91・・・貫通孔
92・・・空間

Claims (7)

  1. 幅方向に延びた少なくとも2本の第1車軸と、上記幅方向に延びた少なくとも1本の第2車軸とを有する走行体と、
    上記走行体の上記幅方向の端部における2本の上記第1車軸の間に取り付けられた梯子と、を備える建設車両。
  2. 上記走行体に搭載され、上記第1車軸の上方に設けられた運転台を備える請求項1に記載の建設車両。
  3. 上記幅方向に延びており、一端が上記梯子に取り付けられ、他端が上記走行体に取り付けられた接続部材を備え、
    上記梯子は、上記上端部において上記走行体に支持されている請求項1または2に記載の建設車両。
  4. 上記梯子は、複数の横桟のうち最も上に位置する最上横桟の近傍において上記走行体に支持されており、
    上記梯子が上記走行体に支持された状態において、上記最上横桟の周囲には空間がある請求項1から3のいずれかに記載の建設車両。
  5. 上記梯子が上記走行体に支持された状態において上記走行体を上方から視て、上記走行体のうち上記梯子の前部または後部の一方を支持する部分には、上記最上横桟及び上記空間が露出されており、上記走行体のうち上記梯子の前部または後部の他方を支持する部分は、上記走行体の上面の下方に位置する請求項4に記載の建設車両。
  6. 上記空間を区画する底面は、上記最上横桟と上記空間を隔てて上下に対向しており、且つ、上記走行体の上記幅方向の端へ向かうにしたがって下方へ向かうように傾斜している請求項4または5に記載の建設車両。
  7. 上記梯子の上部は、上端へ向かうにしたがって前方及び後方へ拡がっている請求項1から6のいずれかに記載の建設車両。
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